金髪は短くボーイッシュ。
死んでた子供から剥いだボロボロの服を着ている。
目は獣のように鋭く、死んだ目。
身体も小さいしガリガリ
マジの野生児
肉は生でも行ける。
野生の勘がすごい。
人や妖怪を食べることに抵抗がない。
多少の知識はあり
・・・あれ、どこの食人(ry
・・・意識が覚醒する。腕を動かそうとするが・・・動かない、縛られたか。
さっきの女・・・確か天狗だったか、うまそうだったんだが・・・。
「おーい、聞こえますかぁ?」
目を開けるとさっきの天狗。
私に同情しているのか、頭を撫でてくる。私はそれを噛みつこうとする。
「あわわわ!?危ないですよ!!歯形ついたらどうするんですか!!」
何かを訴えているが、さっさと私の処遇を決めてほしいものだ。
殺すならばさっさと殺せばいい物を。
「ししょ~、早く来てくださいよ~。私じゃ怖くて扱えません~」
「子供一人扱えないんじゃ弟子失格だぞ、明」
明、この天狗の女の名前か?その名前を呼んだ男が奥の方から出てくる。
何か変なものを腰脇に刺し、金のすこし整えられた髪、そして動きやすそうな和服と荷物らしい背負いものがある。
・・・筋肉だらけでまずそうだが・・・鶏肉はほとんど筋肉だし行けるか。
少しだけ力を出して、私の腕を拘束していた麻縄を引きちぎる。
そして、瞬間的に移動しその男の首元に延ばして硬化させた爪を突き刺そうとする。
だけど、そいつは伸ばしていた私の腕をつかみ、そのまま地面にたたきつけた。
あまりの衝撃で私の意識が飛びそうになるが、無理やり意識を維持してそいつから距離を取る。
「あわわ!?な、なんで!?しっかりと縛ったのに!!」
「力を隠していたか、火事場の馬鹿力のどっちか・・・だけど前者っぽいな。」
なんだかムッと来たので、足に力を入れてそいつの後ろに移動する。
相手からは見えていないようで天狗がきょろきょろと周りを見だした。
「し、師匠!!ヤバいですよ、かなり強いっぽいんですけど!!」
「慌てるな、慌てたら負けだ」
冷静にしているし、こいつは私を捉えている。
腹立たしいので、高速でそいつの懐に飛び込み爪で引っ掻こうとする。
けれど、簡単にかわされた挙句・・・私の顔に向かって拳が飛んでくる。
それを私は頭突きで対応する。
「っ!!」
そいつの表情が痛みで少しだけゆがむ。私の頭は石より硬いのだ。
一瞬ひるんだそいつの腕をつかみ、膝蹴りをする。折ることは成功したけど・・
折ったのになんでこいつ冷静に私を睨みつけれるんだ・・・こいつ人間か!?
「・・・・・・」
「おーいてぇ。」
「いや、痛いですんでる師匠は何者なんですか!?」
「人間」
「いや、人間は腕を折られたら発狂しますよ!!」
・・・本当に何なんだこいつ。
そんなことを考えていると、ぐぅーと。私の腹の音が鳴ってしまう。
さっき食ったばっかりなのに・・・あぁぁ、もうお腹すいたーーー
「腹、減ってるのか?」
「・・・」コク
そいつがそういうのでおとなしく頷く。
すると、そいつが懐から笹の葉で包まれた何かを出して開封する。
そこには真っ白な・・・握り飯!?
「・・・」じー
「食うか?」
「・・・」コクコク!!
そいつ・・・いや、このヒトからその握り飯を受け取りかぶりつく。
塩加減が絶妙で・・・ほのかに温かい。作ってからそんなに時間たってない!!おいしい!!
もう一つ頂戴!!
「もう一つ?名前を教えてくれたらな?」
「・・・・・・紫。八雲・・・紫」
「そうか、ほれ。焦らずに食えよ?」
「・・・・・・うん」
言葉なんて久々に使った。気がする。
でも、今はこの握り飯を食うのが最優先だっ。
「・・・あー、第三者から見るととんでもなく犯罪臭がするんですけど・・・」
知らんわ
「あやっ!?扱い酷くない!?」