惑星Zi西方大陸戦争録 【Zi-EX天神 ゾイド二次創作小説再掲(2002~2010)】   作:むげんゆう

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第1章 第9話 巨竜の咆哮

 年が明けてZAC2099年、ヘリック連邦軍を北エウロペ大陸東部に封じ込めた神聖ガイロス帝国は、着々と西方大陸全土の制圧に取りかかっていた。すでに北エウロペ大陸の70%以上と西エウロペ大陸を制圧していた神聖ガイロスは次なる目標を、西方大陸の最も南に位置している南エウロペ大陸に定めていた。

 

 2月、ついに神聖ガイロス帝国軍は南エウロペに進軍を開始した。しかし、南エウロペ大陸制圧には大きな障害があった。南エウロペには旧国防派の残党勢力と、西方大陸の部族の中では最大の勢力を誇る軍閥、アルコ族である。

 この両勢力は互いに手を結び、神聖ガイロス帝国に対して果敢に抵抗を行っていた。特に西エウロペと南エウロペを結ぶ陸橋、ロジーナ半島付近での抵抗はすさまじく、さしもの帝国陸軍も進撃を阻まれていた。

 

 また彼等に対してヘリック連邦は、海上ルートを使って大規模な物資の援助を行っており、この事が帝国軍の進撃をより困難なものにしていた。

 

 侵攻が開始されてから1ヶ月が経過したものの、帝国の予想に反して南エウロペへの侵攻はまったくと言って良いほど進展していなかった。しかも南エウロペ勢力は確実に戦力を増しつつあったほどであった。

 

 

 この事態に豪を煮やした皇帝ハインリッヒは、南エウロペ勢力への補給路を断つ事を命じた。つまり内エウロペ海の制海権の完全な確保である。

 その為には内エウロペ海に点在する島々、特に中心に位置するマークス島の制圧が不可欠であった。また、この島には連邦軍がこの島を拠点とするために湾岸設備を含む基地の建設が行われていた。

 

 内エウロペ海の重要な島であるマークス島に連邦軍が基地を建設してしまう事は、内エウロペ海の制海権のみ確保のみならず、南エウロペ勢力への確実な補給が行われる事を意味していた。

 この事を脅威に感じた帝国軍司令部は直ちにマークス島制圧作戦が立案し、これを実行に移したのだった。

 

 島の制圧のためにはまず、付近の制海権を確保しておく必要がある。それはもちろん海軍の仕事である。この付近の制海権を確保するために帝国海軍は大規模な戦力を派遣していた。

 

 ガイロス帝国には海中や、上陸作戦用のゾイドは豊富に配備されているが、こと海上用となると極端に種類が少なかった。特に旗艦としての役割を果たすべき大型の海上用ゾイドが存在していなかったのだ。そのため海軍の戦力は陸軍と比べた場合、どうしても見劣りするものであった。

 無論その事は帝国としても承知していたが、海上用の大型の個体がほとんど存在していないため如何ともしがたかった。

 

 そこで海上戦力を整えるために一つの方法が取られた。レッドホーンの改造である。

 レッドホーンは最も多く生産されている大型ゾイドである。そのため様々な改造が施され、実験が行われてきた。そして海上用に改造が施されたのがシーホーンである。

 この機体の武装はレッドホーンとまったく同じであったが、速力、安定性ともに良好だったため、大型海上ゾイドが不足していた海軍用に配備が決定したのである。

 

 

 今回マークス島の制海権確保と、揚陸作戦の支援の為に派遣されたのは、ミッドロッド准将が指揮する神聖ガイロス海軍第1艦隊であった。

 このミッドロッド艦隊は海上戦力で構成されており、ブラキオス50機、ヘルディガンナー30機、そしてシーホーン30機という堂々たる戦力であった。

 

