バトルスピリッツ烈火魂 グランウォーズ‼️   作:キャプテンK

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ダン「前回は早雲と魔ゐの活躍でアクト団を退けた。おまけに新たな仲間達も増えて俺達は確実に強くなっていた。だがそれも束の間、次の日起きてみるととんでもないことがまた世界で起きていた」


第二十四陣:魔法と魔界と入間くん

 

翌日

 

もう世界中大騒ぎであった。みんなテレビやスマホに夢中だった。もちろんダン達もそれぞれの場所で見ていた。それもそのはず

 

マクロス・フロンティア以外の世界中のあらゆる場所に2種類の巨大な扉・・・いや・・・門のようなものが出現していたからだ。一つは魔法陣のような模様が至る所にある白く美しい門。もう一つは全体に不気味な紫と黒を彩り、悪魔のような形状をした門。こちらの周りには蝙蝠が飛び回っている

 

 

◯グランサミット会場

 

すでに会場には各国首脳が勢揃いしていた。もちろん政宗達も。マクロスフロンティアのハワード大統領は状況が状況のためモニターで

 

ハワード「うーん 私達もこの扉のことを調べてみましたがやはり異世界に通じる扉だと結論するほかありません」

大統領(センターシティ→以降はHCと呼称)「やはりそうでしたか」

 

さすが技術力に関しては他より進んでいたフロンティア船団。すでにこの門のことを調べていた。だがどのような世界かはわからないらしい。何かに妨害されそれ以上調べられなかったらしい。謝罪するハワード大統領をお市は励ます。それを

 

ゲードウ「はーはっはっはっは! 調べられないとはマクロス船団やゼントラーディの技術もたかが知れてますな」

 

お市達の世界のアメリカ大統領ことゲードウ大統領はハワード大統領を侮辱してきた。それはゼントラーディまで。その発言は周りの首脳まで不快な気持ちにさせていた

 

どうにもこの男は異世界の者や異形なものに差別意識があるらしい。盟約が定まった今でも彼の国では彼の息がかかった人間達は異世界人をよそ者のように扱い不評だった。それ以前に自国の大半の市民だけでなく各国からの印象も悪く、不人気だった。それでも毎年出馬には勝ち尽くしていた。何か不正をしていたり、裏で何やら悪どいことまでしているという黒い噂までされている。いけすかないことこの上ない男だ

 

ゲードウ「まっ 調べる必要もないでしょう。こんな歪で不快なものは吹き飛ばしてしまった方が楽でしょう。とっととミサイルで破壊してしまいましょう。世界の安全のために笑笑」

 

とんでもないことを発言する!お市と政宗、幸村達はもちろんのこと、その中でもダンは特に怒っていた。すると

 

???「いい加減にしなさい!!」

お市「!」

 

どこからか奴に怒りの声が聞こえてきた。すると目の前に巨大なマギサの幻影が現れ会場は騒然とした

 

ダン「マギサ!?」

 

これにはダンも驚く

 

ゲードウ「なんだ貴様は!勝手に大事な会議にいきなり現れ! ん?」

 

ガブっ!!

 

ゲードウ「ぎあああああああ!!!」

マギサ「シャラ〜〜ップ!」

 

スカーフの中の蛇ブーツに噛み付かせる

 

マギサ「その大事な会議をめちゃくちゃにしようとしたのは誰かしら?周りをご覧なさい」

 

改めて見ると、自分に対しての冷たい視線にようやく気づいた。それで観念したかようやく口を閉じ、謝罪した(悔しがりながら笑笑)

 

マギサ「ごめんなさいねお市ちゃ・・あっ今は議長と言うべきね」

お市「いえ、こちらこそ・・・」

 

政宗「お見苦しいところを見せてしまい申し訳ございません」

お市「!」

 

ここで政宗が!しかもメイドだけでなく大六天魔王まで頭を垂れて!それには全員驚いた。ダンの時もそうだったがマギサにも敬意を払っているみたいだ。まるで環奈の時のように

 

政宗「あなた様がこちらにお見えになるとは露知らずお恥ずかしい限りです。グラン・ロロを見守りしマザーコアの光主マギサ殿」

 

マギサのことを説明してさらに会場はどよめく。お市も驚いていた。政宗がマギサのことを知っていたことに

 

マギサ「あなたが政宗ね。いい目をしているわ。あなたは敵だけど言わせてもらうわ。自分の信じた道は最後まで信じて進みなさい」

政宗「ははっ!もったいなきお言葉!」

 

マギサ「うふふ。さて、それじゃあそろそろ。みなさん」

一同「・・・・」

 

マギサの言葉に全員口を閉じる

 

マギサ「先ほどは脅かしてごめんなさい。心よりお詫びを申し上げます。改めて自己紹介させていただきます。私は異界グラン・ロロの守護者にしてマザーコアの光主マギサと言います」

 

マギサの姿が全世界で放映されている。その姿に魅了される者、敬意を払う者が多くいた。それだけの美しさだったのだ。もちろんサミットに来ている首脳達もだ

 

 

マギサ「今回私が皆様の前に現れた理由はただ一つ。あの二つの門の先の世界についてです。実は私・・・・あの門の先の世界に行ったことがあるからです」

一同「!?」

 

なんという衝撃事実!!

