この混沌の世界に反逆せし幻獣を!   作:ドラミドロの使者

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最高の爆裂

なんて事だ。

どうしてこうなった。

めぐみん「どうしてこうなったんでしょうか」

レイ「奇遇だな、全く同じ事を考えてた」

今の状況をざっくり説明すると、めぐみんと同じ布団で寝ています。ゆいゆいに部屋に押し込まれて魔法で軟禁されてます。寒いので一つしかない布団に2人で寝ているというわけだ。

因みに今凄く緊張してます。寝付けるかこんなもん。

めぐみん「・・・寝つけそうにないですので、何か話をして下さい」

レイ「お前もか。ってかそこで僕に振るのかよ」

めぐみん「そうですね・・・レイが前いた世界について教えて欲しいです」

レイ「聞けよ。まあいいけどさ・・・」

 

めぐみん「あの、ガラル地方のジムチャレンジについてもう一度お願いします」

先程の緊張は何処へやら、僕はすっかり落ち着いた。

レイ「おう。ジムチャレンジは、ガラル地方の年に一度のお祭りだ。推薦されたトレーナー達が8つのジムを巡り、期間内にジムバッジと呼ばれる勝利の証を集める。そしたらファイナルトーナメントに出場できて、それで優勝したらチャンピオンになれる。今はダンデというトレーナーがチャンピオンさ」

めぐみん「楽しそうですね。レイは出場したことはあるのですか?」

レイ「あるよ。その時は決勝まで進んだけど、ダンデに負けた。ダンデのリザードンは正真正銘の最強かもしれないな」

めぐみん「・・・私の爆裂魔法の方が強いに決まってます」

レイ「規模が違いすぎる」

めぐみん「・・・レイの世界はとても面白そうですね。私も行ってみたいです」

レイ「・・・行けたらいいな」

まあ、無理だろうけど。

めぐみん「ふわあ・・・眠くなってきました。ありがとうございます」

レイ「僕も眠気が襲って来た。お休み」

めぐみん「おやすみなさい」

 

翌朝。

ゆいゆい「あら、おはようめぐみん、レイさんも。昨晩は楽しかった?」

めぐみん「どういう意味ですか!少なくともお母さんの期待している事は起きていませんよ!」

ゆいゆい「私は責任とってくれるなら大丈夫よ?」

レイ「そういう問題じゃないと思う」

クリス「めぐみん、今日は里の観光がしたいんだけど案内してくれない?」

めぐみん「いいですよ。他に誰か来ますか?」

ダクネス「私はここにあるという鎧の店に行ってみたいのでパスだ」

レイ「僕は興味ある」

モルガナ「ワガハイもついていくぞ」

めぐみん「ではクリスとレイとモルガナという事で」

 

