バトルスピリッツ烈火魂 グランウォーズ‼️ 作:キャプテンK
前回、しんのすけ達とカスカベのことを案内してもらった刹那達。次の日はある街に行くらしいが今回はその街の出来事について話そう。
1〜2ヶ月前
本日の舞台は
今までの発展してきた街とは反対に、どうにも田舎風な雰囲気を漂わす街並みや商店街、空き地や銭湯まで。まさにかつての日本の下町のようなところ。ここは葛飾区亀有。
どこかの家の前を掃除する主婦や盆栽を整理するご老人。なんとものどか…と思いきや
じりりりりりりり…
主婦&老人「?」
♪:XX出勤、遅刻ギリギリ!3
??「どけどけどけどけどけどけどけどけどけーーー!!!」
主婦&老人「しょええええええ!!」
びゅーーーーん!!
(鉢の割れる音)ぱりん!
老人「あいてててっ また両さんか…って ああああ!ワシの盆栽がー!」
自転車で猛スピードで突っ走る不良…ではなく!なんと警官だった!!しかも赤信号なのに止まらず、スポーツカーを追い抜き、家の塀を壊し走り去るなどとんでもないことを連発していた。それなのに
親父「おっ 両さん。また派手にやってるね」
子供達「両さん。うちには新しいゲーム来たから遊びにおいでよ」
主婦「今日も頑張りなよ両さん」
一部から人気を得ているこの男は…
小町&奈緒子「ああ! 両津勘吉!!」
両津「よう!!」
そう!警察官なのに様々な問題行為を起こして多大な被害をもたらし数千兆円の借金を抱えながらも、数多くの犯罪を解決してきたサンダルを履きカモメのような繋がり眉毛をしたこの男こそ!!亀有名物警官“両津勘吉”であった!!
今日も遅刻しそうで自転車で突っ走っていた。
○葛飾区亀有公園前派出所
両津の勤務先“亀有公園前派出所”。
大原「おはよう」
中川&麗子&寺井「おはようございます」
大原「ん? 両津はまた遅刻か」
このイケメン警官は中川圭一、美女警官は秋元・カトリーヌ・麗子、そして眼鏡を掛けたのが寺井洋一(CV.林家正蔵)、そしてちょび髭を生やしているのが部長の“大原大次郎”。
大原「しょうのない奴だ。両津はほっといてみんなに重大な報告がある。知っていると思うが本日、この派出所に4名ほど特別配属される事となった」
それは先日のことだった。異世界、そして魔界と魔法の世界が転移してきた事により多世界交流が始まった。それにより地域発展が大きく動いたと同時に犯罪も増加した。それを重く見たお市と各世界のトップは互いの平和ために協力する事を誓い合った。そのうちの一つが亀有である。それで代表となる人物が全警官の前で屯田五目須署長(CV.江角英明)と協力体制を敷いたというわけだ。
大原「1人は派出所、他の3人は交通機動隊に配属なんだがその3人はこちらが勤務地としては一番最良だとしてウチに来る事になった」
麗子「どんな人達なんでしょうか?」
大原「うん。1人はそろそろ来る頃だと思うが」
アメリ「おはようございます」
大原部長の後ろから声がした。その声の主は13冠の1人にして魔関署警備局警備長アザゼル・アンリの娘そしてバビルス生徒会師団生徒会長アザゼル・アメリであった。
大原「いやーよく来てくれたアメリさん。みんな、紹介しよう。魔関署警備局局長の推薦で来てくれたアメリさんだ」
アメリ「本日付けで葛飾区亀有公園前派出所に特別配属される事になりましたアザゼル・アメリです。皆様、この度はよろしくお願いします!」
敬礼で挨拶するアメリ。
中川「君か。アンリ警備長の娘さんは」
アメリ「父をご存知なんですか?」
麗子「えぇ」
アメリのことを知っていた中川達も順番に挨拶する。
アメリ「あれ?そう言えばもう1人勤務していたと聞いていたんですが?」
大原「ああ。あのバカでしたら…」
両津「うおおおおおおっ!!」
どごーーーーん!!
中川&麗子&寺井「ゴホッゴホッゴホ…」
両津「ふうううう ギリギリセーフだな」
中川「先輩、ひどいですよ」
麗子「もっと静かに入ってきてよ」
寺井「危うくぶつかるところだったよ」
両津「へへへっ ところで部長は? もしかして遅刻か? 部長も人のことを棚に上げて自分が遅刻してちゃあ世話ねえな」
中川「! せ…先輩…」
麗子「両ちゃん…」
中川達は急に顔を青ざめて両津の下を指差す。そこには
大原「ぐぬぬぬぬぬぬぬぬ…」
両津「ぶっ…部長…」
大原「バッカモーーーーーーーーーーーン !!!!!!」
葛飾区市民「!!??」
政宗「!!??」
入間達「!!??」
幸村達「!!??」
ナツ達「!!??」
サウンドウェーブ「!!??」
その怒声は地球の外まで響き渡る!!大原部長は両津勘吉最大の天敵なのである。
大原「この大バカモンが!! 貴様という奴は遅刻しただけでなく、上司であるこのワシに自転車をぶつけるとは!!」
両津「部長!!ギブッギブッ!!」
コブラツイスト等のプロレス技でお仕置きされる。さらに
アメリ「あなたが両津巡査長ですか」
顔が赤く腫れ上がったアメリが睨みつけてくる。実はさっき
※さっき
ドゴーーーーーーン!
