バトルスピリッツ烈火魂 グランウォーズ‼️   作:キャプテンK

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第四十六陣:オラとソレスタルビーングとカスカベだゾ

 

○野原家

 

みさえ「起きろーーー!!」

 

数分後

 

ひろし「行ってきまーす!」

みさえ「ほらしんのすけ!さっさとトイレに行く!」

 

バスがやって来るが、間に合わず

 

みさえ「あーちょっと!カムバックプリーズ!」

 

みさえ「ふんふんふんふんふんふんふん!」

 

シロの餌やりを忘れてしんのすけを自転車で送るみさえ。

 

しんのすけ「ほっほ〜い がんばれみさえ〜」

 

ゲンコツ:パカン!

 

今日も朝から大騒ぎの野原一家。変わったとすれば

 

○ふたば幼稚園(ひまわり組)

 

アレルヤ「やぁみんな」

マリー「今日もよろしくね」

ひまわり組「はーい」

 

○双葉商事

 

ティエリア「ひろしさん、おはようございます」

ロックオン「今日もギリギリでしたね」

ひろし「いや〜電車通勤は厳しいっすよ」

 

○サトーココノカドー

 

沙慈「刹那、その商品はそこじゃなくてそっちだよ」

刹那「そうか、すまない」

四郎「ドンマイです。頑張りましょう」

 

ソレスタルビーングが春日部に住んでいるということだった。

 

数週間前

 

あの怪獣事件でソレスタルビーングはテロ組織が日本に来たと怯えると思って出ようとしたのだが、翌朝のニュースを見て驚く。

 

団「私は昨日の現場に来ています。見ての通りIBSAとその他企業が迅速な対応で復旧が進んでいます。昨日ここで突如として謎の怪獣達が現れ街を破壊しました。そんな時、我らが救世主ソレスタルビーングのガンダム達が現れ街を救ってくれました」

刹那達「!?」

 

市民(女)「えぇ。彼らは私達を救ってくれました」

市民(男)「彼らが来てくれなかったから俺達はどうなってたか」

市民(男2)「世間ではテロ組織って言われてるみたいですけどね。まぁ軍組織とかしたらそうかも知れないけど、俺達にとっては大恩人ですね」

市民(子供達)「ソレスタルビーングのガンダムさん!ありがとうー♪」

 

と緋弾どころか賞賛の声ばかりだった。これには刹那達も驚きを隠せない。一部はお市が根回ししてくれたはずだが、ほとんどが本心からの事だとすぐに伝わった。しんのすけ達の世界はそれだけ平和で良い国だと改めて実感するのだった。

それで刹那はこの春日部に滞在することを提案する。みんな悩むがしんのすけからの頼みもあって通った。それでどこにするのか検討すると野原家からうってつけの場所があると教えてもらう。それが「またずれ荘」だ。見るからにオンボロで名前の「ず」の文字が傾いていた。

実は野原一家もかつてこのアパートに住んでた事があり、住人とも友人だった。大家さんも話を聞いてすんなり受け入れてくれた。野原一家の頼みとCBの活躍のおかげで。それからトレミーに通じるゲートを床下に繋げ、これからの生活について考える。それで出した案が

 

ロックオンとティエリア→双葉商事

アレルヤとマリー→ふたば幼稚園

 

とそれぞれに就職し、刹那と沙慈は各種アルバイトを担う事になった。双葉商事はIBSAと契約しており、ふたば幼稚園の園長とは顔見知りの理由があった為。それぞれ野原一家と関係しているので好都合。刹那がアルバイトなのは情報集めも踏まえて日常に慣れさせる為。沙慈はそのアドバイザーとして。

 

○双葉商事

 