めぐみんに、猫耳神社と鍛冶屋のおっさんが作った聖剣、金属を投げ入れると女神が現れるという湖というしょーもない観光名所を案内された後。

めぐみん「ここは『世界を滅ぼしかねない兵器』が眠っている場所だそうです。因みに封印の解き方は誰も分かりません」

レイ「へーそうか。誰も分からないのか」

モルガナ「あっちは何だ?コンクリートの建造物」

めぐみん「わかりません。いつからあったのか、何のための建物なのかも。中を探索してもさっぱりなので、謎施設と呼ばれています」

クリス「他に、『邪神の墓』とか『名もなき神が封印された地』とかあるって聞いたけど」

めぐみん「どっちも色々あって封印が解けました」

何というザル警備。

めぐみん「他にも、魔王城の監視台があって、魔王の娘の部屋が覗き放題です」

モルガナ「頭が悪いな」

レイ「バカと天才は紙一重というからな」

めぐみん「・・・じゃあ、帰りますか」

そんな感じでめぐみんの実家に帰ると。

ダクネス「私の目が黒いうちは、決してここを通さん!どうしてもここを通りたいのなら私を倒して行け!」

モンスター「シルビア様!攻撃はスカなのに防御力の高いコイツの目的がわかりません!無視して目的を果たしましょう!」

まさかの昨日の幹部らしき人とダクネスが交戦中。

レイ「おいどうした、なにがあった⁈」

クリス「里の人呼んでくる!」

シルビア「ふーん?なるほど。雑魚のフリをして、仲間が来るまでの時間稼ぎをしていたわけね。なかなかやるじゃない」

ダクネス「えっ?そ、そうだ・・・」

嘘が下手だなコイツ。まあここはノってやるか。

レイ「シルビアだっけ?彼女はベルディアの剣技やハンスの毒にも耐えた圧倒的な防御力を誇るクルセイダーだ」

シルビア「何ですって⁈いつの間にハンスが・・・!」

レイ「さっきまでいた盗賊は、魔族に対して非常に強く、おまけに速い。バニルの体を一瞬で消すほどの力がある」

実はクリスが一度バニルに襲いかかり、ダガーで体を消滅させたことがあった。その後鉄拳制裁したのはいうまでもない。

めぐみん「急にどうしました?何か作戦が・・・」

モルガナ「黙ってろ」

レイ「ここにいるめぐみんは、その魔法であらゆる敵を消し飛ばして来た。機動要塞デストロイヤー、見通す悪魔バニル、デッドリーポイズンスライムのハンス、デュラハンのベルディアに至るまで!全て僕達が討ち取らせてもらった!」

モルガナ「ワガハイは?」

めぐみん「シッ!貴方の活躍は怪盗としてでしょう、いうわけにはいきませんよ!」

シルビア「あなた達が強い事は理解したわ。・・・貴方がまとめ役みたいね。お名前は?」

レイ「僕は基本的に手の内は明かさない。だが隠す理由もないな。レイだ」

クリス「みんなを連れて来たよ!」

シルビア「参ったわね。紅魔族以外に、貴方もいるなんて。今日のところは見逃してもらえないかしら?」

レイ「・・・まあ今回は見逃してやってもいいけど」

ダクネス「いいのか?相手は魔王軍の幹部だぞ?」

レイ「いいんだよ」

シルビア「感謝するわ!また会いましょう!撤退!」

シルビアは踵を返し逃げていく。

レイ「・・・アイツは『今日のところは』って言った。つまり今日中にまた来る。しかし僕は『今回は』と言った。そこを叩くぞ」

モルガナ「狡猾だな。やるじゃねえか」

ダクネス「騙すなんて、それでいいのか?」

めぐみん「まあ倒せるに越した事はありませんし、それでいいでしょう」

クリス「やることが汚いなぁ」

レイ「言うな」

 

その夜。僕達の抵抗虚しく、まためぐみんと一緒に寝ることに。

めぐみん「シルビアはまだ来ないのですかね。恐らく部下が陽動すると思うのですが」

レイ「魔王軍襲撃警報がなったらさっきの所に移動するか。流石に奥さんも鍵開けてくれるだろ」

めぐみん「そうですね。それまで寝ますか。枕は使って下さい。でも腕借りますよ?」

レイ「・・・お前って、なんというか、直球しか投げないよな」

めぐみん「どういう意味ですか?」

レイ「爆裂魔法は単純に大爆発を起こすだけ。槍だってまっすぐ突く武器。イベルタルを使うときも攻撃しかしない。冗談が通じない。そして今みたいに、行動にためらいがない」