アメリ「うわ! げっ!」
ゴン!!
衝撃で壁に顔面を打ち付けてしまった。
アメリ「遅刻した挙句に上司や仲間に迷惑をかけておきながら反省の色もないとは…許せん!! “私は強い!!”」
アメリは家系能力:幻想王(ロマンチスタ)を発動させて渾身の踵落としを両津の脳天にお見舞い…
ゴン!!!
アメリ「いっ!!?」
アメリの足の腫れ音:パンパンパン!
アメリ「いったーーーーーっ!! イテテテテテテっ!!」
だが逆にアメリの足に大きなダメージを受けてしまった。魔獣をも倒す程のアメリの蹴りが…たったのたんこぶ一つだけ
両津「ぐうううっ イテテテテテテっ 部長!何すか!?この凶暴な狐の小娘は!」
アメリ「狐の小娘!?」
集会で話したことをすっかり忘れていたのでもう一度全て話した。
両津「なるほど。けどこんなガキで大丈夫なんですか?」
大原「コラ両津!!アメリさんに失礼だろ!」
麗子「そうよ両ちゃん」
アメリ「……」
両津「言っとくがどんなに偉くても実績があろうがな、ここではそんなもん何の役にも立たん。それでもやる気はあるのか?」
アメリ「もちろんです」
両津「?」
アメリ「皆さんも聞いてください。いくら私が特別配属されたとはいえ、特別扱いはやめて下さい。私は1人の悪魔としてこの派出所に配属されることを選びました。なのでどうかよろしくお願いしたい」
両津「ほーう。なかなか良い根性してるじゃないか。気に入ったぞ」
大原「うん。確かに彼女の言う通りだな。ワシも少し気を張ってしまっていた」
中川「そうですね」
寺井「アメリさんはこれからは僕らの仲間だもんね」
麗子「ふふっ。両ちゃんもたまには良いこと言うわね」
両津「たまにはは余計だ!」
大原「それでは改めてよろしく頼むぞアメリくん」
アメリ「はい」
両津「そう言えば自己紹介がまだだったな。ワシは両津勘吉だ」
アメリ「よろしくお願いします両津巡査長」
両津「こちらこそなキツネの嬢ちゃん」
アメリ「私はアメリです!」
2人は硬い握手をする。
両津「ところであと3人来るって言ってましたが何処なんすか?」
大原「もうそろそろ来る頃なんだが」
(クラクション音)
一同「?」
聞いたことのないクラクション音がして外を見ると赤いスポーツカーみたいな車が走ってきて派出所前で停車した。
アメリ「何だこの車は?」
中川「こんな車種は見たことがありません」
中から誰か出てきた。
進ノ介&霧子「すみません!遅れてしまいました」
大原「おお、泊くんに霧子くん。よく来たね」
両津「部長、もしかしてコイツらが」
大原「うむ。特別隊員として交通機動隊に配属になった泊進ノ介(とまりしんのすけ)刑事と泊霧子くんだ」
寺井「えっ?刑事なんですか!?」
進ノ介「まぁ俺達の世界ではですけど」
霧子「本当は巡査からで良いと言ったんですが」
大原「それは当然だよ。彼らはここに配属する前から違反者や指名手配犯を数十人逮捕した貢献もあるから」
麗子「すごい!ところで気になってたんですが、お二人はもしかして夫婦なんですか?」
進ノ介「ええまぁ」
霧子「はい…」
麗子に指摘されてモジモジしながら顔を赤める2人。
アメリ「素敵ね。夫婦で警察するなんて」
霧子「ありがとうございます」
両津「それは別にいいとしてこの車は一体なんだ?」
進ノ介「これはトライドロン。俺達のパトカーです」
両津「これがパトカー!?」
このトライドロンは進ノ介の世界のパトカーらしく、なかなか良いスペックをしていた。決して改造パトカーではないらしい。
両津「なるなど。ところであと1人いるはずだが何処にいるんだ?」
進ノ介「それは…」
両津「こんな大事な日に遅刻するとは随分いい加減な野郎だな」
大原「コラ両津!」
両津「遅刻する奴だからな。きっと年端もない爺さんだったりしてな。ギャハハハハハ…」
進ノ介「いえ、あの〜」
ビュン!
両津「ギャハハハ(衝突音:ドコン!) フゲッ!!」
衝突音:ガコン!!
何かが両津の後頭部にぶつかり、さらに机の角に顔面が直撃した。
両津「イテテテテテテっ くっそー!」
よく見るとミニカーのような物が宙を浮いていた。
両津「何だ?このミニカーは!さてはコイツだな!誰だ?こんな事しやがるのは!」
???「君のような人間にいい加減と言われたくはないな!!両津巡査長!!」
何処からか声がした。その声の先には進ノ介が
両津「てめぇかこの野郎!」
進ノ介「いや俺じゃないっすよ」
???「私だ!」
両津「?」
進ノ介の後ろを見ると、車のボンネットに顔のついたベルトが喋った!!
