経過する時を超えて   作:破滅と共に失う者

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ケイカちゃんは16くらい。
セレナちゃんより歳上だと思ってます。


アルティメイデントーナメント

ケイカ「アルセウス様、アルセウス様なら姉を生き返らせる事くらい容易ですよね…?」

 

暗く、底に沈みそうな深淵で金髪の少女はアルセウスに祈っていた。

 

アルセウス『勿論、容易い…しかしケイカ。お前にはやるべき事がある』

 

ケイカ「やるべき…事ですか?」

 

アルセウス『そうだ、お前の持つ時間の力で増えすぎた主人公達を……狩れ。』

 

威圧感に思わず怯んでしまう。

 

ディアルガ「父上…まさかとは思いますが」

 

青い龍は冷や汗塗れ。何が起きるかは想像しやすいからだ。

 

アルセウス『ディアルガ、貴様はケイカのパートナーであろう?お前も下界に降りて主人公達を抹殺しろ』

 

ディアルガ「…いえしかし、主人公達を探す『黙れ、そこは考えてある』

 

ディアルガ「し、失礼致しました!」

 

アルセウス『我の力で別世界にスタジアムを制作した。誰もが違和感を覚えぬ様にな。」

 

アルセウス『そこのトーナメントに参加し、全てを抹殺せよケイカ』

 

ケイカ「そうすれば…姉さんを」

 

アルセウス「あぁ良いだろう。蘇らせてやる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺の名前はサトシ!こっちは相棒のピカチュウ!

 

ピカチュウ「ぴっかぁ!」

 

俺たちはこのスペシャルバトルトーナメントに参加するんだ!

 

優勝すればオーキド博士が新しい地方のポケモンをくれるんだって!

 

スッゲェ!一体どんな奴が待ってるんだ!?

 

 

 

 

 

??「よぉ。サトシ」

 

サトシ「お前は!ユウト!!」

 

ユウト「久しぶりだなサトシ。お前もこの大会に出るのか?」

 

サトシ「あぁ!今度こそ負けないぜ!」

 

ユウト「それが残念ながらお前と当たるのは決勝になりそうなんだよ。まぁ楽しみにしてるぜ」

 

サボ「っふ。残念だけどお前は俺に負ける!」

 

ユウト「なんだと!?」

 

サボ「っふ、弱い弱い雑魚ほど吠えるって言うが、まさにその通りだな」

 

 

 

 

 

ーーーーー会場ーーーーー

サトシ「アラン!!お前も出るのか!!」

 

アラン「あぁサトシ!!どうやら俺たちは最初に戦うらしいな。カロスの決勝で出来なかった戦いをしよう!」

 

サトシ「あぁ!望む所だ!」

 

 

待合所

 

シンジ「…………」

 

シンリ「俺はこの大会でz技継承者を全て潰す…!」

 

ストレ「俺が一位になるぞ!」

 

ショータ「怖い人ばかりですね…」

 

シコロン「今日は解説に回ります」

 

 

 

 

ケイカ「ロクなやつがいない…」

 

 

 

受付「ここに使用ポケモンを記入してください」

 

ケイカ「はいはい…えっと……?すいません。記入欄が六個しか無いんですが…」

 

受付「使用ポケモン数は6体ですよ」

 

ケイカ「え」

 

受付「え」

 

 

 

 

 

 

 

 

ケイカ「えええええええええええ!!???」

 

受付「ええええええええええええ………」

 

 

ケイカ「なんて事…皆出れないじゃない…」

 

受付「申請はバトル時に毎回です。変えられますよ。」

 

ケイカ「本当っ!?良かったぁ!!」

 

ケイカ「じゃあディアルガと…ヤベルタルと…キュレムよ…ネクロズマと…うーんアンノーンにパンドラで!」

 

ざわ…ざわ…

 

受付「こっ…これで間違えはないでしょうか…?」

 

ケイカ「はいっ!」ニコッ

 

参加者の中でも一際目立つポケモンの数々。参加者の中でどよめきが巻き起こる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユウト「俺を楽しませてくれそうだ。」

 

黒髪の少年は笑みを受かべながら自身の相棒であるレックウザの入ったボールを磨いていた。

 

ピア「初戦は僕だけどね」

 

猫の様なポケモンを連れた少年もウキウキとしている。

誰も本当の目的を知らない、恐ろしい大会が今幕を開けようとしている。

 

 

 

 

 

 

一回戦!!

サトシvsアラン

 

ウエップvsシゲル

 

ククイvsシンリ

 

サボvsネメシス

 

ユウトvsグズマ

 

ショータvsシューティ

 

ゲーチスvsストレ

 

アグニvsナナカマド

 

メイvsヨウ

 

リーリエvsグラジオ

 

コウタvsレッド

 

アオギリvsホルモン

 

マツブサvsウルップ

 

チームRvsヴェールマン

 

ケイカvsピア

 

他280名

 

では!勝負開始!!

