ISーインフィニットストラトスー とある少年のドタバタ転生録 作:クロイツヴァルト
「来週から一年の入学式があるからそれまでは私と同じ部屋で寝食を共にする。」
あれから更に一年が経ち千冬はIS学園の教師となり、ヒレンは
「・・・戸籍情報はなんとかなったがまさかあんな方法で俺の存在を世間に認めさせるとは」
千冬と一緒に車で移動をしながらヒレンは溜め息を吐いていた。それは少し時間を遡り千冬が
「・・・ヒレン、この後の事は気にするな。 私の友人になんとか出来る人物がいる」
空港から離れた場所で電話を掛け、数秒もしない内に出た相手に幾何か言葉を紡ぐが次の瞬間にはヒレンの方へその電話を手渡してきた。
「・・・?」
「あの
珍しいモノを見る様な表情でヒレンを見る
「・・・念のために俺の出自に関しての事をもう少し煮詰めておくか」
電話を受取ったヒレンは通話相手に自分が出た事を示すと
『ひーくん! 束さんは君の事を全面的に協力するよ! だから何か困った事があればすぐに言ってね?』
「・・・篠ノ之束、お前の本当の目的はなんだ?」
『バレてた? 実はね、前に束さん達を助けてくれた時に使ってた機体の事なんだけど』
「アストレアの事か」
『アストレア? 紅天使じゃなくて?』
不思議そうに聞く束に
「アレは来たるべきモノに対して使う物で
スラスラとそう告げるヒレンだが
「それでも扱いきるのならば・・・千冬クラスの実力者が乗らないとだが」
『ひーくんはそんな機体に乗っていて大丈夫なの?』
「お前は俺の事は多少調べたなら分かると思うが・・・普通の人間じゃない。 薬物投与に人体改造を受けた強化人間だ」
『そういうことじゃないんだけど・・・ま、いっか! ひーくんの事はこの束さんに任せなさい! それじゃばははーい』
そう言って切れた電話を少し眺めた後に千冬に返す。
「アレは工学面に関しては異常だから任せておいて大丈夫だろ・・・しかし、嫌な予感がするな。 アイツは良い意味でも悪い意味でも世間を騒がす存在だからな」
そんな事を言いながらカーナビに付属するTVのニュースを流していると
『り、臨時ニュースです! 先程、日本政府及び各国に向けてあのIS開発者の篠ノ之博士が驚くべき発表をしました!』
「・・・千冬」
「やってくれたな・・・あの天災」
ニュースの内容はこうである現在、ISは女性にしか使用できないとされているが実際には男性操縦者が存在し、その者は紅白事件の時にいた紅天使で名前はヒレン・E・アスティで束の護衛もしていたが学生の年という事もありIS学園への編入をするという事で話がされていた
「・・・これは私の事もアイツは知っている様だな」
「元と付くが日本国家代表をそのままにしておくことは政府としては無いだろうし、それを世界にハッキングできる篠乃ノ束が知らない訳もないと思うが」
「・・・はぁ、願わくば馬鹿ばかりを集めないで貰いたいが」
「それは無理だろうな・・・。 政府としては篠乃ノ箒が編入してくる以上は千冬に面倒を見させてくるだろうし・・・IS学園も楽はさせてくれなさそうだな」
ヒレンは過ぎ去る景色を見つつふと思い出したかのように
「・・・そういえば、二年前もこんな感じで軽いドライブみたいな事をしたな。 あの時の俺は結構捻くれた感じだったな」
「・・・結構どころかだいぶ捻くれていただろうが。 年上の私にあんな悪戯をしておいて」
「それはあの時はお互い様だっただろう? それともあれ以上の事が望みだったのか?」
「ば、バカを言うな! 何故わたしが」
「お、おい! 前を向け前を!?」
ヒレンは少しからかうつもりが千冬が以外にも大きなリアクションでヒレンの方を見て叫ぶがヒレンはその直後に前を指さし叫ぶ
「うわぁぁー!?」
「きゃぁぁー!?」
お互いの悲鳴を聞きながらヒレンは千冬が握るハンドルを元の車線に戻す為に逆に切り難を逃れて一息吐く
「・・・大丈夫か?」
「あ、あぁ。」
ヒレンは冷静に、千冬は先程の悲鳴を聞かれた事に赤面していたがあえてそれは言わないヒレンであった。
「運転中にはあまり悪戯をしないでくれ」
「分かった。」