 指揮官用シーホーンに乗るミッドロッド准将は、この艦隊の戦力に自信を持っていた。少なくともバリゲーター程度の戦力ではまったく話にならないからである。

 また、連邦海軍でも大型海上用ゾイドが不足している事から、おそろしく旧式のビガザウロを大改装して使用しているという話もあったが、電子戦能力はともかく元々が旧式なので、そこまで攻撃能力があるとも思えなかった。せいぜいゴルドスが装備している105mmリニアレールガン程度の武装であろう。この程度の武装であればシーホーンの能力を持ってすればまず問題にはならない。同じ事はこの艦隊の誰もが考えていた事であった。

 

 だが、ミッドロッドにはまったく不安が無いわけではなかった。連邦海軍に旗艦として配備されているというウルトラザウルスの存在である。

 この巨竜は、約50年前の大異変によって一時は絶滅の危機に追い込まれたということではあったが、情報局からの報告では少なくとも10隻が現役で配備されている事が確認されている。連邦には7つの艦隊があることを考えると、自分たちは最低でも1隻のウルトラを相手にしなければならない計算になる。

 

 ミッドロッドは、参謀のアインスト大佐に尋ねた。

 

「アインスト君、連中の戦力で唯一警戒せねばならないウルトラザウルスについてだが、この海域に出てくると思うかね?」

 

 平然とした顔でアインストは答えた。

 

「可能性は十分過ぎるほどあると思われます。連邦もあの島の重要性がわからないわけではない、いえ、連邦は我々以上に海軍に比重を置いてきたのですから、忌々しき事態と受け取っている事でしょう。内エウロペ海全域の制海権に関わるのですから。」

 

「それがわかっているなら西方大陸に派遣している海軍すべてをぶつけてでも、あの島を死守しようとするでしょう」

 

 ミッドロッドは苦い顔をした。

 

「とすれば、間違いなくウルトラザウルスが現われるという事か。厄介だな。戦う前から臆する訳ではないが、ウルトラには我々の射程をはるかに上回る360mmキャノンが装備されているからな。」

 

 アインストは自信をもって答えた。

 

「確かにウルトラは唯一警戒しなければならない相手ですが、先に我々が発見してしまえば良い事です。たとえ我々の射程距離外で戦闘になったとしても、いざとなればシンカー部隊に雷撃させればよろしいわけですから。」

 

 確かにそうだな、とミッドロッドは思い直した。海上の戦力だけが帝国海軍ではないのだ。

 そう考えるとずいぶんと気が楽になった。後は敵艦隊を発見してしまえばいいわけだから。

 

 彼らはマークス島まで後2日の距離に接近していた。予定ではその日、彼等ミッドロッド艦隊の援護のもと、マークス島制圧作戦が行われるはずである・・・。

 

 

 作戦海域到着まであと7時間を切った午後6時ごろ、ミッドロッドのを行っていたシンカーから敵艦隊発呉発午後6時ごろ←の報告がもたらされた。通信士がその文章を読み上げる。

 

「マークス島より東方350kmの海域にて敵艦隊を発見。確認できた敵の戦力は小型ゾイド80に、大型ゾイド15。哨戒機が接近してきたため一旦潜行して続報を送る。以上です。」

 

「どう思うかね、アインスト君。」

 

 ミッドロッドはアインストに尋ねた。

 

「報告された戦力から想定される限りでは、敵の本隊と判断するのが妥当でしょう。もしかすると艦隊を丸ごと使った囮作戦かもしれませんが航空兵力は我々の方が優位に立っています。」

 

「やはりそう考えるのが妥当だな。むしろこの機会に連中の艦隊戦力に打撃を与えておいた方が、これからの戦局を考えた場合、我々に有利に働くだろう。」

 

 ミッドロッドはすぐさま決断を下した。

 

「まず指令本部に報告。マークス島の東方350km付近にて敵艦隊を発見。これに対し我が艦隊は直ちに攻撃を開始する。」

 

「そして展開しているシンカー部隊に通達。直ちに報告のあった海域へシンカーを急行させろ。我々もその海域へ向けて急行する!」

 

