ISーインフィニットストラトスー とある少年のドタバタ転生録 作:クロイツヴァルト
「・・・ん? 学外に外出?」
「あぁ、もうすぐ臨海学校があるだろ? その事を蘭に話したら一緒に行けない代わりに買い物に付き合ってくれって言うからヒレンも一緒にどうかなってさ」
一夏と未だに部屋替えが行われていないヒレンとシャルロットの部屋の中で一夏がヒレンに部屋に来た目的を話す。
「っても、お前達の中に俺が入っても邪魔なだけだろうに」
「邪魔? 一夏って、もしかしてその蘭って子と付き合ってるの?」
ヒレンの言葉に不思議に思ったのかヒレンの隣に腰かけていたシャルロットは疑問に思った事を口にする。
「あ・・・えっとな?」
「あぁ、シャルは知らなくて当然だな。 この朴念神をなんとか焚き付けて好意を持っていた蘭・・・俺達の悪友みたいな奴で五反田弾って奴の妹なんだがコイツから告白させて晴れて交際中って所だ」
シャルの疑問に答え辛そうにしている一夏を尻目に戒翔がそう答える。
「へぇー、そうなんだ?」
「お、おい! なに普通にバラしてるんだよ!?」
「煩い、この朴念神。 女心が一切分からない奴は羞恥心に身悶えていればいい」
「俺の扱いが酷いなおい!?」
「あ、あはは! 織斑君とヒレンって仲が良いんだね。」
一夏とヒレンのやり取りを見ていたシャルは目尻に涙を堪えながら笑いを堪えようとしていたが出来ていない様子である。
「そ、それで織斑君はその蘭って子と買い物に行くのにヒレンを連れて行きたい訳だよね?」
「ん? まぁ、そうなんだけど・・・ヒレンが乗り気じゃないしいなぁ・・・」
「なら、織斑君は蘭って子と一緒に回って僕とヒレンが一緒に行けばヒレンもそんなに気にしないでも大丈夫だよね?」
「・・・シャル?」
「僕も丁度臨海学校の為に着る為の水着を見たいと思ってた所だから丁度良いかなって・・・ダメかな?」
そう言ってヒレンの方を向いて小首を傾げながら聞くシャルロットの姿にヒレンは力無く項垂れ
「そんな聞き方をするのは些か卑怯だろう・・・分かった、一夏。」
「あぁ、蘭の方にも連絡を入れておくよ!」
そうして一夏は部屋を後にした。
「・・・ヒレンと買い物・・・一応これってデートだよね?」
「シャル、顔が赤い様だが大丈夫か?」
「へッ!? だ、大丈夫だよ! あ、明日も早いから今日はもう寝よう!」
「あ、ああ。」
顔を赤くして隣で悶えていたシャルロットに対してヒレンが心配したのか声を掛けるが慌てて大丈夫だと答えた後に、自身のベッドに戻り布団を被って顔をヒレンに見られない様にして寝に行ってしまった。
「・・・仕方ない、俺はシャワーを浴びてから寝るか。」
そうしてヒレンがシャワールームに消えた後にシャルが布団から顔を出し
「うぅ・・・今更になって恥かしくなってきたよぅ・・・それに次の休日に何を着て行けばいいのか」
そうして悩むシャルロットであった。