それと遅くなりすいません……テストがようやく終わりある程度時間も取れるので書いて行きます……(テストからテストへの期間が短すぎるんじゃよ……)
綺凛side
わたしは数日前、桐ヶ谷先輩に出された選択の答えを出し彼が何故アスタリスクに来たのかを聞くことにしました。
ですがわたしは桐ヶ谷先輩の最初の一言にわたしは絶句するしかありませんでした。
和人「俺、実はな両親が死んでるんだ……」
綺凛「えっ……」
和人「俺の名字は桐ヶ谷だけど前は鳴坂でな、同じ名字の桐ヶ谷直葉とは従妹なんだ」
桐ヶ谷先輩のご両親がお亡くなりになっていたのは初めて知りました。さらには序列六位の
和人「何から話したらいいかな……そうだな……俺が初めてここに来た時のことからの方がわかりやすいか」
桐ヶ谷先輩はどこか遠くを見るようにして語り始める。
和人「俺の両親はな星脈世代で星導館の生徒でな俺にアスタリスクを紹介しに来たんだ。その日運悪く事件が起きて、それに巻き込まれた。なんだかなぁ何があったかはあまり覚えていないんだ、ただ犯人に連れて行かれそうになったことと、犯人の攻撃から両親が俺を庇って死んだことははっきりと覚えてる」
綺凛「犯人の顔は覚えているのですか?」
そこで桐ヶ谷先輩は一息ついて、頭をかきながら何かを思い出そうとする素振りを見せました。
和人「確か……フードを着けて鉛色の
記憶改編!?そんなことができる人がいるなんて初めて知りました……
そんな恐ろしい人に狙われたなんて、わたしなら恐ろしくてここには来れないだろう……
なら今も狙われているんじゃ……
綺凛「それで桐ヶ谷先輩はその犯人を追ってここに?」
もしかして桐ヶ谷先輩はその犯人に復讐をするために……
すると桐ヶ谷先輩ははっとしたような表情になる。わたしの青ざめたような顔を見たのだろう。
和人「そういうことだ……あっ別に復讐とかは考えてはないよ。俺は犯人を捕獲する事が目的で来たから。復讐なんてくだらないし」
綺凛「そうなんですか……ヨカッタ」
和人「とりあえず体力も回復したことだし、そろそろこことおさらばするか。幸いにも上に人の気配がある」
綺凛「あ、あの……先ほどもそうなのですけど、桐ヶ谷先輩はわ、わたしの頭を撫でてくださいますよね?」
和人「え?ああ、すまない。もしかして嫌だったか?」
綺凛「いいえ──父もよく、ああやって頭を撫でてくれたんです」
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和人side
竜もどき襲撃事件の翌週
俺はオーフェリアと一昨日に音楽ライブから帰って来たシルヴィの二人が星導館に来ていた。これから行われる綾斗VS刀藤の試合会場に連れられている。因みに変装はしっかりしています。
オフェ「本当に無事で良かったわ。アルルカントの製作生物に襲われてしばらくの間行方不明になったって聞いた時は心臓が止まるかと思ったもの」
シルヴィ「まったくアルルカントの人達は研究の一環に他の部外者を巻き込み過ぎなんだよ」
二人からは怒りのオーラが見える……
和人「というか二人共どこ向かってるんだ?」
オフェ「序列戦があるから総合アリーナに向かってるわ」
和人「ちなみに誰と誰?」
シルヴィ「天霧君と刀藤さんだって」
刀藤がか……自分から勝負を挑みに行ったということは伯父に独立する宣言をしたのか。この後勝てば文句を言われないが……今回は綾斗が勝ちそうな予感がする。もし刀藤が負けたらあの男は問い詰めに来る。そうなったとしてもこっちには手札があるから問題ない。
俺はその戦いを見守るだけだ。刀藤、君の覚悟を見せて貰うぞ。
オフェ「昨日刀藤と事件にあった以外に何かあったのかしら?」
和人「やましいことは何もないけど……刀藤が自立するきっかけは作ったぞ」
シルヴィ「ならいいけど……」
そしてアリーナに着く。二人の正体がバレなければいいが……するとシルヴィとオーフェリアが二人で話しているが聞こえない。
シルヴィ(もしかしたら和人くん刀藤さんのことを落としたかも……)
オフェ(ええ、無自覚天然タラシの和人だもの……)
((イベントがあったなら落ちないはずがない!!))
和人「二人とも入らないのか?」
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目立たない所に座り、試合を観戦する。刀藤は愛刀である刀を綾斗は……おっと?黒炉の魔剣ではなく普通の煌式武装だった。
まぁいい判断だと思う、綾斗は黒炉の魔剣をもて余している。刀藤の神速の剣技に対応するには小回りの効く武器にするのはいいがそれだけじゃあ勝てない。何か秘策でもあるのか?