中川「べっ ベルトが喋った!?」
寺井「すごい!」
麗子「これってロボット?」
アメリ「これがロボット! すごい! 初めて見た。賢そうな話し方をしていたがこれが噂に聞いていた“AI”というものか!」
みんな大興奮。
進ノ介「みなさん落ち着いて。紹介します」
ベルト「お初にお目に掛かる。私はクリム・スタインベルト。こう見えてかつて人間だった者だ」
それを聞いてさらに驚く。実は数十年前にある事件で瀕死の重傷を負ってこのベルトに意識を移植したらしい。それ以降、進ノ介とコンビを組んで幾つもの事件を解決してきたらしい。
寺井「なるほど」
大原「というわけだ。ワシも初めて見た時は驚いたよ」
中川「しかし凄いですね。人間の意識を機械の中に移植するなんて」
アメリ「はい。人間の発想には驚かされます」
麗子「クリムさんは天才なんですね」
ベルト「マドモアゼル、私のことは“ベルト”と呼んで構いません」
麗子「まぁマドモアゼルなんて。ベルトさんは紳士ですね」
麗子に褒められて照れるベルト。
両津「つまりお前が4人目の新入りってことだなベルトのおっさん」
ベルト「おっさん!?」
両津「まぁとりあえず同じ釜の飯を食う仲間になるんだ。これからよろしく頼むぜ進ノ介に霧子、ベルトのおっさん」
進ノ介&霧子「はい」
ベルト「ぐぬぬぬっ 私はこれでも40代なのだが」
両津「ワシは30代だから、あんたはおっさんだろ」
痛いところを突かれて何も言えないベルト。とまあ自己紹介も終わり一段落して霧子は麗子に、アメリと進ノ介・ベルトは両津に指導を受けることとなり、早速両津達はアメリのために葛飾署に向かった。
十路地に来ると1匹のとぼけた顔をした犬(容姿はケ○ケンに似)が通ってきた。するとそこにトラックが!
進ノ介「ヤバイ!」
アメリ「引かれる!」
両津「いかん!」
アメリ「両津巡査長!」
両津は一目散に犬を抱える。そしてそのままトラックを避け…
ドン!!
両津「ぎやあああああああああ!!!!」
3人「両津巡査長!!!」
数十メートル吹っ飛ばされて壁に激突した!3人とも急ぎ駆けつけて救急車を呼ぼうとすると
両津「ういてててててっ」
3人「えっ?」
信じられないことに、両津はほぼ無傷だった!!トラックは40kmも出ていたというのに。
アメリ「両津巡査長!平気なんですか!?」
両津「おう。死ぬかと思ったがな。あーははははははっ!」
進ノ介「いやいやいや。普通死ぬって」
ベルト「この男の体はどんな身体構造をしているんだ…」
両津の能天気さに呆れながらも、タフさに驚く3人。ちなみに犬の方も無事で両津に助けられてまた歩き出す。
両津「あの犬は野良だがここいらじゃ顔が知れ渡っていてな。みんなから可愛がられているんだ。たまにうちの派出所にも遊びに来るんだ」
アメリ「両津巡査長、あなたには感服しました。たとえ野良犬だろうと自分の危険を顧みず救い出すとは」
進ノ介「ああ。本当にすごかったですよ!」
ベルト「うむ。君のことを少し見直したぞ」
両津「そうか? あーっははははは」
そして葛飾署に到着。
○葛飾署
結構メチャクチャなことをしていると噂されている両津だが意外なことに両さんは慕われていた。特に男性陣と一部の女性陣から。ただほとんどの女性陣からはなんとも不人気だった。いつも破天荒なことが原因で「結婚したくない男No.1」や「亀有の原始人」などと言われていたからだ。だが邪険にされてたが両津は特に気にも留めていなかった。むしろ日常のような感じで流す。すると
マリア「両様!!」
両津「グエッ! マリア!」
両津の胸ぐらを掴み睨みつけるこの女性はマリア。
マリア「両様!私(わたくし)という者がいながら何ですか!?その女は!」
両津「いやマリア こいつは、グエエエエエ!!」
アメリ「その手を離せ!!」
マリア「! とおおおおおっ!!」
アメリ「はあああああっ!」
ドン!!
マリアとアメリの蹴りが×となってぶつかり合う!それから一触即発の雰囲気となるがベルトさんの仲裁と両津の説明で事態は収束した。
マリア「そうでしたの。申し訳ございません」
アメリ「いえこちらこそ。それにしても両さんにこんなに美人な恋人がいたなんて」
進ノ介「確かに」
両津「はぁぁぁ 言っとくがマリアは男だぞ」
3人「えっ?」
アメリ「今何と?」
両津「こいつは正真正銘の男だと言ったんだ」
3人「!!!???」
褌を着たマリア「はははははははははっ!! はははははははっ!!」
波音:ざぶーーーーん!!