 ミッドロッド艦隊はマークス島東方に向けて進路を変更すると、その海域へ急いだ。敵の進撃速度を考えると、接触は今夜中になるものと思われた。

 

 こうして後にマークス島沖海戦と呼ばれる夜戦が開始されたのである。

 

 

 午後8時、マークス島へ向かう連邦の艦隊は海中から現れたシンカー部隊の襲撃を受けていた。夜間であるにもかかわらず次々と襲い掛かるシンカー部隊。

 だが、通信を傍受していて、事前に襲撃を察知していた彼等の対応は冷静であった。あらかじめ海面に注意をはらっていた彼らは、シンカーが浮上する気配を探知すると同時に、アスロックを放っていた。そのため大多数のシンカーが浮上する前に撃破されてしまった。

 

 また、かろうじて飛行に移ったシンカーの運命も悲惨なものだった。すでに上空にプテラスが待ち受けていたからである。帝国空軍の主力機レドラーには十分に対抗できないプテラスではあったが、元々対シンカー用に開発された機体であったから、結果は惨憺たるものだった。

 

 この前哨戦でシンカー部隊は投入した50機中40機が撃破されるという大損害を受けたにもかかわらず、この艦隊の受けた損害は、バリゲーター3機だけだったことは悲劇としか言いようがなかった。

 だが悲劇はこれだけでは終わらなかった。この艦隊に襲撃を仕掛けたシンカー部隊の報告は、強力な妨害電波のため、ミッドロッド艦隊に届く事は無かったからである。

 

 

 それから1時間後、ミッドロッド艦隊から発進していた偵察用ビークルのレーダーが、ついに連邦艦隊を捕らえた。だがそれは、シンカーから報告があった地点とは若干の食い違いがあった。

 

「第5番機ビークルからの報告では、マークス島東北東250km地点で敵艦隊を発見したとの事です。数に関しては以前報告があったものとほとんど同じですが・・・。」

 

 通信士からの報告にミッドロッドは毒づいていた。

 

「あの報告をしたシンカーは本当に海図を見ておったのか!位置が違うではないか!」

 

「准将閣下、そう興奮されなくともよいかと。どちらにせよ我々の方が先に連中を発見したのですから、あとは我々に有利な陣形を組んで連中を殲滅するだけです」

 

 アインストは激怒する司令官を落ち着いた口調でなだめた。

 

「確かにそうだな。全機に通達。進路を直ちに東北東に修正せよ!」

 

 午後10時半ごろ、ついに第1艦隊は連邦の艦隊をそのレーダー圏内に捕らえた。

 

「先頭のブラキオスからの報告では、敵小型約80、大型15。2番機、3番機からの報告も同様です。間違いありません。」

 

 ミッドロッドは勇ましく号令を下した。

 

「各機射程に入り次第に自由に敵を攻撃せよ!この海戦は我が神聖ガイロス帝国海軍が行うはじめての洋上戦である。眼前の敵艦隊を殲滅し、その栄誉を持って祖国へ凱旋しようではないか!!」

 

 一方、ミッドロッド艦隊と遭遇したのはノーマン少将が指揮する第5艦隊分遣の第4戦隊であった。

 

 この艦隊に配備されている大型ゾイドは、海戦用に大改修されたビガザウロ、シーザウロであった。脚部に推進ポンプを追加し、背部にはレーダーを取り除いたゴルドスのそれを搭載、武装は105mmレールガンに対艦ミサイル等を装備しているなど大幅に武装が強化されていた。

 陸上用としてはすでに第一線を退いているビガザウロであったが、大異変で激減したウルトラザウルスの穴を埋めるために、海軍では近代改装を施して使用していた。

 基本設計が古すぎるため性能には限界があったが、現段階においても実戦において十分に対応できるものだった。

 

