真剣でオレに恋しなさい!   作:ごえもん

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第2話

タマと仲直り?をしてからしばらくタマの尻尾をもふもふして遊んでいたら河原に自分と同じくらいの年齢と思われる強気な目をした黒髪の女の子と、小学6年生くらいの男の子が5、6人やってきた。

 

しばらく傍観していると男の子たちが女の子を囲んで喧嘩をはじめた。

いや、喧嘩ではなく女の子による一方的な蹂躙だった。

ずっと傍観してひどいやつだと思われたくないから言うが、神様のおかげか相手の強さがわかるようになったんだよ。

だからこうなることも最初からわかっていた訳で、今もなおタマの尻尾をもふもふして我関せずを貫いている。

 

「ぬ、主様…尻尾ばかりでなく頭も撫でて欲しいのじゃが」

 

タマは基本頭を撫でられるのが一番好きなようで、タマによると

 

「主様に頭を撫でられると気持ちよすぎて夢心地なのじゃ」

 

らしい、それに尻尾ばかり撫でていたらタマが興奮してしまうのだ。

以前一度だけこれでもかというほどに尻尾しか弄らなかったときに暴走したたまに体中を舐め回された。

そのあとに冷静になったタマに

 

「先程はその…す、すまんかったの//」

 

と謝られたときは、こいつがもし人間だったなら恐ろしい破壊力だったに違いないと軽く戦慄したものだ。

 

タマ、恐ろしい子!

 

大事な部分はなんとか死守したが、それ以来タマとの暗黙の了解で尻尾ばかりは弄らないことになった。

 

と軽く遠い目で黄昏ていたらいつの間にか女の子が近くに来ていて

 

「おいお前!可愛い動物飼っているじゃないか、私にも撫でさせろ!」

 

なんだいきなりこの娘は?一方的な物言いだな。

まぁ別にそれくらいならなんとも思わないが

 

「誰だお前?」

 

「私は川神百代だ!」

 

確か強い奴らが集まる寺院がこの町にあったな

確か名前が川神院だったきがする

だとしたら苗字からしてこいつは川神院の娘かなんかか?

だとしたら強さも納得だな

 

「そうか、俺の名前は園崎臨也。タマがいいなら俺は別に文句ないぞ?」

 

「臨也か。ん?タマってこれ狐だろ?」

 

「別にいいだろ。本人が気に入ってるなら、な?タマ?」

 

「あぁ、主様が余のために考えてつけてくれた名じゃ。なんの文句があろうて」

 

ちなみにタマは普通に話しているが、普通の狐は喋ったりしない。

だから当然

 

「えぇ!?狐が喋ったぞ!」

 

この反応がくるわな…

 

「喋る動物なんて初めてみたぞ!すごい気に入ったぞ!おい、この狐を私に譲れ!」

 

「は?無理に決まってんだろ。」

 

いきなり何いってんだこいつ…

 

「なんでだよー、こんなに美少女がお願いしてるのにケチなやつだな!嫌なら別に実力で奪ってもいいんだぞー?」

 

うわー、こいつ我が儘なうえに自分のこと美少女って

まぁ確かに否定はしないがなんかムカつくな

 

「ふん!やれるもんならやってみなー。もうお前にはタマを触らせることすら許してやんねーからよ」

 

まさかの返答に川神が目を見開いてすぐに、ニヤリと笑って

 

「お前あの男達みたいになりたいのか?」

 

と男の子達が倒れている方を指差し脅してくが

 

「正直なんもこわくねーよ。やれるならやってみろって言ったろ?」

 

ちょっと悔しそうにしたあと

 

「お前が言ったんだからな!後悔するなよ!」

 

数々の相手を倒してきたであろう高速のパンチを放ってきた。

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