めぐみん「・・・悪いですか?」

レイ「全然。むしろ、それがめぐみんのいい所じゃないか」

めぐみん「まあ、そうですかね」

めぐみんは結構恥ずかしそうだ。今の僕も直球なのかもしれない。

アナウンス『魔王軍襲来!魔王軍襲来!』

レイ「お、きたか。いくぞめぐみん」

言いながら置いていた武器を取る。

めぐみんも杖を取り、

めぐみん「ええ。あの幹部に一泡吹かせてやりますよ!」

ゆいゆいが渋々ドアを開けてくれたので、急いで昼シルビアが侵入していた場所へ。

シルビア「あら、また会ったわね。部下の陽動に騙されなかったということかしら?」

レイ「そんなとこだ。その命、頂戴する」

シルビア「させないわよ!出て来なさい!」

シルビアが掲げたのは、四角い箱。そう、アルカンレティアでシャドウを発生させていた奴である。

シルビア「我が名はシルビア!モンスター育成開発局長!自分の体に改造を繰り返してきた者!そう、私はグロウキメラのシルビアよ!」

シャドウを呼び出し勝ち誇ったようにシルビアが叫ぶ。だが、あの箱が発動したという事は、僕達も。

イーグル「怪盗服になりましたね。始めましょうか、イベルタル」

イベルタル「ギャオオッ!」

ゼロ「行くぞ、グラードン」

グラードン「グガァ!」

シルビア「・・・え?」

モナ「遅れた悪い!すぐに家の人も来る。意を示せゾロ!」

シルビア「・・・ここは任せたわ!撤退!」

ゼロ「あ、逃げた」

イーグル「ならこのシャドウを止めるだけです!『マハエイハ』!」

モナ「前のビーコンを調べた所、蓋を閉めればシャドウは沸かなくなるらしい!異世界の力は続くそうだから、有効活用するぞ!『マハガルダイン』!」

ゼロ「分かった。『ブレイブザッパー』!」

モルガナ「シャドウも打ち止めだ!一気に決めるぞ!」

なんとか蓋を閉め、シルビアがどっちに行ったか錯誤していると。

ダクネス「シルビアはどこだ⁈オークがメスしかいないと聞いてガックリきていたのに幹部も女とか!だったらせめて屈服されてごしゅぶっ⁈」

クリス「ダクネス、空気を呼んで。って、アルカンレティアの時と同じ格好をしてるけど、どうしたの?」

モナ「あの時ワガハイが破壊したビーコンはやはり魔王軍が設置したものだった。シルビアが同じのを持ってたんだ」

ゆいゆい「めぐみん、その格好・・・!母として誇り高いわ!」

イーグル「ちょ、ちょっと待って下さい!これは別にそんなのでは・・・!」

ゼロ「どうでもいいが、あの幹部の目的はなんだ?」

クリス「魔王軍の幹部が欲しがるものなんて、この里にはないと思うけどね」

モナ「あの、世界を滅ぼしかねない兵器という説は?」

ダクネス「あり得るな。あの施設に向かうとするか」

イーグル「そう言えばお父さんはどこに?」

ゆいゆい「寝てますよ」

ゼロ「起こしてこいバカめ」

ゆいゆいが家に戻っていく中。

こめっこ「ねえ、なんか凄い音がする」

モナ「確かに。なんか、ドリルで岩盤を削っているときのような」

ズガーン!

ゼロ「・・・おさまったな」

イーグル「おさまりましたね」

ひょいざぶろー「母さん、何事だい?夜中に起こすだなんてってうおっ⁈」

ひょいざぶろーがイーグルを見て絶句する。

イーグル「・・・あれ?なんか地響きが・・・」

突如として地割れが起き、その中から・・・

シルビア「アハハハハッ!紅魔族はとんだ間抜けね!部下の陽動にも気付かないなんて!」

下半身を鉄製の蛇みたいな巨体と変化させ、高笑いするシルビアが現れた!

 

紅魔族A「『魔術師殺し』!『魔術師殺し』が乗っ取られたー!」

いや魔術師殺しってなんだ。

ゼロ「イーグル、説明求む」

イーグル「魔術師殺しとは、魔法が一切効かない、対魔法使い兵器です!」

イーグルが青い顔でアワアワとしながら説明する。

モナ「あれが、世界を滅ぼしかねない兵器ってやつか?」

ゆいゆい「アレではありませんが、アレも同じくらい危険です!逃げましょう、『テレポート』!」

ゆいゆいが、有無を言わさず僕達を巻き込んでテレポートした。

テレポート先はとある丘。見るとゆんゆん達他の紅魔族もいた。

ゆんゆん「あっ、めぐみん!よかった無事で・・・ってその格好は?」

イーグル「後で説明します。にしても、どうしましょうか」

ゼロ「・・・なあモナ、アイツって本当に魔法が効かないのか?」

モナ「いや、効くことには効くが、強い耐性があるだけみたいだ。あと、ペルソナスキルには耐性がないみたいだ」

ゼロ「・・・だが、あんなのに近づけないだろ。絞め殺されて終わりだぞ」

ダクネス「それに関しては私が盾になろう」

ゼロ「なら、後は紅魔の連中は・・・」

族長「あなた達の話、乗りましょう。我々も囮をやります」

紅魔族B「こんな展開は嫌いじゃないわ!」

紅魔族C「あんた達、外の人なのに分かってるな!」

クリス「私はどうすれば・・・」

モナ「女神の力で神聖魔法撃ち込んでくれ。アイツキメラだし、悪魔も取り込んでるだろ」

エリス「了解です!」

もう躊躇のなくなった女神はすぐに本来の姿に。

アクセルで正体がバレたことから吹っ切れたのだろうか。

 

