【any%RTA】UNDERTALE『二人の地下世界』モード【自殺チャート】 作:波津木 澄
ボクの中で確かに生まれたその選択肢はきっとこの"世界"にはなかったもの。
けれどボクは確かにそれを作り出した。他でもない、ボク自身の決意を元に。
誰かに言われただとか、義務感だとかなんて関係ない。
なんでもなく、「ボクが助けたいから」たったそれだけの自己満足の為。
そのために、産み出した選択肢。
「――――けるんだ」
選ぶ。その選択肢を。
ボクの決意を。一度では何も変えることができない。
だったら、なんども重ねればいい。
何度でもボクの決意を叩きつけてやればいい。
「――助けるんだ!!」
腕を掴んで、無理やり引っ張り上げる。そうして、勝手に進んで外に出てしまう。
本当に、無理やりだ。相手の事なんて何も考えちゃいない。
――けれどそれが『ニンゲン』だろう?
いつだって自分勝手に考えて、行動して。
――それで後悔したってかまわない。
だってそれが――
――なぜならそれが
『……ありがとう』
聞きなれた声が聞こえてくる頃には、また黒い世界へと戻ってきていた。
何もなく、けれど確かに『想い』のあるその場所へ。神となったAsriel Dreemurrの持つ『想い』が結晶化したその世界。
光を失った彼が、未来へと進むための道。彼の見ている世界そのもの。
ボクがさっきまでいた光あふれる過去とは違う、何も見えない未来へ進むための道。
「うん、その言葉が聞けて良かったよ」
中身を理解したから、この場所にいるという事実がボクに重くのしかかる。
けれどそんなことは今更関係なんてないさ。
これは、ボクの『決意』とAsrielの『想い』のぶつかり合う場所。
ボクは助けたい存在の為に。
Asrielは全てをやり直すために。
向き先は違う。けれど、本質的にはAsrielだってボクと同じだ。ボクと同じで、ただ自分の『目的』の為にこの場に立っている。
そんなただの意地をぶつけ合ってるボクらを支えてくれる存在の有無は、大きな差になる。
ボクはあの時みたいに、この体一つってわけじゃない。
今のボクには、たくさんの友達がいる。その友達が協力してくれるんだ。
無理やり押さえつけて、自分に従うようにしたAsrielとは違う。
「みんな、頑張ろう!!」
ボクの友達はそれぞれの言葉で返してくれる。みんながみんな、攻撃の準備をして構える。
けれどこれはもう闘いじゃない。
お互いが自分の想いを押し通そうとするただの喧嘩だ。
ボクは振り返らず、そこにいるってわかってるその子に向けてもう一度声をかける。
「サポートお願いね、Victim」
『無理矢理連れ出してそれとは中々酷いとおもわない?』
Victimは静かに息を吐き出す。けれど、すぐにクスリと笑う。
うん、やっぱりこうじゃなきゃなんだか落ち着かない。
――さぁ、見せつけてやろう。
ボクたちの『決意』を。
――神を気取るあそこの誰かさんに向けて。
「しんじつのラボ」を飛ばすか否か
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飛ばしてヨシ!
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飛ばすな書け