魔入りました! 千雨さん 作:ちみっコぐらし335号
気になる人は原作七巻までチェックしてから読んでくれよな!!(ステマ)
「『アクドルくろむ』のライブチケット…………ねぇ?」
呟きながら、千雨は指に挟んだ紙片を揺らした。
この
先の
千雨は入間ら共々魔具研究
一応、誤解を招かないように説明しておくと、千雨が選択科目で女子限定の『サキュバス先生の誘惑授業(はぁと)』を選んだのは選択肢の中で一番マシだったからである。
拷問学は論外、実技は危険、魔界の薬学は人間界では役に立たない…………と省いていった結果、残ったのがこの授業だった。
時々授業内容にバカバカしいと思うことはあるが、サキュバス仕込みの男のハートを掴む技術は麻帆良に帰ってからも使えるだろう。
閑話休題。
廊下で遭遇した際、ライムから『三位の努力賞とは僅差だった』という話を聞かされた千雨。
曰わく『誘惑した相手から貢ぎ物としてチケットをもらったけど、これから用事があるから、
お礼としてライブチケットをもらったが、千雨にはそもそも『アクドル』自体がわからなかった。
そこで携帯端末で調べたところ、アクドルとはどうやら人間界のアイドルに似た存在ということがわかった。
悪魔には暴力的・加虐的な思想が高ぶるストレス周期、通称『悪周期』がある。
ひどい時には仕事もままならないなど、かなり厄介な代物らしい。
この悪周期を抑えるため、悪意を興奮に変換して発散させる行為が『悪を取る』、すなわちアクドルの由来だ。
人気のアクドルは魔界ではかなり重要な地位を占めており、『くろむ』はその中でも若手エース。そのライブチケットはなかなか手に入らないのだとか。
「――――あ、千雨。こんなところにいたんだ」
「入間か」
よく知る声が聞こえたため、千雨は携帯端末から顔を上げた。
前方から歩いてくるのはいつもの三人組。
入間を中央にして、脇を二人の悪魔が固める陣形である。
アスモデウス・アリス。
スラリとした高身長で桃色の髪の男の悪魔。火炎魔術を得意とし、
一年首席としての立場を特待生入間に奪われ、初めは目の敵にしていたが、入学早々決闘を行い、己を下した入間に心酔することになったという経緯を持つ。
千雨との仲は可もなく不可もなく、といったところか。
入間についての話がウザい時もあるが、礼節を重んじる悪魔らしくそれなりに常識を兼ね備えた性格である。尤も悪魔の常識なので、人間からすると非常識に感じることも多いが。
件の決闘の詳細も、アスモデウス本人から聞かされたものだ。その語り口は過度な修飾語句がうざったかった、とだけ記しておく。
ウァラク・クララ。
腰まである黄緑色のストレートヘアにこめかみの辺りに生えたグルグル巻きの角、子供っぽい見た目の女の悪魔。『見たことのある物を出せる』という家系魔術の使い手で、
麻帆良学園の能天気なノリを十倍濃縮したような性格なので、千雨的には苦手な相手である。
だが、入間同様、クララは千雨にもよくくっついてくる。何故か。本当にどうしてかわからないが。
なお、悪魔たちの名前は『家名・個人名』の順になっているので、日本人と同じように名前を呼べばまず間違いない。
千雨は専ら他人のことを名字で呼ぶ。相手が魔界の悪魔だろうがそれは変わらない。
しかし、
そんな千雨にしては珍しく、入間のことは名前呼びだが、こちらは
己の安全のためならば、異性を下の名前で呼ぶくらい安いものだ。
同じ
『入間軍団』などと渾名されるこの集団は、第一学年でも屈指の有名グループである。一年生で『
合流した入間らに千雨がチケットの話をすると、なんと三人も同じライブのチケットを手に入れていた。ものすごい偶然である。
曰わく、放送
