鳳凰星武祭5日目
和人side
開発室にて
今日は綾斗とユリスの試合だ。
相手はクインヴェール女学園の序列三七位と五十四位、とは言ったものの強さはそうでもなく二人が苦戦することはほとんどない。
元々クインヴェールの生徒の総合実力は六学園の中でも低い。一位のシルヴィと二位のネイトフェルがかなり強い分類だが。
そして俺はというとオーフェリアのために瘴気除去装置の制作中だ。応援はしているが直接行かなくとも心配はないだろう。鳳凰星武祭の試合が映し出されている備え付けのテレビをボーッと見つめる。
試合が終わり制作にとりかかろうとしたのだが、中々作業が進まない。
和人「うーん、ここが難点なんだよな……どうしてもマナダイトが上手く反応してくれなくて装置が起動しないんだよな……」
仮煌式武装としては出来ているが除去装置としては使えない。
何かヒントはないものか……
「どうした和人?」
和人「ん?
俺は開発仲間の藻野壱に除去装置について話した。
もちろんオーフェリアのことは話してはいない。
藻野壱「うーん……そうだ、この前作ったスペルバレットの設計図から何かみつけられないか?」
和人「そうだな、ちょっと取ってくる」
俺は設計図保管室に入り、スペルバレットの設計図を探す。
最近新しく作ったからか直ぐにみつかる。それを読むと、ヒントはそこにあった。
和人「そうか!これをここに着けたら出来るのか!」
俺は直ぐ様、制作にかかる。
バチバチとはんだとはんだごてが音を立てる。
藻野壱にも手伝ってもらい、制作にスピードが上がる。そして遂に完成した。
和人「よっしゃーー!完成したぞ!」
藻野壱「お疲れ和人。後で結果と設計図宜しく」
和人「もちろん!」
ディルクに連絡をする
2コールで応答する。
ディルク『桐ヶ谷どうした?』
和人「急で悪いんだが装置が出来たから、向かいたくてな」
ディルク「わかった、許可を出しておく」
和人「サンキュ」
俺は直ぐに荷物をまとめ変装し、レヴォルフに向かう。
─────────────────────────レヴォルフ黒学園前
校門が開き入ると重々しい雰囲気を纏う校舎に俺は圧倒される。
レヴォルフ黒学園は昔ほど黒い噂は減った。ディルクが生徒会長を務め、処罰された生徒が大量になり懲罰室が溢れかえるほどだった。
今では黒い噂は消え失せ、口は悪いものの善良な行動を取る生徒が多い。
それでもまだやる奴は……考えたくないのでやめよう。
そして本来ならばあまりここには行きたくないのだ。
理由はというと……
俺が校内に入ると、坊主頭、金髪、モヒカンなどの個性的な頭髪の男子生徒が並びこちらを向き勢いよく頭を下げる。
「「「こんちはっす!和人の兄貴!!!」」」
和人「おう……」
「荷物お持ちします!」
和人「大丈夫だ……」
「もしかしてオーフェリアの姉御に会うのですか?」
和人「ああ、彼女に渡す物があるからな」
「オーフェリアの姉御もいい男捕まえましたな~」
これである。
去年辺りにディルクとそりが合わない、連中がいたて、偶々通りがかり非星脈世代に因縁をつけていたので少し懲らしめたらこうなった。
別に俺は不良のトップに立つつもりはないよ?
制服も黒いけどさ……
ちなみにオーフェリアとの関係が知られているのは、アルゴだ……
あいつうっかり口を滑らせてこいつらにバラしやがって、しかも深夜テンションだったのかオーフェリアもノリノリで話したのだ。(ただシルヴィとの関係は知られていないのでギリギリセーフ)
そんなことを考えているといつの間にかオーフェリアの部屋に着いた。
和人「オーフェリア、居るか?」
オフェ「開いてるわ」
扉を開くとすぐそこにオーフェリアが立っていた。
和人「よう、君に朗報だ」
そう伝えると、目の前の彼女は首をコテンと傾げる。
俺が手に下げた袋から首飾りを渡す。
オフェ「これは?」
和人「瘴気除去装置、本当は青薔薇の剣で除去したいけどまだディルクがやめておけって言うからな……」
まだ処刑刀が捕まってないし、ディルクが奴等と繋がっていることもある。
ここで彼女を元の非星脈世代に戻すのは危険だ。
オフェ「ありがとう和人……これで日常生活でも花と触れあえるわ」
とびっきりの笑顔を見せた後、オーフェリアは俺の頬にキスをする。
和人「それじゃあな」
オフェ「ええ、また」
彼女の笑顔が見れて良かった危うく固まりかけた。
新キャラ説明
開発室に籠っている。
煌式武装制作しか好きなことがなく、恋愛どころか性欲もほとんどない。
だったのだが最近リムシィに惚れかけている
カフェにいたエミヤ&槍ニキの番外編読みたい?
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YES
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NO