バトルスピリッツ烈火魂 グランウォーズ‼️   作:キャプテンK

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第四十四陣:ENCOUNTER エンカウンター

 

今日から2日間は休日だったため翻訳機の状態を確かめようとしたかったが、あいにくと今日はジョーイのバイトの日だった。それでヒロ達は翻訳機の調整をベイマックスに任せて、ジョーイのバイト先のEat at Hilly'sというコーヒーショップに向かう事にした。

 

○Eat at Hilly's

 

ジョーイ「いらっしゃっ…! ヒロ、みんな」

ヒロ「やぁジョーイ。今日はこっちが遊びに来たよ」

ジョーイ「ようこそ」

ヒリー「おやジョーイお友達かい?」

ジョーイ「はい」

 

彼の名はヒリー。この「Eat at Hilly's」の店長。

 

スタン「はっはっは 驚いたのう。ジョーイにこんなに友達ができていたとは」

フレッド「!? 父さん!?」

 

とフレッドが「Eat at Hilly's」の常連のスタンに父さんと叫んだ。どうやらフレッドの父さんにそっくりだったらしい。でも人違いだとすぐわかりフレッドは謝るがスタンは気にせず高笑いする。

 

それからみんなジョーイの入れたコーヒーを飲むと

 

ワサビ「おっ!美味しい」

レモン「う〜ん♪ 砂糖は少ししか入れてないのに苦味が抑えられてて私にピッタリ♪」

 

ワサビとレモンはすっかりご機嫌。ヒロ達も普段飲まないがこのコーヒーのことは気に入ってくれたみたいだ。

 

ヒューズ「やぁこんにちは」

ジョーイ「ヒューズさん」

 

店に入ってきたのは常連客でジョーイの友人でもあるヒューズだった。しかもいっしょにいたのは

 

ゾルダー「よっ」

ジョーイ&ヒロ「ゾルダー先生!」

ヒューズ「偶然彼と知り合ってね」

ゾルダー「ああ。どうもコイツとは馬が合ってな。ダチになったついでにジョーイの店に寄ろうと思ってよ。おっ ヒロも来てたのか」

ヒロ「どうも」

ヒューズ「そうか。君がゾルダーさんが話してたヒロくんか。すると君と一緒にいるのはお友達か。僕はジョーイの友人のヒューズ。アクセル・ヒューズだ。よろしくね」

ヒロ「こちらこそ」

 

2人は仲良く握手した。それからゾルダーはジョーイに頼んで特別濃いコーヒーを貰うとかなり気に入ってくれた。どうにもフローラの甘ったるいコーヒーにうんざりしていたらしい。ジョーイとヒロもフローラの甘いコーヒーは苦手そうだった。

 

ヒューズ「そういえばヒロくん。君達もバトスピはやっているのかい?」

ヒロ「もちろんです」

フレッド「めちゃくちゃ面白いもんな」

ゴー・ゴー「あぁ。私は最初興味なかったんだけど、やり始めると結構ハマっちまってな♪」

 

ワサビやレモンも同じだった。

 

ジョーイ「そう言えばフローラ先生は?」

ゾルダー「あいつは明日のチアリーディング大会に向けてリナ達と練習してたぞ」

ジョーイ「そっか。リナの大会は明日でした。そうだ。みんな、明日一緒にリナの大会に来ない?」

ゴー・ゴー「おっ いいねぇ♪」

ヒロ「僕もOKだよ。ベイマックスも一緒にね」

ジョーイ「うん♪ リナもきっと喜ぶよ」

ゾルダー「もちろん俺も行くぜ」

 

レモン達も賛同してくれて明日はより盛り上がれるとジョーイは喜ぶ。

 

翌日

 

○センターシティ競技場

 

本日晴天、雲一つない絶好のチアリーディング日和だった。

観客席は既に大所帯だった。ジョーイはホリーにカマロで送ってくれた事で何とか間に合い、何とかゾルダーが一番良いところを押さえてくれた。遠くではあるがヒューズも来たらしい。

 

サイ「遅いぞジョーイ」

ワサビ「ゾルダーさんが席を取ってくれなかったら」

ジョーイ「ごめん! 寝坊しちゃって」

ヒロ「まぁ良いじゃない。間に合ったんだし」

ジョーイ「ありがとう。そういえば、ベイマックスも連れてくるって言ってたけど。ベイマックスは?」

ヒロ「あそこだよ」

 

ベイマックスは会場内の待機場にいた。どうやら大会関係者が偶然ベイマックスの医療技術を偉く気に入って特別に医療スタッフとして認めてくれたらしい。サイ達もベイマックスを見て驚いたがすぐに仲良くなったらしい。

 

そしてついに大会が始まった!始まると同時に歓声が響き会場は大盛り上がりだった。1チームが終わる度にベイマックスは最も効果のあるリフレッシュ方法でチームのメンタルケアをはかる。

 

しかし外ではバリケードが見張っていた。一体なぜここに?

 

そろそろリナ達の番が

 

フローラ「いいかお前ら!たった2日だけだったからあんた達には私のほんの少ししか教えていない。だがそれだけでもお前らには十分!だから自信を持って持てる力を全て出し切れ。良いな!!」

リナ達「はい!!」

 

フローラの励ましで

 

リナ「Wooooo……Yeah!!」

 

リナ達の掛け声とダンスが会場を轟かせ、会場は大盛り上がり!

 

リナ「いいぞーリナー!!」

サイ「いけいけー!」

ヒロ「がんばれリナー!」

 

そして

 

リナ「Yeah!!」

 

観客「おおおおおおおっ!!」

 

見事にフィナーレを決めたリナ達。最高のフィナーレだった!観客席はもう興奮しまくり。

 

それからすぐにジョーイは控え室に行く。ゾルダーは付き添いに。他のみんなも行こうとしたがホリーが止めた。

 

ジョーイ「リナ」

リナ「ジョーイ」

ジョーイ「凄かったよリナのあの演技」

リナ「ありがとう。これも全部フローラ先生が特別コーチしてくれたおかげよ」

フローラ「私はただ教えられることを教えただけよ」

ゾルダー「さすがだな」

フローラ「ありがとうございます兄(あに)様」

ジョーイ「けど今回のはすごく特別だったよ。それと…すごく綺麗だったよ」

リナ「(ポッ!) ありがとうジョーイ」

 

2人は顔を赤くしているのを見てゾルダー達は察する。だが

 

ドゴーーーーーーン!!