ティエリア「部長、次の企画のレポートを完了しました」

ロックオン「それと前回の資料の改善点もいくつかありましたからまとめておきました」

部長(CV.郷里大輔)「おおそうか。やっぱり君らは仕事が早いね」

ティエリア「お礼を言いたいのはこちらです。我々の事を知りながら働かせてくれた上にモビルスーツを屋上に置かせてくれましたから。それに応えないといけません」

部長「そんなに畏まる必要はないよ。君達は私達の街を守ってくれた恩人だ。それに君らが別世界の人間でもそんな事を私は気にはせん」

ロックオン「ありがとうございます」

部長「わからないことがあったら野原くんになんでも聞いてくれたまえ。頼むよ野原くん」

ひろし「もちろんです」

 

 

○ふたば幼稚園

 

休み時間にアレルヤとマリーは子供達と仲良く遊んでいた。

 

園長「いや〜アレルヤさんもマリーさんもすっかり幼稚園に馴染みましたね。感心感心」

みどり「子供達も一緒に遊べて楽しそうです」

上尾「はい」

まつざか「あ〜ん♡ アレルヤ先生ってやっぱりいい男だわ♡」

みどり「まつざか先生、アレルヤ先生には既にマリー先生という心に決めた人がいるんですよ」

まつざか「ふん!恋にそんなの関係ないわ」

みどり「ほっほっほっ まつざか先生の口から恋なんて言葉が聞けるなんてねぇ。いつも男に逃げられてるのに」

まつざか「何ですって!? 私にはこの美貌があるのよ!胸がぺったんこの人妻に言われたくないわ!」

みどり「何ですって!?」

 

みどり&まつざか「ぐぬぬぬぬぬぬ…」

園長「まあまあ…」

 

 

ネネ「ちょっとあなた! なんなのこのボーナスは!? これっぽっちでどうやって生活していくっていうの!?」

アレルヤ「そんなこと言ってもこの不景気だから仕方ないじゃない」

ネネ「まさかあなた、別の女が出来てその女に渡したんじゃないでしょうね?」

アレルヤ「いや…そんな!」

ネネ「やっぱりそうなのね!もう許しません!私実家に帰らせていただきます!」

アレルヤ「待ってよ母さん!それだけは許して!」

 

マリー「すごく生々しい光景ね」

風間「これがネネちゃんのリアルおままごとなんです」

マサオ「これに僕らいつも付き合わされているんです」

しんのすけ「アレルヤお兄ちゃんが気の毒だゾ」

ボー「ボー」

マリー「ロックオンの言ってた通りね」

 

みんなそれぞれ仕事をこなしていた。そして次の土曜日

 

しんのすけ「ほっほーい。今日は刹那お兄ちゃん達にオラ達のカスカベをご案内するゾ」

刹那「ああ。頼むぞしのんすけ」

しんのすけ「ブッラジャー!」

 

しんのすけは刹那達にカスカベを案内してあげると約束していてたらしい。ちなみに沙慈も同行で女性陣(ミレイナの母リンダも含めて)はみさえとサトーココノカドーでバーゲンに、ひろしはラッセとヨハンの3人でゴルフに。それからシロと一緒に出発すると

 

おばさん「あら、しんちゃん」

しんのすけ「よっお隣のおばさん。紹介するゾ、お隣に住んでるおばちゃんだゾ」

刹那「初めまして」

おばさん「もしかしてあなた達、あのソレスタルビーングの!? まぁこんなところで会えるなんて。初めまして、北本と申します。しんちゃんのお友達だったんですね」

刹那「はい。しんのすけは大切な友達です」

おばさん「そうですか。そうだ、もう1人紹介しないと。ロベルトー、ちょっと来てくれるかい?」

ロベルト「はーいおばさん」

 

と1人の外国人が家から出てくる。

 

ロベルト「やあみんな、本当に久しぶり。私はロベルト・マクガイヤー。通称ベルトくん。アメリカ人です。隣のおばさんこと北本さんが私のママの妹です。現在は英会話塾の講師としてそして日本の文化を研究する為に居候中。ちなみに日本語は話せません。なお当作品では英語が苦手な人の為に私の台詞は全て日本語に吹き替えてお送りします。つまり私の台詞は日本語だけど英語なのです」

 

おばさんはロベルトに刹那達のことを紹介する。おばさんは英語は得意な為。

 

