真剣でオレに恋しなさい!   作:ごえもん

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少し短いですがご容赦を。



第20話

今日は新学年を迎えてすぐだったようで、授業の方も昼までに終わった

俺は学園が終わり、約束していた川神院に向かっている

…となりに百代をぶら下げて

 

どういう経緯でそうなったかというと

 

 

………………………………………………………

 

「ふぅ、やっと4時間目が終わったか…」

 

 

こんなに疲れたもんだっけ授業って

でも最後に真面目に受けたのって小学生以来だもんな

 

「夕方頃に川神院にいくとして…。これからどうしよっかなー」

 

川神院に早く行き過ぎて百代と会ったらメンドくさいことになりそうだし

とりあえず家に帰って飯でも食うか?でも久しぶりに街を見て回りたいし…

 

 

 

 

「廊下が騒がしいな。なんだ?」

 

 

少し考えごとをしていたら廊下の方が賑やかになっていた

 

っとこの気は!

廊下から近づいてくる気に気付き慌てて窓から飛び降りようとしたが

 

 

「リンヤ!迎えに来てやったぞー」

 

 

クソッ間に合わなかったか…

 

 

「……別に迎えに来なくてよかったんだぞ百代」

 

「久しぶりなんだから連れない事言うなよー」

 

「まぁそれはいいが。さりげなく腕を組むな」

 

「なんだ恥ずかしいのか?」

 

「別にそうじゃねぇよ」

 

「照れてるなんて可愛いやつだなー」

 

「あぁもう!腕を離せ百代!」

 

「いーやーだ!久しぶりなんだから多めに見てくれてもいいじゃないか!」

 

く、それを言われたら言い返せないな

 

 

「それよりだ。川神院には行くっていったろ?院で待ってろよ」

 

「お前のことだ。どうせ夕方とか時間ギリギリに来て勝負する時間がないーとか言うつもりなんだろ?」

 

「な、何故わかる…」

 

「やっぱりそうだったか」

 

くそ!カマをかけられたのか!?

 

「お前と久しぶりに死合いしたいんだ!」

 

なんか字が違う気がするんだが…

 

 

「いやだ。メンドくさい」

 

「拒否権なんてない」

 

「家でタマがお腹空かせて待ってんだよ」

 

「タマなら頭の上にいるじゃないか」

 

コイツ何故見える!?

気配も姿も消してるのに…

 

 

「まさか逃げるつもりかリンヤ?昔勝ってた相手に今は負けるかもしれないのが恐いのか?」

 

「そうだな。恐すぎて今すぐ家に帰りたくなっちなったよ。それじゃそういうことでまたな」

 

そう言って百代の腕を離して帰ろうとしたが

コイツ!どんだけ力入れてんだ!

は、離れねー!!

 

「離せ百代!俺は帰って飯食って寝るんだ!」

 

「勝負してくれるまで離さないぞ!」

 

 

そう言うとさっきまで腕に回していた手を今度は俺の首に回してきた

だから格好としては百代が後ろから抱きついてるような感じだ

さすがに周りの目がきつくなってきたな

 

「……くそ、わかったよ。行けばいんだろ行けば」

 

 

 

 

とまぁこういう理由で現在川神院に向かっている

 

川神院につくや俺は懐かしい顔を探したがどこにもいなかったので百代に何処にいるか聞いてみることにした

 

 

「百代ー、アイツはどっかいったのか?」

 

「アイツ?」

 

「刑部だよ刑部。梅屋にでも行ってんのか?」

 

 

百代によるとどうやら刑部は強さを求めるあまり川神院に破門されたらしい

最後はルーさんと自分の信念をかけて勝負し引き分けたが納得できなかったようだ

 

 

「そっか…あの馬鹿は破門にされたか。いつかぶつかると思ってたけどなあの二人は」

 

今度個人的に会いに行くか

気で探知してみたらどうやらこの川神からでていないようだな

こんな禍々しく大きい気はおそらく刑部であっているだろう

 

 

「それよりジジイの許可が必要だったんだろ?大丈夫だったのか百代」

 

「あぁ快く承諾してくれた」

 

「本当だろうな…。嘘だったら暫く勝負はお預けだからな?」」

 

俺は嘘付いてないか確かめるために百代の顔を覗き込んで目を見つめて言った

 

「失礼なやつだなー。この私が嘘つく理由があるか。知ってるだろう私の好きな言葉は誠だと」

 

 

「台詞はかっこいいんだがな。……そういうことは目を見て言えよ」

 

「恥ずかしいんだよ!こんな近くで見つめられて!」

 

 

確かに今の俺と百代の顔の距離は30センチくらいしか離れていない

 

「何が恥ずかしいんだよ。ま、嘘ついてないならいいや」

 

「そ、そうだ!勝負するぞ勝負!!」

 

 

そう言って慌てていた百代の顔は少し普段よりも赤い気がしたが気のせいだろう

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