学戦都市アスタリスクin黒の剣士   作:小説大工の源三

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SAOとアスタリスクのクロスオーバーを見たことがなかったので書いてみました




姫焔邂逅
プロローグ


春麗らかな陽気の中、草むらで睡眠をする一人の男子生徒が居た。

 

和人「Zzz」

 

彼の名前は桐ヶ谷和人。彼の制服は星導館学園で唯一の黒。さらに生徒会副会長、序列三位、そんな彼の二つ名は黒の剣士(ブラッキー)、使用純星煌式武装は二つで一つの夜空の剣、青薔薇の剣というのだ。おまけに魔術師(ダンテ)だ。能力は素因(エレメント)様々な属性の素因を生み出し形を変え放つ能力。素因によっては回復も可能。彼の流派はアインクラッド流という西洋から伝わった剣術を使う。

 

和人「くぁぁぁぁ……」

 

???「起きましたか和人」

 

いつの間にか和人の上にいたのは、我らが星導館学園の生徒会長クローディア・エンフィールドである。

 

和人「ん?おおクローディア、おはよう」

 

クロ「おはようございます和人。起きたばかりで悪いですが、特待生の人を連れて来て欲しいのですが」

 

和人「特待生?誰だ?」

 

クロ「天霧綾斗です」

 

和人「天霧ねぇ……天霧辰明流のやつか?」

 

クロ「ええ」

 

和人「ほぅ……これから楽しくなりそうだ」ニヤッ

 

 

和人は別流派の剣士の登場に不適な笑みを浮かべていた。

 

───────────────────────

 

綾斗「はぁまさか道に迷うなんて……紗夜ほど方向音痴じゃないだけどなぁ」

 

俺は今、転入するはずの『星導館学園』にいるのだが、道に迷ってしまったようだ。すると頭上からふわりと舞い降りてきたものを掴み取った。掴み取ったそれはハンカチのようだ。不器用な花柄の刺繍からおそらくハンドメイドのものだろう。

 

綾斗「風にでも飛ばされたのかな?」

 

周囲を見渡すと、近くの建物から慌てたような声が聞こえた。

 

『……ええい!よりにもよって、どうしてこんな時に……!』

 

聞こえた声はお世辞にも可憐とは言い難い悪態だった。

声の聞こえた場所は近くの建物の四階のようだ。

 

綾斗(届くかな?)

 

『とにかく、遠くまで飛ばされないうちに追わねば……!』

 

 

綾斗(近くに木もあるしいけるはず……)

 

俺は木の枝に手を掛けてひょいひょい登り窓へ着地する。

 

綾斗「えっとこんな所からすいません。もしかしてさっきハンカチを……」

 

しかし俺は問題があることを忘れていた。声が女性のものであること、そしてあわてていたこと。

 

「え……?」

 

綾斗「あれ……?」

 

よくよく考えればわかるはずだった。ここが女子寮だということ。

 

???「な、な、な……!」

 

声の主は俺と同じ16、7辺りだろう。若葉のような淡い碧色の瞳。すっと通った鼻筋に新雪のように白い肌。

 

俺は我に帰り、

 

 

綾斗「ご、ごめん! いや、あの俺は別にそんなつもりはなくて!」

 

弁解しようにも言葉が出てこない。とっさに後ろを向く。

 

???「そのまま後ろを向いていろ!」

 

綾斗「わ、わかった!」

 

数分後

 

???「よし……もういいぞ……」

 

俺は彼女の方へ振り向く。

 

???「それでハンカチとはなんだ?」

 

綾斗「あ、ああこれ」

 

俺はハンカチを彼女に渡す。

 

???「──!」

 

目を大きく開き、やがて安心したように深く息を吐いた。

 

???「よかった……」

 

渡したハンカチを優しく胸に抱きしめる

 

???「すまないこれはとても……とても大切なものなんだ」

 

綾斗「いや別に俺は偶然拾っただけで……」

 

???「それでもだ……本当に感謝する」

 

少女は礼儀正しく頭を下げた。俺はこれで終わると思ったのだが。

 

???「これで筋は通したな?」

 