シルヴィ「和人くん天霧くんって純星煌式武装を使っていなかったっけ?」
和人「刀藤の剣技は速いからな、黒炉の魔剣の大きさじゃあ対応できないからだろ」
すると夜吹がこっちを見つけるなりこちらへ歩いてくる。
夜吹「よう副会長」
和人「どうした夜吹」
夜吹「どっちが勝つと思う?」
和人「今まで通りなら刀藤だが、何か秘策があるなら綾斗が勝つかもしれないが……夜吹お前何か知ってるのか?」
すると夜吹はおどけたような表情で言う。
夜吹「俺とレスターに煌式武装の調達を頼んで来たみたいだぞ」
夜吹とレスターの?
調整してないから流星闘技はほぼ使えないが……いやなるほどそういう事か。綾斗のやつ考えたな、剣以外にも技が使えるんだろう。
和人「綾斗が勝つ」
夜吹「なんかわかったのか?」
和人「綾斗が流派だからだ」
夜吹「なるほどね、だから俺らから借りたのか」
そう言いながら夜吹は撮影のベストポジションに戻った。
アリーナから爆発的な星辰力が解放されると同時に歓声が沸き起こった。
そして刀藤が先制する。
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三人称side
試合結果は綾斗が奇策に奇策を重ねて最後は体術で刀藤の校章を破壊した。
そして和人はシルヴィとオーフェリアと別れ、アリーナ控え室にいる。
ユリス「まさか本当に勝ってしまうとはな。驚いたぞ」
綾斗はぐったりと椅子に座っている。相当消耗したのだろう。
綾斗「はは、正直驚いてるよ」
綾斗は苦笑しながらドリンクを飲む。
和人「おめでとう綾斗、序列一位だ。対したもんだよ」
綾斗「ありがとう和人。それとユリス、これで挽回できたかな?」
ユリス「挽回?なんのことだ?」
綾斗「ほら、この前勝手に決闘して迷惑かけちゃったからさ」
ユリス「まったく、お前というやつは……」
ユリスも打ち解けてきたようだ。これも綾斗のお陰だろう。
するとわざとらしい咳払いを挟み込む沙々宮。
紗夜「おめでとう綾斗。かっこよかったさすが私の綾斗だ」
そう言うと、綾斗に紗夜は抱きつく。
因みにここには綾斗以外の男子は和人だけ、その和人は扉の方を向いており関わるつもりはないようだ。
綾斗が困惑していると部屋の外がなにやらざわめいているのがわかった。
「綾斗?入ってもよろしいでしょうか?」
ノックの後に聞こえた声はクローディアのものだった。
綾斗「クローディア?──どうぞ」
クロ「ふふっ、お邪魔しますね」
クローディアが入って来る。それに、もう一人。
和人「ん?刀藤?」
綺凛「あ、あのお邪魔します……」
クロ「こちらに向かう最中、報道陣に捕まって難儀していらしたのでお連れしました」
綺凛「あ、ありがとうございます!」
クロ「いえいえ。こちらに用があったのでしょう?」
綺凛「あ……は、はい」
綺凛は視線が自分に集中し一瞬身を竦ませるが、小さく息を吸い込み、綺凛の中でも大きな声を出す。
綺凛「わ、わたしも天霧先輩達の練習に、参加させてもらってもよろしいでしょうか?」
「「えっ?」」
和人以外の一同がきょとんとする。
綺凛「そ、その、以前、桐ヶ谷先輩からお誘いいただいて……その時は、事情があってお断りしなければならなかったのですが、今は、もう……」
顔を真っ赤に染め、しどろもどろに説明する。
ユリス「綾斗、どういうことだ?そんな話は聞いていないぞ?」
綾斗「い、いや、でもほら、刀藤さん位の実力者が参加してくれたら、いろいろ選択の幅が広がるでしょ?」
ユリス「それはそうだが……」
紗夜「うん、別に構わない。ばっちこい」
ユリス「何故お前が答える!というかお前もあれから毎日毎日付いてきているが、認めた覚えはないんだが!」
紗夜「リースフェルトは細かい。なし崩しは世の常。諦めろ」
二人がやり合うのを横目に和人は肩を竦める。
和人「こんな面子だが、大丈夫か?」
綺凛「は、はい!もちろんです!桐ヶ谷先輩!」
和人「どうした?」
綺凛「穴に落ちてしまった時、わたしに勇気をくれてありがとうございます!」
ペコリと頭を勢いよく下げる。
和人「いや、俺はきっかけを作っただけだ。その選択をしたのは刀藤、君自身だよ」
綺凛「は、はい!」
すると突然ドアを殴る荒々しい音が聞こえた。それと同時に凄まじい怒声。