だが、貰ったのは三枚、入間たちは四人。人数とチケットの枚数が合わなかったので、どうするか相談するために千雨を探していた、とのこと。
そういえばライムと話している時に、入間を呼び出す放送が掛かっていた気がする。
恐らく、その時に放送室かどこかでもらったのだろう。
心配されていたチケット枚数の問題も知らぬ間に解決していたとわかった。
チケットが入手困難なほど大人気だと噂のライブだ。せっかくの貰い物を使わないのはもったいない。
四人は急ぎ放送
そして、ライブの開催時間になった。
千雨たちがこれから観るのは、
四枚とも全てVIPチケットだったので、四人揃ってVIP席に着く。
着席してすぐ千雨が思ったのは、観客側の威圧感がすごい、だ。
何せ全員悪魔である。スペースに余裕のあるVIP席でも近くの観客が気になるし、轟く歓声は半ば雄叫び。
襲われることはないと九割方確信していても内心ビビる。
しかし、くろむの歌を聴いて、千雨は一瞬周囲の観客のことを忘れた。忘れるほどに聴き入ったのだ。
ああ…………なるほど。このライブの出来なら、悪魔たちの熱狂っぷりにも納得だ。
顔立ちの愛らしさなどは生来の資質だが、その生かし方をよく心得ている。
くろむは文句なしに輝いていた。
もし
だが、ここは魔界。
千雨はただの学生で、今はただの
ライブをトコトンまで楽しみ、吸収できる技術を吸収していこう。
口角を上げた千雨は、クララから受け取ったサイリウムを暗がりの中で振った。
昼ライブ終了後、入間がスタッフに連れて行かれた。VIP席特典の抽選とやらに入間が当選したのだという。
気になる特典の内容は『くろむとのおしゃべり権』。控え室でくろむと一対一で会話することができる、ファン垂涎の特典だ。
ともあれ、このメンバーの中にそこまで熱狂的なくろむファンはいない。
運が良いな、楽しんでこいよ、と千雨たちは入間を送り出した。
程なくして、入間は帰ってきた。
帰ってきたのだが、何やら大変なことなったらしい。
「何、くろむが!?」
「熱で倒れた!?」
「このままだとライブ中止!?」
連れて来られたスタッフ用の通路で各々叫ぶ。
自分たちのチケットの回は終わったが、くろむのライブにはまだ夜の部が残っているのだ。
これは一大事だとワーワー騒ぐ悪魔二人を横目に、入間がコソッと千雨に耳打ちしてくる。
くろむの正体が実はクロケル・ケロリだった、と。
「………………はい?」
クロケル・ケロリ。確か、同じ
大きな丸眼鏡を掛けていて、教室でも授業でも隅の方で大人しくしている印象だが――――。
「あ」
そういえば、よくよく考えてみればケロリとくろむは顔が一緒だ。髪型や髪色が違うが、そんなものはカツラを使えばいくらでも変えられる。
いつも伊達眼鏡を掛けているな、とは思っていたが…………ああ、そうか。あれは認識阻害
学校でも目立たないように徹底していたわけだ。
それにしても本当に入間はトラブル体質である。
詳しい事情を聞くと、神経を逆撫でどころか
恐らく、目立ちたくないのに目立ってしまう入間と
いつも入間に振り回されている千雨には、手に取るようにその情景が浮かぶ。多分入間は無害そうな顔をして、致命的な一言を言ってしまったのだろう。
悪意がない方が
それにしても、
「正体を隠してアクドル活動、か…………」
ぼそりと千雨は呟く。
何とはなしに、『家族を見返したい』と言うくろむの事情と自分が重なった。
麻帆良の認識阻害の影響を受けなかったために周りと馴染めず、ずっと独りきりで。
それでも誰かに自分を認めてほしくて、こっそりブログを利用したネットアイドル活動で己を満たしていた自分と。
――――このまま、くろむのライブを中止にさせていいのか?
