どうも、ヌエです。さて、小型の邪魔が入るかも知れませんがそれはワタシは気にしない方向で行きます、気にしてたら絶対に勝てそうにないので。あちらさんは両手の盾を合わせて防御姿勢へと移行している。改めてアイツの行動パターンを思い出す。
尻尾だけでも正面突き刺し、三連刺し、四方突き刺し、派生して最後に隙が大きい正面突き刺し、尻尾での薙ぎ払い、飛び跳ねてからののしかかり、頭部付近にある針飛ばしが……確か四種類程、後は今見たいな防御形態からの突進だったかな?
オマケにこいつは堕天種の雷属性。どれもこれも雷属性が付与されていて先程の技の後に突き刺した場所に雷柱を発生させたり振り回した軌跡に雷球を停滞させたりと、ワタシが言うのも何だがわりとやりたい放題だ。
(それでも接近戦に持ち込まないとあの鎧に空気弾は阻まれるだろうから、いかに近づいてアイツの尻尾を使えなくさせるかがワタシにとっての勝負の分かれ目。さて、突っ込んで来たことですしやりますか!)
まずは避けながら尻尾ちゃんを使い毒液を浴びせる、あの時のボルグ・カムランと比べてもやはり移動速度が違う様に見える。恐らく威力も以前戦った原種とは比較にならないであろう。故にまずは搦め手を使い状況をこちらに引き寄せる。
しかし、毒液を阻む様に何かが弾けてボルグ・カムランにギリギリ届かない位置で毒液が地面に落ちた。
(まさか、帯電して毒液に干渉させたの!やっばいかもこれ……雷属性ってだけでこんな芸当も出来るの!)
毒液程の粘度でこれなら空気弾の効果はあの鎧で阻まれるだろうと予測通りだとしても、やっぱり頼らないと行けないのは己の腕力なのだろうか。いや、思えば遠距離主体だとしても突進だったり質量の暴力がやはりどうなっても一番なのであろう。
(まずは、尻尾!以前みたいに出来るか分からないけど出来ると信じて今回も一気に持っていく!)
突進後の隙を埋めるかのように尻尾のランスがワタシに迫る。だが、この速さなら対処できる。ぶっちゃけリンドウさんのブラッドサージの方がもっとヤバかった。
顔面に迫ったランスを背後に回り込む様に避けてから活性化で身体能力も上げて根本を鷲掴みしてから、一気に噛みつき!バリバリ痺れてますが耐性があるであろう雷属性なので無視してヴェノムリークをたっぷり込めた牙で以前の様に噛み千切る!
ミチミチと尻尾の細胞を喰い千切って尻尾と本体の分離に成功!そして、のたうち回るボルグ・カムランを一旦放置して手早く千切った尻尾を口に入れて己の細胞へと変換させる。根本から千切ったから結構長かったのにあっさり入っちゃったんだからアラガミって本当に怖いね!
変換中に雄たけびを上げながらボルグ・カムランがこちらに飛び込んできた。普段のワタシならば絶対に距離を取って毒液でも浴びせるのだが、ここもあえてそれを真正面から受け止める。
(大丈夫。尻尾が無いってのもあるけど今のワタシの心には、最初に会敵した時の様な恐れが段々薄れてってる。次にやるとしたら0距離での針飛ばしか盾でワタシを挟むのと後はヴァジュラ以下だけど放電位だと思う。ならば!)
僅かな均衡が生まれたがボルグ・カムランの頭部付近が動く前にワタシは奴の口をこじ開けて針飛ばしを妨害。針はボルグ・カムラの後方へと飛んでいったが両手の盾でワタシを挟んでくるがこの程度なら気にする必要もない。それじゃ、ワタシからのプレゼントを直接どうぞ!
久々にサブウェポン以下になっていた背中の砲からトマホークをボルグ・カムランの口内へ向けて発射。今回は実はずっとチャージしてて分裂回数と威力を特化させた仕様の特別性トマホークだ。
口内に入って即起爆、その衝撃で頭の針が誤爆して発射された。爆風がワタシにも来てしまったが内部で爆発したあっちと違うから無視!今の一撃のショックでボルグ・カムランの動きが鈍った。後は……よし、ゴッドイーターが出来たんだからアラガミのワタシにもアレ位出来るよね。
何とか体内の爆発から立ち直ったばかりであろうボルグ・カムランのこじ開けていた腕に力を入れてメキメキと引き千切り後々のハンニバルの様にしてお目当てのコアを見つけた。
それを周りの細胞事喰い千切りながらコアを飲み込み吸収開始。元ボルグ・カムランになったモノを喰いながら次の事を考える。
(うーん、そういえばあの時はコアだけ喰べて後は対して食べてなかったような。ランスは喰べたからいいけど後は盾とか内部器官かなー?よいしょっと。)
腕の部分を毟り取り、残りの体内器官を喰い漁り風化するまでに欲しそうな部位を思いながら貪る事10秒程……風に乗って何処かへと散っていく元ボルグ・カムラ堕天を見送る事無くワタシは動き出した。
(うん、試すにしても流石に今のワタシじゃ大型一匹程度じゃだめだ。それはプリティヴィ・マータで確認済みだし……居るかな?同じ堕天じゃなくても通常種とかでもいいからこの際貪りたい。)
妙な空腹感を覚えるがワタシはそれを頭の片隅に追いやりつつ尻尾ちゃんと聴覚を使い索敵を開始した。そしてワタシからやや離れた場所に咀嚼音が聞こえた。距離は分からないが方角は大体ここから南西の地点……確認するや否やそれが何なのかも分からないままワタシは駆けだした。
(?あれ、なんで走ってるんだろうワタシ……でもいいか、なんだかお腹が減ってるんだから仕方ないよね。うんうん。)
普段であれば絶対にしないような行動をしそれを思考する事無くワタシは目標へと向かう。そして、大型に分類されはすれどわり俊敏なのか大した時間をかけずに目標を見つけた。
(居たのはプリティヴィ・マータ!ラッキー、お前は喰えばそろそろワタシにも氷属性が使える様になるかも知れない……お前の全部、ワタシに喰わせろ!)