ロベルト「おお!君たちがソレスタルビーングでしたか。初めましてロベルトです。気軽にベルトくんと呼んでください」

沙慈「こちらこそロベルトさん。どうぞよろしくお願いします」

 

※沙慈の台詞も英語です。刹那達は世界各国の言葉を喋れる為、スムーズに話せた。

 

それからしばらくして街並みを歩いて河辺まで向かうと

 

竜子「ふかづめ竜子!」

お銀「魚の目お銀!」

マリー「ふきでものマリー!」

紅さそり隊「3人揃って“埼玉紅さそり隊”!!」

 

何とも独特な個性を持った不良女子高生が個性的なポーズを取っていた。

 

しんのすけ「おお!師匠」

竜子「げっ!しんのすけ」

 

彼女はしんのすけの漫才の師匠…としんのすけに勝手に思われていてかなり苦手に思っている。だが決して仲が悪い訳ではなくむしろ良い友人のような関係だった。

 

その次は商店街。まず来たのが“かすかべ書店”。

 

中村「! 店長」

店長「げっ! 出たなジャガイモ小僧!」

 

メガネをかけたかすかべ書店の店長、その隣にいる女性は中村。しんのすけはこのかすかべ書店の立ち読みの常習犯でブラックリストに入っていた。そして彼女達はブロックサインというジェスチャーで話す癖がある。2人は二手に分かれて監視する。

 

店長「(中村さん、そちらの様子は?)」

中村「(奴はまっすぐ新作水着写真集の棚に進行中!)」

 

しんのすけ「んほ〜♡ しのぶちゃんの新作写真集だゾ〜♡」

中村「(小僧が写真集立ち読み開始ー!)」

店長「(ではこちらもA作戦、かい…あれ?)」

 

しんのすけ「あっ」

ティエリア「しんのすけ。本屋で立ち読みは感心しないな」

アレルヤ「しかもこれはちょっとしんちゃんには早すぎるよ」

ロックオン「アレルヤ考えが古いぞ。立ち読みは良くないが早いうちにこういうのは見といた方がいいんだぜ」

刹那「そんなものか?」

 

店長「おおおっ 見事な手際で立ち読みをやめさせた」

中村「(店長、あのイケメン達はソレスタルビーングの)」

店長「(本当だ!)」

 

そんなこんなで本屋を後にしたしんのすけ達。それから商店街を歩いていると周りでは“ガンダム饅頭”や“ガンダム弁当”、“ガンダムケーキ”などが売られ、さらに刹那達を見ると歓迎する声が広がる。周りの感謝の声に戸惑う刹那達。まぁ仕方がないだろう。それから商店街を後にすると

 

ななこ(CV.紗ゆり)「あら、しんちゃん」

しんのすけ「おおっ!ななこお姉さ〜ん♡」

 

この綺麗な美女は“大原ななこ”。しんのすけが憧れそして恋をしている女子大生。彼女はなかなかの美人で優しい性格でしんのすけが恋焦がれるのも納得だ。しかも彼女自身、しんのすけのことを大切な友達として接している。

 

ロックオン「(口笛)ヒュー やるじゃねえかしんのすけ。あんな美人と知り合いなんて」

アレルヤ「うん。すごく綺麗な人だね」

ティエリア「しんのすけの交友関係の広さには驚かされる」

刹那「やはりしんのすけには人を惹きつける何かがあるんだろうな」

 

ななこ「ところでしんちゃん。この人達は?」

しんのすけ「そうだったゾ。紹介するゾ、掃除するビールズの刹那お兄ちゃんとロックオンお兄ちゃん、アレルヤお兄ちゃん、ティエリアちゃんだゾ」

ティエリア「ちょっと待って!なぜ僕だけ“ちゃん”付けなんだ!」

しんのすけ「もう♡ティエリアちゃんたら分かってるくせに♡」

ティエリア「ぐぬぬぬっ」

刹那「はじめまして、俺達はソレスタルビーング」

ななこ「そっか。あなた達があの。ありがとうございます。あなた達のおかげで街は救われました」

 