シルビア「ちょこまかと鬱陶しいわね。でも無駄よ、そんな魔法では私に傷一つつけられないわ」

そんなことを言いながら、シルビアは紅魔族の人達に炎を吐き出す。

紅魔族「『テレポート』!」

紅魔族は攻撃要員数名とテレポート要員1名が共に行動しているようだ。

ゼロ「よし、里から引き離したら一気に決めるからな」

イーグル「爆裂魔法とメギドラオンのコンボを喰らわせてやります!」

モルガナ「SHOWTIMEまであと少しだ。倒しきれなくてもダウンはさせられるはずだ」

エリス「『セイクリッド・ハイネス・エクソシズム』!」

シルビア「ちょっと衝撃が来たわね。でも痛くはなかったわよ」

紅魔族「お、おいヤバイぞ、シルビアの動きがどんどん良くなってきた!」

流石に蛇の体に慣れたのか、紅魔族を追い回し始めたシルビア。

ダクネス「お前の相手はこの私だ!『デコイ』!」

ダクネスが追われて絞められそうになるも、やはりと言うか、赤くなって耐えている。これで歯を食いしばっていたら格好良かったのに。まぁいいけど。

イーグル「里から離れました!行きましょう!」

ゼロ「よし、SHOWTIMEだ!」

モナ「我が決意の証を見せてやる!」

 

里から離れた森の近く。

僕達怪盗団はシルビアの背後に忍び寄った。

イーグル「レイとモナ速いですよ!見失いかけました!」

ゼロ「シッ!ローラースケートなんだ、仕方ないだろ」

モナ「スピードには自信があるからな。よし、ワガハイ、ゼロ、イーグルの順に撃ち込むからな」

イーグル「分かりました」

ゼロ「了解」

モナ「よし。来いゾロ!変身!」

モナはゾロを呼び出して車となり、ゾロが起こす風の刃に乗ってー!

モナ「突撃ダァ!」

思いっきりシルビアに突撃した!

シルビア「痛っ⁈あなたあの時レイ達といたネコ⁈」

モナ「ネコじゃねえ!ワガハイはモルガナだ!・・・ってかどうやってあの封印を解い・・・なるほど、ドリルでドア壊したのか」

モナがシルビアの尻尾の先を見てうなずいた。

シルビア「そうよ!新しく魔王軍に入った子が教えてくれたのよ、これなら壊せるだろうとね!」

ミュウツーのことですね分かります。

と、僕の番か。

ゼロ「やるぞグラードン。『断崖の剣城』!」

グラードンの断崖の剣城がシルビアの体を貫く。

シルビア「うっ⁈」

ゼロ「逃さない!」

それに合わせ、大地の力を纏った大刀で横薙ぎの一閃。他のペルソナだと他の行動を取るが、今回は物理が一番効くと判断。地面タイプの断崖の剣城は、明らかに鋼タイプのシルビアの体に抜群だからというのもある。

イーグル「これまでです!イベルタル、メギドラオンを合わせて下さい!」

イベルタル「ギャオオッ!」

イーグルが前に出る。

イーグル「私の名はめぐみん、またの名をイーグルと言います。紅魔族随一の魔法使いです。今から私の必殺技で、あなたを消しとばしてあげますよ」

ゆんゆん「めぐみん⁈」

遠くでゆんゆんが驚きの声を上げている。

シルビア「珍しいわね。貴方はあの変な名乗りをしないの?」

紅魔族「以前よりキレがないな、ひょいざぶろーのとこの娘さんは」

シルビア「ど、どんな魔法だろうと!炸裂魔法だろうと爆発魔法だろうと!私が受け切って見せるわ!」

そんな言葉も気にせず、まだ未熟な反逆者は。

圧倒的な力を持つ、僕達のパーティーの魔法使いイーグル、いや、めぐみんは。

めぐみん「『エクスプロージョン』ッッッッ‼︎‼︎」

イベルタル〔『メギドラオン』!〕

朝日が見え始める中、2つの最強の大爆発がシルビアに直撃した!

