代理人大好きエリザちゃん!   作:答えてくれドルフRO

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今回は朝の暴走と耳かき。
エリザってSっぽいところもありますよね(強めの幻覚)
おね×ロリもいいですが、ロリ×おねもいいと思いませんか?
私はそう思いますけど(語録無視)
なお今回はR15で誤魔化せるのかわかりません

前半は捕食? 後半は耳かき

Q.いったい何を?

A.私にもわからん





3.エリザちゃんの夢

「んみゅ…………」

 

 エリザは夢を見ていた。

 正確には、かつての経験をログとして……だが。

 なぜそのようなことが起きたのか。それは重要ではない。

 

「エージェント…………」

 

「お側に御座いますわ、ご主人様」

 

「んふふ……しゅきぃ……」

 

「はい、わたくしもですわ」

 

 好きなヒトがいるなら、どこだって(たとえ夢でも)、何が起きていてもかまわないのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ある日、エリザがベッドで着替えさせてもらっている最中のこと。

 

「すぅーっ……んん、いい匂い……」

「今回はバニラの香水をつけてみましたの……お気に召されたなら光栄ですわ」

 

 代理人は珍しく手に入った、天然の香料を説明した。

 エリザも当然と言わんばかりに代理人の首元へ抱きつき、その香りを吸い込んでいく。嗅覚センサーを満たす甘美なものに、彼女は震えた。

 

「うん……食べちゃいたいくらい────いい?」

「まだ、お召し物が……」

「それより、エージェントが欲しい」

「お体が冷えてしまいますわ……」

「エージェントで温まる」

「しかし……」

「抵抗するんだ?」

 

 エリザの手が代理人の頬に伸びる。

 

「そのような、つもりは……」

「なら私に従って」

「…………」 

「イイよね?」

「……仰せの、ままに」

「それじゃあ…………ふぅー」

「っ、ご主────」

「あむっ」

「ああっ……!」

 

 いつもと違う、蠱惑的な声に()()()()された代理人は、それを跳ね除けることができず受け入れた。

 耳元に吐息をかけられ、思考回路が上手く機能しなくなる。

 それでも咄嗟に手を後ろへ回し、倒れかけた体を支えた。

 

「そんな蕩けちゃって……耳、やっぱりいいんだ?」

「ぁ、あぁ……」

「……じゃあ、これは?」

「っ"!?」

 

 代理人の首筋に、チクリとした痛みが走る。

 

「はむ……」

「ごしゅ、じ……」

「じゅる……同じ人口血液(モノ)でも、エージェントから貰うと味が全然違うね」

 

 エリザは代理人の首にまた噛み付いた。代理人の手が震える。

 

「ありが……っ」

「ふふ、美味しい……もっと、もっとちょうだい……」

「っ……あっ……ふっ……」

「ぺろっ……あむ」

「ッ……!」

 

 時折傷口を舐めて、また噛み付く。

 

「まだ、足りない」

 

 何度も、何度も。

 

「わたしの気持ち(好き)、体に教え込ませてあげる……」

 

 

 

 

 

 やがてエリザは代理人を押し倒し、腹部の上で馬乗りになった。

 

「ねぇ……エージェント?」

 

 その行動に、なけなしの演算領域で違和感を覚えた代理人は少女を仰ぎ見る。

 目は妖しく光り、目線の先にいるものを獲物としか認識していないかのよう。

 しかも、目が合ったことに気づくと、これ見よがしに舌なめずりした。

 

 

「あなたが悪いの……」

「ご主人……様……?」

「こんなご馳走……」

「何を……?」

「わたし……もう……」

「?」

 

「もう……我慢できない……」

 

「それはどう────っ!?」

 

 代理人の言葉は封じられた。

 言葉を放つ唇が奪われたから。

 

「んん……ちゅ……あむっ」

「あ……ふっ、んん……っ!」

 

 代理人は目を見開いた。

 

(何、何が起きていますの?)

 

 視界はエリザの顔で埋め尽くされ、ぬるま湯のような心地よい暖かさが、唇から伝わってくる。

 

(キス……ご主人様が、わたくしに!?)