刹那はそんな彼女の本心からの感謝の言葉に笑みを浮かべる。すると今度は犬を連れたお姉さんがやって来る。

 

シロ「! ワンワン!」

メグ「! アンアン!」

 

シロ&メグ「くぅーん♪」

 

この子は“メグ”と言う名前のシロの彼女。とても可愛くシロが惚れるのも当然。そのニヤけ顔はしんのすけによく似ている。やはりペットは飼い主に似ると思う刹那達。

 

 

一方その頃

 

○サトーココノカドー

 

主婦達「うおおああおおおお!!! キャーキャー! ギャーギャー!!」

 

主婦達が洋服のバーゲンセールで戦いを起こしていた!しかもその中にはみさえが

 

みさえ「おらあああっ!! その水玉のワンピースは私が貰ったー!」

主婦達「うおおおおおっ!!」

みさえ「ぐっ! 新手が来たか」

 

別の主婦やおばさん達がその混雑の中に飛び乗って無理やり入り込んできた!まさに女の戦いだった。

 

その光景にフェルト達は目を丸くして唖然とした。

 

フェルト「すごい」

ミレイナ「みさえさん、いつもあんな戦いをしてたんですね」

マリー「腕っぷしの強さの理由がわかった気がします」

アニュー「とても真似できません」

スメラギ「ホント。でも」

リンダ「私たちも負けるわけにはいかないわ」

 

スメラギとリンダがあの大混雑の中に入って行った!そしてその中で気に入った服を見つけるとすぐさま手にして、奪われそうになっても持ち前の戦術で危機を脱し見事勝ち抜いた。リンダも苦戦したがなんとか

 

みさえ&スメラギ&リンダ「はぁはぁはぁはぁ…」

 

2人とも息が上がっていたが服はきっちり手に入れた。

 

ミレイナ「ママ、大丈夫ですか?」

リンダ「ええ。久しぶりにいい運動をしたわ」

ミレイナ「ミレイナ、こんな買い物の仕方があるなんて知りませんでした」

みさえ「これが主婦の戦いなのよ」

フェルト「これが噂の?」

スメラギ「私もこれ程とは思っていなかったわ。勉強になります」

アニュー「こういう事に力を入れるとは」

マリー「日本の主婦、恐るべきです」

ひまわり「たやい」

 

 

ところ戻ってしんのすけ達は公園でバトスピをしていた風間達と会っていた。みんなグランウォーズに向けて備えていた。もちろんしんのすけも。

 

風間「それじゃあなた達もアレルヤさんと同じソレスタルビーングの一員なんですね」

刹那「そうだ。戦争を根絶し世界の歪みを正すためにな」

ネネ「ふーん」

マサオ「すごいです!あんなかっこいいロボットで世界から戦争を無くそうとするなんて!あの…僕のカードに…サインください!」

ロックオン「サイン!?」

風間「僕も!」

ネネ「私も!」

ボー「僕も」

 

その予想外の展開に刹那達は戸惑う。自分達にサインを求めるなんて普通では考えられない事だろうから。断ろうとするが

 

キラキラキラキラキラキラ✨

 

目からキラキラ光線を直射されて押し負けた。それでカードの裏にソレスタルビーングのマークを書いてあげる事にした。みんな大喜び。

 

ボー「あのーちょっと気になったんですが、沙慈お兄さんだけ少し違う感じがしたんです。何だか刹那さん達と雰囲気が違うみたいな」

沙慈「! なかなか鋭いねボーちゃん」

 

沙慈はかつてソレスタルビーングのガンダムに恋人を不幸に貶められた経験があり憎んでいた。その後、成り行きでソレスタルビーングに付いてきたがアロウズ達の弾圧行為と彼らの想いを見るうちに彼らがやろうとする事を見極めようと自ら仲間になったのだ。

 

マサオ「そうだったんだ」

沙慈「何だか矛盾してるように聞こえるけど、僕が今できる事を精一杯やろうと思ってね」

刹那「それでいい沙慈・クロスロード。お前は自らの目で己の判断で俺たちを見極めればいい」

ネネ「素敵!これは新しいリアルおままごとの題材に出来るわ。題名は「愛する者を失った青年が」……」

 