――――いいわけがない。
千雨はぐっと拳を握り締めた。
とどのつまり、千雨と
だから、くろむのライブ失敗が自分のことのように感じられて、嫌な気分になる。
ついでに言うと、ネトア/アクドル活動でチヤホヤされて承認欲求を満たしているところまで二人は被っているのだが、幸か不幸か千雨はそこまで気づかなかった。
「パフォーマンスでも何でもします! だからライブの中止は待ってほしいんです!」
入間も責任を感じているらしい。
中止にするのは待ってほしい、とくろむのマネージャーだという女性悪魔・マルさんに頼み込んでいた。
しかし、
ただ悪周期のストレスを発散させればいいわけではない。
観客は『学生アクドル』という
だから、くろむほど洗練されておらずとも、『若くて多少の素人感があっても許せるかわいい学生パフォーマー』でなければ観客は満足できない――――と。
「へえ………………若くて、多少の素人感があっても許せるかわいい学生パフォーマー、ねぇ」
ニヤリと笑う千雨。何だ、
目的の人物、クララとパチリと目が合う。クララは入間とアスモデウスを指差し、親指を立てた。
まあ、つまりだ。千雨とクララは今、恐らく同じ発想に至っている。
超
何せクララは、見たことのある物であれば何でも用意できるのだ。
「おい、ウァラク」
「オッスちうっち、ガッテンだー!」
にゅっとポケットから服を取り出すクララ。
これがウァラク家の家系
「お、おい待て! 一体何をするつもりだ……?」
アスモデウスの震え声が耳朶を打つ。
質問という体だが、彼には既に答えがわかっているのだろう。顔色が悪くなっている。察しがいいのも考え物だ。
「なぁに、とっておきの
「すっごいのつくるよー!」
じりじりとにじり寄る女性二人に、怯える男性二人。
男性二人の服が引っ剥がされ宙を舞うまで、そう時間はかからなかった。
後に入間はこう語る。
あの時の千雨の表情は悪魔以上に禍々しかった、と。
◆
――――時は戻って、現在。
入間、アスモデウス、クララ、そして千雨の四人は、くろむのライブ会場である
クララと共に、入間とアスモデウスを『若くて多少の素人感があっても許せるかわいい学生パフォーマー』風に仕上げたところまでは千雨の計画通りだった。
しかし、気付けば千雨も衣装を着せられ、このザマだ。
三人だけにやらせるつもりだった
先ほど、一瞬だけクララと心が通じた気がしたが、どう考えても一時の気の迷いであった。やはりクララは苦手だ。
みっちりと居並ぶ大勢の観客に、思わず唾を呑む千雨。
元がわかるような半端なメイクはしていない。おまけに今回はプロの手まで借り受けた。
だから正体がバレる心配はない、はずだが…………。
ここまで来たらやるしかない。
バレないから大丈夫、バレないから大丈夫。あと観客の爪とか牙とか角とか羽は全部飾りだから怖くない。そう、ここはハロウィンパーティーの会場だ。
そう自己暗示し、一歩を踏み出す。
『我ら! イルミと愉快な仲間たち!!』
マイクを通し、クララがそう堂々と宣言した。
今か今かとライブの開始を待ち望んでいた観客の目には、美少女アクドル四人組が立っているように見えるだろう。
実際の内訳は『女装二(うち人間一):珍獣一:人間一』と、とてもアクドルには見えないラインナップなわけだが。
「イルミ? 誰だそれ」
「そんなアクドルいたか?」
そんな観客のざわめきが千雨の耳まで届いた。
――――聞いたことがない? それはそうだろう。むしろあって堪るか。
名前の由来は極めて明白。イル
安直過ぎる。偽名としてもそれはどうかと思うレベルの単純な音の置き換えだ。
しかし、本人が自分の名前と認識できなくては
だからベッタベタな名前にもゴーサインを出した。
まあ、もし偽名がバレたとしても芸名という言い訳が効くし、第一考えている時間が惜しかった、ということもある。
グループ名について、千雨は考えることをやめた。
「――――行くぞっ!」
スピーカーから軽快な音楽が流れ出す。
