ご都合主義、原作&キャラ崩壊でいている部分があると思いますが、更新頑張っていきたいと思いますのでよろしくお願いしますm(__)m
辺り一面が光に包まれている場所をずっと歩き続けていた。いったいどれくらいの距離を歩いたのだろうか・・・・途中で時間を計るのも馬鹿らしくなり無心で歩き続けていた。どうして俺がこんな所を歩いているのかというと理由がある。
俺はこの世界を守護する存在だったのだが、ある出来事をきっかけにこの光に包まれている場所へと追放された。
追放された理由は、昔パートナーをしていた人間と共に生きたいと思い人間として生きたいという矛盾している願いを抱えてしまい、この世界を守るという使命よりもそちらを優先してしまったからだ。結局そのパートナーを護ることはできず、俺は目的を見失い、存在意義を無くし途方にくれ、後は消えるのを待つだけだったのだが、知らないうちにこの場所へと来ていた。
おそらく、ここはデジモンの墓場なのだろう。俺みたいな奴の最後にはふさわしくないな。こんな光にあふれた場所は・・・・暗闇がせいぜいお似合いなのだろう。歩き続けていると声が聞こえてきた。
「・・・い・・・・・けて・・・・」
「気のせいか・・・?」
「・・がい!・・・・か・・・けてよ!」
「誰かが呼んでいる・・・?」
「おねがい! だれかたすけてよ!」
助けを求める声がはっきりと聞こえ、俺はその声がする方向に向かって駆け出した。数分ほど走り続けると光が強い場所があり穴が開いてある箇所があった。
「ここから声が聞こえたのか・・・・?」
「嫌ぁ! お父さん、お母さん、助けてよぉ! 誰か・・・・・・」
穴の中から少女の泣き声が響いてきた。この穴の中でどうやら間違いなさそうだ。
今行ったとして俺に何が出来る? また護れないんじゃないのか・・・? あの子の時みたいに・・・・・
突然左手に暖かい感触がして、そちらを見てみるとあの子が微笑みながらこちらを見ていた。
「俺にもう一度立ち上がれというのか? お前を護ることのできなかった俺に・・・・」
「・・・・モン。助けられる命があるなら助けないとダメだよ。私はね、・・・・モンといられて凄く幸せだったし、人を護る為に戦っていた貴方の姿が凄く好きだったの。そんな貴方が、助けを求めてる少女の声が聞こえて何もしないなんてできないでしょ?」
彼女は優しく微笑みながら問いかけてきた。
「しかし・・・・・・俺の命は、もう長くない。泣いている少女を助けることができるかどうかも分からない」
「大丈夫。彼女はきっと貴方を救ってくれる。それに私みたいに途中で貴方の傍から離れることは無いと思うの、だから心配しないで・・・・モン」
「どうしてそんなことが断言できるんだ? 未来なんかどうなるか分からないだろう」
「そうだよ。未来はどうなるか分からない。だからこそだよ! ・・・・モンがここで消えるのは間違っている。私の分までも幸せになってもらわないと困るからね! ・・・・モン、私はね、貴方と出会えたことに後悔は無かったよ。私が病気にかかってただ死んじゃっただけ。貴方のせいじゃないし、気に病む必要は無いんだよ?」
「違う! あれは、俺がお前を病気から護ることができなかっただけだ! 護ると誓っておきながら何もできなかっただけだ! 俺のせいなんだ・・・・・」
「違うよ・・・・モン。そうやって、自分だけで抱えようとするのは貴方の悪い癖だよ。貴方はちゃんと私を護ってくれた。デジタルワールドより私を選んでくれた。それだけで充分だったんだよ? いけないことだと分かっていながらも、その道を選んでくれた。あれほど嬉しいことは無かったかな。ありがとね、・・・・モン」
「どうして・・・・・お前は笑っていられるんだ?」
「・・・・モンといられて後悔なんて無かったからね。私は貴方から幸せをいっぱいもらった。今度は私が貴方に幸せをあげる番だよ。ほら助けを求めてる子の所に行ってあげて! ほらほら!
