ISーインフィニットストラトスー とある少年のドタバタ転生録 作:クロイツヴァルト
ヒレンとラウラ、鈴とセシリアの四人がアリーナで私闘紛いな事をしたその日・・・
「ヒレン、今日はありがとう。」
「気にするな。 仮に他の人間がデュノアと組んで正体がバレでもしたら大変なのはお前だろうに」
「それでも、僕の事を心配してくれてありがとう♪」
「・・・お前は素直にそう言った事を言えるのだな」
「え・・・?」
「なんでもない。 さっさと寮に戻るぞ」
「あ、ヒレンちょっと待ってよ~!」
そう言ってヒレンはそっぽを向き、シャルルを置いて行く。 それに慌ててシャルルはヒレンの後を追うのであった。
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「それにしても、ヴォーデヴィッヒさんだっけ? 鳳さんとセシリアさんが苦戦するほどの物を持っていたのかな?」
「ドイツ軍の最新鋭機にして第三世代機【シュバルツェア・レーゲン】は肩部に装備されているレールカノンの他に両手に装備されているレーザーブレード、四本のワイヤーブレードに、遠近両用のGNバスターソード。 極め付けにはPICの応用型の
「そんな物が・・・それにGNって」
「おそらく昔に見せたGNシリーズの装備の一つをドイツの方で開発に成功し、試作型をラウラに譲渡して実験データと稼働データを取るつもりなのだろう。」
シャルルの言葉にヒレンはPCを操作しながら口頭で説明し何かをPCに打ちこんでいく
「ねえ、何をしてるの?」
「ん? 今回のセシリア達のISの状態を見てな・・・。 何か出来ないのかと思って改良案をな」
そう言ってヒレンはシャルルにその書きかけの草案を軽く見せる
「ッ!? これって・・・甲龍にBTの設計図!?」
「いや、これはハイパーセンサーでスキャンしただけのものだ」
「それでもISには高度なセキュリティで護られている筈だよ? それがなんでハイパーセンサーだけで」
「俺は多少特殊でな・・・この程度のセキュリティなんて有って無い様なものだ。」
ヒレンのその言葉にシャルルは呆れた表情になる。
「ヒレンって常識が通じないんだね」
「俺としては常識に収まるようにしている筈なんだが」
「その常識を全力で暴投にしている人が僕の目の前にいるんだけど?」
「むぅ。」
シャルルの言葉に難しい表情をする。
「と、兎に角! 今回の事を機にして束に相談して改良するとするか・・・。 代償としてはパッケージ換装が出来なくなる可能性があるがな」
「拡張パッケージが使えなくなるの?」
「セシリアにはBT兵器の操作をインターフェースを使った物だが、俺の使用している装備のシステムを流用すれば簡単だろう。 まぁ、悪用されない為に解析されない様、ブラックボックス化させないとならないけどな。 後はアイツ自身の問題の
「セシリアさんは分かるけど・・・ブルーティアーズも?」
「これは前に山田教諭が言っていた事だが、ISは相棒と言えると言っていた。 両方が理解し信頼し合えば無限の可能性がある。 とな」
「無限の・・・可能性。」
ヒレンの言葉にシャルルは自身のISを手に取る。
「で、鈴の甲龍は面制圧に優れ、近中距離に適した機体だ。 しかし、決め手になるのはどうしても龍砲に偏ってしまいがちだ。」
ヒレンはそう言って甲龍に適した武装を呼び起こす。
「龍砲はそのままでいいとして・・・双天牙月の仕様変更と言った所か・・・。 通常型と連結型はそのままとして、刃にエネルギーを纏わせて威力を底上げするように改良し、手の方にもエネルギーブレードを発生させるデバイスを新しく装備させる。 で龍砲の様にタイムラグを起こさない様に掌に砲口を、エネルギーはISのエネルギーを使用するようにすれば良いとして、エネルギー効率が悪くなるか・・・。 どうした物か・・・」
PCに表示されている甲龍とブルーティアーズの改良用設計図を睨みながらヒレンは思案する。
「今考えて出ない事はしょうがないと思うよ。 あまり根を詰めてもしょうがないよ」
「・・・そうだな。 (流石にエクステンダーをそのまま使う訳にはいかないからな・・・)」
シャルルの言葉にヒレンはPCの電源を落としてシャルルと共にベッドに入る。