余計なことに思考を割くな。今、この瞬間のことだけを考えろ。
覆水は盆に返らない。賽は既に投げられたのだ。
「っ」
リズムに合わせ、舞台の上でステップを刻む。
千雨には多少ダンスの心得があるが、男二人にはない。……いや、もしかしたらアスモデウスは社交ダンスならできるかもしれないが、今求められているスキルとは微妙に違う。クララは論外。
だから、彼らにまともなダンスをさせることは諦めた。
故に千雨から出したオーダーは一つ、『派手にやれ』。
轟、と肌を舐める炎がステージを橙色に染め上げる。
アスモデウスが得意とする火炎魔術だ。
幾重にも生み出される大迫力の火の壁。
当たれば即お陀仏な灼熱の劫火が、黒髪ロングのカツラを被った入間に殺到し――――紙一重でスルリと抜けた。
いや、炎が軌道を変えたのではない。入間がギリギリでよけたのだ。
当たりそうなのに当たらない。逃げ場がないのに避けている。
入間が持つ圧倒的危機回避能力の賜物だ。
入間は千雨と同じ人間のはずだが、彼は危機的状況に瀕すると『本当にあれは人間にできる動きなのか?』と疑うほどの超人的センスを発揮するのだ。
とはいえ、これは例えるならサーカスの動物が火の輪くぐりをするようなもの。
それっぽく見えるように千雨が多少フォローを入れているが、本質的にダンスではない。
だが、
「なんだあの子の動き!?」
「すげえぞ!!」
「なんて前衛的!!」
「いいぞ、もっとやれ!!」
クレイジーな催し物が好きな
というか、これを『前衛的なダンス』と評価できる悪魔の感性とは一体………………いや、深く考えたら負けだ。
ステージの隙間、動きの合間にクララがドコドコとよくわからない打楽器を打ち鳴らしている。
単体では意味不明だが、舞台全体として捉えれば、演出の予測不能感に一役買っている…………はずである。多分。
問題は出演者側にも予測不能なことだが、これも千雨たちで何とかうまく転がしていくしかあるまい。
クララに関しては、最悪パフォーマンスのマイナスにさえならなければいいのだ。
「黒髪の子、カワイイ!!」
「イルミちゃんいいぞ!」
「炎の美人、スラッとしてる…………踏まれたい……!」
「燃やされたい!」
「普通の感じの子いいな!」
「事務所の新しいアクドルか?」
「一人だけ明らかにジャンル違うだろッ!!」
掴みはオーケー。むしろ、素人にしては出来ている。
さぁここからだ、と千雨は呼吸を整えた。
ただ奇天烈なだけのサーカスじゃない。ちゃんと
バックグラウンドで流れていた一つ目の曲が終わる。
千雨は汗ばむ手でマイクのスイッチをオンにした。
いつ、
三十分か一時間か、それとも…………今日はもう動けないかもしれない。
――――だが、それでもやると決めた。時間を稼ぐ、と。だから、やってやる。
千雨はマイクを力いっぱい握った。
ここからは打ち合わせ通り、歌の時間だ。
『――――――――――――ッ!!』
この短期間に覚えたフレーズを無我夢中でシャウトする。僅か数十分前に頭に叩き込んだくろむの持ち歌だ。
歌詞を間違えたらアウトだが、怖がっていたら観客を魅せられない。
客席で沸き上がる観客の咆哮がビリビリと煩い。
この悪魔どもめ、こんなところで全力を出してくるなよ。
そんな感想はおくびにも出さず、千雨も負けじと声を張り上げる。
千雨の歌声に合わせ、半ば裏声の
男女の役割が逆だろうと思わないでもない。しかし、ぶっつけ本番で練習も調整もロクにできなかったのだ。仕方ない。
普通こういう時は
アスモデウスには裏声のコーラスだけやらせておく。
クララはその辺、そもそも期待していない。
彼女に普通のことはできないと信用しているからこそ、千雨は『歌が始まったら何か楽しそうなことをしておけ』と丸投げしていた。
そういうわけなので、ここは千雨が請け負うしかないのだ。声が枯れ果てるギリギリまで。
飛び散る汗が照明の光でキラキラと輝く。
ふらつきそうになる足。床を勢い任せに踏みしめ、疲労を誤魔化す。
――――どれだけ時間が経った? どれだけ時間を稼げた?