 

ジョーイ達「!!?」

 

突如爆発音と衝撃が響く!

 

リナ「きゃっ!」

ジョーイ「リナ!」

 

揺れで倒れるリナをジョーイは抱き抱える。一体何が!?

 

*少し前

 

外にいたバリケードが

 

バリケード「そろそろ頃合いかと」

メガトロン「よし 始めろ」

 

???「了解」

 

ビション!ビション!

 

突如としてレーザーや空気の塊のような物が競技場に撃ち込まれ破壊されていく!!

 

観客達「きゃあああああ!! なんだ!? 助けてーー!!」

 

競技場は大混乱!

 

サイ「みんな無事か!」

ヒロ「うん。何とか」

ジョーイ「みんなー!」

 

そこへジョーイ達がリナとベイマックス、ヒューズを連れて戻ってくる。リナ以外のチア部のメンバーは大会本部が責任持って避難してくれた。

 

フレッド「一体何が起きたんだ?」

ジョーイ「僕にもさっぱり」

ワサビ「おい。何か入って来るぞ」

 

その何かとは

 

ジョーイ「なっ!」

サイ「あいつらは!!」

 

ジョーイ達も驚くその相手は、外見がゴキブリのような姿をしている3mほどの人間みたいな生き物だ。

 

ジョーイ「スクラッグ…」

ジョーイ「えっ? スクラッグって確か」

 

そう。かつてこのヒーローシティいやジョーイの世界の地球を侵略しに来た昆虫型侵略異星人のことだ。既に全滅したと思っていたが

 

サイ「あいつらまだ生き残っていやがったのか」

ホリー「ホントにゴキブリ並みの生命力だぜ」

 

するとスクラッグ達がジョーイに気づく。

 

スクラッグ1「見つけたぞ。小僧と白い奴とその仲間達だ」

スクラッグ2「よし。排除する」

スクラッグ3「いいのか? 確か誰も殺さず例のものを奪えという約束だが」

スクラッグ2「構うものか。不可抗力の事故と言っておけば良い」

スクラッグ3「それもそうか。奴らへの恨みを晴らすにはうってつけな上に、例のものを手に入れればいいだけだしな」

 

そう言ってジョーイ達に狙いを定めて一斉攻撃をしかける!ジョーイ達は間一髪避けるが、今度は直接手を下そうとジョーイ達の前に飛び上がる!まずはジョーイを殺そうとする!

 

ヒロ「ジョーイ!」

スクラッグ4「死ね小僧!」

 

スクラッグがジョーイを殴り殺そうとすると

 

ガシっ

 

スクラッグ4「?」

 

ゾルダーがスクラッグの腕を掴んで止めた。

 

ジョーイ「ゾルダー先生」

スクラッグ4「下等生物が。その手を離…!?」

 

スクラッグは振り払おうとするが全く動かなかった。

 

ゾルダー「へっ」

 

ボキッ!!

 

スクラッグ4「ぎっ!! ギャァァァァァァ!!! うっ腕が!!」

ゾルダー「オラアアア!!」

 

ぼこーーー!!

 

スクラッグ4「グオオオオオオオオ!!!」

 

スクラッグの腕を握ってへし折り、顔面に強烈なパンチをお見舞いして吹っ飛ばしてしまった!! 吹っ飛ばされた個体はそのまま爆散し、バリケードの持って帰ったカプセルになってしまった。その光景にスクラッグ達は動揺を隠せていなかった。

 

スクラッグ1「なんだと!?」

スクラッグ2「バカな! あり得ん!! 生身の人間が我らを!」

 

ゾルダー「そりゃ簡単だよ。鍛え方が違うんだよ。虫ケラどもが」

スクラッグ達「!?」

ゾルダー「いくぞフローラ!」

フローラ「おう兄様!!」

スクラッグ1「! 殺せ!!」

 

スクラッグ達は向かって来るゾルダー達を攻撃するが、既に懐に入られ

 

ゾルダー「オラッ!!」

 

ボゴーーっ!

 

スクラッグ1「ブゴッ!!」

 

強烈なアッパーカットを喰らわされる。さらに

 

フローラ「オラオラ! よそ見してる場合じゃねえぞゴラァ!」

 

フローラの荒々しくも優雅でアクロバティックな動きにスクラッグ達は翻弄される。

そんな2人にみんな面食らっていた。

 

ジョーイ「凄い。生身でスクラッグを圧倒してる」

サイ「ゾルダー先生とフローラ先生があそこまで強かったなんて」

 

ゾルダー「おいボサッとしてんなガキども!俺達が時間を稼いでる間にお前らは逃げろ!」

リナ「でも先生達は」

フローラ「あたいらのことは気にすんな。むしろお前らがそこにいる方が邪魔になる」

 

キツイ言葉をかけてくるが2人の言ってることは正しかった。

 

ヒューズ「みんな。ここは2人の言う通りにしよう」

ヒロ「ですが」

ジョーイ「行こう」

ヒロ「ジョーイ」

ジョーイ「大丈夫。先生達を信じよう」

ベイマックス「ヒロ、あなたから不安を感じました。ですがご安心ください。彼らの筋肉量とパワー・スピード・テクニックを計算しましたところ、ゾルダー先生達が負ける確率は0%です」

ヒロ「ベイマックス…わかった、僕も2人と先生達を信じるよ」

 

そう言ってみんな会場外に脱出するのを見て2人は安心する。だが1体のスクラッグがニヤける。

 

○会場内非常用通路

 

全員非常用通路を通って脱出を図るジョーイ達。

 

レモン「見て出口です」

ヒューズ「! 危ない!」

レモン「きゃっ!」

 

バシュン!