 

「んちゅ……んっ、れろ……」

「あふ……あっ……っ!」

 

 代理人が混乱した隙をエリザは逃さなかった。彼女は舌を無理矢理差し込み、代理人の口内を嬲り始める。

 

「ぴちゃ……んん……」

「ま、まひぇ…………んあっ」

 

 代理人は事態が飲み込めず、抵抗を試みた。しかし、目の前の少女はそんなことおかまいなし。両手首を掴み、ベッドに押し付けて拘束する。

 力は代理人が上なのだが、保護プログラムの影響で保護対象に()()を加えることはできない。どうやら、抵抗することはその()()に分類されるらしかった。

 

「動かないで……エージェント。大丈夫、わたしに任せて……」

「そんな、まだ朝ですわ……」

「時間なんて関係ない……んっ」

「んんっ……! ぷはっ」

 

 唇を離したエリザは、代理人の耳元で囁く。

 

「ぜんぶ、ぜーんぶ……わたしに任せて?」

「こんな、こんなこと……」

 

 否定の言葉を吐く代理人だが、その頬は紅潮し、目は潤んでいた。

 

「いつも、頑張ってくれてるから……そのお返し……」

 

 優しく代理人の頭を撫でるエリザ。

 

「あぅ……」

 

 ウイルスでも入れられたのか、それだけで代理人の電脳はぼーっと意識が薄れ、演算もまともに機能しなくなる。

 心地よい感覚に身をゆだねてしまいたくなる。

 

「張り詰めてばかりじゃ……駄目だから……ね……?」

「し、かし」

 

 それでも、彼女に残った僅かばかりの理性が抵抗し続ける。

 

「大丈夫……ちゃんと、キモチヨクしてあげるから……」

「あっ」

 

 スカートの中に入り込む細い腕。つーっ、とふとももを撫で上げた。

 

「────ね?」

「ふぁい……」

 

 それがトドメの一撃。

 代理人は、体のすべてをエリザに明け渡した。

 ふたりの朝は長い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 またある日の昼過ぎ。

 暖かな空気と心地よい太陽光が降り注ぐ中、2人は本部に設けられた縁側に座っていた。

 

「う~ん……」

「ご主人様、如何なされました?」

「聞いてよエージェント、耳がかゆいの…………」

「お耳が? 何時頃からですの?」

「ご飯を食べた後かなぁ……」

「そういうことでしたら……少々失礼致しますわ」

 

 代理人はエリザの頭部を簡易スキャンした。

 

「……なるほど」

「わかったの?」

「はい。どうやら、聴覚モジュールにいくつかエラーがあるようですわ」

「どうしよう……」

「問題ありませんわ。幸い、この程度でしたらわたくしにも直せますの」

「そうなの……?」

「はい。ですからお任せください」

「うん……よろしくね」

 

 代理人はひとつ、手を叩いた。 

 

「せっかくです。少し趣向を変えていきましょう」

「どうするの?」

「耳かき、というのを致しますわ。ご主人様さえよければ、ですが」

「耳かき?」

「昔の文献で見つけた、人間が耳に入ったゴミなどを取り出す行動ですの」

「でも、ゴミなんてないよ……」

「ええ。しかし、修理台でスリープモードに入るよりも、ボディを活かしてみたいではありませんか?」

「うーん……」

「ふふ……それにご主人様。人間は耳かきをするとき快感を伴うそうですわ」

「快感……?」

「気持ちよい、ということですの」

 

 代理人はエリザのさらさらとした髪に指を通し、そのまま撫でた。

 

「んっ……でも、わたしたちには……」

「ご安心ください。その辺りも考えておりますわ」

 

 代理人のスカートからサイドアームがいくつも現れる。それらは先端が細く尖っていたり、カギ状だったりと人形修理用の機器が取り付けられていた。

 

「…………」

 

 エリザは無意識に喉を鳴らす。

 

「如何です?」

「ほんとに、できるの……?」

「もちろんですわ」

「そう……それじゃあ、お願い……」

「かしこまりましたわ」

 

 代理人はエリザの頭を膝上に招き、少女も応じた。顔は外側を向いている。

 

「それでは、始めさせていただきますわ」

「……緊張する」

「ご安心くださいませ。それもすぐ、感じ無くなりますわ……」

「うん……」

 

 まず、ケーブルを自身とエリザの後頭部コネクタに接続する。そのまま彼女と同期し、異常な挙動を見せるバグを解析し始めた。

 次はアーム先端の尖った部分をエリザの耳に侵入させ、最奥の接続口を目指す。

 

「ん……」

 

 カサ、カサ。

 耳の中を見えない何かが這いずり回り、くすぐったそうにするエリザ。

 やがて先端は耳奥に到達し、接続口と繋がる。

 

「んッ」

 

 ぴりっ、と電流にも似た刺激が全身を駆け巡った。いや、実際に微弱な電流を流しているのだ。

 キュイイイイン────。

 その後は甲高い音と共に耳の奥をかき回される感覚。

 