悪魔二人はともかく、入間の方も体力はまだ大丈夫そうだ。入間は修羅場慣れしていて意外と持久力がある。
となると目下最大の問題は千雨だった。
観客を楽しませるためには全力でやれねばならない。
だが――――その全力はあとどれくらい保つ?
時間の感覚すら覚束なくなる中、火照る身体を冷気が包み込んだ。
舞台袖から形作られるは水晶が如き氷結の道に、割れんばかりの観客の歓声。
『――――いつまで私のステージで暴れるつもりです?』
衣装の袖で汗を拭う。声の主を見ずとも千雨にはわかる。
アクドル・くろむが復活したのだ。
「おせえんだよ…………!」
体調不良であったことなどまるで悟らせない。くろむは背筋をピンと伸ばし、ステージ中央に向かいカツカツと歩いてくる。
「その…………ありがとう。本当にありがとう」
礼を告げるくろむに疲労の色は見られない。
本当にもう大丈夫なのだろう。千雨たちの前座としての出番は終わったのだ。
このまま潔くフェードアウトして――――
「待ちなさい」
くろむはステージを降りようとしていた入間と千雨の手を掴んだ。
「ここはプロの舞台です。最後まで責任をもってください」
「ええっ!?」
「私は限界ギリギリなんだが――――ああ、くそ、最後までやればいいんだろ…………!」
マイクを通さない小声でのやり取りが終わるとイントロが流れ出す。
これがくろむの
『キミの小悪魔黙示録!!』
千雨は何故か、くろむのステージで入間と共に歌っている。客席から響いてくる歓声は先程の比ではない。
ちらりと舞台袖を覗くと、アスモデウスもクララもとっくに退散してステージを見守っていた。すんなり撤退できて羨ましい。
こうなれば、毒を喰らわば皿まで、だ。
持てる力の全てを、今この瞬間のパフォーマンスに注ぎ込む。
くろむの曲を歌いきり、三人で大歓声につつまれて――――。
気付いた時、千雨は楽屋にいた。
すぐ隣では入間が心配そうな顔で椅子に腰掛けている。
「――――――大丈夫、千雨!?」
「耳元で……叫ぶんじゃねぇ…………」
千雨はソファに寝かされていた。楽屋の天井を見ながら唸る。
体力も気力も限界まで搾りきって、意識をとばしていたらしい。
千雨が目覚めたと知るや、代わる代わるスタッフが現れた。皆、夜ライブ成功の立役者に感謝しているのだ。
スタッフの『ありがとう』という一言を聞く度、じわじわと実感が湧き上がってくる。
――――良かった。やり遂げたのだ。
少し休んで、体力も回復した。
歩けるようになったので帰ろう。
すくっと千雨が立ち上がった時、誰かが千雨に駆け寄ってきた。
直前まで入間と話していたその女性は、くろむのマネージャー・マルさんだった。
「いっそ一人だけでいい! あなた、アクドルに興味ない!?」
「は…………はい?」
「よし、逸材一人確保ォ!」
「って、え? ちょ、待っ――――」
マルさんに連行された千雨は、後日『謎の学生アクドル・れいん』として華々しくデビューし、くろむと度々タッグを組むことになる。
アクドル
その後も、千雨が密かに抱いていた『元の世界に帰るまでなるべく平和に暮らしたい』というささやかな願望は、性格改変魔術をかけられ乙女モードになった生徒会長アザゼル・アメリをプロデュースしたり、変な気の回し方をした
ちう様まじデビきゅー!
…………いやホントにこれ千雨魔改造物じゃないんですってば。
ちう様が入間くんと同じように魔界の魔術を扱ってたり、もし収穫祭辺りまで続くと「あなたの