 

そこに待ち受けていたのはスクラッグの兵士達だった。どうやら待ち伏せしていたらしい。おそらくさっきの1体がバレないように高周波で通信したと思われる。

完全に囲まれてしまって身構えるジョーイ達。

 

スクラッグ6「今度こそあの時の恨みを晴らさせてもらうぞ小僧、白い奴」

ジョーイ「くっ」

ゴー・ゴー「(ねぇヒロ、こいつらさっきからジョーイとベイマックスの事を狙ってねぇか?)」

ヒロ「(うん。何かあるみたいだけど、なおさらジョーイを守らないといけない)」

フレッド「(けどどうする? あれを呼び出そうにも)」

レモン「(今、あれを呼び出すと破壊される可能性が高いわ)」

ワサビ「(それに上手く届いても連中が余裕なんてくれるわけないし)」

 

ジョーイ「(みんなを守らないと。けど君を出したら僕らの秘密がみんなにバレちゃう。そんな事になったらみんなにも迷惑が)」

 

ヒロ達は何か相談していると、ベイマックスが

 

ヒロ「ベイマックス!?」

ベイマックス「私にお任せを。ジョーイ達は私が守ります」

 

スクラッグ5「出て来たな白い奴。少し感じが変わったみたいだが」

ベイマックス「こんにちは 私はベイマックス。あなたの健康を守ります」

スクラッグ7「ふん。名前を変えたのか。まぁいい」

 

どごっ!

 

一同「!!」

 

といきなりベイマックスを殴り倒す。

 

スクラッグ8「貴様には返したい恨みがたっぷりあるからな。ここで晴らさせてもろう! やれ!」

 

そのままベイマックスをリンチし始めた!ベイマックスのボディは強度の高いビニール製であったので大したダメージにはならないが、それを見てジョーイ達は怒りが込める。そしてジョーイがベイマックスの前に

 

ヒロ「ジョーイ!」

ジョーイ「これ以上僕の友達を傷つける奴は許さない!!」

ヒロ「ジョーイ…」

 

ジョーイはそう言うとカバンからHEYBOとコントローラーを出す。すると

 

♪:ヒーローマン エンゲージ

 

ヒロ達「!?」

 

コントローラーがガントレットのような形状となってジョーイの左手に装着された。そして

 

ジョーイ「ヒーローマン! エンゲーーージ!!」

 

コントローラーに手を当てるとHEYBOが青い稲妻に覆われる!するとHEYBOがどんどんスクラッグ並みに巨大化して、人間のような顔立ちと両脇腹に星条旗のようなマーク、そして赤いラインが目立つ姿に変わった!

 

ゴー・ゴー「何だよあれ?」

ワサビ「ジョーイのおもちゃがロボットに?」

レモン「それをジョーイが?」

フレッド「どうなってんの?」

ヒロ「サイ、リナ あれって一体?」

リナ「あれは“ヒーローマン”」

ヒロ「えっ? ちょっと待って! “ヒーローマン”ってまさか!」

 

そう!“ヒーローマン”とはかつてジョーイ達の世界の地球をスクラッグの魔の手から救ったヒーローの名前だった。そしてそのヒーローマンと共に戦った英雄の相棒こそジョーイだったのだ!!

 

ヒロ「ジョーイがヒーローマンの…」

 

スクラッグ9「ヒーローマン!? バカな! それじゃあコイツはヒーローマンではなかったのか?」

ジョーイ「彼は僕の友達だ。その友達を傷つけたお前達を僕は許さない!!」

ヒーローマン「むん!」

 

ヒーローマンもベイマックスを傷つけられて怒っているようだった。

 

ジョーイ「ヒーローマン! Go!」

ヒーローマン「ウオオオオオ!」

 

ドスン!ドゴン!ズゴーン!

 

ヒーローマンのパンチがスクラッグ達を倒していく。しかもスクラッグからの攻撃はあまり効いていなかった。分が悪いと踏んだ残りの一体がヒロ達に攻撃を変えた。

 

ジョーイ「危ない!」

 

するとジョーイは信じられないスピードでヒロ達の前に走りガントレットからシールドのようなものを出してヒロ達を守った。

 

ジョーイ「みんな大丈夫?」

サイ「あぁ。助かったよジョーイ」

ヒロ「ジョーイ」

ジョーイ「ヒロ、このことは後でちゃんと話すよ。だから待ってて欲しい」

 

ジョーイのかっこいい姿にゴー・ゴー達は驚く。特にヒロはジョーイの事を見つめ続けていた。

 

スクラッグ10「ちぃ。 うん? なっ!?」

 

いつの間にか後ろに立たれていた。

 

ジョーイ「ヒーローマン! フィニッーーーシュ!!」

ヒーローマン「ウオオオオオオオオオオ!!!」

 

ドスン!!

 

スクラッグ10「ヌオオオオオオオオ!!」

 

稲妻を纏わせた1発が最後の一体をついに倒した!

 

ヒーローマン「オオオオオ」

 

ヒーローマンが勝利のポーズを取ると体の赤いラインが繋がり、赤い「O」のマークとなった。

 

ジョーイ「ふううう」

リナ「大丈夫?ジョーイ」

ジョーイ「うん。それより」

ヒロ「ジョーイ、このロボットは」

 

ジョーイ「うん。彼はヒーローマン。僕の大切な友達なんだ」

 

ジョーイは今までの事を何もかも説明した。ヒロに隠していたのももし秘密を知ったら危険が及んだり、怖がるかもしれないと思ってのことだった。

 

ジョーイ「ごめんヒロ」

ヒロ「水臭いじゃないかジョーイ」

ジョーイ「えっ?」

ヒロ「こんなすごい友達がいるのに怖がるわけないじゃない」

フレッド「そうだよ。めちゃくちゃカッコいいじゃん!」

ワサビ「こんなに綺麗なボディとデザインはなかなかないよ」

レモン「それによく見ると愛嬌のある顔がとても可愛らしいわ。彼らがベイマックスと間違うのも納得だわ」

ゴー・ゴー「どんな構造になってんのか見てみたくてたまらないぜ」

 