 

マギサ「かつて私が異界魔女だった頃、グラン・ロロも今のように次元が不安定だった時期がありました。私はその時に次元の歪みに巻き込まれ、異世界に飛ばされました。その世界こそ、あの白い門の世界。名をつけるとするなら、そう、あそこは“魔法の世界”です」

 

お市「魔法!?」

 

それを聞いて世界中驚愕していた。それもそのはず。これまで数多くの異世界人達が現れたが、魔法とはこれまで以上の事例だ。魔法とは魔法使いが使う力なのだから

 

マギサ「確かに魔法使いに近いけど、皆さんの思う杖を使うのとは少し違うわ。彼らは生まれながらに魔力と呼ばれる力を宿し、生きるために使っている。彼らにとって

多くの彼らは“魔導士”と呼ばれ、彼らはそれぞれ“ギルド”と言う場で依頼をこなしていく。それがあの“魔法の世界”よ」

 

会場は騒然だった。魔導士と呼ばれる魔法使いがあの世界にたくさんいるのだから。危険はないのかと聞く者もいた。マギサは答えた。中には闇ギルドと言う危険なギルドもあることも。不安が広がるがマギサは言った

 

マギサ「あそこには私の最も信頼しているギルドがあります。彼らがいる限り、心配はありません」

 

その言葉に少し安心する。ふとお市はマギサが胸に手を当ててる箇所に何かあるのが見えた。これは桃色の羽の紋章?

 

マギサ「それじゃもう一つの世界についても話します。あそこには…」

???「ここからは僕が話すよ」

 

とどこからか声がした!この声の主は? するとマギサの横の床から魔法陣が現れ、何かが出てきた

 

マギサ「!! あなたは…!」

 

口髭と丸メガネ、スキンヘッドをした長身痩躯の老人が出てきた。しかもその頭には角を生やしていた

 

サリバン「はじめまして人間のみなさん。私の名前はサリバン。魔界から来た……悪魔です」

一同「!!!!??」

 

なんとこの老人、自分が悪魔となんの躊躇もなく言った!

 

首脳達「悪魔!?魔界!? あの門の先は魔界なのか!? なんということだ!」

 

みんなすっかり混乱状態だった。仕方ないと言えば仕方ない。何せあの悪魔なのだから。平静を保っていたのは政宗達だけ。この時ゲードウは不気味な笑いを見せると、待機させてた部下達に武器を持たせ悪魔を取り囲ませる。異種を倒して自分が正しいことを証明しようとするつもりだ。お市は止めようとするが政宗と大六天魔王がお市を止める。一体なぜ? そして銃を構えて撃とうとすると

 

シュっ!

 

突如、風が吹いたと思って目を瞑り、開けると銃が真っ二つに切られていた!よく見ると、悪魔を守るかのように身構えた、犬や猫の耳のように見える角と耳を生やした美青年がいた

 

辺りは一気に静かになる。すぐにみんなわかった。この悪魔達はとてつもなくヤバいと。それはダン達も身を持って感じた。全員死を覚悟した。ところが

 

サリバン「いや〜〜〜驚かしちゃってごめんね〜、いきなり武器構えちゃうもんだからつい〜」

美悪魔「ご無礼をお許しください」

 

お市「えっ?」

 

とあんな恐ろしいオーラを出していた悪魔がおちゃらけな声で話し出した(おまけに体も二頭身の卵体形になって)

 

そこへマギサが

 

マギサ「お久しぶりです。サリバン様」

サリバン「ん〜? あれ〜! キミもしかして、マギサくん!?」

マギサ「えぇ 私です」

 

悪魔と堂々と話しをするマギサ。どうやら知り合いらしい。悪魔はマギサの顔を真剣に確認していた

 

 

サリバン「なるほど。確かにマギサくんだ。マザーコアと一緒に君の気配を感じたからもしかしたらとは思ったけど。君がマザーコアの光主になったんだね。立派になったね。それにあの頃より綺麗になったよ」

美悪魔「えぇ。本当にお美しくなられました、マギサ殿」

マギサ「勿体無いお言葉です。サリバン様、オペラくん」

 

この美悪魔はオペラと言うらしい

 

サリバン「そんな堅っ苦しくしなくていいよ。君とボクの仲なんだから」

オペラ「サリバン様、今この場は大事な会議場。マギサ殿も行儀良くなられるのは仕方ありません」

 

サリバン「それもそっか。それじゃボクも話をしていくとしようかな。おっとその前にもう1人紹介したいんだ。 ん?」

 

政宗「………」

サリバン「……」

 

一瞬政宗とサリバンが目が合って何かを語ったように見える

 

パチン

 

指パッチンすると、また魔法陣から誰か出てきた

 

???「あっ どっどうも〜」

 

なんと子供だった。この子も悪魔なんだと思われるが一体この子は?

 

サリバン「はーい、ちゅうも〜〜く! この子はボクの大事な大事な可愛い〜〜孫、いるまくんで〜〜す」

 

マギサ&政宗「えっ?」

 

イルマ「はっ初めましてみなさん。い イルマです。ははは」

 

マギサ&政宗「えええええええええええええ〜〜〜〜!!!」

お市「!?」

 

サリバンの孫と聞いて叫び声を上げる。どうやらマギサはサリバンに孫がいたことは知らなかったらしい。しかもどう言うわけか政宗も。狼狽えるマギサをオペラが、政宗を大六天魔王が落ち着かせる。

すると先ほどまでおちゃらけだったサリバンが真面目な顔と声になって話を始める。

 

サリバン「まず初めに、あなた方の世界に混乱を与えてしまったことを、13冠を代表として深く謝罪します」

 

各国首脳やテレビで見ている人間達に謝罪するサリバン。その紳士的な態度に全員(一部を除いて)に好印象を与える

 

