鬼滅の映画が上映中らしいですが、まだ観に行ってません。一応漫画で最終回まで読んだので行くべきか悩んでます。
さて今回はアニメ勢は、賛否両論。漫画勢も賛否両論ですが縁壱さんの事を知っていると納得せざるを得ない展開となっております。
では、どうぞ。ごゆっくり!
「ずっと、スタンバってました…」
『輪廻起きろ。誰か来てるぞ』
「んむぅ?」
縁壱さんの言葉に起こされて洞窟の壁に立て掛けてあった日輪刀を手に取り腰を深く落として構えて洞窟の入り口付近に立っているタンポポみたいな頭をした少年を見る。
(誰だろう?)
寝起きの頭のせいで少年が騒ぎながら言ってる事が聞き取れない。
「君は鬼なのか!?どうなんだ!」
「う~ん…」
やっと聞き取れたけど…やばいな。
「…ゴクリ」
あの子が凄く美味しそうに見える。
鬼なのに2年くらい人を食べずに居たせいなのかな?月に数回の
(人肉を食べたいって衝動を抑えられなくなる前に早くどっか行ってくれないかなぁ?)
そんな事を考えながら『天の呼吸 肆の型』の構えを取る。
「き、君は、なんか危なそうだから俺はこれで失礼するよ!!」
そう言いながらタンポポみたいな頭の少年がどこかへと走り去った。
「なんだったんだろう?」
疑問に思いながらも寝る前に外した狐の面を被り洞窟の外へ出る。
外へ出ると燦々と照り付ける太陽が全身に降りかかり凄く気持ち良くしてくれる。
「う~ん!良い天気ね!そう言えば縁壱さん。今日って最終選別の何日目か覚えてますか?」
『ああ、確か今日で6日目だ。明日が最終日のはずだが、今日はどう過ごす?』
「う~ん…じゃあ、何か食べれる物でも探しましょうか。いくら一週間食べずに過ごせるとは言え何も食べないのは流石にキツイので野ウサギでもなんでも良いので食べたいです」
縁壱さんと話しながら藤襲山を散策するが何も見付からない。
見付かるのは、死体と日輪刀だけ。
その中から『風の呼吸』と『岩の呼吸』の使い手の日輪刀を勝手に拝借し、さらに山を歩き続ける。
途中で川が見つかったのでそこで少し休憩してから再び歩き続ける。
歩き続ける事、数時間。やっとの想いで野ウサギを捕まえた。
「一週間ぶりの食事…もう我慢できない!」
空腹が限界に達していたせいで生の野ウサギにかぶりつく。
「ああ…美味しい。久しぶりのお肉ってこんなにも美味しいんだ…」
野ウサギの肉を口の中で味わっていると何かが草むらから何かが飛び出す。
「ん?」
「…!」
キィィィン!!
いきなり剣を振って来た何かに対抗するように、こちらも剣を抜いて受け止めると影は驚いた様子で目を見開いた。
(カナヲちゃん…?)
いきなり攻撃してきた影が知り合いの家族だと認識し首を傾げる。
「なぜ攻撃してきたんですか?」
「…」
「答えて下さい。私はあなたに攻撃されるような事はしてませんよ?」
「…」
「だんまりですか…まあ、いいでしょう」
何を聞いても答えなかったので食事中の野ウサギを捨てて山の中へ走り去る。
山の中を走っていると日が落ちて夜になった。
「ええと、今日はここの洞窟でいいや。ってあれ?先客がいましたか」
洞窟に入るとすでに誰かが寝る準備をしていたので交渉のため話しかける。
「こんばんは。今夜は月が綺麗ですね?」
「こんばんは。確かに今夜は…えっ!?」
挨拶をするとあちら側も挨拶を返してくれたが途中で止まった。
「ぎゃああ!!君は今朝の鬼みたいな音の女の子!?なんで狐のお面なんか被ってるの!?って言うかどうしてこの洞窟に来るの!?俺なんか食べても美味しくないよ!」
私の事を思い出したのかタンポポみたいな頭の少年が叫びだした。
「あ、あの!落ち着いて下さい!!いやホント!マジで!!」
タンポポ少年(仮称)にそう呼びかけるが一向に落ち着かず騒ぎ続ける。
どうやって落ち着かせようかと考えていたら何故か気絶した。
「あ、あれ?気絶し…っ!!?」
ガキィィィン!!