 

数分後。

めぐみんの攻撃で、魔王軍幹部シルビアは敗れた。

彼女の遺体の下半身、魔術師殺しだった部分は残ったが、上半身はかけらひとつさえなかった。

そして今、シルビアによって壊滅的な被害を受けた里はというと。

モルガナ「いや復興速度が早すぎないか」

レイ「奇遇だな、まったく同じ事を考えていた」

クリス「あはは・・・世界は広いってことだね」

めぐみん「3日はかかりそうですね」

ダクネス「3日で治るのか・・・」

ゆんゆん「ねえめぐみん、あの後ろにいた鳥みたいなのはなんだったの?後あの魔法何?」

めぐみん「反逆者の力ですよ」

レイ「にしても凄いよなお前。覚醒して日も浅いのにもう最上位魔法習得してるんだから」

ゆんゆん「ねえ・・・私すっごく負けた気がするんだけど」

めぐみん「女としても私の勝ちですよ。里に帰ってからと言うもの、レイと2人きりで寝ましたから」

それ言っちゃっていいのかよ。

ゆんゆん「ええっ⁈」

なんかすっごく慌てた表情で僕を見るゆんゆん。本当かと聞きたいのだろう。

レイ「嘘は言ってないな」

ゆんゆん「⁈」

クリス「まだ恋人にもなってないのに一緒に寝るって・・・(小声)」

レイ「奥さんが原因だ(小声)」

ダクネス「なるほど・・・あの人、意外とアレだな」

モルガナ「親父さんをスリープで眠らせていたからな」

そんな小声のやり取りが聞こえなかったのか、この世の終わりでも見たような表情のゆんゆんに。

めぐみん「私達、どっちかに彼氏ができても、ずっと友達だよね!」

あきらかにおかしい口調でめぐみんがトドメを刺した。あとまだ恋人じゃないから。告白も受けてないしめぐみんが僕に好意を抱いているかすらも怪しいから。

ゆんゆん「わああああん!普段絶対に私の事友達なんて言わないクセに!まためぐみんに負けたなんて、思ってないからぁぁぁぁ!」

走り去ったゆんゆんを見送って。

めぐみん「帰りますか。テレポートの手配をしてきます」

レイ「おいちょっと待て、それは薄情すぎやしないか」

めぐみん「どうせゆんゆんの事ですし、アクセルの街に戻ってきますよ。私の両親にも帰ることは伝えましたし」

クリス「そっか。ならさっさと帰ろうか」

ダクネス「そうだな。先程新しい鎧も引き取ったし、心残りはない」

そのでかい荷物って鎧かよ。

モルガナ「あのビーコン、停止させてパスワード設定してここに置いていくか、また使うかもしれないし」

レイ「シャドウ沸いたりしないだろうな」

モルガナ「大丈夫だ」

めぐみん「また使う機会なんてこなければいいですね。というか、あのビーコンは魔王軍が作ったという事は・・・」

ダクネス「ああ、魔王軍がシャドウも引き連れるということになるな」

クリス「それってめちゃくちゃマズくない?シャドウって特定の属性を吸収するのもいるんでしょ?」

レイ「物理を吸収する奴もいる」

僕達が危機感を覚える中めぐみんがポツリと。

めぐみん「・・・そういや、昨日の爆裂魔法・・・どうでした?」

ダクネス「?急にどうした?」

めぐみん「・・・なんでもないです」

そう言って無理に笑顔を見せられると、何があったか気になる。

が、ここは追及しない方が良いと踏んだ。

レイ「分かった。じゃ、帰ろうか」

めぐみん「そうですね。テレポートの手配してきますね?」

立ち去るめぐみんを見送ると。

ダクネス「いいのか?めぐみんを」

レイ「アイツは、1人でため込まない奴だ。じきにまた聞いてくるだろ」

クリス「レイって、私たちの事よく分かってるよね」

こいつらのことは家族並みに理解している自信がある。

レイ「まあな。お前が女神の姿の時パッd(殴)」

思いっきり殴られました。痛い。

クリス「それは言わないお約束。いいね?」

モルガナ「今のは自業自得だ」

めぐみん「手配終わりましたよ」

ダクネス「ありがとうめぐみん。帰るぞ」

レイ「あ、ああ・・・」

 