サリバン「私達としてもこの度の異変に関しては大変困惑しています。まさか、かの昔より失われた異界と繋ぐ門が突如として蘇ったのですから。我々はどうしてこうなったのか調べていくうちに、マザーコアの気配を感じ、私が代表として伺うことになったのです。しかしまさかここが人間界だったとは、想定外としか言えません」

 

どうやら向こうもこちらと同じ状況のようだ。どうやら向こうでは一部の悪魔しか人間は存在していることを知らなかったらしい。なぜなのか?その理由を首脳の1人が聞くと

 

サリバン「我々悪魔にとって人間は………ご馳走なんです」

一同「!!」

 

人間は欲の塊。悪魔にとっては最高のご馳走なのは当然だろう。過去にも何度か人間と契約などもしたこともあるらしい。もし人間がいると知れば魔界の秩序が乱れるため一部の悪魔しか人間がいる事実は秘密にされてきた。それを聞いた時、数名が怯える。まあ仕方がない。人間はご馳走と言うのだから

 

ゲードウ「ふん!やはり悪魔だな。人間を喰らうことしかしない野蛮で薄汚い種族だ。こんな奴らと和平などあるはずがない。とっとと…!?」

 

オペラがとてつもなく恐ろしい顔で睨みつける

 

オペラ「お話は最後までお聞きを。あなたが喋ると空気が汚くなります。どうかしばらくお静かに」

 

ゲードウはビビりまくり黙り込む

 

サリバン「では話を戻します。確かに私たちにとって人間はご馳走です。しかしそんなことは絶対にさせません」

 

サリバンの言葉には重みや責任が感じられる。周りも少なからずそれを感じていた。しかしやはり悪魔となるとやはり恐れもあり信じられるか疑心暗鬼になる。すると

 

イルマ「みなさん、聞いてください!」

サリバン「イルマくん!?」

 

サリバンの孫の入間が割って入った

 

イルマ「さっき言ったことを疑うのは仕方ないかもしれません。実際人を食べてみたいと思う悪魔も中にはいます。ですが……ですが!! 魔界は決して怖い悪魔ばかりではありません!みんな優しいし、楽しいし、命を大切にする悪魔の方が多いんです! ボクみたいな子供がこんな大事な会議に割って入ったことはいけないかもしれません。けどそれでもみなさんに伝えたいんです! お願いします!どうか僕達と仲良くして下さい!!」

 

イルマは頭を下げながら世界中に想いを叫んだ。その光景は世界中に拡散される

 

サリバン「イルマくん……」

マギサ「………(なんて強い子)」

 

すると

 

パチっ

 

イルマ「?」

 

パチパチパチパチパチパチ………

 

会場中に拍手喝采だった。イルマの心からの叫びがみんなに届いた。それはこの会場だけでなく世界中も同じだった。あの大六天魔王まで

 

ダン「すごいな。アイツ」

幸村「響いたぜアイツの心の炎」

 

大六天魔王「(恐れ入ったぞ小僧)」

政宗「ギラギラギラ 気に入ったぜアイツ」

 

お市「イルマ様見事な演説でした」

イルマ「ありがとうございます」

サリバン「イルマく〜〜ん!!」

イルマ「あっおじい ぶほっ!?」

サリバン「うお〜〜〜ん!! ありがとうイルマくん!おじいちゃんのかわりにみんなに伝えてくれて〜〜〜!!」

 

孫の見事な演説にサリバンは抱きついて嬉し泣き号泣だった

 

この後サリバンはお市と各国首脳の協議により和平が結ばれた。それからしばらくして魔法の世界からは魔法評議会がやって来て、ことの説明をマギサが話したことで理解をしてくれた。どうにもこちらもマギサにかなり敬意を払っていた。それからしばらくして魔法の世界とも和平を結ぶことができた。

そしてグランサミットからある条件が出された。こちらから代表者を選出し、両世界に使者を送ると。やはり世界そのものが現れたとなると、いくらイルマからの言葉があったとは言え、実際に見ないと不安が残る。両世界はこれを承認した。選出を決めるのは二つの世界に詳しいマギサと彼女と最も親しいお市が満場一致で可決され、グランサミットは閉幕した

 

幸村「魔界に魔法の世界。一体誰が選ばれるんだろうな?」

環奈「うむ。どちらとも実に興味が深いでごじゃる」

 

 

ダン「悪魔……」

 

 

佐助「俺、魔法の世界に行ってみてー!」

佐助の仲間たち「そうだな。向こうに行ったら魔法が使えたりして笑」

 

 

しんのすけ「きれいなおねえさんいっぱいかな〜父ちゃん」

ひろし「お〜 悪魔って結構別嬪さんがいるかもな」

しんのすけ&ひろし「えへへへへへへ」

みさえ「男ども」

ひまわり「けっ!」

 

刹那「異種……異世界からの来訪者」

ロックオン「魔法とはまたぶっ飛んだことだぜ」

 

一般市民達「行ってみたいなぁ/恐ろしい/大丈夫なのかな?/戦うべきだろ」

 

○魔界

 

???「一体どうなってるんだ?」

???「俺たちこれからどうなるんだ?」

 

???「粛に」

 

それぞれの場所であらゆる思想が渦巻いていた

 

そして2日後

 

マギサはお市と話し合って誰にするのか決めた。マギサとコアの光主のメンバー(硯は別任務のため欠席)、バローネ、あともう1人来ることになっているが少し遅れるらしい

 

