ISーインフィニットストラトスー とある少年のドタバタ転生録 作:クロイツヴァルト
鈴と知り合ってから二年が経ち中学に上がった頃
「・・・またか」
校舎裏を覗いていたヒレンは倒れている人物に接触する
「大丈夫か? 一夏」
「ん・・・ヒレンか? いててて」
「また
「ヒレンにとっちゃ遊びかも知れないけど結構痛いんだぞコレ」
「そんなもの当たらなければどうと言う事は無い。それに一夏は考えなしに突っ込む癖があるからな。 正直どうしようもないほどの馬鹿だな。」
「言い切りやがったよコイツ!」
「・・・なんだまだいるのか?」
「俺の心が折れるから言わないで下さい!」
そう言って倒れていた姿勢から綺麗な土下座をする一夏であった。
「取り敢えず保健室に行って傷の治療をしないといけないな。 口の中切れているだろ?」
「あぁ、悪い。」
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「まったく正義感が強いのは良いがとばっちりだとか後始末をする方の事も考えろ」
「っう!」
「痛いのならもう少し上手くやるんだな。 なんなら俺が稽古つけてやろうか? 千冬さん直伝の鍛錬も付くぞ?」
「それは勘弁してくれ! 千冬姉のアレは俺の体が保たないんだって!?」
「一応、小学六年生でも安全を考慮してギリギリのラインはちゃんと見ている積もりらしいぞ? 限界ギリギリか生死のギリギリかのちょっとした違いだけだぞ?」
「それのどこがチョットした違いなのか凄い疑問なんだけどね!?」
そんな馬鹿なやり取りをしながら一夏の擦り剥いたり青痰が出来ている場所の治療をしていき最後には綺麗に包帯をヒレンは巻いて行く
「それにしてもヒレンはなんか怪我の手当てとか手馴れているよな・・・」
「俺にも色々とあるんだ。 俺の特訓に付いて来れる様になったら教えてやる。」
「そもそもヒレンの鍛え方が異常な気がするのは気の所為かな・・・両腕両足に各十キロの重りをつけての日常生活とかありえないだろ?」
「世の中には在り得ない事なんて有り得ないというありがたい言葉があるだろう?」
「それは漫画やアニメの世界のだろ!? 実際にやってるのを目の当たりにしたら非現実的すぎて理解できないのが大半だからな!?」
治療を続けながら言葉を続けるヒレンに叫び気味な突っ込みを入れる一夏であった。
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「おーい、2人とも!遅いぞって・・・一夏はまたやらかしたのか?」
「またってなんだまたって」
「実際そうなんだから仕方ないだろ?」
「っぐ!?」
教室に戻る頃廊下の向こう側から特徴的な茶髪にバンダナを巻いた少年【
「ほい、一夏の鞄。」
「あぁ、ありがとう。」
「おい、五反田・・・俺の鞄は?」
「それならあの暴力女が」
「だ・れ・が・暴力女ですって!」
「その振り上げている拳とかが言われている所以だと気付かないのか!? ってあぶねぇ!?」
後ろから振りかぶりながら走って来た茶髪をツインテールにした少女、鈴が五反田の頭を殴ろうとしたが寸での所で躱してヒレン達の方へ退避する。
「ちょっと! なんで避けるのよ!」
「避けないと怪我するだろうが!?」
「アンタなら平気よ。殺したって死なない様な気もするし」
「理不尽な扱いだ!」
「あ、ヒレン。 はい、これ」
そして五反田とのやり取りがまるで無かったかのようにしてヒレンに鞄を手渡す鈴
「あれ!? 俺はスルーか?」
「弾、ドンマイ。」
「一夏、お前にだけは言われたくない言葉だ!」
「何故に!?」
「・・・そこの漫才コンビは帰らないのか?」
「ヒレンはこの後は暇?」
「悪いな・・・今日も用事でな」
「そう・・・」
「先に帰るな・・・」
そう言って三人と校門で別れる
「最近だけどなんかヒレンの様子がおかしい様な」
「だけどなんか事情があるのかな・・・?」
「なぁ、鈴。お前はヒレンの事が気になるんじゃないのか?」
「っな、何をいきなり言い出すのよ!?」
「ぐはっ!?」
「・・・一夏」
ヒレンの後姿を見つめていた鈴にたいして一夏が聞くと顔を赤くさせた鈴に水月に正拳突きを喰らい膝を折って蹲りその様子を見て弾はこの正直な言葉を出してしまった友人に呆れてしまっていた。
「ぜぇったいに明日こそ体育の授業で勝って理由を吐かせてやるんだから!」
「もう恒例行事だよな・・・鈴とヒレンの対決って」
「まぁな・・・今の所は鈴の負け越しだけどな」
「うっさい! 明日こそ絶対に勝つんだから!」
そう息巻いて歩く鈴に友人二人は顔を合わせて肩を竦ませて苦笑しつつ鈴の後を追うのであった。