ISーインフィニットストラトスー とある少年のドタバタ転生録 作:クロイツヴァルト
「・・・仕方ない、ラウラを日陰になる所で休ませてくるか。」
「あ、あはは、そうだね。」
ヒレンの言葉にシャルロットは同意するも渇いた声で笑うのであった。
「ヒレン、こんな所にいたのか?」
「織斑教諭達も来たのですか。」
ヒレンは声を掛けられ振り向いた先には堂々とそのモデル顔負けな見事なプロポーションを曝け出す黒のビキニを着た千冬と水着の上からパーカーを着た真耶がいた。
「あぁ、一区切りついたのでな。 息抜きがてらに出て来ただけだが…どうだビーチバレーでも一緒にやるか?」
「メンバーはどうするんだ?」
「私と山田先生にそうだな・・・篠々乃こちらに入れ。」
「わ、私がッ!?」
千冬の言葉に篠々乃は驚きの言葉を上げる。
「それならこっちは一夏とシャルを入れての三対三になるな。」
「お、俺かッ!?」
「ぼ、僕もなのッ!?」
「一夏は決定だが、身体能力が高いと思われるのはシャル位だし束がいれば入れたが、ここにはいない様だからな。」
「あぁ、どうせ束はこの日光では簡単に熱中症になりかねないからな。 色々な事がハイスペックなくせにこんな事で簡単に倒れるからな。」
ここにいない束の事に関しては千冬が深々と溜め息を吐きながらそう零す。
「さて、それでは審判は本音お前に任せる。」
「ほ~い、それじゃ~は~じめ~」
間延びする本音の言葉と共に試合は開始された。
「サーブは俺からだ」
そう言ってヒレンは手に持ったボールを高々と放り投げる。
「じゃ、ジャンプサーブ!?」
驚きの声を上げる真耶だが、それに反応したのはやはりと言うか千冬であった。 そして難無く上げて篠々乃がトスを上げる。
「中々の威力のサーブだったぞ!」
そう言って強烈なスパイクがヒレン達のコートに入る。 …一夏の顔面目掛けて
「「・・・あ」」
重さの乗った千冬のスパイクが一夏に炸裂し、一夏はコート外に吹き飛ばされ土煙を上げながら数十メートル位離れた所で倒れていた。
「・・・ふむ、少し加減を間違えてしまったか」
((((あれで少しかッ!?))))
千冬の零した言葉にこの場にいた全員が内心で突っ込みつつ慄いた。
「え~と、織斑先生? 流石に怪我人が出るのは良くないのでこの辺りにしませんか?」
地面に倒れ込んだ一夏を見て冷や汗を流しながら真耶は千冬にそう進言した。
「・・・そうだな。 織斑は私が医務室に連れて行く。 他の者達はこのまま自由行動をしていて構わん。 あぁ、山田先生もそのままでいいですよ。」
千冬はそう言って地面に倒れ伏している一夏を拾って宿の方へと消えていく。