マギサ「幸村にみんな、あなた方を連れて行けないことを許してね」

お市「異界に転移したことのあるダン様コアの光主の方々や魔族のバローネ様はまだ大丈夫でしょうが、魔界にサリバン様がいるとはいえ、人間の私達が行けばどんなことが起こるか分かりません」

 

2人の言うとおりだった。何が起こるかわからない状態で普通の人間を魔界に連れ行けるはずがない。そのため後方には前回の襲撃の際にお市達と同盟を結んだオプティマス率いるオートボットも待機していた

 

幸村「仕方ないさ。ダン、頼んだぜ」

ダン「あぁ。魔族とも手を取り合えた。悪魔達とも必ず分かり待ってみせる」

バローネ「馬神ダンのことは任せろ。オプティマス、後は頼んだぞ」

オプティマス(cv.玄田哲章)「お前も気をつけてなバローネ」

 

兼続「剣蔵殿、ご武運を」

剣蔵「心配いりませんよ。ダンくん達もいることですし。それより、戻ったらまた修行の続きを」

兼続「はい」

 

ここ最近、兼続は剣蔵と修行をしていたらしい

 

アンジュ「クラッキー気をつけてね。子供達も心配してるから」

クラッキー「心配いらないよアンジュ。君や子供達を悲しませるようなことはしないよ」

 

彼女はアンジュ。かつてダン達と協力した女性で今ではクラッキーの奥さん、しかも子持ちの

 

早雲「魔ゐさん。できれば私もついて行きたいですが」

魔ゐ「ありがとう。その気持ちだけで十分よ」

 

環奈「マギサ殿、そしてみなにマザーコアの加護があらんことを」

 

そうしてマギサは異界魔女の頃の服装になってダン達と魔界の門に入って行った

 

○魔界

 

ダン「ここが…魔界…」

 

そこは夥しい亡者や死人が叫び声を上げ、血の池など阿鼻叫喚の地獄絵図……とは違っていた。空は紫で、でかい蝙蝠みたい怪鳥が飛んでいたり、不気味な草木が生えてはいた。しかしみんなが思っていた恐ろしい魔界とは明らかに違った

 

マギサ「懐かしいわ。みんな驚いた?」

 

クラッキー「そりゃあね。想像していたのと違いすぎる」

魔ゐ「どちらかというと、グラン・ロロの紫の世界に似てるような」

剣蔵「はい。しかも空気も向こうの世界より美味しいですし、過ごしやすいです」

バローネ「確かにな。しかもどういうわけか体がいつもより軽くなったような」

マギサ「おそらく魔族の血が活性化したんでしょうね」

バローネ「魔族の血が?」

 

たしこに魔族は悪魔に似てはいるが

 

マギサ「まぁ詳しくは後で話すわ。それじゃ行くわよ」

クラッキー「どこへ向かうんだいマギサ?」

マギサ「あそこよ」

魔ゐ「あれは…学校?」

 

マギサ「そう。あそここそ若き悪魔達を育てる学校。悪魔学校バビルスよ」

 

マギサはダン達に飛行魔法をかけバビルスに向かう。門前まで行くとサリバンが待っていてそのまま体育館の舞台裏まで案内される。剣蔵が幕から目だけを出して中を覗いてみると、そこには数え切れないほどの悪魔がいた!皆ほとんどがダン達ぐらいの歳の少年少女もいれば、子供とは思えぬような年齢層の悪魔まで、壇上には教師のような悪魔も。もちろんその中には入間くんもいた。今は友達と思われる悪魔と仲良く話をしていた

 

???「イルマ様今日はやけにご機嫌なような気が」

???「そうだよね。何かいいことがあったのイルマっち?」

イルマ「そうなんだよアズくん、クララ。すっごく良いことが」

 

先日の会議のことであろう

 

学生悪魔1「スンスン おい、なんかすげぇうまそうな匂いがしねぇか?」

学生悪魔2「あぁ。壇上の方から匂うぞ」

 

剣蔵はそれを聞いて、ビビって幕に隠れる

 

剣蔵「これは想像を超えてます」

サリバン「ふふふっ 大丈夫。それじゃマギサくん、そろそろ」

マギサ「えぇ、お願いします」

 

サリバンが壇上に姿を現すと、騒いでいた悪魔が一気に静かになる

 

サリバン「バビルスに通う若き雛達よ。先日の一件は君達も大いに混乱したことだろう。学年が上がり、新しい1年生が来てくれたというのに、申し訳ない。だからこそ今更隠すこともない、包み隠さず答えてあげる。我々は……異世界と…繋がってしまったのだ」

生徒&教師達「!!!!????」

 

悪魔達はそれを聞いて驚く…と思ったが逆になんだか楽しんでいる様子。マギサによれば悪魔は珍しいこと、面白いことに目がないらしく、今回の異世界と繋がることは彼らにとっては刺激的な出来事みたいだった

 

サリバン「それで今回、ボク自らが向こう側の世界に赴き、和平を持ちかけた。向こうもその気があったから思いのほかうまくいったよ。条件として使者を送られてくることになったけど、その過程でボクは遠い遠い古い友人に出会えたんだ」

 

そしてマギサが壇上に姿を見せる(帽子で顔を隠しながら)。それを見てみんながどよめく

 

マギサ「はじめまして、未来に輝かしい可能性を秘めた若き悪魔達よ。そして久しぶりね、私の可愛い後輩達」

一同「えっ?」

 

マギサ「私の名はマギサ。異界魔女マギサ」

 

学生悪魔達「異界魔女? どこかで聞いたような」

 