「綺凛っ!ここにいるんだろう!出てこい!綺凛!ええい、ここを開けんか!」
クロ「あらあら、この声は刀藤氏ですね」
扉の前に立つクローディアは困ったように眉を下げ、頬に手を当てる。
和人は綺凛が覚悟を再び決めた表情を見てクローディアに頷く。
和人「クローディア……」
クロ「了解です」
扉のロックを外すと闘牛のように勢いよく雪崩込んできた。
鋼一郎「綺凛!お前はなんという愚か者だ!勝手に決闘なんぞして、挙句の果てには無様な敗北を晒しおって!計画が台無しになったんだぞ!」
開口一番に、空気をビリビリと震わせる声で叫ぶ。
鋼一郎「これでわかっただろう!お前には私の力が必要なのだ!さあ、さっさと来い!ええい!一からやり直しだ!くそっ!」
そのまま綺凛の手を掴もうとしたがその手を払い除ける。
綺凛「……ごめんなさいです伯父様」
たった一言それだけ告げて鋼一郎を見返す。
その瞳には万感の思いが込められていたものの、激昂している鋼一郎にはそれは読み取ることが出来なかったというよりもその余裕すらない。
鋼一郎「黙れ!黙れ黙れ黙れぇ!お前はただわたしのいうことさえ聞いていればいい!」
そのまま腕を振り上げ綺凛に平手打ちをしようとしたその時、二人の間に和人が割って入った。
和人「──これ以上は見苦しいだけだ。お引き取り願おうか」
鋼一郎「な、なんだと!このこぞ……」
冷ややかな和人の言葉に怒鳴りつけようとした鋼一郎だったが、その声は次第に掻き消えるように萎んだ。
和人の視線は鋭く鋼一郎に突き刺さるように向けられており、背筋が凍りつくような感覚に襲われた。鋼一郎は本能的な恐怖を覚えた。そのまま青ざめた顔をして後ずさる。
和人「彼女はもう自分の足で新たな一歩を踏み出したんだ。あんたが口出しする余地はもうない」
綺凛「桐ヶ谷先輩……」
綾斗「本当にくだらないな……」
ユリス「なるほど。話に聞いていた以上に下劣な男だな」
紗夜「……不愉快」
和人の後ろでは綾斗がいつの間にか握り拳を作り、ユリスが腕を組み、紗夜にいたっては煌式武装を起動し始めていた。
鋼一郎「な、なんだね貴様ら……私は星脈世代ではないのだぞ?いいのか?もし貴様らが私に手を上げれば──」
そこではっと何かに気がついた表情を見せ、綺凛に視線を向けた。
鋼一郎「そ、そうだ!いいのか綺凛!お前の父の所業を隠蔽してやったのは私だぞ!お前が私の下に戻らないというならば、すべてぶちまけるぞ!そうすれば刀藤流もお前もどうなるか……」
鋼一郎が綺凛を脅そうとした時、一人の笑い声が聞こえ遮った。
和人「はっはっは!」
笑い声の正体は鋼一郎の前にいた和人だった。
和人「面白いことを言うな……」
鋼一郎「な、なんだと……?」
和人「あんたと刀藤の関係にこれ以上口を挟むつもりはないさ……ただ、あんたが作った『刀藤綺凛のブランド』があんた一人のものだといつから勘違いしていた?」
和人は淡々と事を説明していく。これが和人の綺凛が独立する手札だ。
和人「それはここ星導館学園のものであり、さらには統合企業財体のものだ。それを私情で汚すなら刀藤のブランドが汚される前にあんたが潰されるだろうよ……そうだよなクローディア?」
クロ「ええ……おそらく私の母も同じような判断を下すと思いますが──どう思われますか?」
鋼一郎「そ、それは……」
和人「それにもうあんたのプランである『刀藤綺凛を無敗のまま星武祭優勝に導く』というのは破錠しているんだ、姪のことよりも自分のことを考えたほうがいいぜ。」
それが止めとなり鋼一郎はがくりと肩を落とした。
そのままふらつきながら踵を返して、脱力した様子で部屋を出ていった。
綺凛「お、伯父様っ!」
綺凛が鋼一郎を呼びかけるが、一度足を止めたものの、振り返りはしなかった。
綺凛「わたしは伯父様に感謝しています。それは嘘じゃありません。今まで……本当にありがとうございました!」
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和人side
刀藤が彼女の伯父にペコリと頭を下げた。
今まで色々されたが彼女をここまで育て上げたのはあいつだ。刀藤には感謝の気持ちもあるのだろう。
綺凛「伯父様……」
悲しそうにうつむく刀藤の頭に俺はそっと手を乗せた。
綺凛「あ……」
