学戦都市アスタリスクin黒の剣士   作:小説大工の源三

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鳳凰星武祭と刀藤綺凛の心の悩み

和人「うーん……今何時だ……?」

 

俺は徹夜している途中、睡魔に遂に負けて寝落ちしてしまった。机の時計を見ると既に7時を過ぎていた。

 

和人「しまった!」

 

不味い!不味い!朝御飯食べてる場合じゃねえ!

しかも今日は鳳凰星武祭の開会式だ!

幸い朝食はスグが用意してくれたので問題はなかったが、時間がないので弁当抜きで行くことになってしまった。

 

─────────────────────────

 

そしてギリギリ時間に間に合い、シリウスドームにて開会の挨拶を聞き流す。

正直言って眠い。

俺はあくびを噛み殺す。するとクローディアが踵で俺の足を思い切り踏む。

 

和人「おぐぅ……」

 

クロ「副会長らしくしてください……」

 

和人「眠いんだよ……」

 

クロ「なら徹夜しないでください」

 

和人「はい……」

 

その後挨拶も終わり一部の選手は解散するだけなのだが、大会委員長であるマディアス・メサの視線が綾斗を見ていた気がするが何か関係でもあるのだろうか。俺はそれに去年も挨拶に出て来た彼を見たのだが、何故か初対面の筈なのに何処かであった気がするのだ。ただ記憶に靄がかかっていて思い出せない。おそらく幼少の頃だろう。

 

クロ「和人?」

 

和人「どうした?」

 

クロ「いえ、何か考え事をしていたようなので」

 

和人「なら何でもないぞ」

 

そしてそのまま綾斗達の所へ向かう。

 

和人「昼はどうする?」

 

綾斗「紗夜達もそろそろ来ると思うんだけど……」

 

綾斗の後ろから沙々宮の声とアホ毛が見えている。

その近くに大きな荷物を抱えた綺凛もいる。

 

紗夜「……綾斗達発見」

 

綾斗「うわぁ!」

 

和人「綺凛、ずいぶんと大きい荷物だけどどうした?」

 

綺凛「お弁当です」

 

和人「ずいぶんと大きいな……」

 

綺凛「あの……和人先輩に食べて欲しくて……その、沙々宮先輩──紗夜さんに相談して作って来たんです。……良かったら食べてくださいっ!」

 

和人「ありがとな、綺凛」

 

後ろに気配を感じたので振り向くと、変装しているシルヴィとオーフェリアがいた。

そしてシルヴィは飛び付く。

 

シルヴィ「和~人くん!」

 

和人「シルヴィ、オーフェリア」

 

オフェ「お弁当作って来たから食べましょ、勿論ユリス達も一緒にね」

 

 

 

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沙々宮の提案で彼女達の控え室で食べることになり、綺凛が持っていた重箱を開けると、中には形の崩れたおにぎりが、沙々宮の方は大きなおにぎりが詰め込まれていた。

控え室に入った時沙々宮がシルヴィ達のことを聞いたので口外しないことを約束に二人のことと付き合っていることを話した。

 

ユリス「沙々宮……私は刀藤に料理を教えたと言ったお前に感心したぞ」

 

紗夜「えっへん( ̄^ ̄)」

 

ユリス「言っておくが褒めてはいないからな」

 

シルヴィ「綺凛ちゃん今度教えようか?」

 

綺凛「えっと……お願いします」

 

俺は感謝の意を綺凛に伝えるために頭を撫でる。それを見た沙々宮が綾斗に撫でるのをねだっていた。

弁当を食べ終え、試合を見ようと備え付けのモニターを見るのだが、沙々宮が食べ過ぎたのかソファ横になっている。

映っているのはアルルカントのペア──エルネスタとカミラだ、彼女達が映ると沙々宮が起き上がり映像を鋭い目で睨む。

 

綾斗「彼女達もここで試合なんだ」

 