学生達は困惑していたが、教師と一部の学生達はは唖然としていた。特に目つきが悪い犬耳の髪型教師に怖いマスクをした教師、桃色髪の貴族風の美男子学生、高身長の筋骨隆々の学生、オレンジ髪の美女が

 

 

目つきの悪い教師「まっまさか!?」

怖マスク教師「あの方は・・・」

緑髪「誰なんですか? ねぇねぇ」

モモノキ「カルエゴ先生?」

 

 

クララ「どうしたのアズアズ?」

入間「アズくん?」

アリス「昔、母上から写真を見せていただいたことがあるんです」

筋骨学生「我もだ!」

 

悪魔学生「アメリ会長?」

アメリ「間違いない・・・・あのお方は!」

 

サリバン「もう何人かは知っているはずだけど、自己紹介しておくね。かつて魔界が異界グラン・ロロと交流していた時代。その頃のバビルスには生まれ持った強大な魔力で盛大に暴れ、数多の伝説を残した伝説のスケバン。異界魔女マギサ。そしてこの学園での呼び名は“魔女レディース総長マギサ”」

悪魔達「うおおおおおおおおお!!」

 

ハルノ「あの方が伝説のマギサ様!一気にランク9まで行った!」

アヅキ「すごーい!」

コナツ「私、大ファンなの!」

ドサンコ「あ〜 あの魔力と美しさ。なんて魅力的なの」

 

エイコ「すごいすごい!あの伝説のレディースの総長を見られるなんて!」

ガー子「眩しすぎてまともに見られない」

 

女悪魔達は興奮しまくりだった。それほど有名だったらしい。それよりもマギサがバビルスに通っていたとは。この先はこの世界のナレーションに解説してもらう

 

 

魔入りナレーション(MN)「解説せねばならぬ。異界魔女マギサ。またの名を“魔女レディース総長”。なぜ彼女が魔界でそう呼ばれていたか。ことの始まりは今から数千年前、この魔界と異界グラン・ロロは時空の歪みによって繋がっていた。最初は別世界同士ということもあって、争いが起こったが消失の魔王デルキラが和平を持ちかけ悪魔と異界人達は共に生きることになった。それから数百年も経たぬうちに両者はすっかり仲良くなっていた。その後デルキラは二つの世界と自由に行き来出来る平和の架け橋として、あの門を作った。

それ以来魔界とグラン・ロロは兄弟となったのだ

 

それから一部の異界人、特に魔族がバビルスに通うようになった。そのうちの1人がマギサだった」

 

サリバン「彼女はこのバビルス始まって以来のわんぱくお嬢ちゃんだったよね。そんな彼女がなぜ許されたのか。それは彼女が超優秀な魔女だったからさ」

 

MNナレーション「そう。彼女は問題児であった以上に、超一流の魔女でもあったのだ。当時の魔界は生徒会もなく、荒れ果てていた。それを統括していたのが、現バビルス筆頭教師ナベリウス・カルエゴ、空想生物学教師バラム・シチロウ、サリバンSD(セキュリティ・デビル)オペラ。そしてその上位に立っていた人物こそ」

 

カルエゴ「我らがマギサ殿であったのだ」

マギサ「カルっち! 久しぶりね!」

カルエゴ「! マギサ殿! ここでその呼び名は!」

マギサ「そんな畏まらなくしていいじゃないの。私はもうあなた達とは実力的にもかなり離されちゃったし」

 

カルエゴ「滅相もございません!私など、まだあなたの足元に及びません!」

 

教師陣や生徒達は驚いていた。カルエゴが頭を下げるほど敬意を払っていた姿を見て

 

シチロウ「カルエゴくん。昔からマギサ先輩のことを尊敬していたものね。仕方ありません」

マギサ「シチロウ!」

 

シチロウ「お久しぶりですマギサ先輩。あの時よりもさらに美しくなりましたね」

マギサ「あなたも大きくなって。しかも前より感じ変わったわね。スッキリしたような」

シチロウ「はははっ いい出会いがありましてね」

マギサ「なるほど。それとシチロウ」

シチロウ「?」

 

がしっ!

 

シチロウが頭を触ろうとするとマギサは透かさず腕をつかみ止める

 

マギサ「前にも言わなかったかしら?相手の頭をいたずらに触っちゃダメだって。子供ならまだしも、大人の女性には触り癖(スキンシップ)は御法度と言ったはずよ」

シチロウ「ひぃ〜〜! もっ申し訳ございません!!」

 

マギサの強烈に怖い笑顔にシチロウはビビりまくり、飛び跳ね土下座した

 

サリバン「ふふふっ 懐かしいね、このやりとり。昔もこんな感じでマギサくんには頭が上がらず、泣かされてたね」

マギサ「あはははははっ そうでしたね」

シチロウ「お恥ずかしい」

カルエゴ「しゅっ粛に!!」

 

サリバン「そんな彼女が今ではマザーコアの光主なんだから」

一同「えっ!?」

 

シチロウ「マギサ先輩がマザーコアの光主に!?」

カルエゴ「どうりで……あの頃よりさらに魔力が上がっているはずです」

 

そしてその場にいた全員、片膝を地面につけ

 

一同「ようこそお越しいただきました。異界グラン・ロロの守護者にしてマザーコアの光主マギサ殿!あなた様を歓迎いたします!!」

 

マギサ「ぐすっ ありがとう  みんな」

 

マギサは嬉しさのあまり一雫の涙を流す。ダン達はそれを見て嬉しそうだった。マギサの古い仲間に再会でき、母校の生徒達に歓迎されたことに

 