その夜。無事にアクセルに帰ってきた僕達は、ずっと篭っていたポケモン達を出してあげ、クエストに出かけさせた。ドダイトス曰く、紅魔族の厨二心はポケモンの天敵らしい。

そして自室で趣味の絵描きをしていると。

めぐみん「レイ、まだ起きてますか?ちょっといいですか?」

レイ「開いてるよー」

めぐみん「あの、さっきの質問の件なのですが・・・何を描いているんです?」

レイ「シルビアだよ。戦った強敵はメモするようにしてるんだ。思い出のページにお前の絵もあるけど見るか?」

めぐみん「はい、是非・・・上手ですね。白黒なのに、いきいきとしています」

レイ「影とか明るさとか意識して描いていたからな。伊達にトレーナーズスクールの美術の授業で学園トップじゃない」

めぐみん「そうだったんですか。って違いますよ!昨日の爆裂魔法がどうだったのかを聞きにきたのですよ!」

レイ「なんだ、それか。・・・一言で言えば、お前らしい、だな。大切な人を守りたいって言う強い決意を感じたよ。めぐみんの意志の強さだね」

めぐみん「そ、そうですか?私はそんなつもりは・・・」

レイ「素直じゃないな。ただ一番思ったのは、そう言う感情が込められているからこそ、いつもより強い魔法が撃てたんだなってことかな。メギドラオンを除いてもね」

めぐみん「そんな遠回しに言わないでください。よかったんですか、悪かったんですか?」

めぐみんが赤くなりながら聞いてくる。

これを言うのは少々照れ臭いのだが。

レイ「・・・最高だったよ、昨日の爆裂魔法は」

僕の一言に、めぐみんは安心したように笑みを浮かべ、ありがとうございますといい立ち去っていった。

・・・童貞にはめっちゃ恥ずかしすぎるんですが。

 

 

 

 

翌日。

家にハーゲンと名乗るダスティネス家の執事が訪ねてきた。

ハーゲン「お嬢様、緊急事態です。まずはこの手紙を」

ハーゲンはそう言って、ダクネスに一枚の手紙を手渡した。

ダクネスはそれを読んでーバッと手紙を隠した。

めぐみん「ダクネス、どうしたのですか?私達に関係はあるのですか?」

ダクネス「ない!全くない!」

レイ「ウソだな。目が泳いでる」

ドラミドロ「手紙見せろ」

ダクネス「断る」

マルヤクデ「何故だ?」

ダクネス「なんでもいいだろう!」

ラプラス「よくないのだけれど」

ダクネス「やましいことなど何もないぞ!」

クリス「『スティール』」

ダクネス「ああっ⁈」

手紙を盗られたダクネスが愕然とする。

クリス「えーと何何?『数多の魔王軍幹部を倒し、この国に多大なる貢献を行なった偉大なる冒険者、レイ殿。貴殿の華々しいご活躍を耳にし、是非お話を伺いたく。つきましては、お食事などをご一緒できればとございます』だって」

モルガナ「差出人は・・・⁈第一王女、アイリスだって⁈」

レイ「えっと・・・これはどう言うことだ?」

デンリュウ「一緒にご飯を食べて、冒険譚を聞かせてくれってことでしょ」

レイ「そんな事分かっとる!」

めぐみん「私達の時代が来たようですね!我が爆裂魔法の凄さを教えて差し上げましょう!」

ダクネス「やめてくれ!本当にやめてくれ!」

クリス「多数決ね。王女様と食事する事に賛成の人は?」

クリス、めぐみん、モルガナ、ポケモンたち全員が挙手する・・・ラプラスやドダイトスに手はないだろと突っ込んではいけない。因みに僕も挙げた。

クリス「決まりだね」

ダクネス「うわあああ!」

《続く》




実はもう一つのこのすばパロディを制作途中です。
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