・・・・モンを幸せにしてあげてね、・・ちゃん」
彼女は俺の背中を押して、穴の中に無理矢理押し込んだ。穴の中に入り彼女は小さい声で何かをつぶやいていたが聞こえず、聞き返そうとしたが意識が途切れてしまうのだった。
意識が途切れた・・・・モンの背中を、彼女は優しい笑顔で見送り、光の粒となり消えていくのだった。
ーーーーーーーーーーーーー
意識を失ってから目を開けて見えた光景は、デジタルワールドとは全然違う場所で高い建物に囲まれており、辺りは暗く、小さな街灯の光で照らされたいた。
ここは・・・・・人間の世界か? 助けを求めていた少女はここにいるということか?
こんな場所で姿を見られるのはまずいな・・・・・!? この姿は人間の子供だと!? どうしてこのような姿に・・・・
その時、大きな爆発音と叫び声が聞こえた。
「誰か!」
あの声は!? それにこの感じ、デジモン達が戦っているのか!? 考えるのは後まわしだ!
俺は急いで、声のする方向に向かうと、オレンジ色の髪の少女が、パロットモンとアグモンが戦っている場所の近くでで泣きながら座りこんでいた。緑の鳥型デジモンであるパロットモンが電撃をアグモンに向かって放とうとしていた。
アグモンの近くには、茶色い髪の少年と少女がいた。
他にも子供がいるのか!? アグモンの近くにいるから、護ってもらえるはずだ。問題はオレンジ色の髪の少女か!
泣いてる少女に近づき、手を引っ張って駆け出した。
「ここにいると怪我をする! 早く逃げるんだ!」
「・・・えっ?」
その場から離れた瞬間、パロットモンの電撃がさっきまでいた場所を通り、アグモンの上の橋に命中し橋が崩れた。アグモンたちは下敷きになって大丈夫かと心配していたが、グレイモンへと進化したアグモンが二人を護っており怪我も無く安心した。
グレイモンならパロットモンを倒せるだろう。俺が今すべきことは、手を握っているこの少女を安全な場所へと避難させることだ。
安全な場所へと避難させようとしていると、少女が手をぎゅっと握ってきた。急にどうしたのかと、少女を見てみると顔には、涙の跡があり今でも不安そうにしており目じりに涙が溜まっていた。
この子に、こんな顔は似合わないな・・・・・・・・
周囲の安全を確認し走るのを止めて、彼女を安心させる為に微笑みながら頭を撫でた。こんな風にするとあの子も喜んでたからたぶん大丈夫たと思うのだが、どうなのだろうか?
彼女の顔を確認すると、驚いて固まっていたが、安心したのか徐々に頬が緩み笑顔を向けてくれるようになり問いかけてきた。
「ちょっと、どこにいくの?」
「あのモンスター達の戦いに巻き込まれないところだ。子供がこんな所にいたら危ないからな」
「あなただってこどもじゃない!」
「俺は子供じゃ・・・・ってそういえばそうだったな。今は人間の子供の姿をしていたな・・・・」
「・・・ん?」
「何でもないよ。いいから逃げるぞ」
「ねえ、どうしてあそこにいたの?」
「それは・・・君が助けを求めていたからだ。俺は君の声を聞いて助けに来たんだ」
「そうなんだ。どうしてあったこともないわたしのこえをきいてたすけてくれたの?」
「君が泣いていて、俺が助けたいと思った。ただそれだけだよ」
「そうなんだ。わたしのなまえは、たけのうちそら! あなたのなまえは?」
「そらか・・・良い名前だな。君のぴったりの名前だ」
「そっかな、えへへ。ってあなたのなまえをおしえてよ!」
「俺の名前は・・・アル・・・・いや、
「あるたはるきか。はるきってよぶね! わたしのことはそらってよんで! よろしくね、はるき!」
「・・・・・こちらこそよろしく頼む、そら」
このそらと呼ばれる少女との出会いが俺を再び変えるキッカケとなりデジタルワールドと人間界を巻き込むアドベンチャーの始まりになると当時は思いもよらなかった・・・・
そして、彼女と出会ったことにより、俺とアイツのアドベンチャーが始まろうとしているのだった。
今回はプロローグなので短めですm(__)m
劇場版見て書きたくなったので書いちゃいました。
空やヒカリが大好きなんで、可愛く描いていけたらなと思っております!
それでは、またm(__)m