サリバン「それじゃ話を続けるね。実は今回、超豪華なゲストも招待しているんだ」

マギサ「そう。かつてこの世界はグラン・ロロと繋がっていた。しかし、それをある男によって引き離されてしまった。その男の名は異界王」

 

その話を真剣に聞く悪魔達

 

MNナレーション「魔界とグラン・ロロは繋がっていた。しかし異界王と呼ばれる人間がマザーコアの力によって門を破壊され引き離されてしまった。当時、デルキラは行方不明だったため悪魔達、あのサリバンや13冠でさえどうすることも出来ず、無念の念を抱いていた」

 

カルエゴ「あの時我々にもっと力があれば」

シチロウ「カルエゴくん。あの時は本当にどうしようもなかったんだ。自分を責めちゃいけないよ」

 

マギサ「そのとおりよカルっち。しかし安心して下さい。グラン・ロロを支配した異界王は倒されました。子供達に、そう……“コアの光主”達によって」

サリバン「コアの…光主」

 

カルエゴ「まさかこの魔界でも言い伝えられているあの!?」

マギサ「そう。バトルスピリッツのスピリット達を操る伝説の戦士。彼らのおかげで私達の世界は救われました。みんな、出てきて」

 

ダン達は壇上に姿を現した

 

悪魔「あれがコアの光主?」

悪魔「そうじゃないか? しかしどういうわけかすげーいい匂いが」

 

アリス「彼らからすごい力を感じます。コアの光主だというのは間違いないでしょうイルマさ…! イルマ様?」

 

入間「あ…ああ…ああああああ…」

クララ「イルマっち、お目目お星様!」

 

入間はどういうわけか目を星にしてダン達を見つめていた

 

クラッキー「僕はクラッキー・レイ。お見知りおきを可愛いベイビー達(チュッ:投げキス)」

 

女悪魔達はクラッキーの投げキスにメロメロだった。女教師も含めて

 

モノノキ「あの方。なんだが、いい声をしています」

 

モノノキはカルエゴの顔を見ながらそう言う

 

剣蔵「兵藤剣蔵です。お見知りおきを」

スージー「ふい なんて可愛らしい子でしょう」

 

魔ゐ「私の名前は紫ノ宮 魔ゐ。気軽に魔ゐって呼んでね(ウィンク)」

 

男悪魔達はメロメロ

 

バローネ「俺はバローネ、月光のバローネだ。魔族の1人だ」

 

ライム「あら〜ん いい男じゃない♡」

 

カルエゴ「あの男、魔族だったか」

シチロウ「うん。彼は相当強そうだ。一度鍛えてみたいよ」

カルエゴ「奇遇だなシチロウ。俺も同じことを考えていた」

 

そして

 

ダン「初めまして みなさん。俺はダン、馬神弾です」

マギサ「みんなよく聞いて。この子こそ、ダンが、彼こそが異界王倒してくれたコアの光主よ」

悪魔達「うおおおおおおおお!!!」

 

それを聞いた学生達は歓声を上げる。それだけこの世界でもコアの光主は大きな存在だということがよくわかる

 

ダン「ありがとう。それともう一つみんなに伝えたいことがある」

 

みんな何なのか楽しみで仕方なかった

 

ダン「俺達は………人間なんです」

悪魔達「えっ?」

 

突如として静まり返る。

 

悪魔学生5「今聞こえたか?」

悪魔学生7「人間って……」

 

すると

 

がちっ! じゃきん! ぽたっ どとん!

 

悪魔学生達「ぐおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

悪魔「人間だーーーーー!!」

一つ目悪魔「ご馳走だーーーー!!」

女悪魔「美味しそう!!」

獣悪魔「人間ーーーーーー!!」

 

 

学生達が目を赤くギラつかせ、爪と牙を尖らせ、涎をダラダラ垂らし、ダン達に襲いかかる!!まるで極上の獲物を見せられ理性を失った野獣!

 

その姿はまさに悪魔!!

 

サリバンとマギサ、カルエゴ達教師、アメリ生徒会長、一部の学生悪魔達が魔術の結界を張って止めようとするがやはり数が多すぎる

 

熊悪魔「人間喰わせろーーーーーーー!!!!」

 

悪魔の1人が結界を突破してダン達を喰らおうとした!そこを入間に助けられる

 

入間「大丈夫ですかダンさん!」

ダン「君は……」

 

アリス「入間様うしろ!!」

 

ほっとしたのも束の間、また悪魔が喰らおうとしてきた!すると突如悪魔達が金縛りにあったかのように動けなくなる

 

???「鎮まれ小童ども」

 

出てきたのはなんと、ギルファム女王だった!

