真剣でオレに恋しなさい!   作:ごえもん

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第3話

そんなパンチですら臨也にとってスローモーションのように遅くみえる

基本的な身体能力が違いすぎるのだ

百代の身体能力は決して低くはないが比べる相手が悪すぎる。

まだいまいち臨也はわかってないが神のスペックは高すぎる、人間と比べるのですらおこがましいくらいに

 

「なんだそれ?パンチのつもりか?」

 

「な!?」

 

百代が驚くのも無理はない。

百代のパンチはよく修行を積んだ修行僧ですらギリギリ見えるくらいの速さなので威力も当然備わっているパンチ

それを臨也は人差し指だけで止めているのだから

 

百代はしばらく呆然としていたが不意に笑い出し

 

「ハハハッ面白い!面白いぞ臨也!」

 

とっても好戦的な笑みを浮かべさっきとは違いきちんと構える

 

「でわ、今度は本気で行くぞ!」

 

百代が動こうとしたとき

 

「何いきなり笑い出してんだよ?怖いやつだな

それに俺もう帰るから」

 

動こうとしていた百代は拍子抜けしガクッと芸人ばりのリアクションをとった。

そして直ぐに眉を釣り上げて

 

「えぇー、なんでだよ!こんな美少女に誘われてんだぞ!戦えよー」

 

「誘われる理由がバイオレンスすぎだろ!?それにタマも寝ちまいそうだしな。第一めんどくさい」

 

そういって臨也はタマを頭に乗せて百夜の方に振り返り

 

「それじゃそゆことでさいならー」

 

臨也が手をふり背を向けると

 

「川神流・無双正拳突き!」

 

先程のパンチよりもさらに速く鋭い一撃が臨也の背に迫るが

 

「っとと、なんだよいきなり」

 

体を少しだけずらし簡単によけられてしまった

 

呆れて臨也が振り返ると百代はさらに笑みを深くし

 

「今のを簡単に避けるか…。言っておくがお前が戦ってくれるまで帰すつもりはないぞ!」

 

「じゃ、勝手に帰るまでだ」

 

「帰すと思うか?」

 

百夜がそうニヤリと笑ったときにはそこに臨也の姿は既になかった。

もちろん百代は臨也から一回も目をそらしてなどいないにも関わらず、百代ほどの者に動いた気配すら感じさせないほどの速さ

 

私の目に狂いはなかった。あいつと戦えばきっと楽しいに違いない。

そう思って百代は不敵に笑い

 

「園崎臨也か…覚えたぞ!」

 

またいつ会えるかわからないので、名前を忘れないように心の中で呼び続けた

 

「おーい百代ー」

 

名前を呼ばれて振り返るとそこには知った顔があった

 

「お、釈迦堂さんどうしたんです?てか釈迦堂さんが私くらいの女の子に声を掛けるって絵面的にまずくないですか?私ってほら美少女でもあるし」

 

「けっうるせぇよ、何をドヤ顔で言うかと思えば全く」

 

釈迦堂 刑部、顔は怖いが川神院の師範代である。

川神院の師範代になるには武術の才能のある人間が日々努力し、それでもなれる者はひと握りという云わば選ばれし者

 

また武道家の中でもとくに強い者たちを 壁を超えた者 と呼ぶ

 

釈迦堂は並外れた才能の持ち主で師範代の試験に一発で合格し、師範代の中でもトップレベル。もちろん彼も壁を越えた者である

 

「百代お前本気出したろ?爺が俺に様子見てこいってよめんどくせー。で何があったんだよ?」

 

釈迦堂は何も考えてないように百代を見ているが心ではいろいろ考えていた。

 

百代ほどの奴が本気を出す相手なら百代にも多少なりとも傷などができていてもおかしくはない

だが百夜の体を見るにどこにも傷は見当たらない、よって強者と戦ったとゆう線はなくなる

なら何故百代は本気になったのか?