みんなヒーローマンにものすごく興味津々だった。まぁベイマックスを見ているというのはあるがここまでとは。

 

ベイマックス「私は気づいていました」

ヒロ「そうなの?」

 

おそらくジョーイの心情を察したからだろう。流石はベイマックス。

 

ヒロ「だからジョーイ。気にしなくていいよ。僕らは友達だろ」

ジョーイ「ヒロ…ありがとう」

 

ヒロはそれを聞いて嬉し泣きする。

 

ヒューズ「とりあえず早くここを出よう。仲間が外で待っているはずだ」

 

といきなり仕切り出すヒューズ。しかもさっきまでの一般人とは思えない貫禄がある。ジョーイによれば実はヒューズはNIAのエージェントだった。ヒーローマンとUSAは協力関係兼仲間でもあった。

 

ヒロ「なるほど。ジョーイ、後で君達に話しておかないことがあるんだ」

ジョーイ「わかった」

 

ヒロの話したい事とは? そして外に出るとスクラッグがNIAと州兵がスクラッグと混戦していた。とても移動できる状態ではなかった。そこへ一台のジープが

 

デントン「みんな乗って!」

 

デントンが助けに来てくれた!リナとホリーはカマロで、残りはジープに乗ろうとするが

 

サイ「押せ!」

 

ベイマックスがデカすぎて入らない。そこでヒーローマンにおぶってもらう事にした。

 

ヒューズ「ジョーイ 私はここに残って部隊を指揮しなければならない」

ジョーイ「分かりました。ヒューズ気をつけて。行くよヒーローマン」

 

ジョーイもジープに乗ってその場を後にする。それを睨むバリケード。

 

バリケード「メガトロン様。小僧達は逃げたようです。如何致しましょうか?」

メガトロン「やはりな。まぁあの虫どもには期待していなかったからな」

スタースクリーム「ではそろそろ引き上げますか?」

メガトロン「いや。ついでだ、あの小僧を手に入れる」

スタースクリーム「よろしいのですか? 政宗様の指示は?」

メガトロン「心配するな。奴もこうなる事は想定してるはずだ。それに奴らを炙り出す必要もあるしな。奴らを呼べ」

 

○高速道路

 

急いで避難所に向かうジョーイ達。

 

サイ「しかしよ。なんでスクラッグがいるんだ? 奴らは全滅したはずだが」

デントン「もしかしたら転移が起きた事で僅かに生き残ったスクラッグがまた増えたのかもしれない」

レモン「可能性はありそうです。それに彼らはゴキブリみたいな姿してました。ゴキブリ並みの生命力と繁殖力があれば可能かもしれません」

 

ヒロ「ねぇジョーイ。奴ら気になることを言ってたんだけど」

ジョーイ「うん。奴らは何かを奪おうとしてた。それに約束がどうとかって」

デントン「みんな掴まって!」

 

デントンがそう叫ぶと爆風が!スクラッグが追いかけてきたらしい!デントンとホリー、ヒーローマンは何とか攻撃を躱し続ける。だが前に回り込まれてしまう。ヒーローマンもベイマックスをおぶっている状態では反撃できない。そして集中攻撃を受けようとした。だが

 

ぶるるるるっ!

 

スクラッグ達「!!」

 

3台のNIA仕様の黒いシボレー・サバーバンがスクラッグ達を跳ね飛ばした!

 

デントン「Great! NIAの部隊が護衛に来てくれたんだ」

サイ「助かったぜ」

ホリー「これで一安心だぜ」

 

3台のシボレーの内、2台はデントン達の前ギリギリまでスピードを落とし、残りは後ろに下がり、ヒーローマンを中心に防衛態勢に入る。一安心する一同だったが

 

ラジオ:緊急事態発生

 

リナ「なに?」

ホリー「あぁ。このラジオ状況に応じて曲や番組を変えてくれるんだ」

 

ラジオ:エイリアン発見!エイリアン発見!

 

と映画「ザスーラ」の「世界のナベアツ」ver吹替のロボのセリフを連発する。それに何か不信感を感じるリナ。それでシボレーを見てみる。すると

 

リナ「!! ホリーさん! 窓を開けて!」

ホリー「えっ?」

リナ「早く!」

 

リナの慌て様を見てすぐに開ける。

 

♪:The Masked Man(ベイマックス)

 

リナ「ジョーイ!」

ジョーイ「どうしたのリナ?」

リナ「すぐに3台から離れないとダメよ!これは罠よ!」

ヒロ「罠ってどういうこと?」

リナ「あの車……運転手がいないの!!」

 

一同「!!」

 

みんなも確認すると確かに居なかった!

 

ベイマックス「ですが生体反応は感知されています」

ジョーイ「運転手がいないのに生体反応がある? まさか!!」

 

ジョーイは気づく。だが遅かった!

 

ビッドゥビッガッゴッ!!

 

後ろのシボレーが変形していく!ある有名なエイリアンを思わせる風な凶暴な顔つきと牙、そして頭にはドレッドヘアーのような物を生やした化け物…いや!! ディセプティコンだった!!

 

クロウバー「グワッ!」

 

ドスン!