 

ダン「ギルファム!?」

バローネ「陛下!」

 

この隙にサリバンはオーラみたいなものを周りに放つ。すると暴走した悪魔達が落ち着き始めた

学生達は我に帰ると

 

カルエゴ「粛に!まずは席に戻れ」

 

学生達は少し混乱していたところに

 

ギルファム「とっとと席に戻らぬかガキども!!」

 

ギルファムの怒声にビビりまくって席に戻る

 

MNナレーション「それから数分間、お説教をうける」

 

みんな大いに反省し、謝罪する

 

ダン「いや気にしないでください。いきなり人間って言ってしまった俺に非がある。混乱させてしまい申し訳ない」

 

なんて懐の大きい人間なんだと思う悪魔達。ダンだからこそだろう

 

バローネ「しかし陛下ご無事でよかったです」

ダン「俺達もずっと心配だったんだ」

 

ギルファム「心配をかけたのう。それと」

 

ギルファムはサリバンとマギサの前に行き、膝をつく

 

ギルファム「サリバン殿、マギサ またあなた方に会えたことを嬉しく思います」

サリバン「いや〜ギルファム君まで来てくれるなんて今日は本当にめでたい日だよ」

マギサ「ギルちゃん無事でよかったわ」

ギルファム「ありがとうサリバン殿、マギサ。ではみなにも挨拶しておこう。皆の者よく聞け。我は人間界に在住する魔族達を統括してきた女王。そしてこのバビルスで皆のように学び、全てを統治した!初代生徒会長ギルファム!ギルファム・ドラグレス、ランク9(テト)じゃ!!」

 

悪魔達「うおおおおおおおおお!!」

 

悪魔達(男女)「初代生徒会長!! 勇ましい!それなのにめちゃくちゃセクシー!! 女王様ーー! 愛してますわーーー!!」

 

MNナレーション「ギルファム・ドラグラス マギサに拾われた彼女は魔術に優れていたためこの学園に通うこととなる。その頃にはすでにカルエゴとバラムは教師となり、マギサは特別講師という役割だった。それでもまだ風紀が乱れていることに我慢ならなかった彼女は、その魔力と魔術を持って無法者達を一掃・統率し、学園の風紀を見事に正すことに成功した。彼女は周りから“魔界の女王”と呼ばれ恐れられていた。それから数百年後、異界王に引き離されて消えてしまった後も彼女の指導は規律を重んじるアザゼル家にしっかり伝わり、彼らの家系がバビルスを統率するようになった」

 

そこへ

 

アメリ「ギルファム女王陛下。私、現バビルス生徒会長を務めるアザゼル・アメリ。バビルス初代生徒会長のあなたにお会いできたこと、光栄にございます」

生徒会「光栄にございます」

 

ギルファム「ほう。アンリ殿の娘か。よく学園の風紀を守ってくれているようだな。さすがはアザゼル家。だがまだ甘いところはあるな」

 

アメリ「はっ!お恥ずかしい限りです。もし可能であるなら、初代生徒会長としての経験をもとにあなたに鍛えてもらえたらと思います!もちろんとびっきりキツいのを」

生徒会「!!?」

 

ギルファム「ほっほっほっ 良き心掛けだ。考えるまでもない。我が貴様らをみっちり鍛えてやるぞ」

アメリ「ありがとうございます!」

 

アメリは上機嫌だが、メンバーは汗ダラダラだった

 

それから話は戻る

 

ダン「では改めて。俺達がここへ来た目的はサリバンさんが言っていたとおり、あなた達と分かり合うために来た。サリバン様やマギサから聞いていたことだが、この世界にとって人間はご馳走。人間は欲の塊で悪魔の糧だと」

 

痛いところをつかれてたじろぐ。しかしダンは

 

ダン「だからすぐに分かり合えるとは思っていない。だが聞いて欲しい!俺達の世界の未来では人間の世界に残った魔族が人間と争い傷つくのを見た。俺は人間達を守るために戦った。だけどグラン・ロロを旅をして感じた。それだけじゃダメだと」

悪魔達「!」

 

ダン「魔族達も人間と同じだ。彼らも傷つき、苦しみ、戦いを望まない魔族達もいた。だから俺は決めたんだ。俺は……人間も魔族、両方を救いたいと」

 

バローネ「馬神弾の言ってることは本当だ。この男は我ら魔族のことも怪物としてでなく、人として見てくれた。それは決して綺麗事で言っているのではない!こいつの言っていることはすべて真実だ!」

 

バローネの言葉に悪魔達も何かを感じ始める

 

ダン「ありがとうバローネ。それともう一つ書いて欲しいことがあります。俺がここへ来る前、俺達の世界に1人の勇敢な悪魔が言ってくれた」

 

(回想)

入間「魔界は決して怖い悪魔ばかりではありません!みんな優しいし、楽しいし、命を大切にする悪魔の方が多いんです! お願いします!どうか僕達と仲良くして下さい!!」

 

 

ダン「その言葉のおかげで改めて実感できた。異種同士でも分かり合えるはずだと。彼は異種との対話を後押ししてくれた。立派だったぞイルマ」

 

入間はそれを聞いて顔を赤める

 

アリス「くぅ〜〜〜さすがイルマ様! 多種それも人間とも分かり合おうとする懐の大きさ!そして我々を危険視する人間達に理解してもらおうと意を決して我々を救おうとしてくれたその優しさ!このアスモデウス・アリス深く感激いたしました!」

クララ「イルマっち優しい! そういうところ大好き!」

???「いよっさすがイルマくん!」

???「素敵ですよー」

アメリ「イルマ」

???「イルマ先輩♡」

 

悪魔達「大した野郎だぜ やっぱりイルマって凄いやつなんだな」

 

エイコ「かっカッコいいーーーーー!!」

ガー子「エイコーーー!」

 

周りの悪魔達が入間を称賛しまくる。さらに入間は赤くなる。そんなイルマを嬉しく思い泣きまくるサリバン。まぁ気持ちはよく分かる

 

サリバン「とまぁこうして対話に来てくれた彼らコアの光主のみんなに僕から提案があるんだ」

マギサ「何でしょうか?」

サリバン「明日から3日間、このバビルスで一緒に勉強してみるというのはどうかな?」

一同「!!」

 