※褌を履いた男体(顔は女状態)のマリアwww
まぁ驚くのも無理はない。ベルトがスキャンしてみると確かにモッコリがあった。彼女の本名は麻里愛といい、竜二という名で名を馳せた元キックボクサー。ふとした事から両津によく似たコーチのために女性に転身して引退したが、既にそのコーチは外国に渡って再会できないままだった。それからしはらくして暴漢に襲われていたところを両津に助けられて惚れてしまったのだ。しかも両津はそのコーチとよく似ていたらしく。
3人とも苦笑いしながら両津とその場を後にした
進ノ介「しかしどこからどう見ても女性にしか見えないな」
アメリ「信じられぬが、両津巡査長を本気で愛している気持ちは本当だったのはよく分かった」
ベルト「人気者ですな」
両津「お前ら一言だと思って好き放題言いやがって」
クスクス笑いながら揶揄う3人。
本田「あれ?先輩」
両津「おお本田」
本田「今日はどうしたんす?」
両津「新入りの研修だよ」
本田「新入り? あれ?泊くんにベルトさん」
進ノ介「本田さん」
両津「なんだお前ら知り合いだったのか」
本田「もちろんです。交通課に配属前に何度も一緒に犯人を逮捕した仲間ですよ」
進ノ介「はい。あれも全部本田さんのおかげですよ」
本田「いや〜そんな」
両津「そうか。前に本田が言ってた友達ってのはお前らのことだったのか」
進ノ介「ええ」
アメリ「この方は?」
ベルト「失礼した。彼は本田速人。交通機動隊の白バイ隊員。彼と共に何人もの交通違反者を逮捕してきたんだ」
両津「そしてワシの可愛い後輩だ」
本田「いや〜 あはははは」
アメリは少々首を傾げていた。こんな弱気で内股な男が本当に犯罪者を取り締まれるのかと疑問に。そこに
乙姫「本田さん」
本田「ああ菜々ちゃん!」
彼女は乙姫菜々。本田と同じ交通機動隊の後輩で彼のガールフレンドでもあった。みんなからは『オリーブちゃん』という愛称で呼ばれている。
乙姫「あなたがアメリさんでしたか。いつも私の漫画を呼んでくれてありがとうございます」
アメリ「えっ?」
乙姫「私の書いてる『メヌエット』を見てくれているんでしょ」
アメリ「!!」
メヌエットとは正式名称:純愛山河メヌエットという少女漫画家の愛野 神女が書いた純愛漫画のことである。アメリの家系は人間界の少女漫画『初恋メモリー』を禁書(そもそも人間界と魔界では言語が違うこともあり)としていて、アメリ自身はとても愛読していた。ちなみにこの世界に来てからはマギサのおかげで翻訳できるようになりこの世界の少女漫画を読めるようになり密かにコレクションしていた。その中でも『メヌエット』を気に入る。
アメリ「あなたが書いた? ということは…」
本田「はい。菜々ちゃんが愛野神女でメヌエットも彼女が書いたんです」
アメリ「!!」
それを聞いてアメリはあまりの感激に固まる!その後、落ち着いて乙姫と仲良くなる。次に向かったのが道場。
左近寺「であああああああ!!」
ドスン!
アメリ「なんと見事な巴投げ」
両津「アイツは左近寺竜之介。葛飾署随一の格闘のプロで柔道大会に何度も優勝しているんだ」
左近寺「おお両津。進ノ介とベルトさんも一緒か。それからもう1人は新入りか」
アメリ「アザゼル・アメリと言います。以後お見知り置きを」
左近寺「うん。良い返事だ」
ベルト「ご無沙汰だな左近寺くん」
進ノ介「どうも」
左近寺「うん? どりゃぁぁぁぁぁぁ!!」
進ノ介「うわあああああ!!」
ドスン!
アメリ「!?」
左近寺「前にも言ったろ進ノ介!男の挨拶は短く『おっす!!』と言っただろ」
進ノ介「おっ おっす」
左近寺「気合が足らーーーーん!!」
進ノ介「ぎええええええ!!」
何とも無茶苦茶だがアメリは彼の根性論を気に入る。
両津「やれやれ。ちなみにゲームもプロ級でよ。特に格闘ゲームと「どきメモ」を」
アメリ「どきメモ!? どきメモってまさか『どきどきメモリアル』というゲームの?」
左近寺「! お前、どきメモを…さおりを知ってるのか!?」
どきどきメモリアルとは男女問わず大人気の恋愛ゲームでメインヒロインの早乙女さおりと恋愛するというもの。この作品はグッズになるほどにかなかの売れ筋でいくつものシリーズがある。左近寺はこのどきメモのさおりに恋をしているために今では生きがいのような存在だった。少女漫画に似てるところがありアメリもハマってしまったらしい。しばらくどきメモを語り合いをしてから後にした。
続いては
○亀有商店街
今日も大賑わいの亀有商店街。人だけでなく悪魔も大賑わい。それとこの町でも大人子供老若男女問わずバトルスピリッツは盛んに行われていた。
進ノ介「相変わらずここは大賑わいだ」
ベルト「ふむ。この街は本当に良いところだ。人々から活気が感じられる」
アメリ「確かに。魔界でもここまで賑やかな街並みは見たことがない。今日は何かの催しなんでしょうか? 両津巡査長」
両津「いや。これが亀有の日常だよ。それとワシのことは両さんと呼べばいい。他人行事にする必要はこれっぽちもいらんぞ」
アメリ「分かりました両さん」
男性「よう両さん」
両津「おっす」
おばちゃん「そっちの人らは新入りかい? 両さんがサボらないように見張っといた方がいいよ。あはははは」
両津「大きなお世話だよおばちゃん」
純平「両さん!」
勝平「俺たちバトスピの新弾パック買ってデッキ組んだから今度バトルしようぜ」
両津「おお!」
と葛飾署以上に亀有の人達はみんな両津のことを慕っていた。
進ノ介「両さんって結構慕われてるんだな」
ベルト「うむ。これ程の人脈とは」
両津「ん? おお!あれは!」
両津は何かを見つけて一目散に走る。そこは何とプラモ屋。