そしてそのまま優しくスグにやるように撫でると、刀藤は泣き笑いの顔で俺を見上げる。
和人「これからよろしくな、刀藤」
綺凛「……はい。ありがとうございます」
ぐしぐしと目元を拭いながら、小さく頷いた。
ユリス「やれやれ……まあ仕方ないか」
紗夜「万事めでたし」
綾斗「終わりよければすべてよし、だね」
クロ「うふふ……よかったですね」
一同の間にほっとした空気が流れた。
綺凛「あ、あの……桐ヶ谷先輩」
和人「ん?どうした?」
綺凛「その、も、もう一つ……じゃなくて、ふ、二つほどお願いがあるのですが……いいですか?」
耳先まで真っ赤に染めた小声で言ってくる。
和人「お願い……?」
綺凛「は、はい……出来ればその、桐ヶ谷先輩のことを、お、お、お名前で呼んでもよろしいでしょうか……?」
和人「なんだ、そんなことか。もちろんいいぞ。で、もう一つは?」
綺凛「は、はい……か、和人、先輩……」
和人「うん」
俯き上目遣いにもじもじしながら、意を決したように口を開く。
綺凛「……わ、わたしのことも……名前で呼んでもらえますか……?」
少し驚いた。だがまあ断る理由はない。
俺は笑顔で頷き。
和人「わかった──改めてよろしくな綺凛」
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おまけ
綺凛side
和人先輩達との練習を終えたわたしは着替えを済ませ自分寮に戻る。
最近和人先輩のことを考えると胸がキュッと締め付けられる気分になるのですが、これがなんなのかはわかりません。それに頬も緩くなりついついにやけてしまいます。
紗夜「……ところで刀藤」
綺凛「あ、はい。なんでしょう、沙々宮先輩」
紗夜「刀藤はお父さんのために闘っていると聞いた」
綺凛「は、はい……そうですけど……」
わたしはやや緊張したように答えます。するよ沙々宮先輩が腕組みをして何度もこくこくと頷きます。
紗夜「なるほど偉い。とても偉い」
綺凛「はぁ……」
紗夜「実は私も同じくお父さんのために闘っている」
綺凛「えっ、そうなんですか」
驚くわたしに沙々宮先輩はずいっと顔をよせます。そしていつもの無表情のままこう言いました。
紗夜「そこで提案がある」
綺凛「……て、提案?」
紗夜「私とタッグを組まないか?」
to be counted
第二回!!
何故なにアスタリスク
和人「星導館学園副会長の桐ヶ谷和人だ」
綺凛「星導館学園元序列一位の刀藤綺凛でしゅ……です!」
和人「前回は夜空の剣を解説したから今回は……」
綺凛「和人先輩のもう一つの純星煌式武装、青薔薇の剣を解説します!」
和人「青薔薇の剣のフォルムは待機状態だと宝石型で表面に一輪の青薔薇が咲いていて、起動すると氷の刃が現れるんだ」
綺凛「永久氷塊なので溶けることはなく、そして星辰力を込める前は普通の氷と同じくらいの温度なんですね」
和人「そうだな星辰力を込めれば込めるほど刀身が冷たくなっていくんだ。次に能力。広範囲凍結捕縛に星辰力抽出」
綺凛「広範囲凍結捕縛は剣を突き刺した所から相手にまで氷と薔薇が広がって捕縛します。星辰力抽出は青薔薇の剣の一部に触れていれば星辰力が自動的に抽出されます」
和人「なんなら相手の星辰力がなくなるまで抽出し続けられる。さらには全部抽出されたら二度と星辰力は生成されなくなる……んだが俺はそこまでしたことはないなもう一つは夜空の剣と同じで判明もしていないんだ」
綺凛「一体どんな能力なのでしょうか……えっと代償は体温だそうです」
和人「それでは今回は以上」
綺凛「また見てください!」
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キリトの過去と来た理由が判明!そしたらついに綺凛ちゃん独立!
皆さん遅れてしまい本当に申し訳ございません。m(_ _)m
本当に短いんだ、テストからテストまでの期間が……
キリトを襲った人は分かりやすいかな?
https://www.pixiv.net/novel/series/1366855
↑作者の別のキリトのアスタリスクssです。良ければこちらも読んでいただけると嬉しいです。
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