強者との戦いではないと自己完結した釈迦堂はほとんど興味は無くしたものの理由が気になった

 

「ん?釈迦堂さんが私の体を舐めるように見てくる…

まさか私の美貌の虜に!?」

 

「なるわけねぇだろ!俺を虜にするにゃ熟した色気あふれる体じゃねぇとな」

 

ここで強く否定しておかねばこの馬鹿はあることないこと言いふらしかねない

そう思い釈迦堂は否定する

まぁ実際本当に興味がないんだが…

 

「まぁ釈迦堂さんなんかを虜にしてもうれしくもなんともないんだがな」

 

「で、何かあったのか?」

 

さらっと胸をえぐるような言葉を無視しつつ溜め息まじりに問いかける

 

すると百代はとても嬉しそうにさっきまでの成り行きを話しだした

 

「ほぅ、お前の本気のパンチを余裕で躱し尚克お前が捉えられないほどの速さで逃げたと」

 

「あぁ!あいつは絶対に強いぞ!あんな奴がいたとはなー」

 

好戦的な笑みを浮かべニヤニヤ笑う百代

しかし、好戦的な笑みを浮かべるのは百代だけじゃなかった

 

「へぇーそいつは面白そうなやつだな」

 

何を隠そう釈迦堂も戦闘狂だった

こうして知らぬ間にターゲットにされた臨也は

 

「ヘクシュッ!」

 

「あら、臨也風邪でも引いたの?」

 

「なんでもないよ母さん」

 

「気をつけなさいよー、お母さんもお父さんもこれから海外にいくんだから」

 

「うんわかってるって。え?そんなの聞いてなかったけど…」

 

「そうだったかしら?今聞いたんならそれでいいじゃない。

それにこれからって言っても直ぐにじゃないわよ?一週間後くらい行くの」

 

「いやいや、十分早いからね!?一人暮らしのスキルなんて持ってないよー」

 

「何言ってるのよ。可愛い息子を一人暮らしなんて心配でさせるわけないでしょ?

あなたは知り合いの所に預けるのよ」

 

「え!?何処に?」

 

「ふふっまだ秘密よ♪」

 

「えぇー…」

 

 

 

 

 

 

 

その夜

 

「全くいきなりだもんなーびっくりしたよ」

 

「本当じゃな、主様は余がずっと一緒におるから安心せい」

 

「おうサンキューなタマ。

さてと、じゃ寝るか」

 

「そうじゃな。ほれ主様」

 

そう言ってタマは尻尾を枕のようにしてくれる

 

「あんがとな。ふぅーやっぱり気持ちいいなタマの尻尾は…

おやすみー」

 

「主様に喜んでもらえて儂も嬉しいぞ。うむ、おやすみじゃ」

 

そして俺は眠りについていった

 

 

突然だが皆一度は経験したことがあると思う

あぁーこれって夢だなと認識できる夢

経験したことない人もいるかもしれんが

まぁいまはどうでもいいか…

 

俺は今そんな夢を見ている

夢の内容は神様が出てきて

 

「すまんのーお主にやはり力を与えすぎと怒られてしまっての。お主の力をちょっとばかし弄らせてもらうぞ」

 

そりゃそうだわな

 

「だが何も心配せんでいい。弱体化してもお主の強さはその世界でずば抜けとるからの」

 

へぇー俺ってどれくらいの強さになったんだ?

 

「そうじゃのー、お主の力を10段階に分けると

世界最強と戦っても4で苦戦、5で互角、6か7で楽勝かの」

 

弱体化してもそんな強いのか…

 

「それと8、9、10は力の伸びしろが半端ないからの。

あと言って置くことは…10段階の時だけ使うとき注意じゃな」

 

どうしてだ?

 

「10の時だけ体に負荷がかかるようになっておるんじゃ。

その分強さも9とかと比べると比べもんにならんくらいつよくなるがの。

ま、そんなに力を使うこともないじゃろうが覚えておくといい」

 

そっか…気をつけるぜ

 

 

そこで俺の意識は薄れていった

 

 

 

 




主人公をちょっと弱体化させました。
強すぎてどうしたらいいか分かんなくなってしまって(笑)
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