 

ジョーイ「えっ? うわあああああ!!」

一同「ジョーイ!!!」

 

クロウバー「ボッディー! アアアア!!」

 

変形したディセプティコンはジープの屋根を突き破りジョーイを攫った!その途中、看板にぶつかり進路を絶たれる。2台のシボレーは構わず飛び越えると変形する!さっきのやつと顔つきは違うが同じ様にドレッドヘアーになっており、一体は獣の様な四足歩行で走る!コイツらはディセプティコン監視部隊「ドレッズ」。ジョーイを攫ったリーダーのクロウバー、その部下のクランクケース、そしてペットのハチェットだった。ドレッズはジョーイを攫うとロボット状態のまま高速道路を疾走する。

 

デントン達の前にあった看板はヒーローマンが排除してくれたおかげで事なきを得た。

 

ワサビ「ジョーイが攫われた!」

デントン「何でジョーイを?」

ヒロ「教授、今は考えるよりジョーイを早く助けないと!」

デントン「もちろん!みんなとばすよ!」

リナ「ホリーさん!」

ホリー「任せな!私の弟を攫われてたまるか!!」

 

みんなジョーイを助けようと猛スピードで追いかける。ヒーローマンはジープに掴まる。その時、ヒロは何かのスイッチを押す。

 

ジョーイは引き離そうとするがパワーは違いすぎ引き離せなかった。

 

ジョーイ「くそっ!離せ!」

クロウバー「ギガゴセタサガ!!」

 

「黙ってろ」と叫んでるように聞こえる。とクロウバーは後ろのヒロ達に気づく。それに応戦しようとクロウバーとクワンクケースは背中を合わせ、走りながら代りばんこで銃を連射する!今度も何とか躱し続ける。そうしてしばらく連射を続けると

 

ハチェット「!」

 

ドーン!

 

民間人「キャッ! うわっ!」

 

ハチェットがよそ見した一瞬、車にぶつかってしまう!しかも乗っていた男女は逃げようと飛び出すが、爆風で打ち上げられ

ヒーローマンは助けようとするが間に合わない!このままではマズい!!と思ったその時

 

2人は地面に叩きつけられたと思ったが無事だった。それもそのはず。2人は飛んでいたからだ。それも赤いロボットが。

 

ジョーイ「アレは一体?」

ホリー「なんだありゃ!?」

ヒロ「いいぞぉベイマックス!!」

サイ「アレがベイマックス!? ヒロどういう事だよ?」

ヒロ「説明はジョーイを助けてから。教授、僕達がジョーイを助けます。なので教授達は避難所に。行くよみんな!」

ゴー・ゴー達「了解!」

 

といきなりジープから飛び出すと何かが飛んできてヒロ達の背中に取り付くとそのままアーマーのようなスーツに変わった。そしてヒロ達はさっきの男女を降ろしたベイマックスとヒーローマンに掴まって一緒にジョーイを追った。デントン達は一度車を停めて降りて面食らっていた。

 

リナ「あれって一体?」

デントン「Unbelievable」

サイ「きっとあれがヒロ達の言ってた秘密だろう」

ホリー「ゴー・ゴーの奴、痺れさせてくれるじゃねぇか」

リナ「ヒロ達ならジョーイを」

 

みんなそれを信じていた。だからこそヒロ達のことを信じて再び車に乗り込もうとする。だが

 

ブルンブルン!

 

ホリー「えっ?」

 

一方

 

♪:Big Hero 6(ベイマックス→3:19〜)

 

ドレッズは現在も猛スピードで逃げていた。そこへ

 

ヒロ「ジョーイ!!」

ジョーイ「!!」

 

声のする方向を見るとそこにいたのはパワードスーツを着たヒロ達とベイマックスそしてヒーローマンだった!ジョーイはヒロ達の姿に驚くがそれよりもみんなが助けに来てくれた事を嬉しく思った。

ドレッズもヒロ達に気づいて応戦する。

 

ヒロ「まずアイツらの武器を壊す。ゴー・ゴー!」

ゴー・ゴー「任せな」

 

ゴー・ゴーがインラインスケートの様に地面を滑ってドレッズを撹乱する。鬱陶しいと思い、まずはゴー・ゴーからヒロ達に狙いを切り替える。

 

ゴー・ゴー「そうはいくかよ!」

 

シュッ!ジャキン!

 

クランクケース&クロウバー「!?」

 

クランクケース達の拳銃を腕の車輪で切り裂いてしまった!2体ら驚くがすぐ背中に隠していた棘棍棒を取り出す。そこを

 

ワサビ「よし!ヒーローマン頼む!」

ヒーローマン「オオオオオオ!!」

ワサビ「ひいいいいいい! なんとーーーーー!!」

 

ザキン!!

 

今度はヒーローマンに投げつけられたワサビの腕のレーザーカッターが全て切り裂いた!ワサビは止まらず看板にぶつかって目を回して気絶する。

 

クロウバー「グルルルルッ ギジャドグ!」

ハチェット「ガウ!」

 

ハチェットが気絶してるワサビを狙う!だが

 

グチャ

 

ハチェット「?」

 

ハチェットの足に何かトリモチの様なものが取り付く。剥がそうとするといきなり凝結して取れなくなってしまう。

 

レモン「ふふふっ そのボールは簡単には取れないわよ」

 

ここでレモンが得意の化学で対処に取り付くと凝結するボールでハチェットの動きを封じた!そこを

 

フレッド「コイツは俺がぶっ倒してやるぜ!」

 

怪獣の着ぐるみらしき物を着てるこの男はフレッドだった。ハチェットの顔に取り付くと

 

フレッド「これでも喰らえ!!」

 

ぼおおおおお!!

 

ハチェット「!!!!!」

 

火炎放射を顔面に浴びせハチェットを苦しめる!その勢いで拘束は解けてしまい、攻撃を受けるが信じられないジャンプ力で避けてレモンとワサビを回収して撤退する。

 

ヒロ「最後は僕らだ。ベイマックス、ヒーローマン行くよ!」

ベイマックス「了解」

ベイマックス「むん!」

 

赤いロボアーマーを着たベイマックスに乗るパワードスーツを着たヒロは空、ヒーローマンは地上からジョーイを救出するつもりだ。

 

クロウバー達は周りやキャリアカーに乗せた車を転倒させたり投げつけたりして足止めする。ベイマックス達は市民を吸収しながら着実にジョーイに近づく。そしてベイマックスがジョーイに突っ込む。それをクロウバーはまだ隠していた拳銃をギリギリまで引き付けて近距離で取り出した。だが

 

しゅん!