 

 

 

ピア「行け!コマチ!」

 

コマチ「にゃー」

 

可愛らしい猫のポケモンだ、感想はそれだけ。

 

ケイカ「ディアルガ!」

 

ディアルガ「グオオオオオオオオ!!」

 

時間を司る神、ディアルガ。

長らくパートナーを務めているケイカとディアルガは自身の弱点、そして新たなる領域を知っていた。

 

ケイカ「無双は余り好きじゃないからさ。ディアルガ手加減してあげて。」

 

ディアルガ「グオオオオオン!!(承知している。)」

 

ケイカ「ディアルガ!クロックアップ!!」

 

ディアルガの特高、特防がググーンと上がった!素早さがガクッと下がった!

 

 

ピア「コマチ!引っ掻く!」

 

コマチ「にゃー!!」ざしゅ!

 

ディアルガ「…………え?」

 

ディアルガ「(弱くね?)」ケイカ「しょーがないでしょ。加減して龍の波動」

 

ディアルガ「(あいよ)オオオオオオオオオオオ!!!」

 

青黒いレーザーがコマチがいた場所をえぐり取る。

そこには何も残っていなかった…

 

ケイカ「ちょっとディアルガ!!消すなんて聞いてない!!手加減しなさいよ!!」

 

ディアルガ「(いやまさかここまで消し飛ぶとは!?1%の力で打ったよ!?」

 

 

 

 

審判「ピア選手のポケモンが残り1分以内に確認出来ない場合はケイカ選手の勝利となります!」

 

ピア「…残念だけど本気出させてもらうよ」

 

ピア「行け、コマンドLightning」

 

コマンド・LIGHTNING

 

コマチの真の姿

 

自らの身体を粒子レベルに分解・再構築できる

 

計6000の種族値をそのときそのときで自由に割り振れる

 

続いてはピアの厨二設定です

 

ピアの目的は改変されてしまった世界を再構築すること

それを行うと世界は通常通りに進行する(例えばこのSSならアニポケ通りになる)

 

しかし通常存在しないピア自身も存在しなくなってしまい、ピアに関わった者も通常とは違う方向に進行してしまうためその世界のその者も失われてしまう

 

世界を再構築するには再構築する際失われてしまう者の意思が必要である

これまでに9つの世界を再構築してきた

 

LIGHTNINGはコマンド技という技を使うことができる

任意のコマンドを使用することであらゆることが可能である

雨を降らせ、ポケモンを麻痺させ、それを無効にする

 

 

ケイカ「こんなんチートよチート!!」

 

騒ぐケイカ。

主人公…それは他の世界で圧倒的な設定を付与されたトレーナー達。

つまりオリジナルトレーナーと呼ばれる者達も所属する。

人それぞれ最強の主人公が存在するのだ。

 

ディアルガ「お前が言える話じゃない」

 

ピア「Lightning!!↑↑↓↓!!」

 

ーカースドレインー

 

ピア「触れたポケモンは即死する!僕の勝ちだ!」

 

ケイカ「しゃーない!私の命持ってけディアルガ!!」

 

ディアルガ「承知した!!ノヴァ・インフィニティ!!」

 

ピア「なっ!?」

 

 

ガ、ガ、ガ、ガ、ガ、……ゴン!!

 

 

 

経過し続ける時が止まった。

刻み続ける時が停止した。

これがディアルガの“本来の力”

能力を制限するモンスターボールと言う足枷を破ったディアルガの力だ。

 

 

ピア「怯むな!←A↑「タイムレス・アクセラレーション」

 

辛うじて時間を司る神の力を無効化していたピアに追い討ちをかける。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ディアルガ「さてこの時間の中では俺以外活動は不能。」

 

ディアルガ「原理は俺の心臓を止める。だがその場合俺が死ぬ。」

 

ディアルガ「ならどうするかって?ケイカの心臓と入れ替えればいい。」

 

ソウルスワップ、禁じ手中の禁じ手だがこの戦いはなんでもアリだ。大丈夫だろう。

 

ケイカ「そゆこと。てかディアルガ!負けたら私死んじゃうんだからね!?」

 

ディアルガ「いや負ける要素ないだろ。」ケイカ「いや手加減し過ぎたらね。」

 

ディアルガ「本気には本気で戦わなければ戦士の名が廃る。」

 

ケイカ「ディアルガって戦士なの?」ディアルガ「カッコつけ」ケイカ「ですよねー」

 

ディアルガ「じゃあ終わらせてくるわ。粒子化も粒子ごと消し去ればいいだけだからな。」

 

ケイカ「えっそれryディアルガ・ノヴァ「タイムオーダークロックアップ。【時の咆哮】!!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ピア「↓↑↑!!……えっ?」

 

 

ピアが見たものは禍々しくも神々しい姿になったディアルガの攻撃でLightningが弾け飛んだ後だった。

たった一瞬でLightningは倒されたのだ。

 

 

ディアルガ・ノヴァ「ゴオオオオオオオオオオ!!」

 

ピア「…僕の…負けだよ」

 

 

 

審判「しょ…勝者!ケイカ選手!!」

 

ケイカ「(ディアルガ心臓返して)」

 

ディアルガ「(忘れてた)」

 

ケイカ「…うっ、チリになってるじゃない」

 

ディアルガ「どうせ消さねばならぬ、問題なかろう」

 

ケイカ「まぁそうだけど…」ボソボソ

 

司会者「どうされましたケイカ選手?」

 

ケイカ「ゴホン…まずは一勝!」

 

 


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