両津「間違いない!これはこの前、東京に出てきたダブルオーガンダム1/144プラモ!!」
3人「えっ?」
両津「プラモ屋!これ買うぞ!」
ベルト「なんと!!両津巡査長!!勤務中にプラモを買うなど言語道断!!」
アメリ「そうだぞ両さん!! 一警察官がそんな軽率な行為を…」
両津「うるせー!!」
3人「!?」
両津「仕事よりこっちが大事だ!!それに今はワシが上司だぞ!ワシの言うことは絶対だ!!いいなぁ!?」
3人「はっはい!!」
あの屈強なアメリが両津の無茶苦茶さな理論に良いように丸め込まれてしまった。
ベルト「噂に聞いていたが、何という傍若無人。少しでも見直そうとした私が甘かった」
アメリ「この私が何も言い返せなかった。こんなことは初めてだ」
進ノ介「大原部長が心配していた理由が良くわかった」
実はパトロールに行く前に大原から両津を見張るように言いつけられていたのだ。どういうことかその時は分からなかったが、今ようやく理解した。
アメリ「(お父様が言ってたとおりだ)」
アメリの方も何故この街に来たのかはもう一つ理由があった。アンリからこの街は他よりも欲望に満ち溢れていたことを聞かされていたからだ。悪魔から見れば人間は欲望の塊。そんな人間は悪魔にとってご馳走でもあった。その証拠に今、両津勘吉からとてつもない欲望のオーラを放っていたからだ。まさに両津は欲望の塊代表そのものだった。
そして両津がレジに向かうと
尾崎「両さん」
両津「?」
商店街組合「借金払えーーー!!」
両津「ヤバい!!逃げるぞ!!」
3人「えっ? ! うわああああ!!」
♪:コミカルに追いかけっこ 4
店の奥からとんでもない数の人間達が溢れ出た!そのまま追いかけっこが始まる。
両津「くっそー」
進ノ介「両さん!何なんすか?あの人達は!」
両津「商店街の借金取り連中だよ!」
アメリ「借金取り!?」
尾崎「うおおおお!!借金返せー!!」
商店街組合「ツケを払え!借金払えー!僕の給料!女房返せー!」
ベルト「警察官が一般市民から借金をするとは!」
商店街の人達の顔を見れば一目瞭然だった。みんな目が血走っていた。ある時は屋根の上から飛びかかり、ある時はマンホールの中から飛び出たり、またある時はパワードスーツまで出してくる始末!その執念はとんでもない程だった!
その数分後、ゴミ箱に隠れてようやく借金取りから撒いた両津達。
両津「よし。上手く撒いたな」
進ノ介「まさかポリバケツの中に隠れるとは。昔のギャグ漫画みたいだ」
アメリ「両さん。あなたはいつもあんななんですか?」
両津「けっ アイツらがしつこいんだよ。少し借金したくらいでよ」
進ノ介「いやー アレはどう考えても少しぐらいとは言えない気が。一体いくら借金してるんですか?」
両津「100万」
3人「ひゃっ!100万!?」
ベルト「呆れてものが言えん」
進ノ介「よくそんな額まで跳ね上がりましたね」
アメリ「よくクビにならないのが不思議です」
両津「はははっ それより逃げてたから気づかなかったがワシら浅草まで来ちまったみたいだぞ」
確かに。
進ノ介「そういえば。いつの間に」
ベルト「確かに浅草は両津巡査長の故郷では」
♪:両津のテーマ2-1〜1
両津「そうだ。よし!せっかく浅草まで来たんだ。ワシが浅草を紹介してやろう」
アメリ「しかしパトロールが」
両津「そんなもん、適当にやったって言えばいいんだよ」
と強引に浅草見物が始まった。生まれ故郷なだけにパトロールの時と違って楽しそうに自分の思い出と共に説明してくれた。そんな両津を見てだんだん楽しくなる3人。それから浅草名物“雷門”を案内してくれたその先には
両津「そしてここがワシの一番のお気に入り。“浅草花やしき”だ」
花屋敷は浅草の顔とも呼ばれる遊園地。小さいながらも今でも子供だけでなく大人にも大人気であった。
進ノ介「これがこの世界の花やしきですか」
ベルト「私達の世界の花やしきよりもなかなかよく出来てるな」
アメリ「これがこの世界の遊園地ですか。しかしこんなに人がいるとは。今日は開演日の日なんでしょうか?」
両津「何言ってんだ。花やしきは1日しか休まんぞ」
アメリ「なんと!?」
アメリが驚くのも無理はない。魔界では終末日ぐらいでないとここまで賑やかになることはまずない。しかもウォルターパークより地味なアトラクションばかりが大半。だが実際に乗り物に乗ってみるとなかなかどうして。ウォルターパークとは違う楽しさや面白みがあり思いっきり楽しんだ。
アメリ「すごいです両さん!ミラーハウスやシンボルの人工衛星塔など。小さい規模でこんなにも楽しめるなんて。人間の発想力には本当に感服します」
両津「なーはっはっはっ そうかそうか」
上機嫌な両津は次に浅草寺本堂に連れて行ってくれた。するとそこでは神輿を担いていた。おそらく悪魔も来ていることで歓迎を兼ねて行っていると思われる。実際、悪魔もたくさん来ているから。
祭り男達「ワッショイ!ワッショイ!ワッショイ!」
両津「おお、やっとるやっとる」
進ノ介「迫力ありますね」
ベルト「うむ。やはり神輿は日本の代名詞だ」
アメリ「これが人間界の神輿か。ロノウェの煌びやかなものとは違い、なんとも熱いな」
まぁロノウェのは特殊であろうから。そうして楽しく見ていると、神輿の方で何か揉め事のような声が聞こえてくる。
進ノ介「何だ?」
アメリ「あれは!」
♪:意地の張り合い、ぶつかり合い-2
よく見ると酔っ払いの悪魔1人が神輿に登り、さらに周りで仲間と思われる悪魔2人と人間1人が馬鹿騒ぎしていた!それを見たアメリは
悪魔1「俺達をもっと担ぎ上げろ〜!ギャハハハハハ」
(グイッ)
悪魔1「 ん? うわっ!」
神輿から叩き落とした!
