今回はみんな大好きなあのキャラが出て来ます。
ヒント.無惨様のトラウマ
では、どうぞ。ごゆっくり!
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本当にありがとうございます!!
店を飛び出した輪廻は取り敢えずぶらぶら歩きながら適当な山に向かい拾った古い日輪刀を数度振ってから考え事を始める。
「う~ん…やっぱり全集中の呼吸が出来てない。『表裏反転』のせいで仮とは言え人間に戻ったからかな?」
自分の血気術で鬼化を強制解除し人間化したからなのか肉体の精度が著しく落ちていた。
具体的に言えば柱を軽々上回り上弦の弐として相応しい強さから一般の男にも負けるのではないかと思わせる程に弱体化していた。
だが幸いな事に呼吸への適正は完璧に受け継がれていた。
つまり『天の呼吸』を始めとした『炎』、『水』、『風』、『岩』、『雷』の五つの呼吸も使える事を表す。
己を鍛えればまた『全集中の呼吸』だけでなく『全集中の呼吸・常中』も使えるようになる。
そうすればまた鬼狩りとして活動できる。
その上、本人は気づいていないが『痣』も発現した。
だが今度は柱を目指すつもりはない。
目指すとしたらせいぜい乙ぐらいで良いだろう。
乙だった頃の給金は自分にとってちょうど良かった。
柱になった時の給金など目が飛び出る程の金額だった。
正直貰い過ぎだと思いお館様に相談したが『輪はその給金を貰うに相応しい活躍をしてくれているよ。むしろ足りないくらいさ(ニコッ)』と言ってくれた事がある。
それを酒の席で行名くんに愚痴ったら『なんとも羨ましい悩みだ…南無』とか言ってた。
「懐かしい…ハッ!いやいや、そうじゃない!さっさと自分を鍛え直さないと!」
自分を鍛えなおす事に決めた輪廻は、さっそく昔の修行方法を再現する。
「じゃあまずは…走り込みと
嘗て己の育手であり親代わりでもあった祖父に付けられた修行を思いだした輪廻は震えた。
「じゃあ、始め!」
ダンッ!
一気に駆け出した輪廻は、山をひたすら走り回る。
「うおりゃー!!絶対に強くなって無惨の昆布みたいな頭を切り刻んでやる!ゲホッ!」
まだ未熟な人間の状態に戻った輪廻の体は突然の運動に耐えられず咳き込む。
「まだまだよ!」
だがそれでも諦めず走り続ける。
~3時間後~
「ヒュウ!コヒュウ…コホッゲホッ!ゴホッゴホッ!オエッ…もう二度とやらない」
三時間の走り込みを終えた輪廻は、血気術を解除し鬼に戻った状態で休んでいた。
人間の状態だったら確実に死ぬであろう運動量も鬼の肉体の頑丈さにより死なずに済んでいた。
「うぅ…素振りを6万回やらないと…」
疲労が溜まった体に鞭を打ち膝を震わせながらなんとか立ち上がる。
「よし…はじめ!」
拾った古い日輪刀を使い実戦に近い形で素振りを始める。
~さらに3時間後~
「う、腕が…痛い」
見事素振り6万回を終わらせた輪廻は腕の痛みに悶えながらも次の修行の準備をする。
「うぅ…ちょっと休憩しようかな?…ちょっとくらい良いよね!いっぱい頑張ったんだし!」
だが先に休憩を挟んでから修行を再開させた。
〜数時間後〜
シィィィィィ…
「雷の呼吸 壱の型 霹靂一閃!」
最速で駆け抜け相手の頸を斬る居合の太刀の霹靂一閃を使った輪廻は満足そうに頷いてから続けた。
「よし…続けよう!」
「霹靂一閃!稲魂!聚蚊成雷!遠雷!熱界雷!電轟雷轟!霹靂一閃!稲魂!聚蚊成雷!遠雷!熱界雷!電轟雷轟!霹靂一閃!稲魂!聚蚊成雷!遠雷!熱界雷!電轟雷轟!霹靂一閃!稲魂!聚蚊成雷!遠雷!熱界雷!電轟雷轟!霹靂一閃!稲魂!聚蚊成雷!遠雷!熱界雷!電轟雷轟!霹靂一閃!稲魂!聚蚊成雷!遠雷!熱界雷!電轟雷轟!霹靂一閃!稲魂!聚蚊成雷!遠雷!熱界雷!電轟雷轟!霹靂一閃!稲魂!聚蚊成雷!遠雷!熱界雷!電轟雷轟!霹靂一閃!稲魂!聚蚊成雷!遠雷!熱界雷!電轟雷轟!霹靂一閃!稲魂!聚蚊成雷!遠雷!熱界雷!電轟雷轟!」
ただひたすら狂ったように『雷の呼吸』の型を順番に放ち続ける。
「はぁ…もう動きたくない…」
『輪廻…次は『炎の呼吸』だ。それが終わったら『風の呼吸』。それも終わったら『水』そして『岩』の順番でやって最後に『天の呼吸』を練習をしよう。安心しろ時間は腐る程ある』
「いや、あの…縁壱さん…勘弁してくれません?」
生まれたての小鹿みたいに足をプルプル震わせながら頭に直接語りかけて来る額に炎のような痣を持った穏やかな顔つきの幽霊に返す。
『もう一分も休息を取っただろう?十分じゃないか』
「全然、十分じゃないですよ!
