【any%RTA】UNDERTALE『二人の地下世界』モード【自殺チャート】   作:波津木 澄

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初投稿詐欺が入ると真面目な本文が変になるから初投稿詐欺辞めたくなってるので初投稿です。


Neutral-7 最後の戦いが始まる――

 ボクは、Monster達みんなと友達になることにした。

 Sansと出会ったSnowdinでパズルを仕掛けてきた彼の弟、Papyrus。そのPapyrusの憧れるロイヤルガードの隊長、Undyne。

 Hotlandを抜けた先で出会ったAlphysとは、結局Mettatonとの戦いの後に何もすることができなかったけれど。

 それでもボクは前に進んだ。

 Victimに外を見せる為に、ボク自身がそうやって納得できるように。

 Monsterみんなと友達になって、一緒に地上に出て暮らせるように。

 そう思ってたどり着いた王城では、ひとかけらの慈悲も許されることはなかった。どれだけ戦いたくないって言っても、Asgoreは聞く耳を持ってくれなかった。

 ――だから、こうするしかないんだ。

 頭ではわかっているはずなのに、木の枝を握る手が震える。これまでは絶対にFIGHT(傷つける)なんてしてこなかったから、どうしても怖気づいてしまう。

 

 腰の引けた攻撃とも呼べないような攻撃でも、確かにAsgoreに少しずつダメージが入っていた。

 塵も積もれば山となるって言葉があるみたいに、ボクの攻撃は徐々にAsgoreを蝕んで、最後にはAsgoreの話を聞くことができた。

 ボクは、それでも許すことにした。間違ってなんていないことは、わかったから。これからを変えていけばいいって、そう思ったんだ。それなのに――

 

 Asgoreの周囲に見覚えのある魔力でできた弾が産み出される。そしてその弾はAsgoreの体を砕き、あらわになったソウルまでもを砕いてしまう。

 何が起こったのかわからない中で、地面からFloweyが顔を出す。そして、確かにボクに顔を向ける。

 

「フフフ」

 

 Floweyは笑って、ボクを見ている。

 一体何が面白いって言うんだ。ボクの目の前で、同じMonsterを殺して、なんで笑っていられるんだ。

 

「やっと理解したみたいだね。この世界は――」

 

 どこからともなく六つのソウルがFloweyに向けて飛んでいく。

 Floweyもそれを気にすることなく受け入れて……。そして、ボクにハッキリと告げる。

 

「殺すか、殺されるかさ」

 

 ゲラゲラと笑う声が聞こえて、視界が白に染まる。何も見えなくなって、少し目を瞑る。

 そしてもう一度目を開くと、そこはどこもかしこも真っ暗な世界だった。

 

『……どこだろうね、ここ』

 

「Floweyがソウルを取り込んで、どうなったのかもわからないし……」

 

『警戒はしておこうよ』

 

 Victimがボクにそう忠告を示してくれる。

 確かに、そうするべきだ。ここまで闇に支配された場所なんて、いつどこから何が襲ってくるのか分かったものじゃない。

 そう思って辺りを見渡してみると、奥の方に見覚えのある光が見えた。

 Victimには見えないらしいけれど、ケツイの光だ。あそこに行けば何かが分かるかもしれない。

 そう思って周りを警戒しながら近づいていく。そして、そのケツイにいつものように触れて――

 

 そのケツイの光が、砕かれてしまう。

 そして、とても大きなFloweyの顔が現れる。とっさのことに驚いて後ろへと飛び退くけれどFloweyはお構いなしに話を始める。

 

「ハロー! Floweyだよ。お花のFloweyさ!」

 

 無邪気に笑いながら。

 

「キミのおかげで本当に助かったよ。」

 

 子供みたいな明るい声で。

 

「キミがあいつを痛めつけてくれたからね」

 

 言葉を紡ぐ。

 

「ボク一人だったら、絶対かなわなかった」

 

 残酷な、言葉を。

 

「キミのおかげで」

 

 一瞬、Asgoreの顔にFloweyの顔が変化する。

 

「あいつは死んでくれた」

 

 確かに見えたはずのAsgoreの顔が崩れる。

 そして、その顔もすぐに消えて白い歯を見せて笑うFloweyの顔が現れる。

 

「ニンゲンのソウルも手に入ったしな!」

 

 ケタケタと、Floweyがボクを嘲笑う。

 

「はぁ~! ボクはもう随分長いことカラッポだった」

「ソウルが手に入って最高の気分さ」

 

 Floweyが嗤う。

 

「うふふモゾモゾ動いてくすぐったい…」

「あれ? 仲間外れで寂しい?」

「でも、それならちょうどよかった」

「まだソウルは6つしか手に入ってない」

「だからもう1つ必要なんだ」

 

 嗤う。

 

「あと1つ手に入れはボクは"神"になれる」

 

 神。その言葉にボクとVictimはつい反応してしまう。

 

「そして新しくみにつけた力で…」

「モンスターにも…」

「ニンゲンにも…」

 

 Floweyはボクたちの様子にまるで関心を示さずに言葉を続ける。

 

「みんなに思い知らせてやるのさ…」

 

 Floweyの顔が陰に染まって見えなくなる。その中で目と三日月のように開かれた口だけが怪しく光っていた。

 

「この世界の本当の姿をね」

 

 また、Floweyがケタケタと嗤う。

 そして、訳の分からない話が始まる。セーブファイルだの、なんだのと何を言っているのかまるで分らない。

 そうだとしても、とても邪悪な考えであることはひしひしと伝わってきた。

 そんなことをさせないために、一歩前へ踏み出す。

 

「ボクを止められると思ってるの?」

 

 Floweyの顔が大きく歪む。口からは鋭い牙とぬらりとした舌が見える。目は大きく見開かれて、ボクをとらえている。

 まるで獲物を逃さんとする捕食者だ。

 

「フフフ…。キミは本当にバカだね」

 

 困ったような顔で、Floweyはそうボクに告げる。

 けれど、もう絶対に揺らがない。目に見えるものじゃなく、ボクは胸の中にケツイを抱いたのだから。

 今は、絶対にFloweyを止めて見せるっていう、ケツイを!

 

 そう思ったボクの目の前に現れたのは巨大な影だった。

 とても大きな、大きな影だ。

 正面にはまるでテレビのような箱があり、そこにFloweyの顔が映し出されている。その箱からはいくつかの管と、棘の生えた植物の茎のようなものが四方に伸びている。

 

『……怖気づいてなんて居られないよ。さぁ、覚悟を決めよう』

 

「うん、わかってる。……証明して見せる。ボクのケツイを」

 

[*▽◇×☆ is filled with Determination.]

 

 

 

 

 

 




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