悪魔1「何しやがる!」
アメリ「馬鹿者!!我ら悪魔が人間達の神聖な神輿の上に勝手に登り挙句の果てに穢すなど、悪魔の恥晒しめ!! 悪魔迷惑防止条例違反により貴様らを逮捕する!!」
両津「おお。やるじゃねえかお嬢ちゃん」
怒るアメリに悪魔と人間達は逆上し近くにあった木の棒とガラス瓶をもってアメリに襲いかかる!
悪魔1「このアマー!」
アメリ「ふん!」
悪魔1「フギッ! ぼごっ!」
だがアメリの踵落としを脳天に喰らって地面に叩きさせられる。その光景に周りから賞賛の声が。だが仲間の暴漢達は尚も襲ってくる。そこに
両津「おっと待ったー」
悪魔2「ん?」
暴漢の右腕を掴む両津。
両津「そうかこの右手が悪いんだな」
悪魔2「なに? (捻り音:グッ) 痛ってーー!!何しやがる!?」
両津「何?もっとやって欲しいの?」
グイッ!ゴキッ!
悪魔2「イデッ! イデデデデデデデっ!!」
悪い笑みを浮かべながら腕をひん曲げる両津。
悪魔2「まっ…まいりました…」
両津にお灸を据えられて観念する悪魔。ちなみに残りの2人は進ノ介に取り押さえられていた。
両津「やるなお嬢ちゃん。早速手柄を挙げたじゃねぇか」
アメリ「ありがとうございます。しかしいくらベトとはいえ、悪魔を恐れずに」
両津「こんな奴らに一々ビビってたら警察官は務まらんだろうが」
進ノ介「そうですね。警察官は人を守るのが務めですから」
アメリ「その考えは素晴らしいです両さん。それで私の事なんですが」
両津「そうだったな。なかなか良い仕事したからこれからはアメリって呼んでやるよ」
アメリ「ありがとうございます両さん」
浅草市民「よっ!流石両さん!日本一! そこの悪魔のお嬢さんもカッコよかったよー!ベルトのお兄さんステキー!」
周りから賞賛を受けて笑みを浮かべるアメリ達。それから悪魔達を浅草署に渡して浅草を後に、本日の研修を終了し派出所に戻る。
大原「両津!!」
両津「ぶっ部長!」
大原「聞いたぞ!貴様、研修と言いつつ浅草でアメリくん達を引っ掻き回したそうだな!」
両津「ぎくっ!」
浅草警察署にことの一部始終を聞いたらしい。アメリ達の口添えで何とか許してもらえた。
大原「まあ今日のところはアメリ君達に免じて許す。だがまたサボったら許さんぞ」
両津「へ〜い」
反省の色が全く見られない両津。そこに霧子達も戻ってくる。
大原「ではみんな戻ってきたところで報告がある。今日はみんなでアメリ君と進ノ介君達の配属祝いを行おうと思っている。祝い先は“超神田寿司”だ」
霧子「! 超神田寿司ってあの有名な!」
進ノ介「すっげー!」
アメリ「寿司ってあの米の上に魚介類を乗せた?」
魔界には寿司という料理はないためアメリが知らないのは無理はない。
その夜
○超神田寿司
板前「いらっしゃい」
両津「う〜っす」
板前達「ああ両さん。両さん久しぶり!元気だった?」
両津「ぼちぼちだな。今日は新入りの配属祝いに来たんだ。泊と霧子、ベルトのおっさん、それとアメリだ」
ベルト「おっさんではない!」
泊夫婦&アメリ「本日はよろしくお願いします」
板前達「こちらこそ」
ベルト「両津巡査長、この方達と知り合いなのかね?」
両津「ああ。実はな」
檸檬「勘吉!」
両津「おお檸檬、久しぶりだな。元気にしてたか?」
檸檬「うむ。主(ぬし)も元気そうで何よりじゃ」
この檸檬という女の子は子供とは思えぬ程時代劇のような話し方をする。
纏「よう。みんな来たようだね」
両津「おう纏」
アメリ「纏!」
纏「あっ アメリじゃねぇか」
何と2人は知り合いだった。実は以前、纏が暴漢悪魔と揉め合っていたところをアメリに助けられた事が縁で仲良くなったらしい。おまけに纏は両津と同じ葛飾署に勤務していたと聞いて驚いた。
アメリ「まさか纏とこんなところで会えるとは」
纏「当然だよ。ここは私の実家だからね」
アメリ「えっ? 纏がこの寿司屋の?」
纏「あぁ」
そこに纏の両親と思わしき人物も。
纏「紹介するよ。超神田寿司の店主を務める父さんの擬宝珠夜婁紫喰(ぎぼしよろしく)」
夜婁紫喰「よろしくです」
纏「母さんの擬宝珠桔梗」
桔梗「初めまして」
纏「私の妹の檸檬と蜜柑だ」
檸檬「檸檬じゃ」