どれ位の速度が出ているかは知らないが勢いをそのままにこちらに気が付いたマータに体当たりで体制を崩して一度飛び上がりいつものハンマーをマータの頭部に叩き込む。
そのお返しと言わんばかりに氷柱を瞬時に生成しこちらに放ってくる、知識にある氷柱連弾が迫るが両腕を振るいそれらを自身が傷付く事を恐れずにそれを叩き落す。
(いった!ん?おっかしいな。なんで避けるとかキャノンで迎撃しないで力任せに反応したんだろう?……って考えててもアッチは待ってくれないし。あーもー!こうなったらなるようになれだ!)
痛みによるショックからようやく思考が回る様にはなったが状況が状況なのでまた思考を一旦戦闘モードに変えて再度迎撃に挑む。距離を詰めるがマータがその場で飛び上がったのでバックステップで再度距離を取りキャノンを展開して着地のタイミングを合わせて通常弾を発射。
着地と同時マータの周囲に氷柱が生えこちらの弾と衝突するが、記憶通りの動きなのでそれを見通してのこのキャノンなのだ。幾ら硬かろうか連続で浴びせれば本体程の耐性も無いと思うので喰い破るつもりで放ち続ける。
正面の氷柱に4発目が当たった瞬間に氷柱が崩壊、その瞬間に即座にパワー型へ変換して打ち込みつつ背中の砲からトマホークも追加で発射。正面と上からの二重攻撃で足を止めつつ、直撃の衝撃で顔を反れると思い接近。
頭を抑える事に成功はしたがマータも反撃としてこちらに対してノールックでだが氷柱を連射してきた。一発二発なら耐えれるがそれ以上になると流石のワタシも耐え難い……がそれを根性と当たる部位に力とアラガミ細胞を活性化させて無理矢理耐える。そして十発目でようやく撃ち終わったらしいので、今度はワタシの番だ。
抑えた頭頂部分をいつもの左手からランスで貫通させて、地面事固定させて鼻の辺りに右手のランスで思い切りぶっ刺す。そしてそこを中心に少しずつ位置をずらしながらランスで顔面を文字通り穴だらけにして多少動きが鈍ったのを確認してからランスを引っ込めて、顔だったモノを持ち上げ。
(いっただきまーす。)
ガブリと顔面全体を喰い抉る。しかしアラガミはこの程度ならまだ動けるので味わう事無く身体の中心を目指してマータの細胞を喰らっていく。
(氷属性って身体も冷たいね流石に。あの時はコアオンリーでそれ以外は放置せざる得なかったけど今回は違う。1から10まで全部喰いきってやる。後ろは無視してもいいかも知れないけど前面の方はとにかく喰う!)
コアを目指しながら動かなくなりつつある前足をもぎ取り、肩を引きちぎり、胴体部分と混ぜこぜにしながらマータを流し込む様に貪る。前面をほぼ喰い終わり最後にコアを一飲みし、この戦いは終わった。
確かにマータを喰い終わった……だけど何故だろうか普段のワタシなら大型二体を丸々喰う事はなかったので満たされるだろうと思っていたのだが、結果は何故かまだ飢えている。あれだけの細胞とコアを貪ったのにも関わらずだ。これには流石にワタシも頭を悩ませる。
(いや本当になんで?小型は別腹としても中型二体に大型二体分を喰ったのに満ち足りない。……あれ?今まで気が付かなかったけどワタシって今まで満腹になった事ってあったっけ?そして、マータに会うまでのあのぼんやりした感じも一体?)
当初の目標のひとつは達成出来た訳だが、それにしたってワタシがあそこまで思考を放り投げる方が問題だ。ワタシは間違いなく普通のアラガミじゃない。だけど思考をしないワタシはただのアラガミになってしまう。そろそろ真剣に考えて付き合わなければいけない様だ。
この神の身体とヒトの中身と言うこの世界でも特例とも言えるワタシ自身に。
お久しぶりです。また筆の乗りが悪くてかなりかかってしまいましたがなんとか書けました。
また次の更新を長くなるかも知れませんがゆっくりお待ちいただければ幸いです。