『そうなのか?私と兄上なら数秒休めば体力が回復したのだが…』
「どんな体力をしているんですか…あなた達兄弟そろって化け物じゃないですか」
『…!』
「なんですかその心外みたいな顔…?」
輪廻は呆れ果てていた。
なぜこんな状況になっているかというと本人にも分からないのである。
輪廻が普通に修行をしていたらいつの間に横にこの幽霊…
なぜ
輪廻も最近入門出来た『透き通る世界』を使って初めてその存在を視認できるようになった。
そしてその縁壱さんもとんでもない事要求しまくる。
まず最初に要求したのは日輪刀を赤くすること。
すなわち日輪刀の赫刀にすること。
本人が言うには『ちょっと強めにギュッと握ったら赤くなる』との事。
輪廻も赤くしようと力を込めて握ったが中々色が変わらず鬼化状態で握ったらやっと赤くなった。
その次に要求したのは『透き通る世界』を常時維持する事。
普通に無理だと反論したが『極一般的で無力な私に出来て、才能に満ち溢れたお前に出来ないわけがないだろう?』とか言い出す始末。
これにはいつも優しい(?)輪廻も半ギレ状態でそれが如何に異常な事か、そして自分が如何に神に愛された者なのかを説明したが当の本人は『そんな訳は無い』の一点張りだった。
一時間近くの説得も空しく結局輪廻が折れて修行を再開させた。
『そうだ。その調子で剣を振れ、ただもう少し右手の力を抜いたほうが良い。そうした方が技に威力が増す』
「こうですか?はあっ!」
ブオンッ!
ザシュッ!ズバババババッ!!
言われた通りに日輪刀を振ると昔の三倍近い威力の飛ぶ斬撃が発動し前方向の木を大量に切断しまくる。
「あの…『
『勝手に発動したのではない。お前が剣を振った時に巻き起こった風が『天の呼吸 陸ノ型』と同じ威力を発揮しただけだ。なにもおかしい事はないさ』
「いや…それがおかしいんですよ。ただの素振りで『天の呼吸 陸ノ型』に匹敵する威力の飛ぶ斬撃が使えるって今までの修行は何だったんだ?ってなりますよ…」
さらに強くなれる事への嬉しさと今までの修行よりも遥か早く強くなれた事へのショックを同時に感じながら輪廻はひたすら赤くなった日輪刀を振り続けた。
~日輪刀を振り続けること三日間~
「おや?日が昇ってきましたね」
『そうだな…では、食事の時間だ。何か食べに行こう』
「やったー!」
「ふん♪ふふ…ん!?」ガクッ!
実に三日ぶりの食事に胸を躍らせながら歩いていると急に動きが止まった。
「あの…縁壱さん?」
『なんだ?』
「私の体の支配権を返して頂けませんか?」
『私も食事したい…』
「だったら後で切り替えればいいじゃないですか?」
『ヤダ』
「えぇ…?」
結局離れる事を拒否した縁壱に取り憑かれたまま町へ降りる事になった。
◆
町にて
「ふぅ…食った食った!」
『あれほど美味な物を食べたのは久しぶりだ…体を貸してくれた事を感謝するぞ輪廻』
「いえいえ、助け合いは大事ですよ」
『そうだな』
「輪…さん?」
極普通の定食屋で自分と縁壱の分を食べた輪廻が腹をさすりながら出ると蝶の髪飾りを付けた髪の長い美しい女性…花柱 胡蝶カナエと再会した。
(げぇ…カナエちゃん。よりにもよって一番会っちゃいけない子に会っちゃったよ!)
