ISーインフィニットストラトスー とある少年のドタバタ転生録   作:クロイツヴァルト

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白騎士事件~後日談~?

 

 「ドクター、帰投した。」

 

 「おぉ、おかえり。体の調子はどうだったかな?」

 

 「問題は無い。ただ、機体の反応がやや遅れ気味だったのが気になった程度だ。」

 

 「そうか・・・ま、初期設定のままならそんな物さ。 一次移行(ファーストシフト)が終わればれば搭乗者に合せてより馴染むからそれまでの辛抱だよ。 それとあの後のニュースをみたら君の機体色と白騎士にちなんで紅白事件と命名したみたいだ。 どこかめでたいね。 この名を考えた者はユニーク性あふれていると思わないかい?」

 

 「・・・興味は無い。」

 

 ドクターはそう言いながら立ち上げているホロウィンドウに目を通しながら手元は忙しなく動かしながら思い出したかのように口を開く。

 

 「そうか・・・あ、それはそうと 君の名前なのだけれど個体ナンバーではいささか不便だろうと私が考えといた物があるんだ。」

 

 「・・・名前?」

 

 「そう。ヒレン・・・ヒレン・(エルヴァリオン)・アスティだ。 素体は日本人だが中身は全くの別物だからこんな名前にしたんだ。 うん即興で考えたが良い名前だろう?」

 

 「ヒレン・E・アスティ・・・俺の名前」

 

 子供・・・ヒレンはドクターのつけた名前を自分の口で復唱して刻み付けていた。

 

 「・・・話は変わるけどこれからの行動だが私の知る原作が始まるまで10年もの歳月が掛かる。 よって君には君のオリジナルとなっている織斑千冬の弟【織斑一夏】が通う学校に転校と言う形で入って貰うよ」

 

 次の瞬間、ヒレンはドクターの言葉で呆気に取られる。

 

 「・・・俺に学校に行けと? 必要性が感じられない。 俺はドクターの強化処置の他に戦闘経験や知識を記憶転写で植えられていると記憶しているが・・・」

 

 「確かにそうだけど、これからのご時世は一般教養や集団での行動に他者とのコミュニケーションは大事だからね。 とは言っても私が言うのは可笑しいかもしれんがね?」

 

 そういってドクターはカラカラと笑う。

 

 「それと、他の人間は気が付いていない様だけど私は色々と発明をしていてね? 月の裏側に君の助けになる物を用意してあるんだ。 量子演算すら容易な君の頭脳には過ぎた物かも知れないが・・・その機体の追加装備等を製造する場所とでも考えて置いてくれて構わないよ。」

 

 「場所は大丈夫なのか? 人類は確かに月の裏側には未だに到達していないがそれでも危険があるのでは・・・?」

 

 「そこはしっかりと対応策は考えてある。 GNステルスフィールドにミラージュコロイド。 そしてハイパージャマーでどんな探査衛星でも発見されない様に隠蔽してあるからね。 私がいつ居なくなっても大丈夫なようにしてね。」

 

 ドクターの最後の呟きに怪訝な表情をしながらヒレンは言葉にする。

 

 「まるで自分はここからいなくなるみたいな言い方だな・・・。」

 

 「それはそうだろう? 私は科学者であると同時に転生者だ。 そして亡国企業(ファントムタスク)の一員でもあるんだ。 成功したならば次の研究・・・仕事があるからね。 そこそこに偉い立場だけどもしがらみもその分多いのさ。」

 

 ドクターの言葉をヒレンは黙って聞く。

 

 「今回の事はイレギュラーがあったけど、本来は女性体を作るつもりだったけど染色体が変異して君の様な個体が生まれただけの事だ。 次の研究の時にはこれを踏まえて次の個体を作るさ。 あ・・・そしたら君の弟か妹って事になるのかな?」

 

 「・・・そんな事には興味は無い。」

 

 「そうか・・・。 日本の織斑千冬と織斑一夏が住まう住居の近くでは無く周辺での一等地を抑えて今、住居を建てている所だから完成し次第ヒレンにはそこに住んで貰う事になるからよろしくね?」

 

 ウィンドウを閉じてヒレンの横を通り過ぎながらドクターはそう告げる。

 

 「後は私に任せて君はもう寝なさい。 いくらクローン体と言っても体は子供なのだから・・・寝るのも子供の仕事と言うからね。」

 

 研究室を出て行くドクターの後姿を見送った後にヒレンも自分に宛がわれた・・・用意されている部屋へと向かう。

 

 「・・・さて、やる事はまだまだたくさんある。 私を楽しませてくれたまえよ?ヒレン・E・アスティ? ククク・・・アーハッハッハッハ!!!!」

 

 自室の部屋にてドクターは既に次の研究を始めていた。ウィンドウに映されている一文にはこう記されていた。

 

 【ISに変わる兵器開発計画】と

 

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