ユリス「ひとまず目先の試合を考えよう」

 

綾斗達が初戦で戦うのはガラードワースのコンビである。それでも綾斗達の相手にはならないだろう。

綾斗達は自信ありげな表情を作っていた。

そして綾斗達の出番になりステージに向かって行った。

 

 

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綺凛side

 

今日は鳳凰星武祭の開会式と初戦です。

初めての星武祭でとても緊張します。

和人先輩が壇上にいてあくびをしている姿を見てわたしはクスッと笑ってしました。緊張が少し和らいでいきました。

開会式も終わりわたしはロッカーにお弁当を取りに行き、和人先輩達と昼食を食べる予定です。

皆さんの所へ着き和人先輩に御礼を言われて嬉しかったです。

和人先輩の後ろから見知らぬ女性二人が歩いてきて彼女達の正体があの戦律の魔女と孤毒の魔女だったのとお二人とお付き合いしていたことに驚きました。しかも今度、お料理を教えてくれるらしいのでわたしはも何がなんだかわからなくなってきました。

そしてわたしの心の中に一つのモヤモヤが出来て、さらに何がなんだかわからなくなってしまいました。

 

和人「どうした、綺凛?」

 

突然、和人先輩がわたしの顔を覗き込んできました。それに驚きわたしは椅子から転げ落ちてしまいました。

 

和人「だ、大丈夫か?」

 

綺凛「はい……」

 

和人「何かあるなら聞くけど……」

 

綺凛「大丈夫ですっ!」

 

この事を和人先輩に話すことはできません……

 

和人「ならいいが……」

 

そして綾斗先輩達の試合が終わり控え室に戻って来ました。ずいぶんお疲れのようです。

 

オフェ「お疲れ様ユリス、やっぱり報道陣が一番疲れたかしら」

 

ユリス「ああ……」

 

和人「俺もあったな……あれしつこかったな~」

 

和人先輩も遠い目をしていました。

わたし達もあんな風になるのでしょうか……

綾斗先輩との試合の時よりもものすごい報道陣が来るのでしょうか……

夜吹先輩もいたのですがシルヴィアさん達には見向きもしていないので、気づいていないようです。

そしてアルルカントのペアの試合が始まったようなのですが、映像に映っていたのは2体の偽形体だったのです。

その試合は一方的で『螺旋の魔術師(セプテントリオ)』の最大必殺すら光の壁に防がれていました。

 

和人「まじか……モーリッツのあれ防ぐのかよ……」

 

ユリス「あの障壁、生半可な攻撃ではびくともしないな……」

 

紗夜「おそらくあれは防御障壁の応用だと……思う」

 

和人「そうだろうな……小型化して限定的に展開すればいけるんだろうけど、どれほどのエネルギーが必要になるかわからないな……恐らく純星煌式武装に使われているウルム=マナダイトなんだろうな」

 

夜吹「なるほどねぇ……そこらへん聞いて来るわ」

 

綾斗「聞いて来るってどうやってさ?あそこ学生は無理だったはず……」

 

夜吹「その辺をなんとかするのが一流さ」

 

軽やかな足どりで夜吹先輩は控え室を飛び出ていきました。

 

ユリス「何か仕入れてきてくれるのならありがたいが……期待しないで待とう」

 

紗夜「でもデータは欲しい」

 

すると紗夜さんが携帯端末を取り出して、すぐに空間ウインドウが開きましたが誰も映らず音声だけが聞こえて来ました。どうやら紗夜さんのお父さんのようです。

綾斗先輩とも知り合いのようでした。

 

和人「創一博士か……ロボス遷移を開発した人……」

 

和人先輩も感銘を受けていました。

わたしは紗夜さんのお父さんに挨拶をすまして、初戦に向かいました。

 

 




アンケートを設置しましたがただの興味本位です……
読みたいなら、たまーに書く程度のものが出ますが……

カフェにいたエミヤ&槍ニキの番外編読みたい?

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