『輪廻。彼女はお前の知り合いなのか?』
(元部下で教え子。私が上弦の弐と戦う時に逃がした女の子…ついでに再開時に記憶を少しだけ消した)
『強いのか?』
(あなたと比べれば大したことないけど凄く強い)
輪廻が縁壱と話しているとカナエがもう一度、声を掛けてくる。
「り、輪さん!輪さんですよね!?良かったちゃんと生きてた!」
「人違いじゃないですか?」
「え?」
輪廻の言葉にカナエが一瞬戸惑ったような表情を浮かべたがすぐに反論した。
「そ、そんな事無いはずです!恩人の顔を忘れる訳がありません!あなたに何度も命を救われて一度もちゃんとしたお礼を言えずに死んでしまったから貴女にお礼を!せめて一言だけでもお礼を言わせて下さい!」
「だから、人違いじゃないですか?私は、その『輪さん』って人じゃないですよ(今は鬼に成って名前も変わったからね)」
「そ、そんな…じゃあ私は誰にお礼を言えば…声も顔も瓜二つなあなたが輪さんじゃないんじゃ…私は…私は…」
「…じゃあこっちに来てください」
完全に絶望しきったような顔を浮かべ膝を着いたカナエを見た輪廻はいたたまれない気持ちになり近くの茶屋に案内した。
二人は茶屋に移動し個室に入って向き合って輪廻から話を切り出す。
「さて…カナエちゃん。私だってことよく分かったわね」
「やっぱりそうだったんですね!よかったー」
話掛けた相手がかつての恩人だと言う事を肯定して貰えたカナエは安堵の溜め息を吐いた。
それと同時に疑問を覚えた。
「そう言えば輪さん。どうして鬼になったのに太陽の下を歩けるんですか?」
「ブーッ!!」
「キャッ!」
お茶を飲んでいた輪廻に一番聞いてはいけない質問をした瞬間、輪廻はお茶を吹き出しカナエに少し掛かった。
「げほっ!ごほっ!いきなりそれ聞く!?もっと他に無いの!?」
「気になったから…駄目でしたか?」
「けほっ!んっ!ダメって訳じゃないけど…出来れば聞いて欲しくないかな?」
「そうですか…この事をお館様に報告していいですか?」
「出来れば秘密にして貰いたいけど…お館様になら良いよ」
「じゃあ、今度はこっちの番だね。カナエちゃんは…」
それから二人は、日が沈むまで色々話した。
それはもうたっぷりと。
しのぶちゃんが可愛いとか、カナヲが可愛いとか、新しく柱に就任し隊士とか妹たちが可愛い(二回目)とか色々と話した。
「じゃあねー!」
「はい!さようなら輪さん!」
二人が別れ輪廻が山に向かっている道中、縁壱が質問をした。
『輪廻よ。そろそろ『日の呼吸』を教わってみないか?』
「ご先祖様が再現しようとして結局失敗した呼吸法をやれって言うんですか?無茶言わんでくださいよ。
『そうか…では帰ったら『天の呼吸』の修行だ。あと『透き通る世界』の常中と『全集中の呼吸・常中』の修行もやるぞ』
「…お手柔らかにお願いします」ガクブル
『…善処しよう』
輪廻の恐怖で震えた声に対して縁壱は少し微笑みながら返した。
それから数年の時が経ち
天の呼吸―――
「壱の型 天輪」
「弐の型 神隠し」
「参の型 伊邪那美」
「肆の型 伊邪那岐」
「伍の型 八尾比丘尼」
「陸の型 志那都比古」
「漆の型 毘沙門天」
「捌の型 武御雷」
「玖の型 月読」
「拾の型 天照」
天の呼吸を壱の型から拾の型まで順に放って行きゆっくりと降り立つ。
「どうですか?」
『うむ。完璧だ』
「よし!」
全ての型(見せられる分だけ)をやり終えた輪廻の質問に縁壱は合格判定を出す。
「じゃあ二回目の最終選別に行ってきます」
『じゃあ行こう』
「あ、やっぱ付いて来るんですね…」
『一応…それよりも仮面を買って行く事を勧める』
「それもそうですね。顔バレとかしたくないし…」
二人は他愛もない会話をしながら最終選別の舞台である藤襲山に向かう。
その道中しっかりと狐の仮面を購入してから藤襲山に向かった。
今日の無惨様!
「何処かで見つけたと思ったら急に消えた!」(血気術のせい)
「なんかめっちゃヤバい奴の事を思い出した…」ガクブル
数年後
「なんかめっちゃ嫌な予感がする…」
「…縁壱…なぜ急にお前が思い浮かぶのだ?」
「その名を言うな!!!」
無惨の禿げるメーター.
現在、15%~20%
次回は未定です!
輪廻が天柱だった頃の過去編(?)みたいな話を読みたいですか?
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見てみたい
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別にいらない
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どっちでも
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時間があればで良いよ