蜜柑は檸檬の妹の赤ちゃん。他に憂鬱という名の別の寿司店で修行している兄と奥には“雪丸”と“ソレイユ”という名の犬もいる。
進ノ介「すげー名前だな」
ベルト「ここまでユニークで古風な名前の人間は初めてだ」
霧子「ですが歴史を感じさせる名前ですし素敵だと思います」
纏「後1人は」
両津「あんなババアのことなんか後回しだ。それより寿司だ寿司♪」
堂々と調理場に入って寿司を握る両津。意外にもなかなかの握り方をしていた。そして大トロを手に取ろうとすると
ギラン!
両津「げっ!!」
両津の後ろに薙刀を構えた老婆がいた!
♪:最低男、両津勘吉
両津「夏春都(げぱると)!!」
夏春都「勘吉!! ウチの寿司に気安く触るんじゃなーーーーい!!」
薙刀を振い、両津を追いかけ回すこの婆さんは擬宝珠夏春都(げぱると)。纏の祖母で実質的な店の実権を握っていた。ちなみに時代劇とかも好きで檸檬に勧めて古風な話し方をしたのもこれが影響している。100歳を超えてると言われているがとてもそんな風には見えぬほど元気で破天荒な婆さんだと思う一同。追い詰められたところで纏達に宥められてようやく収まる。
夏春都「まったく。お前みたいな男が親戚だと思うと情けなくなるよ」
4人「えっ?」
アメリ「親戚?」
両津「ああ。纏はワシの再従妹なんだよ」
4人「えええけえええええええっ!!!」
驚くのも無理はない。夏春都は両津の祖父の勘兵衛の妹で、かつて遊び人の勘兵衛に変わって佃煮屋を経営。だが擬宝珠家に嫁いだことでその支店は潰れてしまった。それ以来80年以上も会わず、数年前に再会して何とか和解して今に至るらしい。
進ノ介「なんて家系なんだ」
ベルト「80年以上も」
夏春都「両津家の女はドイツ・スイス系の血統で几帳面、両津家の男はラテン系の血統でみんないいかげんなんだよ」
アメリ「いいかげん……」
ベルト「なるほど」
ものすごく説得力のある説明だった。
両津「納得するな!! 実際そうなんだがよ」
中川「まあまあ。今日はアメリさん達の配属祝いですし、楽しくしましょ」
麗子「そうよ」
アメリ「寿司というものがどんなものか早く食べてみたい」
夏春都「うん。まぁ纏の友達が来てるから今日は多めに見よう。勘吉、許してやるからぼさっとしてないであんたも厨房に入って握ってやんな」
両津「ワシが?」
夏春都「つべこべ言わずにやりなー!!」
夏春都にどやされ急いで着替えて寿司を握る両津。
進ノ介「すげー!これが超神田寿司の、両さんが握った寿司か」
霧子「美味しそう♪」
ベルト「ふむ。米やネタの味の分量はさることながら、握る時の力量も完璧だ」
アメリ「これが寿司」
アメリが恐る恐る大トロを口に頬張ると
アメリ「!! う…美味い!!」
強烈な旨味の衝撃に全身に電流が走りアメリは感激した。あまりの美味さにウニやイクラなど高級な寿司を食べまくった。
アメリ「悪魔たるもの暴食は抑えねばならぬのに手が止まらない!」
両津「良いんだよそれで。こういう時の欲は素直に出すのが良いんだ。下手に抑え込もうとするから悪周期になるんだよ」
アメリ「恐縮です」
進ノ介や霧子も食べて大絶賛した。ただ1人
ベルト「ぐぬぬぬ そんなに美味いとは。この体である故に悔しい」
ベルトは機械の体のため味わえなかった。
夏春都「心配いらないよ」
夏春都はノートパソコンを持ってくるとそれをベルトに繋げた。そして何かデータを流し込むと
ベルト「こっ!これは超神田寿司の寿司のデータ!」
進ノ介「えっ?」
ベルト「美味い!! こんな味をしているのか! Amazing!!」
夏春都「こんなこともあろうかとね。機械の体やロボットでも楽しんで味わえるようにウチで作ってみたんだ。最近は悪魔だけでなく魔族や魔法使いってやつも働いてるからね。今月にでもそっちの魔界や魔法の世界にも支店を出そうと思ってね」
アメリ「魔界にも!?」
夏春都「当然だよ。こっちの商売に抜かりはないよ。人間じゃなかろうとそんなのは関係ないよ。ウチの寿司を美味しく食べてくれたらそれだけで十分なんだよ」
なんという商売根性。そして他種族だろうと何の偏見を持たない大らかな心。両津家の女はやはり侮れない。それから寿司の他にもコースをご馳走してくれてみんな大満足。