サリバン「だってせっかくの機会だよ。僕らのことをより理解してもらうということにも同じ環境で学ぶということは重要だからさ。それに今回の転移によって時間軸がかなり変化したんだ。ここで過ごす1日が向こうでは3時間で、こちらの歳をとるスピードもかなり遅くなってみるみたいなんだ。だから何十年経っても僕らは歳を取らなくなるわけなんだ」

 

それを聞いて周りの悪魔達は上機嫌。何せこの世界にいる限り歳を取らないのだから。

そしてサリバンの提案にダンはもちろん承諾した。もちろん他のみんなも

 

ダン「ありがとうございますサリバン理事長。あなた達とは必ず分かり合えると信じています」

サリバン「僕もだよ馬神ダンくん。どうかよろしくね」

ダン「こちらこそ。それと俺からも一つ提案があるんです。これです」

 

ダンはカードケースからデッキを見せる

 

サリバン「!!」

一同「!!?」

 

サリバン「それは……バトル……スピリッツ……!」

 

バトルスピリッツを見せた途端、サリバンだけでなく周りの悪魔も驚愕していた

 

ダン「俺達はこのバトルスピリッツで戦い、相手と心を通わせることができた。バトスピがあったからこそ今の俺たちに出会えたんだ。無論見たことがないなら無理にする必要はありません。ただ俺はあなた達ともっと深く知りたいのです。だからこのバトルスピリッツで」

 

サリバン「もちろんだよ〜!」

ダン達「!」

サリバン「まさかそちらからバトスピを申し出てくれるなんて思いもよらなかったよ!実は僕らの世界でもバトスピは有名なゲームでね。これができるなんて名誉だよ!是非受けさせてもらうよ!」

 

ダン「ありがとうございます!」

 

すっ

 

とダンは手を前に出す

 

悪魔達「あれ何の儀式だ?」

 

サリバン「これは?」

ダン「握手です。これは共に手を取り合おうという意味の……人間の約束です」

 

MNナレーション「この時サリバンの記憶が蘇る。デルキラが異界人達と和平を結んだ時にもしていた。この“握手”を」

 

ニコッ

 

がしっ

 

MNナレーション「サリバンは笑顔で握手をし…」

 

悪魔達「うおおおおおおおおおおおお…………っ!!!」

 

NNナレーション「大歓声が上がった。今ここに悪魔と人間との和平が結ばれた瞬間だった。後にこの日を“共存の握手日”と語り継がれるのだった」

 

 

その夜

 

無事に和平を結べたダン達は今晩、サリバンの家に泊めてもらうこととなった

しかしそこは家というよりも城だった

 

サリバン「は〜い、いらっしゃ〜い!」

オペラ「皆様ようこそおいで下さいました」

 

マギサ「理事長この度はご招待していただきありがとうございます」

サリバン「なんのなんの!マギサくんや恩人のコアの光主のみんなのためなら何だってしてあげるんだから」

オペラ「その通りですマギサ先輩。あなたのためならば我々は」

 

マギサ「ありがとうオペラ」

 

マギサの笑顔を見て顔を赤めるオペラ。そこへ

 

入間「おじいちゃんただい…!?」

サリバン「あっ入間くんおかえり〜 豪華なお客様でしょ〜」

 

ダン「また会えたなイルマ。昼間はあり…?」

 

がしっ!

 

ダン「!」

 

入間「初めまして馬神弾さん!!僕イルマと言います!!あなたやコアの光主の方達が家に来てくれるなんて光栄です!!しかもこんな握手までできるなんて感激です!感激です!!感激です!!!」

 

ダンの手を握りながら物凄いスピードで上下に振りながら握手するイルマにみんな何も言えずにいた

 

オペラ「イルマ様落ち着き下さい」

イルマ「はっ! すっすみません!つい興奮してしまって」

 

ダン「気にするな」

マギサ「しかし、あなた随分ダンのことが気になるのね。まるでダンのことを知っているみたい」

イルマ「あっ いや その……」

 

サリバン「そりゃ仕方ないよ。なんせイルマくんは馬神弾君の大ファンなんだから」

魔ゐ「ダンのファン?」

 

サリバン「実を言うとイルマくんは……人間なんだ」

 

ダン「えっ?」

 

イルマ「おじいちゃん! それを言ったら!」

サリバン「大丈夫。マギサくんが選んだ戦士達だよ。彼らなら信頼できる」

イルマ「あっ たしかに」

 

みんな衝撃のことに驚き言葉を失う

 

NNナレーション「そう。サリバンの孫イルマ。本名:鈴木入間14歳、彼は悪魔ではなく、正真正銘の人間である」

 

ダン「君が…人間」

 

入間「はい、鈴木入間といいます。実は僕、ダンさん達の世界の人間なんです」

ダン達「!!!??」

 

To be continued

 

 

クララ「ス〜キ〜魔」

 

カルエゴ「……………(マギサ先輩)」

 

シチロウ「カルエゴくん」

カルエゴ「なっ!? シっシチロウ! 私はマギサ先輩のことなど考えてないぞ!」

シチロウ「カルエゴくん、昔から隠し事しても自分から正直に喋るね」

カルエゴ「がっ! 違う!断じて違うぞ! 私はマギサ先輩を尊敬しているだけで…!」

シチロウ「はいはい(ニコッ)」

 

モモノキ「何、この危機感?」

 

〜〜〜




今回は入間を登場させてみました^_^
前々から「魔入りました入間くん」のファンで登場させてみたかったんです。来週もよろしくお願いします
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