ISーインフィニットストラトスー とある少年のドタバタ転生録 作:クロイツヴァルト
「それで、ルールは?」
「普通の模擬戦と同じルールだ。 シールドエネルギーが0になるか、相手が降参と宣言する事位だ」
「簡単で分かり易いルールだ事で・・・」
「開始の合図は・・・デュノア、お前がやれ」
「はっ、はい! それでは・・・はじめっ!」
デュノアの言葉と同時に三人は弾かれたように空へと上がる。
「先手はやらんぞ!」
「いきなりかっ!」
先制とばかりに近接用ブレードを展開して接近する織斑教諭に対してヒレンは腰にマウントされている左右非対称のGNブレードを引き抜き対応する。
「織斑先生だけではありませんよ!」
「それも分かっている! 行けっ! 竜騎兵!」
背中のウィングユニットから切り離された24基のBT兵器が飛び出し、山田教諭に対応する。
「きゃっ! いきなりこんな熾烈な攻撃して来るなんて・・・」
セシリアとは違い濃密なビームの嵐に面喰って回避に専念する山田教諭だが、元代表候補生なだけあって次第に順応し、回避しつつもライフルで狙いを付けてヒレンへと攻撃を仕掛ける。
「ちっ、やはり操縦歴が違いすぎるか・・・。 なら!」
「なにっ!?」
一度距離を開けたヒレンの両手に持った武器を投擲してくる行動に驚愕して反応が遅れる織斑教諭に
「そこぉっ!」
一気に加速して打鉄の右腕を斬り裂き、至近距離からのGNロングライフルの射撃で更にダメージを与える。
「この・・・舐めるなぁ!」
「なんとぉ!」
至近距離での射撃を喰らいながらも横っ腹に無事な脚での蹴りを喰らい、大きく吹き飛ばされるヒレン。
「やっぱ、そう簡単には墜ちてくれないか」
「そう簡単に墜ちては教師の面目は立たん。 それに私ばかりでは無く山田先生も警戒するべきだ!」
そう言って上から落ちて来るのを知っていたのか軽くアサルトライフル手に収めた織斑教諭が片手で発砲してくる。
「くっ!
数発だが、アサルトライフルの銃弾を喰らいつつも後退し、回避するヒレンを追い詰める様に山田教諭がスナイパーライフルで的確に回避予測先に銃弾を撃ちこみ静かに追い詰めていく。
「・・・強いな。 だが、この程度で負けるかっ!!!!」
ロングライフルをその場で二人の目の前に投げ、すぐさまGNソードをライフルモードに切り替えて撃ち抜く。
「なにっ!?」
「きゃあっ!?」
目の前で爆散するロングライフルだが、その銃に残っていたGN粒子が拡散し、2人を襲う。 その唐突な奇襲に驚きの声を上げる二人。
「先ずは一人!」
「え? きゃあぁぁぁぁーっ!?」
竜騎兵の総攻撃を喰らい、地面に墜ちる山田教諭はビーム兵器のダメージと落下によるダメージでシールドエネルギーが0になってしまう。
「まけちゃいました~!」
「残るは織斑教諭だけだ!」
そう叫んでGNブレードを展開してヒレンは織斑教諭に迫る。
「接近戦か!」
アサルトライフルを投げ捨て、近接ブレードを瞬時に展開した織斑教諭はヒレンと同じ様に中腰に構えて突進する。
「はああぁぁぁーっ!!!!」
「こんっのおおぉぉーっ!!!!」
一度の衝突では無く何度も衝突し、切り結びながら交差しながら空を駆ける二人。 片腕を失いながらも織斑教諭はそんな状態を感じさせない程の気迫でヒレンと近接戦闘を演じる。
「やはり、楽しいな!」
「あなたは戦闘凶かっ!?」
「純粋にお前という強者と戦えることが嬉しいのだ!」
「今は授業中だろうが! 少しは自嘲しろ!」
「そのような些細な事、気にする事でもない!」
「織斑教諭が乱心した!?」
拮抗したまま口論を繰り広げていたが、織斑教諭が興奮しているのか色々危ない発言にツッコみを余儀なくされるヒレン。
「キャラが壊れているぞ!?」
「言っている意味が分からんな!」
「こっの!」
「あははははは!」
ブレード同士で押し合っている中で力技で何とか押し勝ったヒレンだが、高笑いしてテンションの可笑しい織斑教諭にバイザー越しに表情を引き攣らせていたが、諦めと呆れの色を隠さずに声を出す。
「そろそろ終いにしようか!」
「望むところだ!」
そう言ってヒレンはGNサーベルを左手で引き抜き、両手に武器を展開した状態で瞬時加速をして、突貫する。 対して織斑教諭も同時に瞬時加速を用いて同じように突貫し、両者が激突する。 結果
「私の負けか」
「テンションの上げ下がりが激しすぎだ。」
元のテンションに戻った織斑教諭が一言呟く中で、呆れた口調でヒレンが苦言を言う。
「しょうがないだろう。 お前ほどの強者に会った事がないのだからな。 モンドグロッソの大会でもここまで高揚する事は無かったのだ。」
「それは良いけど授業なのだからそれを放り出さないでくれ」
2人がゆっくりと降下してくる中で下を見れば呆気に取られる生徒と目を見開き尊敬の眼差しで見て来る生徒と見事に分かれている中で、強い意志を秘めた瞳で一部の生徒は今の戦いを見ていた。
「ま、今の模擬戦で何かを感じてくれたのなら僥倖か」
「・・・何か言ったか?」
「いや、なんでもない。」
後半から千冬さんが凶化と戦闘凶が発動して凶戦士の様な事に・・・なんでこうなったのか・・・。 山田先生とも戦っていた筈なのにやけに短くなって千冬さんメインの戦いに・・気に入ってくれたのなら幸いですが・・・