 

クロウバー「!?」

 

突っ込んだと思いきや急上昇!その後ろにヒーローマンが

 

ジョーイ「ヒーローマン! ブラストォ!!」

ヒーローマン「ムオオオオオオ!!!」

ベイマックス「ロケットパンチ」

 

ドゴーーーン!!

 

クロウバー「ブオオオオオオオオ!!!」

 

クロウバーの顔面にヒーローマンとベイマックスのダブルパンチが決まった。その拍子にジョーイを上に投げつけてしまう。

 

ヒロ「ジョーイ、掴まって!!」

ジョーイ「ヒロ!!」

 

ガシッ

 

ヒロの手がジョーイの手を掴んだ!しかし

 

ズキュン!

 

ベイマックス「危ない!」

ヒロ&ジョーイ「うわっ!」

 

瀕死のクロウバーが最後の悪あがきに銃弾を撃ち込む。掠っただけで済んだが

 

スルっ

 

ジョーイ「!」

ヒロ「しまった!」

 

今ので手が離れてしまった。ヒーローマンが助けに向かうがハチェットが邪魔をする。クランクケースがジョーイの下に!このままではまた!

 

ヒロ「ジョーーーーーーイ!!!」

 

ゴー・ゴー達も何とか急いで向かう。そこへ

 

ブンブンブンブン!!

 

一同「?」

 

音の正体はホリーのカマロだった。一体どうして? しかもよく見たら誰も乗っていない!そんな中、ヒーローマンを抑えていたハチェットの上をジャンプ台として飛び上がった!そして

 

ギンコンカン!!

 

一同「!!!」

 

突如としてカマロが変形して黄色のロボットになった!

 

クランクケース「!!」

ジョーイ「うっ!うわあああああああああああ!!!!」

 

クランクケースの顔面を蹴飛ばし踏み台にしてジョーイを掴んで、そのまま再びカマロに変形して運転席につかせた。

 

ジョーイ「何!? 一体何がどうなってるの!?」

 

流石のジョーイも動揺を隠せない。しかもカマロはそのまま走り去っていく。ドレッズはすぐに追いかけようとするが、スタースクリームから撤退命令を受け、瀕死のクロウバーをハチェットに乗せて撤退した。

 

ヒロ「みんな大丈夫?」

ゴー・ゴー「私たちは平気だけど」

ワサビ「一体どうなってるんだ?」

レモン「あの車って確かホリーさんの車でしたよね?」

フレッド「けどどうしてホリーの車が?」

 

一体どういう事なのかみんな混乱している。

 

ピピピっ

 

ヒロ「どうしたのベイマックス?」

ベイマックス「翻訳機のデータが送られてきました」

ヒロ「えっ?」

ベイマックス「実は昨日のうちに翻訳機のデータを私に送れる様にプログラムしました。それにこのデータは我々に直接送られてきています」

 

流石ベイマックス。ヒロ達はすぐにそのデータを確認する。このタイミングで送られるのは気になるところ。

 

「心配いらない。ジョーイは無事だ。今夜、この場所に来てほしい。君たちとジョーイに話さなければならない事がある。 ポイントA927」

 

と書かれていた。現在は夕暮れ。例のポイントはUSAの裏通り。ここから行けば丁度いい時間帯で到着する。みんな少し不安だったが、ジョーイの為にそこに向かう事にした。

 

そしてその夜

 

○ポイントA927

 

みんなでその場所に到着するとあのカマロがやって来た。その中からジョーイが出て来る。

 

ヒロ「ジョーイ」

ジョーイ「ヒロ、みんな」

 

ヒロ「良かった無事で」

ジョーイ「うん。みんなのおかげだよ。それでさっきのなんだけど」

ヒロ「うん。全てを話すね。僕らの事を。実は僕らも、ジョーイ達と同じ様に街を守っていたんだ」

ジョーイ「!」

 

かつてヒロ達は兄の死因を調べるためにスーツとチームを作ってその過程で犯人を突き止めた。その犯人の悲しい過去を知って家族を助ける。その途中トラブルが発生し、ベイマックスの1号機つまりタダシが作ったタイプは自分を犠牲にした。幸いデータチップは無事でのちに自分で作った現在のベイマックスに移植し再会。その後ヒロ達の活躍は広まり、正体を隠しながらヒーロー“BIG HERO 6”として平和を守っていたらしい。

 

ヒロ「これが僕らの全てだよ。ごめんジョーイ。君にまで秘密にし…」

ジョーイ「かっこいいよ!」

ヒロ「!?」

ジョーイ「だってみんなヒーローマンみたいなヒーローとして街を守っていたんでしょ。それってすごい事じゃない。ベイマックスやみんなのスーツとてもカッコよかった。僕も秘密にしてたから喋れなかった気持ちはすごく分かるよ。話してくれてありがとう」

ヒロ「ジョーイ。こちらこそありがとう」

 

2人は固い握手をして友情をさらに固くした。みんなそれを見て感動し安心した。ヒーローマンも薄らだがニコっと笑う。

 

拍手:パンパンパンパン

 

一同「?」

 

ゾルダー「熱いじゃねぇかお前ら」

フローラ「とても感動しました」

 

ジョーイ「ゾルダー先生にフローラ先生!?」

 

とカマロの後ろからゾルダー達が突然出て来た。ヒロ達は慌ててパワードスーツベイマックスとヒーローマンを隠そうとする。

 

リナ「落ち着いてみんな」

ジョーイ「リナ?」

 

リナだけではなかった。サイやデントン、ホリー、ヒューズまで

 

ジョーイ「一体どういう事ですか!?」

 

ジョーイはどういう事か訳が分からなかった。

 

ヒューズ「それについてはだな」

ゾルダー「待て。丁度着いたみたいだな。話はアイツらと会ってからだ」

 

アイツらとは?