 このシーザウロをノーマン艦隊は15隻保有していた。単艦の戦力的にはシーホーンとほぼ同等だったことから、ミッドロッド艦隊にシーホーンが30機いる事を考えると、主力艦の戦力差は1対2。補助艦艇の数は互角であったが、性能差を考慮するとやはりミッドロッド艦隊がはるかに連邦側を上回っていた。

 

 午後11時、ついに両軍は激突した。

 

 先手を取ったのは先に敵を発見していた帝国側であった。連邦側が陣形を整えている隙をついて、シーホーンの艦対艦アスロックがシーザウロ目掛けて次々と発射された。護衛のバリゲーター隊が懸命に弾幕を張ったが、約半数が海面に飛びこみ、シーザウロのうち2隻が大破し、1隻が中破した。

 

 だが、ミサイルを撃ち込んだシーホーン目掛けて、シーザウロはカウンターパンチをすでに放っていた。2回行われた斉射によって放たれた60発の砲弾は、その1/6がシーホーンを直撃した。この砲撃によってシーホーンは3機が戦闘不能に追い込まれ、2機が推進システムにダメージを受けていた。

 

 戦局は、両艦隊の距離が縮まるにつれてミッドロッド艦隊に有利に進んでいった。

 ノーマン艦隊の艦艇がヘルディガンナーやブラキオスの射程に入ると共に、火力の差でミッドロッド艦隊が圧倒していったためである。

 ノーマン艦隊は巧みな戦術で海戦に不慣れだった帝国海軍を撹乱したものの、火力の差は如何ともしがたく戦端が開かれてから4時間が経過する頃には、艦艇の半分以上を失ったノーマン艦隊は撤退を始めていた。

 

「思ったよりあっけないものだったな。」

 

 ミッドロッドは呟いた。

 

「当然の結果です。」

 

 アインストは答えた。

 

「改造ビガザウロの性能は我々の想像以上でしたが、シーホーンの数と補助艦艇の性能差が結果に出た形です。」

 

 アインストの分析にミッドロッドは肯いていた。この海域は連邦海軍の墓場と化していたからだ。

 改造ビガザウロの砲撃能力は驚異的でミッドロッド艦隊は多くの損害を出したが、物量で押し切ったのだ。この海戦の結果、彼らはシーホーン10機が損害を受け、その内4機が撃破。ブラキオスは10機撃破され、ヘルディガンナーも7機が失われた。だがその見かえりとして敵のビガザウロ10隻を沈没させ、バリゲーター約20機、フロレシオス約30機を撃破したのだから十分過ぎる戦果であった。

 

 これでマークス島の制圧に成功すれば、大手を振って祖国に凱旋できるとミッドロッドが考えをめぐらせた時、ある事に気がついた。

 

「そういえば、ウルトラの姿が無かったな。」

 

 彼のその言葉にシーホーンの機長が答えた。

 

「僭越ですが、あくまでも予測は予測だったと言う事では?連邦の切り札であるウルトラザウルスは恐らく連中の本土の防衛に回されているのではないでしょうか?」

 

「機長、確かにありえそうな話だな。10隻保有しているからと言って分散して使用しているとは限らんからな。」

 

 そうミッドロッドが言った時、通信士から驚くべき情報がもたらされた。

 

「23番機ビークルからの報告です。南方40km地点に感あり!」

 

「どうした!?敵が現れたのか!」

 

「大型約30に小型約200!繰り返します、大型約30に小型約200!!」

 

「何だと!!」

 

「27番機や7番機からも同様の報告が届いています!間違い無い模様です!!」

 

 血相を変えるミッドロッド。アインストは冷静に言った。

 

「准将閣下、完全にしてやられたようです。」

 

「・・・・アインスト君、つまり先ほどの連中は囮だったと言うわけか。」

 

「ええ、我々を東北東の海域に引き込んで、もう一方の艦隊が我々の退路を断つというものだったのでしょう。今にして思えばシンカーから報告があった位置に、あの艦隊はいたのでしょう。」

 

 悲痛な表情でミッドロッドは命令を下した。

 

「全機に指令。進路を北西に転進、全速でこの海域から離脱せよ。」

 