突然気絶したかと思ったら急に攻撃してきた。
刀を抜くのが一瞬遅ければ日輪刀が頸に食い込んでいたかもしれない。
「気絶してから強くなるって…不思議な人もいるもんですね」
『そうだろうか?…私が見て来た中には食事の際『わっしょいわっしょい!』と叫ぶ者や『美味い美味い!』と叫ぶ者が居た。確か初代炎柱だったな』
「初代から変わらないとか煉獄家の血筋ってすごいですね…」
『今も変わってないのか?』
「はい、槇寿郎さんも杏寿郎くんも相変わらずです。千寿郎くんだけはまだ、おっと!」
縁壱さんと歴代炎柱の話をしているとまたもやタンポポ少年が頸を狙って振り抜いた一太刀を後ろへ一歩飛んで躱す。
「全集中・常中は出来てないけど新入りの隊士にしてはかなりの腕前ですね。あと数年早ければ継子にしたかったです」
『お前の稽古が厳しすぎて逃げられたのではなかったか?』
「上手く手加減が出来なかっただけです…そのせいで何人かの心を折ってしまいましたが初代炎柱様の心を折った貴方よりかはマシだと思います」
この女、入隊当時から手加減がヘタクソ過ぎて隊の輪を乱すとの事で一人で活動させられていた時期があった(その期間中に上弦を倒してしまった)。
柱に成った後もそれは変わらず継子候補を毎日必要以上に叩きのめし、ついには心をポッキリ折ってしまい全員を隠に転職させてしまった。
当時のお館様にも注意を受けたのでそれ以来継子を取ろうとした事は無かった。
一方の縁壱さんも生存時に初代炎柱から『日の呼吸』のやり方を聞かれ『同じことをひたすら繰り返せば出来るよ(意訳)』と言い放ち当時の炎柱の心をポッキリ折ったりしてるのでどっちもどっちである。
「じゃあ、帰りましょうか」
この洞窟で一夜を明かす事を諦めた輪廻は、さっさと洞窟から出て行き適当な木の陰で眠りについた。
~朝~
「ふぁああ…むにゃむにゃ。もう朝か…んんむ?縁壱さん、どうして私の身体の支配権を勝手に奪ってるんですか?」
朝日で目を覚ますと何故か縁壱さんが私の身体を勝手に使っていた。
『む?やっと起きたか輪廻。お前が寝てる間に色々と物事が進み
「え…?私、何日くらい寝てましたか?」
『確か2週間ぐらいだろうか?もうすぐ日輪刀を作った刀鍛冶の人間が来るぞ準備しておけ』
縁壱さんの言葉を聞き心底驚いた。
まさか、そんなに長い間寝ていて、私が寝ている間に私がやるべきだった事を全て代わりにやってくれていたとは…感謝しかない。
「あの…縁壱さん。ありがとうございます」
『別に構わない。困ったときは助け合いだろ?』
「縁壱さん…ありがたい事言ってる所悪いのですが藤襲山で拾った日輪刀が両方とも折れている理由を教えてくれますか?」
礼を言うついでに腰に差していたはずの日輪刀の刀身が真ん中くらいで折れている理由を縁壱さんに質問すると私が寝ていた二週間の間に起きた出来事を語り始めた。
『うむ、そうだな。あれは…最終選別が終わって朝日が昇り始めた時の事だ。玉鋼を選べと言われ、お前に合う鋼を選び鴉を待っていたら『小次郎』と名乗るかなり年老いたのが近づいて来て肩に乗っかったんだ。なんでもこの
なるほど。ここまでは、常識の範囲内だ。私に合う玉鋼を選んだという点にさえ目を瞑れば。それと小次郎と名乗る鎹鴉は、私が柱だった頃に世話になっていた鎹鴉の名だ。まさか鬼に成った私の事を覚えてくれてるとは…嬉しい限りだ。
『その後で色々あって刀が折れて今に至るわけだ』
「いやいや、ちょっと待って下さい。その色々の部分を説明してくださいよ!その色々の部分で何が起きたんですか!?」
話を簡潔に纏めようとした縁壱さんに突っ込みを入れながら説明を求めると、不思議そうな顔をしながら説明を続ける。
『最終選別が終わり藤の花紋の家に来た夜の事だ。家の主人に協力しようと思い何か出来ないかと聞いたのだ。それなら薪にする木を取って来てくれと頼まれて山奥で適当な木材を取っていたら鬼にいきなり襲われたのだ。その鬼は、『今の一撃を躱すとは素晴らしい実力だ。それにその練り上げられた闘気も最高峰の物。見た所お前も鬼狩りの者だな?お前に一つ素晴らしい提案をしよう。鬼に成ってみないか?鬼になれば永遠に生きられ好きなだけ鍛錬が出来るぞ?どうだ、鬼に成ってみないか?もちろん断れば殺すが』と訳の分からない事を言って来たのだ。なのですぐに首を刎ねて倒した』
「縁壱さん…その鬼の特徴を教えてくれますか?」
うん…なんか凄い嫌な予感がするけど、これだけは聞いて置きたい。
『あの鬼の特徴…桃色の短髪で両腕に青い線が入っていた。肌は白く、不思議な装束を身に纏い両足に数珠のような物を嵌めていた。あと、何かしらの武術を使っていたようだ…』
「そう…ですか。あの…その鬼の目に何か数字とか刻まれてませんでしたか?」
まさか、ありえない。と思いながらも一番知りたい事を聞いてみる。
『数字…そう言えば片方の目に参と刻まれていたな。名前は…確か……アカザ?と名乗っていたと思う』