ネネの不気味な笑いにみんな怯える。

 

しんのすけ「それじゃ改めて紹介するゾ」

風間「風間トオル」

ネネ「桜田ネネ」

マサオ「佐藤マサオ」

ボー「ボー」

しんのすけ「そしてオラ!」

カスカベ防衛隊「カスカベの平和を守る“カスカベ防衛隊”!!」

 

沙慈「カスカベ防衛隊」

ティエリア「なるほど。彼らがしんのすけの言っていた」

ロックオン「一癖も二癖もある防衛隊だな」

アレルヤ「けど面白いよ」

刹那「お前達がこのカスカベの平和を守るカスカベ防衛隊か。よろしくな」

カスカベ防衛隊「はい!」

しんのすけ「そこでだゾ!刹那お兄ちゃん達もカスカベ防衛隊に特別入隊してほしいゾ!」

刹那「えっ?」

風間「へー しんのすけにしては良い考えじゃないか」

ボー「僕 賛成」

マサオ「僕も」

ネネ「ネネも」

 

刹那達はその誘いに甘んじて受けた。彼らの熱意に負けて。そしてこれが後に大きな助けになるとは誰も思わなかっただろう。

 

しんのすけ「そうだ。折角刹那お兄ちゃん達が防衛隊の一員になったからあそこに行ってみるゾ」

マサオ「あそこか」

風間「そうだな」

刹那「あそこ?」

風間「はい。一つは僕らの世界の街なんですが、もう一つ別世界の街にすごく楽しい場所があるんです」

マサオ「今日はまず僕達の師匠のところに連れて行ってあげます」

 

そうして防衛隊に連れられて向かったのは

 

○アイヤータウン

 

ここは中華系移民が造った中華街。ここでも刹那達の顔は知られていてみんな笑顔だがそれ以上にしんのすけ達とも仲が良さそうだった。そして裏路地の先に古い屋敷があった。

 

沙慈「ん? なんだろ? すごく良い匂いがする」

しんのすけ「師匠〜」

師匠「おおお〜 しんのすけ!それにみんなも」

風間達「お久しぶりです師匠」

 

みんなから師匠と呼ばれるこの老人は一体?

 

師匠「おや?この方達は?」

刹那「俺達はソレスタルビーングです」

師匠「おおっ 其方らがワシらの街を守ってくれた救世主殿か」

刹那「いや俺達は救世主などでは」

師匠「そんな謙遜するでない。もっとワシのようにぷにぷに〜になるのじゃ〜〜〜」

 

ぷにぷに〜〜

 

刹那達「!!??」

 

刹那達は師匠のふにゃふにゃな体に驚く!

 

刹那「これは一体?」

マサオ「師匠は“ぷにぷに拳”の使い手なんです」

ティエリア「ぷにぷに拳?」

しんのすけ「こんなんだゾ。むっつむやみに手揉民民(てもみんみん)」

 

もみもみ〜

 

沙慈「へっ はへ〜〜〜気持ちいい〜〜」

刹那「なっ!?」

沙慈「はひっはひっ…」

 

しんのすけが肩揉みをした途端、沙慈は肩がふにゃふにゃになり、気持ちよさのあまり昇天したような顔になった。

 

風間「ぷにぷに拳は伝説のカンフーで、僕たち師匠の修行でぷにぷに拳を覚えたんです」

師匠「うむ。みなとても優秀な弟子達じゃ。特にしんのすけは千年に1人のぷにぷに、ぷにぷにの天才なんじゃよ」

刹那「そうだったのか」

しんのすけ「ぷにぷに〜」

師匠「どうじゃろ、お主らもぷにぷに拳を学んでみんか?」

 

刹那達は折角しんのすけ達が紹介してくれたこともあって入門してみる事にした。それから衣装を着替えて早速始めた。

 

