ISーインフィニットストラトスー とある少年のドタバタ転生録   作:クロイツヴァルト

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手に入れたチカラ 望まぬチカラ

 

 

 俺が意識を失ってから数日後

 

 「さぁ、始めようか・・・。歴史の変わる瞬間を白騎士事件への介入を!」

 

 白衣の男は俺に施した強化を確認しつつ愉悦に塗れた表情でそう言った。

 

 「些か危険だが私の能力と彼女のデータベースに入るのに苦労したがこのISコアがあれば世間はもっと面白い事になる。そして、予想外な事に君はESP発現者としての力を持っている様だし万が一の事は先ず在り得ないだろうね。」

 

 男の言葉を理解できないまま俺は男に渡された真紅のISコアを見つめる。

 

 「それの名前はまだ決めていないが・・・君の相棒となるのだから君が決めると良い。私は今回の成功を組織に報告しなければいけないからね。」

 

 「エ・・・ク・・・シア」

 

 俺はコアを見つめながら一番好きなガンダムの名前を呟いていた。

 

 「ふむ・・・。ガンダムの名前か。まぁ、良いかな?そのISコアは特殊で君の想像力に左右されるから色々と試してみると良い。」

 

 現在の俺の体は5、6歳程度の物だが

 

 「記憶転写は上手くいっている様だし後は戦闘経験を転写する事位かね?亡国企業(ファントムタスク)の連中も織斑千冬のクローンを作ろうととしている様だけどどうなる事やら・・・」

 

 この男・・・見た目がリリカルな次元犯罪者のアイツに似ていなくもないが言動が完全にアレな感じな為に本人なんじゃないかと疑いたくもなる。

 

 「最初は第一世代機と言う事でアストレアからになると思うけど・・・武装面に関してはたかがミサイルや戦闘機なら簡単に駆逐出来る筈だから気負わないでいけるはずだ。」

 

 「分かった。」

 

 俺は記憶(・・・)の中に在るアストレアを思い浮かべてISを展開してみた。

 

 「・・・エクシアはアストレアをベースにされているから知っている者なら何か感じる物があるかも知れんな。」

 

 男はそう言って俺が展開したアストレアを見る。

 

 「先ずは最適化(フィッティング)初期化(フォーマット)を済ませてしまおうか。各兵装並びに戦闘ステータスの立ち上げを行ってくれるかい?最初は戸惑うかも知れないが君の相棒君がそれを理解してくれると後々サポートを覚えてくれるからね。」

 

 そうして俺の頭の中には様々な情報が、目の前には空間ディスプレイが投影され機体の兵装のデータ、状態の確認などが高速で開いたり閉じたりして行く様を強化された瞳で追って行く。

 

 「そうそう、君の強化全般だがNT並の直感力、神経伝達速度向上のためのネットワーク構築、筋繊維の強化、脳内に有機無機に関わらず判別するためのレーダーシステムを埋め込みそれに耐えうるためにその脳も手を加えているよ。あ、勿論のことだが爆弾とか監視用ナノマシンだとかは植えつけていないからね。」

 

 男の言葉に脳内に流れるこの膨大な量の情報が処理(・・)出来ている事に一応納得する。

 

 「それらの強化処置はこれからの君には必要だと思ったからね。ISなんて不完全な物で身体に何かしらの異常が出てしまっては折角の研究成果が台無しになってしまうからね。」

 

 訂正。この男の言動に納得していたら危ない方向に進んでしまいそうだ。確かに一理ある事だがやる事が常軌を逸している事は確実なのだから。

 

 「・・・最適化と初期化を完了。次の段階(フェイズ)へ移行。」

 

 「うんうん。良い感じになって来たねェ!」

 

 目の前の真紅の機体を目の前にして男の言葉が地下に響くのであった。

 

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