「あっ、あっ?」

 

 響くような音に身構えるも、不思議と痛みはなかった。しかし、どうも別の異常が起きた。

 それは電脳(アタマ)の処理能力が低下し、思考も霧に包まれたようにぼんやりとしてくる。

 

「ご主人様、本番はこれからで御座いますわ……」

「あぅ……」

 

 するり、と滑らかにアームの先端が耳から抜けた。

 奇妙な喪失感に、思わず目で追うエリザ。その目が代理人の事を捉えたとき、彼女は何かを持っていた。

 どこから取り出したのか、それは耳かき棒。

 

「っ」

 

 彼女は片手を耳の下に沿え、片手でヘラ裏を使い耳の内側をなぞる。ほど良い圧力だったようで、エリザの電脳は甘い痺れを覚えた。

 

「な、にが……?」

 

 まとまらない思考の中で口に出した疑問。その回答は、頭上よりもたらされる。

 

「簡単なことですわ……ほんのちょっぴり、擬似神経と感覚モジュールの反応を書き換えましたの」

「かき、かえ……?」

「はい。今、主人様の耳の中は、擬似神経が普段との落差に反応してかゆみを訴えているはずですわ」

 

 言われてみると、どうだろう。耳の中がむずむずして来たような気もする。いや、してきた。かきたい。すごくかきたい。

 

「ふふ、今は耳かきの最中ですの。ご自分でなんて、仰らないでくださいませ?」

 

 しかし腕を動かそうとするも、上手く動かない。

 

「いじっ、たの……」

「ええ。無礼とお思いになられるかもしれませんが、()()()()()()()内部を傷つけるといけませんので」

 

 クスリと微笑む代理人は、スーッ、と耳をまたヘラ裏でなぞった。

 甘い感覚に、エリザはまた震える。しかし、そこではない。求めているのはその奥。それでもヘラが通るのは耳介回りだけ。耳道内の痒さだけが募っていく。

 明らかに代理人は焦らしている。しかしエリザは足先を振るわせる他に出来ることはなかった。

 

「どうです? 気持ちいいでしょうか?」

 

 白々しい言葉に反抗する気力も出ない。

 

「て……」

「ご主人様、如何致しましたか?」

「……れて」

「ご主人様?」

 

「耳……中、いれて……」

 

 己の要望をかすれた声で懇願する。 

 

「…………かしこまりましたわ♪」

 

 代理人はクスリと微笑み。

 そして、とうとう耳かき棒はエリザの耳道に侵入した。

 

────カリッ。

 

「…………ッ!」

 

 待ちかねた感覚に、エリザの電脳はスパークした。全身を電流が駆け巡り、足先もピンと伸びきってしまう。

 口をパクパクさせてあえぐエリザ。

 

「ふふっ」

 

 しかし代理人は止まらない。

 カリ、カリ。小気味良い音が響く。

 そしてそのたび、エリザの全身を微弱な電流が走った。

 

「はっ、ぁっ……」

 

 カリ、カリ。

 カリ、カリ。

 カリ、カリ。

 

 耳かきはまだ始まったばかり。

 

「お可愛いお姿ですわ、ご主人様……♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、あぁ……」

 

 片方の耳が終わる頃になると、エリザの口はだらんと広がり、目も虚ろで、意識が半分まどろみに蕩けているような状態だった。

 

「ご主人様、次は反対のお耳をチェック致しますわ……♪」

「っ!」

 

 耳元で囁くように紡がれた言葉。吐息が耳たぶにあたり、エリザは体を震わせた。

 

「おや、おやおや……相当良かったようですわね。仕方ありません、わたくしがお顔を反対に向かせて差し上げます……♪」

 

 エリザの顔が反対を向き、代理人の体と向かい合う形になった。

 

「うぅ……」

「言語機能もまともに動かなくなるくらい、心地よいのですね……ご安心くださいませ、もっと気持ちよくなりますから……」

「あぁ、ぁぁぁ……」

 

 もはやエリザは呻くことしかできず、代理人の体に包まれるのを拒む術などなかった。

 

 

 

 

 

 以後、エリザはしきりに聴覚モジュールの整備を代理人に強請るようになったという。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんな幸せな夢。

 

 

 

 

 

 

 

 






電脳空間というのも考えましたが、現実の方がいいかなって……


エリザちゃんって、成り立ちからして情緒不安定なのは仕方ないと思うんですよ(言い訳)




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