ISーインフィニットストラトスー とある少年のドタバタ転生録 作:クロイツヴァルト
屋上から下りてからの授業の合間の休み時間
「そこのお二方少しよろしくて?」
「「ん? なん(のよう)だ?」」
後ろから呼ばれたヒレンは背もたれに持たれるようにして振り向き、一夏は捩るようにして振り向く。その二人の内の一人のヒレンの容姿を改めて見たセシリアは怪訝な表情をする。
「あら、貴方は」
「・・・どこかで会ったか?」
「いえ、昔知り合った方と同じ雰囲気をしていましたので」
「それで呼んだのはなんだ?」
ヒレンがセシリアの問いにヒヤッとしたが表情には出さずにはぐらかすし、呼んだ理由を聞く。
「少しお話がありまして」
「・・・興味無い。」
「学園主席合格でイギリス代表候補生の・・・この私に興味が無いと!?」
「あ、質問だけどいいか?」
一夏が軽く手を上げてセシリアへと質問をする。
「ふん! 下々の要求に応えるのも貴族の務めですわ。 よろしくてよ!」
「・・・代表候補生って何?」
≪ドンガラドシャーン!!!!≫
一夏の告げた言葉に教室内外にいたギャラリーと質問を許可したセシリア、そして意外にもヒレンですらコントの様にズッコケた。意外にノリの良いクラスとギャラリーである。
「あ・・・あ、あぁ」
「あ?」
「し、信じられませんわ!? 日本の男性というのはこうも知識に乏しいものですの!? 常識! 常識ですわ!!!」
先程のヒレンと話していた淑女然としたセシリアは額に青筋が出る位に怒り心頭の状態で一夏に吠える。
「・・・代表候補生、文字通り国家の代表候補と言う物だ。」
ヒレンの言葉に相槌を一夏はうっていた
「これはお前が先程電話帳と間違えて捨てたと言っていた参考書の最初の項目に載っている事柄だ。」
「つまりエリートな訳だな?」
「そう! エリートなのですわ! 本来なら私のような選ばれた人間とクラスを同じくするだけでも奇跡のようなもの。 その幸運を少しは噛み締めていただけたかしら?」
「へぇ、そりゃラッキーだな。」
「・・・眼中に無い。」
一夏の何気ない言動とヒレンの一言には流石の?セシリアもこめかみにさらに青筋がたつのを自覚してか表情筋が僅かに痙攣しながらもなんとか先程の激情を抑えて再び淑女の矜持を守る為なのかなんとか・・・なんとか激情を抑える事に成功するのであった。
「・・・ま、まぁ、このような事でありますけど、私は優秀で関大ですからあなた達のような人間にも優しくしてあげますわよ。」
既に興味が無いのかヒレンはホロウィンドウを目の前に展開して何かの作業に入り、一夏は訝しげにセシリアを見る。
「ISのことでわからない事があれば、まぁ・・・泣いて頼まれたのなら教えて差し上げてもよくってよ? 何せ私、入試で唯一教官を倒したエリート中のエリートですから。」
「え? 俺も倒したぞ?」
「俺は何故か生徒会長と試合したな・・・」
2人の・・・正確にはヒレンの言葉の意味でその場が唖然とする
「あ、貴方・・・あの更識生徒会長と戦いましたの!?」
「本人は試験のつもりだったのだが・・・な。 本来なら織斑教諭が相手する手筈だったらしいが会長権限で無理やり捻じ込んだみたいだがな。 結果は向こうさんの勝利だったけどな」
「あ、当たり前ですわ! 学園最強のお方を来たばかりの貴方が倒せる訳ありませんわ!」
「・・・確かに。 だが、次に戦うのなら俺は負けない。」
セシリアはヒレンの言葉に焦った表情を繕いながら見下すような視線と言葉を紡ぐがホロウィンドウをそのままにセシリアに振り向いたヒレンの強い意志を感じさせ、抜き身の刃の様な雰囲気に圧倒される。 そこでもセシリアは昔に会った少年の面影を垣間見て呆けてしまう。
そして丁度良く予冷が鳴ったのを皮切りにハッとした表情で皆が各々の席に着く。
「話は終わりだ。 さっさと席に着いたらどうだ?」
「くっ! 逃げたら承知いたしませんわよ!!!!」
《・・・君も難儀な女性に
『皮肉のつもりか?』
授業が始まってからはヒレンは並列思考で授業とティエリアとの会話をしていた。
《そう言う訳じゃないさ。 しかし、アレが女尊男卑の行き過ぎた者って所なのか?》
『その鼻っ柱を叩き折るのは楽しそうだが、同時に面倒極まりないがな』
《エクシアの追加装備の方は既に
『分かった。 なら後はこのクラスの代表を決める時にどうせ戦う事になるからその時だな。』
《・・・何故そう思う?》
『ただの勘と言えばそこまでだが・・・俺か一夏が女子連中に推薦されてイギリス代表はあの性格だ。 猛反発してくるのは目に見えてくる。 織斑教諭の事だ・・・戦わせて勝ち残った者を代表にすれば問題ないと考えるんじゃないのか?』
ヒレンの言葉にAIでしかないティエリアは怪訝に思うがヒレンはアッサリと具体的なまでの予想を打ち立てる。 それが
3月7日加執修正