ISーインフィニットストラトスー とある少年のドタバタ転生録 作:クロイツヴァルト
「さて、入学の為の実機による試験は必要なさそうだが」
「いや、一応この学園の試験官のレベルを量りたい」
「レベル・・・か。 まぁ、やり過ぎない程度に頼むぞ? お前はの名は既に世界に知れ渡っているからな」
そう言って千冬は管制室に行く為に控室から出る。そしてヒレンはISスーツに着替えていた。全て黒色に塗り潰されていてサイドラインに赤の一本線が入っているだけというシンプルな物
「ティエリア、相手試験官のIS情報を」
《今回の相手のISは量産型IS
「・・・そうか。アストレアの改修は完了してエクシアになっているが向こうには情報開示してるのは何処までだ?」
《一応、基本情報と武装関係のみで主機関部やシステム関連の詳細は省いている》
「了解した。これより作戦行動へ入る」
アストレアと同じ配色のエクシアとなった機体を身に纏いヒレンは出撃用のカタパルトに両足を乗せる
「ヒレン・E・アスティ! エクシア
カタパルトデッキから出て来る機体を見て試験官と思われる人物とISが違う事にヒレンは訝しむ
「・・・試験官が違う様だが」
《ちょっとまってくれ・・・相手はロシア国家代表更識楯無が乗る第三世代型ミステリアス・レイディだ。 特徴はアクア・クリスタルから輩出されるナノマシンを使用した水の操作だ》
「また会ったわね、アスティくん?」
「猫かぶりはそこそこにしておけヘタレ会長」
「な、誰がヘタレよ!?」
ヒレンのあんまりな言い方に反応した楯無だが
「初対面の時に妹との接し方が分からないと言ってきた奴は誰だ?」
「さ~て、誰かしらね~?」
「・・・で、俺の相手に出て来た本心はなんだ? 暗部のトップとして今の俺の実力を測るのか」
「それもあるけど・・・あの篠ノ之博士の護衛をしていたってのもびっくりだけどね」
そう言ってランスを構える楯無
「まぁ、今は」
「「目の前の者(人)との戦いを!!!!」」
両者は叫び楯無はランスを叩き付ける様に、ヒレンは右腕の固定武装GNソードを展開して鍔迫り合いに持ち込む
「形状が少し変わってるけど・・・戦い方は変わらないのね!」
「基本情報はいっているはずだが・・・な!」
斬り合っている右手とは別に左手を腰下へとやり振りかぶるようにして楯無への攻撃をする
「・・・危ないな~。」
「危ないと言いつつもちゃんと避けているじゃないか・・・これならどうだ!」
そう言ってGNソードを格納してライフルモードにして連射しながらGNビームサーベルを左手に持って一気に加速する
「(瞬時加速!?)速いっ! だけど!」
ミストリアス・レイディのアクアクリスタルから成形された水のマントが楯無を包み込む様にして護りに入る
「これでビームは無意味! さぁ、どうするの!」
「ならこれでどうだ!!!!」
固定武装GNソードをライフルモードからブレードモードに切り替えて水の繭の様になっている楯無の防御壁を斬り裂きそのまま絶対防御が発動して
「え・・・なんで絶対防御が」
「呆けている場合か?」
「ッ!?」
瞬時に意識を切り替えて動こうとした時、両腕にGNビームサーベル、両足にGNダガーが刺さり行動に支障が出る。その際に更にSEが更に減少する
「っく・・・」
「終わりだ!」
「・・・なんてね、切り札は最後まで温存しておく物よ♪」
「なにっ!?」
直後に感じた違和感と共にヒレンは水蒸気爆発に巻き込まれてしまう
「・・・ちょっとやり過ぎたかしら? でもあれで倒し切れていないのは痛いかな」
水蒸気爆発の余波で起きた白い霧の奥で蠢く影を見つけて目を細める楯無
「・・・武器にナノマシンを用いた攻撃に接触した際に相手に付着させて任意で発動させる事も可能か。 かなり厄介な代物だな」
「そう言いながらちゃっかり生き残ってる事におねーさん結構ショックなんだけど?」
「さっきの攻撃でSEの二割削られている」
「ちなみにMaxの値は?」
「・・・2000だ」
「エネルギーがオカシクない!?」
「そもそも他のISの総量を知らないんだが?」
ヒレンの尤もな事を言って楯無の攻撃を捌き続ける
「そろそろ・・・終わらせるか」
「私ももうSEが心許ないからこれで最後・・・」
「「お互いの全力を!!!!」」
そして二人は激突する。 結果・・・
『勝者更識楯無!』
となったのである