多少のいざこざはあったものの三人は梅屋に到着し
「どれにしようかなー」
「早く決めろよ百代ー」
「ったく餓鬼は決めんのオセーんだよな」
ここで何を頼むか迷っているのは百代だけでメニューを見てうんうん悩んでいるが
釈迦堂と臨也はメニューを見ることなく何を注文するか決まっているところを見るに二人がどれだけここに通っているかがわかるものだ
「なんだよー、二人はもう決まってるのか?」
「当たり前だろ」
「あぁぁ我慢できねぇ!先に頼んじまおっと。
すんませーん」
「じゃあ俺も頼もっと」
「あぁ!二人共待ってくれよ!」
百代が何か言っているが無視していると店員が来てしまい
「ご注文は?」
「「豚丼にトッピングにとろろを…あと豚汁も」」
しょっちゅう喧嘩したりはするものの二人共息ピッタリなところなところから歳の差なんて感じない仲のよさである
もちろん二人は否定するだろうが
「そちらのお客様はどちらになさいますか?」
二人は直ぐに決めたが……
百代はまだ決まっておらず
店員がきてしまったことで少しテンパり
「じゃあこ、これで」
名前に当店自慢!と書かれているものが目に入ったのであまりよく見ないでそれを頼むことにした
「ではご注文が豚丼のトッピングにとろろ、あと豚汁がお二つに当店自慢の辛さを誇るDeathハバネロ丼の以上でよろしいdeathか?」
「…え!?ちょ、ちょっとm」
「「おう!」」
どれが誰の反応かわかっていただけると思う…
百代の声は元気な二人の声にかき消されて店員は厨房に行ってしまうのであった
「おめぇ臨也もわかってきたじゃねぇか」
「刑部にずっとついて行ってるからな」
「豚丼にとろろをかけて、あと豚汁を頼む。
豚と豚をダブらせるのが通ってやつなのよぉ」
「確かにあれはうまいよな。
てか百代は何であんなの頼んだんだ?」
「二人がさっさと店員さんを呼んじゃうからだろ!?」
「「なんだまだ決まってなかったのかよ」」
「しょうがないじゃないか…」
ショボーンとしている百代を見かねて刑部が
「なら全部食べれたら俺が代金払ってやるよ。
臨也の分もあるしついでによ」
「ほんとか!?てか食べれなくても払ってくれよー!」
「はっ、やなこった。
そっちのほうがおもしれぇだろ?な、臨也?」
「あぁ俺も刑部に賛成だな」
「こんな美少女をいじめて何が楽しんだ!
なんかこの三人が揃ったら私が毎回被害受けてる気がする…」
なんだかんだでこの三人は一緒にいることが多く
臨也と釈迦堂はなにかあると百代を弄って遊んでいた
百代は今までのことを思い出そうとうんうん唸っているが
二人からしたら
「「(こいつ気づいてなかったのかよ)」」
もはや同情にもにた感情が湧いているのだった
「そういえばさっきの店員の語尾がおかしいような気がしたのは私だけか?」
「気のせいじゃないか?」
「そうそう」