 だがこの命令から2時間後、闇夜にはプテラスの編隊が彼らに襲い掛かった。ミッドロッド艦隊はすでに補足されていたのだ。

 

「プテラスだと?!馬鹿な!一体どうやってこの海域まで飛来したというのだ?」

 

 プテラスの唐突な出現に驚くミッドロッド。彼が驚いたのも無理はなかった。この付近には連邦の空軍基地は存在していないからだ。プテラスの航続距離を考えると、ロブ基地から飛来したとは思えない。

 

 だが、今は考えるべき時ではない。上空のプテラスを振り切る事が先決だった。次々に放たれる対空ビーム砲の光が、闇夜を切り裂いていく。

 だが、プテラスは超低空から飛来すると、確実に攻撃を当てていった。1回1回の攻撃では大した損害は与えられなかったが、継続して行われる攻撃にミッドロッド艦隊は確実に傷ついていった。

 

 そして朝日が昇る頃、ついにミッドロッド艦隊は連邦の大艦隊に補足されてしまった。そして彼らは浮かび上がった敵の艦隊を肉眼で見たとき言葉を失っていた。

 

「ウルトラザウルスが、20だと・・・・。」

 

 

「ようやく追いついたな。」

 

 旗艦ヨハン・エリクソンの連邦軍第4、第7連合艦隊司令官フィリッポス大将は呟いた。

 

「連中には多少の哀れみを感じるが、ノーマンたちの仇を討たねばならん。せめてウルトラの砲撃で眠らせてやろう。」

 

 この海域に連邦海軍が投入した戦力は、バリゲーターを中心とした小型ゾイドが220機、艦上用プテラスが40機、そしてウルトラザウルスが20隻というもので、これは帝国側の想像をはるかに上回るものだった。特にウルトラザウルスの数はまったく夢にも思わなかった数だった。

 

 これは連邦海軍の情報秘匿が完全に成功していた事を意味していた。

 実のところヘリック連邦軍は40隻ものウルトラザウルスを実戦に配備していたのだ。そのうち10隻が空母型として改装されており、この第4、第7艦隊にはその半分強の6隻が拝眉されていた。プテラスによる空爆が行われたのは、この空母型によるものだった。

 

 フィリッポスに艦長から報告があった。

 

「司令、敵艦隊との距離約3万5千。最後尾のクーパー、ミーバロス、デルダロスも敵艦隊を射程内に捕らえました。」

 

「よろしい、各艦にウエポンズ・フリーを発令。敵艦隊を撃滅せよ!」

 

 フィリッポスの指令が伝わると同時に、14隻のウルトラザウルスから雄叫びと共に、必殺の巨弾が吐き出された。

 56門もの360mmウルトラキャノンの破壊力は圧倒的であった・・・・・。

 

 

 午前7時、一連の海戦は終了した。帝国側はノーマン艦隊の約半分を撃破したものの、第4、第7艦隊の一斉攻撃の前に壊滅した。

 この戦闘で参謀アインスト大佐は脱出したものの艦隊司令ミッドロッドは戦死し、多くの将兵が捕虜になった。

 そしてこの日、ミッドロッド艦隊の壊滅の連絡を受けた帝国軍はマークス島制圧作戦を中止した。

 

 一方の連邦海軍はマークス島に上陸し、この島に大規模な基地の建設を開始した。この島を内エウロペ海の制海権を完全に確保するための拠点とするためであった。

 

 そして連邦艦隊は5月、激戦の続くロジーナ半島に接近し、帝国軍部隊に猛烈な航空攻撃と艦砲射撃を浴びせた。

 海からの援護を受けた南エウロペ軍は、この機会に一気に攻勢をかけた。この攻勢に、連邦艦隊の攻撃で大損害を受けた南エウロペ方面軍は撤退を余儀なくされ、南エウロペ制圧作戦は完全に失敗に終わったのであった。

 




初出 2002年4月11日
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