 

♪:Autobots(オートボット初トランスフォーム時ver)

 

ブルンブルン

 

とジョーイ達は後ろを振り向くと青をベースにし、赤いファイヤーパターンが特徴的なボンネットタイプの「ピータービルト379」(先にはカマロと同じマークのロゴが飾られている)が近づいて来る。さらに

 

ブーーン! ピロロロロっ

 

ゾルダーの後ろから高級車や救急車、軍用車両などが複数台やって来る。そしてピータービルトがジョーイ達の前に止まると

 

ギン!キリリリ!ガチンガチン!…

 

変形していく。そして顔が現れマスクが剥がれるとそれはまさに貫禄のある顔だった。胸にはロゴと同じマークが。

 

変形が完了すると後ろのカマロを含めた全ての車達が同じ様に次々と変形していく!!

そして最初に変形した赤青ロボットがジョーイ達に顔を近づける。

 

オプティマス「アメリカ合衆国を救った英雄“ヒーローマン”のパートナー“ジョセフ・カーター・ジョーンズ”というのはお前か?」

 

ヒロ「名前を知ってる」

ジョーイ「……はい。僕がジョーイです。あなたは?」

 

オプティマス「私はオプティマス・プライム。我々は惑星サイバトロンからやって来た金属生命体だ。人類は我々の事を“トランスフォーマー”と呼んでいる」

 

そう。彼らこそあらゆるマシンや機械に変形〈トランスフォーム〉出来るトランスフォーマーである。

 

ラチェット「オートロボット、“オートボット”と呼んでくれ」

ヒロ「オートボット」

 

ジャズ「よう!お嬢ちゃん」

オプティマス「我が軍の将校だ。名称は“ジャズ”」

ジャズ「この国はなかなか暮らしやすいぜ」

 

ジョーイ「どうやって地球の言葉を?」

オプティマス「過去に私達の世界の地球を訪れた時にインターネットを通じて学んだのだ」

 

武器取り出し音:ガチャ

 

オプティマス「武器のスペシャリスト“アイアンハイド”と歩く武器庫“ハウンド”だ」

アイアンハイド「今日はツいてるか?坊や」

ハウンド「俺の後ろに立つと火傷するぜ」

オプティマス「良さないか2人とも。武器を下せ」

アイアンハイド「ジョークだよ。俺のキャノン砲を見せたくてよ」

ハウンド「俺のチェーン銃もカッコいいだろ」

デントン「Exactry! その武装はもちろん、あなたの渋さは痺れます! 特にあなたの弾を葉巻にするところなんてもう!」

ハウンド「嬉しい事言ってくれるじゃんか」

 

ゴー・ゴー「あんた足がタイヤになってんのか? イカすじゃねぇか」

サイドスワイプ「ホントか? 嬉しい事言ってくれるじゃないか。お前のローラーシューズもなかなかだな」

オプティマス「最速の切り込み隊長“サイドスワイプ”」

 

匂いを嗅ぐ音:くんくん

 

オプティマス「我が軍の軍医“ラチェット”だ」

ラチェット「うーん フェロモンレベルから察するに英雄君は女性と交尾を望んでいる」

ジョーイ&リナ「!」

 

ジョーイとリナは顔を赤くする。

 

オプティマス「空挺兵の“クロスヘアーズ”」

クロスヘアーズ「よう。お守りは苦手だがよろしくな坊主ども」

サイ「いいゴーグルだなおっさん」

クロスヘアーズ「おっ 分かるか」

 

オプティマス「我が軍屈指の戦士“ドリフト”」

ドリフト「お見知り置きを。“この出会い 光か闇か 謎多き”」

レモン「まぁ あなたはサムライなんですね」

フレッド「しかも渋さがまさにサムライだぜ」

ドリフト「感無量」

レモン「ちょっと俳句はめちゃめちゃですが」

 

オプティマス「そして最後に君のガードマン“バンブルビー”」

バンブルビー「♪☆♪☆♪♪♪」

ジョーイ「バンブルビー、僕のガードマンだったんだ」

ヒューズ「そうなんだ。実はホリー君のくじ引きを当てさせたのは我々なんだ」

ホリー「私も聞いた時は驚いたけど納得もしたよ。あまりにも運が良すぎるし機能が豪勢すぎだったしな」

ジョーイ「確かに。けどあなた達と違ってラジオで喋ってるみたいなんですが」

ラチェット「彼は声を出す機能が損なわれてしまい今だに修理できていないんだ」

 

リナ「それであなた達はなぜこの国に?」

オプティマス「メダルを探しに来たんだ。メガトロンより先に見つけなければ」

ジョーイ「メガトロンって確かディセプティコンのリーダーの事ですか?」

オプティマス「君達には我々の歴史を見てもらおう」

 

オプティマスは目から光を放つと周りの風景が変わっていく。立体映像で全てを伝えようとしているのだ。

 

“オールスパーク”、“マトリクス”、“月面”、“裏切り”、“ユニクロン”、“メダルと杖”など今までの経緯を全て話してくれた。

 

ジョーイ「あなた達にそんな過去があったなんて」

ヒロ「僕らの想像を遥かに超えている」

 

みんなも同じだった。NIAはお市と大統領、そしてオプティマスから同じ事を聞き全て受け入れてUSAはオートボットと同盟関係を結んだ。そしてゾルダーとフローラはお市からジョーイとヒーローマンの調査を依頼されていた。その過程でヒロ達の事も調べる内に“BIG HERO 6”の情報を掴んだらしい。

 

ゾルダー「すまねぇな」

フローラ「みんなを騙すような真似をして」

ジョーイ「気にしてませんよ。お互い様ですから」

ヒロ「そうですよ。それにこれで秘密を全て出し切ったので重荷が無くなったわけですから」

ゾルダー「ありがとよ。ちなみにな、お前らを鍛えに来たって話は本当だからな。今後もビシビシ鍛えてやるからな」

ヒロ「それはお手柔らかに」

 

みんな苦笑いする。

 

ジョーイ「ところで僕をガードしてると言いましたがなぜ?」

オプティマス「君を守るためだ。そしてもう一つは我々の探している“メダル”は君が所持しているからだ」

ヒロ「メダルって…もしかしてこの前見せてくれたあの!」

 