師匠「ぷにぷに拳はその名の通りぷにぷにとした身体の柔らかさを活かし敵からの攻撃を受け流して回避したり跳ね返したりする事に特化したカンフーじゃ。奥義は全部で10あるが最終奥義は絶対に使ってはいけない禁じ手なんじゃ」

アレルヤ「禁じ手と言うことは何か危険があるんですか?」

 

師匠「うむ。最終奥義“とうでとうとうぷにぷに真掌”は平和にすると言われていた技じゃが実際は何があっても使ってはならなかったんじゃ。9つの奥義を会得した者は中国にある「ぷにぷにの地」にいる「ぷにぷにの精霊」に認められるとぷにぷに真掌を使える薬を飲まされる。それを使うと脳をぷにぷににさせる光線を出せるようになるんじゃ」

ロックオン「脳をぷにぷにに?」

師匠「争うことをしなくなり誰かを傷つけることもしなくなり自分の脳で考えることさえもしなくなってしまい、脳内をお花畑にして超絶平和主義者にするという恐ろしい技なんじゃ」

沙慈「自分で考えることをしなくなる!?」

ティエリア「全く持って理解不能だ」

刹那「そんなものは平和ではない!」

 

刹那達の言う通り。

 

師匠「そう言ってくれて嬉しいぞ。だが安心せよ。ぷにぷにの地は完璧に封印したから2度と誰の手にも触れることはない」

しんのすけ「うむ。それにあれってピーマンの匂いもしてオラ苦手だったゾ」

 

それを聞いて安心する刹那達。

 

師匠「では改めて修行を始めるぞ」

刹那達「はい」

師匠「まず、ひとつひとより和毛和布(わけわかめ)。手足口、全身を海で揺れるワカメのように柔らかくして相手の攻撃を華麗に躱す技じゃ。構え〜」

 

ぷにぷに拳の構えは両腕を前に出しながらピースをする珍しいタイプだった。刹那達としんのすけ達も構えを取る。

 

師匠「全身、和毛和布〜」

しんのすけ達「和毛和布〜」

師匠「和毛和布〜」

刹那達「和毛…和布〜」

師匠「からの〜早口言葉」

 

師匠はまずアレルヤに。お題は“坊主が屏風に上手に坊主の絵を書いた”

 

アレルヤ「坊主が屏風に上手に坊主の絵を書いた!」

 

ピンポン!

 

師匠「合格!」

 

いきなり合格!

次のロックオンは“京の生鱈、奈良生まな鰹”

 

ロックオン「京の生鱈、奈良生まな鰹!」

 

ピンポン!

 

続いて沙慈は“生麦生米生卵”×3

 

沙慈「生麦生米生卵!生麦生米生卵!生麦生米生卵!」

 

ピンポン!

 

ティエリアは“むさしのむさしが原の武蔵坊弁慶”

 

ティエリア「むさしのむさしが原の武蔵坊弁慶!」

 

ピンポン!

 

最後の刹那は“きゃりーぱみゅぱみゅ”×3

 

刹那「きゃりーぱみゅぱみゅ!きゃりーぱみゅぱみゅ!きゃりーぱみゅぱみゅ!」

 

ピンポンピンポン!

 

師匠「うむ。見事全員合格したな。技もなかなかキレがあったぞ」

マサオ「みなさんすごいです!」

ネネ「みんな一発で合格しちゃった」

沙慈「ちょっと焦ったけどね。けどこれで本当に会得したのかな?」

 

師匠「うむ。いずれその技がお前さん達の力になるはずじゃ」

刹那「ありがとうございます」

 

それから刹那達は時間がある時は師匠の元で修行して他の奥義も会得していくのだった。

 

そして夕方

 

カスカベ案内は終了し、刹那達は野原家に帰る。

 

しんのすけ「おっかえり〜♪」

みさえ「ただいまでしょ。みなさん今日はありがとうございます」

アレルヤ「いえ。今日はしんちゃんのおかげで楽しかったです」

刹那「ああ。このカスカベをしんのすけ達から教えてくれたおかげでこの街がいかにいい街だと知ることができました」

みさえ「それは良かった」

ティエリア「ところでスメラギさん達は?」

みさえ「奥の部屋で寝てます。余程疲れたんです」

 