頭を下げたまま少女はそう呟く。

 

綾斗「へ?」

 

???「では──くたばれ」

 

その後大きな爆発音がした───────────────────────

 

和人side

 

 

天霧を迎えに行く途中、突然大きな爆発音がした。

 

和人「うお!何処からだ?」

 

音がした方を向くと。そこは女子寮だった。

 

和人「この星辰力は…あいつか…何があった」

 

俺は頭をかきながら音の方へ向かう。

 

少年移動中

 

 

俺は星辰力の反応をたどって移動し建物の屋根の上に着地する。

 

和人「あらら……決闘してるじゃん」

 

和人は爆発音の張本人であるユリスと、探し人である綾斗が決闘している現場を目撃する。

 

和人「天霧の実力を見てみるとしますか。危なくなったら止めればいいし」

 

俺は二人の決闘を見ることにした。

ユリスの六弁の爆焔花(アマリリス)を綾斗が綾斗の天霧辰明流であろう剣術で切り裂こうとした瞬間近くに黒いローブを纏ったナニかがいるのに気づいた。

 

 

和人「まさかあいつユリスを!」

 

和人は咄嗟に煌式武装を起動しローブを切り裂く

 

和人『アインクラッド流初伝ホリゾンタルアーク!』

 

ローブのナニかは和人の剣技に吹きとばされる。

 

和人「切れなかった……だと……」

 

俺は少し驚いたが直ぐに意識を二人に向け、そこで目にした光景は綾斗がユリスを押し倒している所だった。しかも彼の手は彼女の胸をわしづかみしていた。

 

和人「厄介なことになる前に止めるか……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

綾斗「ご、ごめん!いや、あの、俺はそういうつもりじゃなくて!」

 

彼にとってはデジャブであろう。

 

「おお!なんだあの野郎、お姫様様を押し倒してやがったぜ!」

 

「ひゅー!すげぇ度胸だな!」

 

「情熱的なアプローチだわ!」

 

ユリス「お、お、お、お前!」

 

 

和人「ハイハイそこまでそこまで」

 

俺の一声で場を鎮める。

 

 

───────────────────────

 

綾斗side

 

和人「不撓の証たる赤蓮の副総代の名の下においてこの決闘を破棄する」

 

ユリス「桐ヶ谷何故、決闘を取り消す!」

 

和人「クローディアに呼ばれてるんだよ。天霧はまだ最後の転入手続きがあるからしな。だからこの決闘は無効だ」

 

ユリス「くっ…」

 

 

綾斗「えっと君は?」

 

和人「俺?俺は桐ヶ谷和人だ。クローディアの命令でお前を迎えに来た。あとため口でいいから」

 

綾斗「はぁ…」

 

和人「という訳だユリス、天霧は後で好きなだけ焼くといい」

 

ユリス「わかった」

 

綾斗「えっ…ちょっと!」

 

助けてくれないの!?

 

和人「とりあえず天霧、生徒会長様がお呼びだからお前はこっち、ギャラリーは解散してくれ」

 

彼がどういう立場なのかわからないが周りのギャラリーは三々五々に散っていく。

 

綾斗「そういえばさっきの狙撃!」

 

和人「ああ、あれなら俺が切り裂こうとしたらそのまま吹っ飛んだ。おそらく人ではない」

 

綾斗「じゃあ一体誰が……」

 

ユリス「別にかまわない《冒頭の十二人(ページ・ワン)》が狙われるのは別に珍しいことじゃあない」

 

綾斗「え? そうなの?」

 

和人「ここ最近狙われててな。だが今回はやり過ぎだ。決闘中に第三者が不意打ちを仕掛けるのは言語道断、許されることじゃあない。まあさっき吹っ飛ばしたやつは疑形体(パペット)だから、何処からか遠隔操作してたんだろうけど」

 

ユリス「アルルカントか…」

 

しばらくの間重い沈黙が場を暗くする。

 

 

ユリス「ところで…先ほどは、…その…ありが、とう」

 

綾斗「ああ、うん、それはいいんだけど…もう怒ってない?」

 