この前ヒロ達の前で見せてもらったあのメダルこそオプティマスが探していたメダルだった。

 

○とある廃墟

 

メガトロンは映像電話で政宗と通信していた。

 

政宗「あれ程穏便に行動しろと伝えたはずなのに、派手に暴れたみたいだな」

メガトロン「まぁそう言うな政宗。お前も薄々こうなる事は想定していたはずだろ」

政宗「まぁ過ぎた事はもう良い。ところでカタギの奴らから死者は出していないだろうな?」

メガトロン「心配するな。少しアクシデントはあったが、この国の人間どもは1人も死んでいない」

スタースクリーム「その代わりにスクラッグの大半は死にましたが」

政宗「それなら良い。奴らは他者を殺すしか興味のないクズどもだからな」

メガトロン「あぁ。奴らもそれなりに役立ってくれた。おかげで収容所にいた仲間も解放できたからな」

政宗「どいつだ?」

メガトロン「モホーク」

 

○DC収容所

 

モホーク「みんな皆殺しにしてやるぜ! ヒャハハハっ」

スクラッグ「ぐおっ」

 

MOHAWK

 

スクラッグ達をナイフで刺しまくる。

 

メガトロン「ドレッドボット」

 

ドレッドボット「ガアアアアア!!」

 

DREADBOT

 

ズキュン! ボーーーーン!!

 

スクラッグ達「うわああああっ!」

 

スクラッグの後ろのオイルタンクを撃ち抜いて爆発させる。

 

メガトロン「ニトロ・ゼウス」

 

ニトロゼウス「サンキューメガトロン! やったねベイビー! また自由になれたぜ!」

 

NITRO ZEUS

 

ニトロ・ゼウス「ありがとよゴキブリちゃん」

 

ずどどどどどっ

 

スクラッグ達「ぐあああああっ!!」

 

スクラッグを蜂の巣にしてしまう。

 

メガトロン「オンスロート」

 

ぐちゃ

 

オンスロート「邪魔なんだよゴキブリが」

 

ONSLAUGHT

 

スクラッグを踏み潰してしまう。

 

メガトロン「そして とっておきの仲間 バーサーカー」

 

スクラッグは怯えながら枷を外す。その瞬間、一体捕まえて

 

ガブっ

 

スクラッグ「ぐえっ!」

 

頭を食いちぎる!

 

バーサーカー「テメェらバラバラにしてやる!!」

 

BERSERKER

 

 

政宗「あのイカれ野郎も出したのか」

メガトロン「戦力にはなるはずだ。他には人造ディセプティコン軍団とその他大勢配下に出来た」

 

政宗「よろしい。こうなった以上隠れる意味は無くなった。ここからはお前の好きなようにすると良い」

メガトロン「感謝するぞ」

政宗「頼むぞメガトロン。ユニクロンはいないがあの杖には膨大な知識とエネルゴンが蓄えられているはずだ。その知識とこの国の英雄の力をもっと見てみたいしな」

メガトロン「そういえば報告ではデータにないガキどもとロボもいたとあったが」

政宗「そいつは面白い。パーティーは多い方が盛り上がる。それとオートボットも彼らと組んでいるはずだから気をつけろ」

メガトロン「ああ。オプティマスにつけられたこの目の傷の借りは必ず返してみせるさ」

政宗「頼もしい限りだな。だがメガトロン、お前の目は別として先の戦いのダメージはまだ完全には回復していない。だから無理はするなよ」

メガトロン「分かっている」

政宗「決行は明日の朝だ」

 

ところ戻って

 

オプティマス「もしメダルと杖が奴らの手に渡ればどのようなことになるか我々にも想像できない。ジョセフ・カーター・ジョーンズ、人類の存亡は君にかかっている」

 

とても重い言葉にジョーイは

 

ジョーイ「はい!このメダルは絶対に…ってあれ?」

 

そう決意してカバンからメダルを出そうとするが様子がおかしい。

 

ジョーイ「ない…メダルがない!」

一同「!!」

ジョーイ「そうだ! 今日はリナの応援に行こうとして急いでたから家に置いてきちゃったんだ!」

オプティマス「なんと」

 

ジョーイ「大変だ。急いで家に帰らないと」

オプティマス「落ち着け。今日はもう遅い。それに我々より先に潜入していたディセプティコンの方がこの国の地理に詳しい。今出ると危険だ」

ジョーイ「けど」

ヒロ「大丈夫だよジョーイ。あの時、敵は君を狙っていたでしょ。つまり君が持っていると思ったって事だよ。だから家にメダルがあるとは思っていないはずだよ」

オプティマス「彼の言うとおりだ。焦っていても仕方がない。今夜は我々が責任を持って君と友達を護衛する。だから安心してくれ」

ビー「ラジオ:だいじょーぶ♪(アニポケDP・ヒカリ)」

 

ジョーイ「分かりましたプライムさん、バンブルビーさん」

オプティマス「私の事はオプティマスで良い。バンブルビーのこともビーと呼んでくれれば良い」

 

ビーも頷く。

 

ジョーイ「わかりました。では僕のこともジョーイと呼んでください」

オプティマス「了解した。改めてよろしく頼むジョーイ」

ジョーイ「こちらこそ」

 

ジョーイはオプティマスとビーの指に握手する。

 

 

To be continued.





みなさん!今年初の投稿となります。今回はついにトランスフォーマー達を本格的に登場させる事が出来ました。そしてヒロとジョーイがさらに友情を深める話としてもチェックポイントです。

ちなみにトランスフォーマー達の作画なんですが、去年配信された「トランスフォーマー40周年記念 スペシャルムービー」で実写TF達が登場した時の作画という設定です。
またトランスフォームする時は実写のCGまたはオリジナルCG作画という設定なのでこちらはみなさんのお好みで想像してくれて構いません。

次は本格的なバトルを考えますので、次回も楽しみに待ってて下さい^_^

巳が我々に祝福を与えますように^_^
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