まぁあの混雑を経験したら当然だろう。

 

ロックオン「そういえばしんのすけのやつえらく急いでたが何かあんのか?」

 

答えはこれだった。

 

アクション仮面「ワッハッハッハ! アクション仮面参上!」

しんのすけ&アクション仮面「ワッハッハッハ!ワッハッハッハ!」

 

しんのすけの最も好きな特撮番組“アクション仮面”が放送していたからだ。それからロボットアニメ“カンタムロボ”、魔法少女アニメ“魔法少女もえP”の順に。ちなみにどれも再放送のものだがどれもなかなか見応えのあるアクションやストーリーで、刹那達も思わず見ていた。

 

それからひろし達も川口や草加ゆみそれから

 

ローズ「野原さんお久しぶり〜♡ しんちゃん、(ウインク)ウフッ♡」

しんのすけ「おおおおー! オカマのお坊さんだー!」

 

しんのすけがビビるこの4人は新宿の繁華街で「スウィングボール」というニューハーフクラブを営んでいる“珠由良ブラザーズ”と呼ばれる長男のローズ(CV.郷里大輔)と次男のラベンダー(CV.塩沢兼人)、三男のレモンの三兄弟と新入りのジャーク(CV.青森伸)、もう1人の屈強な大男は同じクラブでウェイトレスをしているサタケである。ビビってはいるが、みんなしんのすけの友人で仲良しである。

 

そんな彼らと一緒に今日はみんなで外でバーベキューをすることにした。その時

 

 

???「ぐわぁぁぁぁ!」

 

突如狼の被り物を着た謎の人物が!

 

刹那「!!」

 

チャッ!

 

刹那「何者だ!!」

???「ぎゃぁぁぁぁ!!」

 

ドテッ!

 

刹那が銃を構えるとズッコケて顔が見えた。

 

みさえ「まさえ姉ちゃん!」

刹那達「えっ?」

むさえ「だからやめた方がいいって言ったのに」

みさえ「むさえ!」

 

みさえの妹のむさえがやって来る。しかも被り物を着た彼女はみさえの姉のまさえだった。さらに

 

銀の介(CV.松尾銀三)「ほっほ〜い」

つる(CV.北川智繪)「こんばんは」

よし治(CV.坂口賢一)「邪魔するぞ」

ひさえ「久しぶりね」

しんのすけ「おお〜じいちゃん、ばあちゃん!」

ひろし「親父、お袋!」

みさえ「父さん、母さん!」

 

今度はひろしとみさえの両親も。さらに

 

せまし「よう、ひろし」

ひろし「兄さん!」

育菜「ご無沙汰してます」

菜摘「しんちゃん来たよー」

樹(いつき)「こんばんは」

 

これの名はせまし、ひろしの兄である。そして隣は彼の妻と子供達である。どうやら刹那達のことをしんのすけに聞いて会いに来たらしい。

 

ヨシりん&ミッチー「野原さーん♪」

 

今度は隣に住むヨシりん&ミッチー夫婦だった。だがこの2人、いつも勝手に野原家に来ては勝手に飲み食いするという礼儀知らずなところがあり、野原家は苦手にしていた。それでも仲は続いていたので悪友みたいなかんじだった。さらにさらにみさえの友人のおケイおばさん夫婦や四郎、大家さん、役津栗優など大勢のしんのすけの友人達がやって来てもはやお祭り状態。

そんなこんなでみんなでバーベキューを楽しむことになった。

 

よし治「ワシの肉返せ!ハゲジジイ!」

銀の介「ケチケチすんなガンコジジイ!」

 

アホなことで喧嘩するおじいちゃんコンビ。

 

菜摘「私は菜摘、よろしくね」

ハロ「ナツミ、ナツミ」

シロ「ワン」

 

シロとハロと仲良く遊ぶ菜摘。それを心配そうに見る樹。

 