ユリス「それは──まあ、怒ってないこともないが……助けてくれたのは確かだからな。私とて、あれが不可抗力だったということくらいわかる」

 

綾斗(ほっ…)

 

ユリス「だから今度のことは貸しにしてくれていい」

 

綾斗「貸し?」

 

貸し借りの関係というのはわかりやすいが、それはそれでドライ過ぎるような気もするのだが。

 

ユリス「ああ。わかりやすいだろう?」

 

和人「相変わらず素直じゃないなあ」

 

ユリス「大きなお世話だ。それに私は十分素直だし、これで人生に支障はない」

 

和人「ならパートナーは見つかったのか?」

 

ユリス「うっ……そ、それは……」

 

ユリスは言いづらそうに視線を落とす。なんともわかりやすい。

 

和人「《鳳凰星武祭(フェニックス)》のエントリー締め切りまで二週間だ。余裕はないぞ」

 

ユリス「わ、わかっている!それまでに見つければいいんだろう!」

 

和人「やれやれ」

 

 

 

 

 

 

───────────────────────

 

星導館学園 廊下

 

 

 

「えー、そのような意味で前世記はまさしく災害の世紀であったといえるわけでありますが中でも落星雨インベルティアと呼ばれる隕石群の襲来は全世界に未曾有の被害をもたらしました。三日三晩にわたって降り注いだ隕石により、世界は否応なく変質させられたのであります既存国家の衰退と統合企業財体の台頭、それに伴う倫理観の変容、隕石がもたらした万応素による新人類──つまり君たち《星脈世代(ジェネステラ)》の誕生、さらには万応素研究──」

 

綾斗「こんな朝早くから授業なんだね。まだホームルーム前だよね?」

 

和人「ああ。と言ってもこれは補習だ」

 

綾斗「補習?」

 

和人「うちは文武両道がモットーだからな」

 

綾斗「なるほど……」

 

と言う言葉に俺は苦笑いで返した。正直、俺の成績はお世辞にも良い? とは言えない精々、上位の中程ぐらいだろう。そうこうして歩いているとどうやら目的地の生徒会室についたみたいだ。

 

和人「あと最後の転入手続きだが、あれは嘘だ」

 

綾斗「……嘘?」

 

和人「ああ、お前はとっくに星導館学園(うち)の正式な仲間だ。手続きなんて一つも残ってない」

 

綾斗「よくあの状況で言えたね……」

 

和人「手札がない時は掛け金をレイズする主義だからな。それとも止めない方がよかったか?」

 

綾斗「いや、ありがとう」

 

和人「どういたしまして」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和人「クローディア連れて来たぞ」

 

クロ「ありがとうございます」

 

和人「じゃあ俺はここで」

 

綾斗「桐ヶ谷ありがとう」

 

和人「どういたしまして」

 

クロ「それでは綾斗くんこちらへ」

 

俺はクローディアに連れられ生徒会室に入る。

 

 

 

───────────────────────

 

 

 

和人side

 

俺は天霧を生徒会長室に送り届けたあとSHRまだに間に合うと思い自販機の前来ている。

すると後ろから声をかけられる。

 

和人「コーラ、コーラっと」

 

???「あっお兄ちゃん」

 

和人「スグ、どうしたんだ?」

 

声をかけたのは従妹の桐ケ谷直葉だ。

彼女の序列は六位で二つ名は風妖精(スピードホリック)、そして魔女(ストレガ)で能力は風を操ることができる。

 

 

 

直葉「お兄ちゃんこそ何でここにいるの?」

 

和人「クローディアに頼み事受けてその帰り。スグは鍛練の帰りか」

 

直葉「うん。そういえばお兄ちゃんオーフェリアさんとシルヴィアさんとはどうなの?」

 

和人「オーフェリアの瘴気もシルヴィの探し人もまだだ……」

 

直葉「そっか……頑張ってねお兄ちゃん!」

 

和人「ああ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




夜空の剣
能力
直線型遠距離攻撃
星辰力吸収

青薔薇の剣
能力
広範囲凍結捕縛
星辰力抽出

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