ベルト「しかしこれだけの料理だと味の手入れも大変であろう。少しの手違いだけで崩壊しそうだ」
両津「へへっ ここではそんなことはまずあり得ねぇよ。なんせ檸檬が味聞きしてくれてるからよ」
アメリ「味聞き?」
両津「檸檬は数千年に一度出るか出ないかの味覚の持ち主でよ。【神の舌】の異名がつけられてんだよ」
霧子「檸檬ちゃんが?」
そう。檸檬の味覚は擬宝珠家いや世界一だった。なにせ他店舗からもブランド米や料理の審査を依頼されることが日常茶飯事なのだから。一度ストライキを起こして店内がパニックになる程に。
にわかには信じられないのでベルトと米で味聞きをすることにした。先行はベルトで早速、米をスキャンしてみた。
ベルト「湯気や湿気、米の味のデータから算出した結果、これはコシヒカリ100%だ」
続いて檸檬。檸檬が箸を手に取ると急に重い空気になる。みんな息を止めて檸檬が米を口にする。
ピクっ!
檸檬「! ササニシキ5% ウオヒカリ3% コシヒカリ92%じゃ!」
夏春都「うむ。檸檬の勝ちじゃ」
ベルト「なんと!?」
ベルトが檸檬に負けてみんな驚く。確かにベルトのデータの算出は完璧だったが、この微妙な違いまで調べるのはなかなかの至難の業なので仕方がなかった。
霧子「檸檬ちゃんすごい!」
ベルト「完敗だ。まさに神の舌だ」
檸檬「うむ。そうじゃ勘吉。デッキは持ってきておるか?」
両津「あたぼうよ。このとおりちゃんと持ってきてるぞ」
檸檬「檸檬も新しくデッキを組み替えてみたのじゃ。あとで一緒に戦ってほしいのじゃ」
両津「おうよ!」
夏春都「その次は私だよ」
アメリ「夏春都殿と檸檬ちゃんもバトスピをやっていたのか」
纏「まあね。グランウォーズ大会の宣言と勘吉が教えたのがきっかけでハマっちまって。今度うちの店でもバトスピコラボ企画を考えててね。私もやってるんだけどね」
中川「僕も」
麗子「私も」
寺井「へへへっ 僕も」
大原「ワシはどうもその手のゲームは苦手だが孫達と戯れるぐらいなら何とか。グランウォーズ大会は若手達に任せる所存だ」
アメリ「やはりあなた達も出るんですね」
進ノ介「もちろん俺とベルトさんも」
ベルト「もちろん」
霧子「私はレベルが違いすぎるので彼のサポート役に」
そのとおり。葛飾署も参加するつもりだった。警察官としての範疇を超えていると思われるが、もし闇の軍団が勝てばこちらの世界も当然危険に晒される。葛飾署は破天荒ながらも市民を守る気持ちはどこよりも強かったから参加を決意したわけだ。
両津「それに優勝すれば賞金も入ることだしな♪」
アメリ「賞金?」
両津「おうよ!金だ!金金〜♪ ぎゃ〜ははははははっ!」
両津の目が金になる。まさに金の亡者。
♪:両津のテーマ2-2〜2
大原「両津!!貴様というやつは!!」
両津「ぶっ部長〜!!」
大原部長は怒って両津を追いかけ回す。
大原「待てー!この金の亡者めー!」
両津「勘弁してくださいよ部長ーー!」
その光景を見てみんな笑い顔になる。
進ノ介「はははっ なんか呆れるところなのに」
ベルト「何だか少し和むな」
アメリ「これが両津勘吉という男か。ふふっ これからどうなることやら」
大原「両津ーーーー!!」
両津「ちっきしょーー! 賞金はワシのもんだーーーー!!!」
To be continued.
本日はこち亀を登場させてみました^_^
やっぱり多世界転移でもギャグを生み出すとするならクレヨンしんちゃんの他にはこち亀がベストだと思いました。
あの堅物のアメリをどうやって崩そうか、今後のギャグ要員はどんなキャラにしようかと思い。
ちなみに本日のタイトルはアニメ本編と同様に♪:サブタイトル(こち亀ver)が流れながら両さんが喋っています。またOPはギリギリまでネタバレしにくいように上記には載せてませんが、「葛飾ラプソディー(初代)」にしています^_^
ED:おいでよ亀有
次回
♪:次回もよろしくな
両津「新入りどもがやって来てワシの仕事が減り楽になれると思ったその矢先に事件だと? ワシが逮捕してやる! ん? なんだあの赤い野郎は? もしかしてお前は! 次回、“警察ライダーと特殊刑事課” よろしくな!」