ミレイナ「樹くん初めまして、ミレイナと言います。よろしくです♪」

樹「! は…初めまして、ミレイナさん…(綺麗な人だなぁ)」

沙慈「妹が心配なんだね。その気持ちよくわかるよ。僕も姉さんがいたけどすごく心配したことがあるから」

樹「そうなんですか沙慈さん」

 

ミレイナの顔を見て赤くしながら沙慈と仲良くなる樹。

 

大家さん「ベロベロばー♪」

サタケ「はーい、ひまわりちゃ〜ん♪」

ひまわり「♪♪」

 

サタケと大家さんの2人はひまわりを可愛がりながらアレルヤとマリーに子供の接し方を教えている。

 

イアン「君達、あまりにも肉ばかり取りすぎだ。少しは自重とやらを」

ヨシりん「お祝いなんですから。お祝いに来た僕らがもっと食べないと」

ミッチー「ヨシりんの言うとおり」

ヨシりん&ミッチー「ねーー♪」

 

図々しさを注意しても屁理屈を言って誤魔化すヨシりんとミッチーに困るイアン

 

ローズ「ねぇティエリアちゃん、ウチの店に入りなさいよ」

ラベンダー「あなたなかなか素質あるわ」

レモン「歓迎するわよ」

ジャーク「私も賛成」

ティエリア「いえ…あの…僕は…」

ローズ「うふふっ 恥ずかしがっちゃって。カワイイ♡」

 

珠由良ブラザーズから勧誘を受けて困るティエリア

 

むさえ「いい事、肉の間に野菜のニンジンを挟むと油が増し食いにくくなる。そしてニンジンさんも脂が多いと苦しみだす。そんなニンジンさんの苦しみが私にはわかる」

フェルト「何言ってるのこの人?」

アニュー「さぁ」

むさえ「つまりニンジンさんが言いたいのはこういうこと。“バーベキューから外してくれーーー!”」

 

(耳引っ張り)ギュー!

 

みさえ「要するにニンジンが嫌いだから屁理屈言ってるだけでしょ」

まさえ「魂胆が見え見えです」

 

ただの屁理屈だった。

 

しんのすけ「全く、むさえちゃんにも困ったものね」

刹那「そういうしんのすけもポケットにピーマンと玉ねぎを隠してるのがバレバレだ」

しんのすけ「あ〜ん 刹那お兄ちゃんのいけず〜」

みさえ「好き嫌いすんな」

しんのすけ「ようかいガミガミおばば」

 

ムカッ

 

(げんこつ)ガン!!

 

口は災いの元

 

ゆみ「係長、今回はお招きありがとうございます」

ひろし「なんのなんの。ゆみちゃんならいつでも大歓迎だよ〜」

ロックオン「草加ちゃん。電話番号教えてくれない?」

 

ひろしだけでなくロックオンまでゆみを狙いだす。

 

ギロッ×2

 

ひろし&ロックオン「!!」

 

ひろし「ぐおおおおおっ!!」

みさえ「あなたって人はーー!」

アニュー「ロックオン」

ロックオン「悪い悪い」

 

みさえにコブラツイストを喰らわされ、アニューに耳を引っ張られるロックオン。

 

その後もみんなで飲んだり食べたりして盛り上がる。

 

 

しんのすけ「明日はカスカベ防衛隊があの街を紹介しに行くんだゾ」

ひろし「おお。明日はあそこに行くのか。それなら俺たちも一緒に行くか。こりゃあの街は明日、大騒ぎだな」

みさえ「そうね」

刹那「一体どこなんだ?」

しんのすけ「それは…」

 

ところ変わって

 

部長「バッカモーーーーーーン!!」

??「勘弁してください部長!!!!」

 

To be continude.





本日はソレスタルビーングと野原一家のその後について視点を当ててみました。カスカベの破天荒な日常に刹那達がどう接していくかを描きたくて。前回のハードからギャグに持っていこうと思い試してみました。次回はさらにギャグ要素を高めてあの人気キャラと街を登場させます^_^
皆様よろしくお願いします^_^

ちなみに(CV.〜)があるキャラは特に思い入れのある声優にしています。
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