「アカザ…猗窩座か…なるほど」
拝啓
『輪廻…日輪刀を持って来る者を待っている間に何かして遊ぼう。私が生きてる間に出来なかった遊びをやってみたい。特にこの
窓の外の雲一つない空を見ながら考え事をしていると縁壱さんが捨てられた子犬のような目で部屋に置いてある遊び道具を指さしながらこちらを見て来た。
「ふふふふふ…よろしい!遊びの鬼と呼ばれたこの私がお相手しましょう!!」
なんだか子供みたいだったのでしょうがなく付き合ってやるとしよう。
独楽回しは、天柱時代に
どうせなら今夜のおかずでも賭けよう。
~六時間後~
あれから六時間ほどが経ちお昼時も超えて私は、縁壱さんと将棋を打っていた。
「うぅ…ぐぐぐっ…あれはダメ…これもダメ。飛車も角も取られた…将も全員落ちた…桂馬は動けず香車は、役に立たない…」
『どうしたんだ輪廻?お前の番だぞ?』
「クッ…うぐぐ……うぅ!ま、参りました!」
『そうか…これでお前の煮物は獲得した。では最後の一局をやろう。今度は、飛車、角、金将、銀将だけでなく香車と桂馬も全部落としてやる。輪廻、もう少し防御を固めた方が良いぞ?』
「居飛車穴熊を突破できる人に言われても…私が知ってる中では最強の囲いなんですけど?まあ、どっちみち今夜の晩御飯は白米だけでなってしまいましたね…ははっ、はあ…」
途中から面白くするために晩御飯のおかずを賭けた勝負を持ちかけたが結果は、惨敗。
白米以外の全てのおかずを取られた。
一応鬼殺隊の中でもお館様や鱗滝さん、桑島さんに次いで強かったのに…槇寿郎さんを一方的に圧倒出来たのに…なるほど、初代炎柱様が自身を失うのも分かる気がする。
それ以前に独楽回しや双六に花札で一勝も出来なかった…私って本当に強かったっけ?
「はぁ…では最後の一戦を始めましょう」
『おっと、待て輪廻。まだあの台詞を聞いてないぞ?』
「いいでしょう…私の晩御飯の白米を賭ける!」
『良いだろう。なら私は、天麩羅と煮物を賭けよう。さらに佃煮と汁物も一緒に賭ける』
「わ、私から奪った晩御飯の品を全部…ですって!?」
『お前に有利な条件と状況だ。これなら勝てるだろう?』
「ふっ…私を嘗めた事を後悔させてあげます!」
私の宣言と共に私のおかずを賭けた最後の一局が始まった。
~数十分後~
「ふふふふ…これで王手です!」
長い長い戦いが終わり飛車の駒を縁壱さんの玉将を狙える場所に置いた。
遂に縁壱さんに勝てた。と思ったがその考えは次の一言で壊された。
『甘いぞ輪廻、逆王手だ。よく見てみろ』
「えっ…?あっ!?」
私が飛車を置いた場所は、縁壱さんが私から奪った角行で王将を狙える位置。つまり知らず知らずのうちに自分の守りに穴を開けてしまった。
「ち、ちょっと待って下さい!一手戻させて下さい!!」
『駄目だ。待ったは一回までだ…では、これで終わりだ』
「いやああああああああああああ!!!私の晩御飯んんんんん!!!!」
私は、負けた。自分でも驚くほどあっさりと。そして晩御飯の白米すら失った。
「うぅ、うぐっ!グスッ…!うううう…私の晩御飯…」
『輪廻…ふと思ったのだが、どうせ食べるのはお前の体だからこんな賭けをしても意味があったのだろうか?』
私が泣いていると縁壱さんがそんな事を言い始めた。
「あっ………………………意味無い」
そして今までの賭け事が一切意味を持たない事に気づいてしまった。
「縁壱さん…」
『なんだ?』
「双六でもやりませんか?」
『良いだろう』
賭けが一切意味を持たないので刀鍛冶の里の人が来るまで普通に縁壱さんと遊ぶことにした。
今回の無惨様。
「最近、猗窩座も頑張ってるし輪廻の代わりに上弦の弐に上げようか…」
猗窩座討伐
「なぜ倒されたんだ!?猗窩座を倒した奴は何処のどいつだ!」
「輪廻………」バタッ
「無惨様…失神している。髪も……なぜ…?」
無惨様の禿げるメーター.30→78%
この作品は、縁壱さんが登場した時点でシリアスが死にました。
半分ギャグです。
これで煉獄さんは、無事です。
そして無惨様は、胃と頭皮に大ダメージを負いました。
黒死牟殿は、まだ縁壱さんが復活した事を知りません。お労しや…兄上。
次回は、やっと日輪刀を手に入れます(日輪刀の模様が全然思い付かない)。
では、また次回!
輪廻が天柱だった頃の過去編(?)みたいな話を読みたいですか?
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見てみたい
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別にいらない
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どっちでも
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時間があればで良いよ