そうです、あの続きです。
「なッ」というダクネスの声が上がる。
それと同時に暗いバサラの泊っていた部屋のベッドからダクネスが落ちる。
ベッドから落ちたダクネスはバサラの上に覆いかぶさるということはならなかったがバサラのほぼ真横に落ちた。顔と顔が近づき、その距離わずか数センチといったところだ。
「こ、この体勢は流石にまずいぞ」と小声でつぶやく。
そのときダクネスは、もしこのまま目が覚めたらバサラはいったいどう思うだろうか?とこのまま朝まで目が覚めなければ一体どうなるのか?という二つの疑問が浮かんでいた。
前者ならばバサラはどのような反応を見せるのだろうか?もしかすると私を罵倒してくれるかもしれないというドMであるダクネスの欲望がガンガン漏れ出した考えに至り。
後者の場合だと・・・きっと罵倒してくれるだろうという結論に至った。
どちらにせよドMであるダクネスにとっては美味しい展開になるとダクネスは考えた。
その結果、彼女がとった行動というのが・・・
「うむ、寝ようと思ってもなかなか寝付けないのだな」
そう、添い寝もとい、このまま朝まで寝るということになった。
しかし、思いのほかバサラが隣にいることを変に意識したダクネスは寝付けずに一時間ほど過ごしていた。
ダクネスも雪精討伐のクエストで疲れているはずなのだが、寝付けないらしい。
寝ることをあきらめたダクネスは、そっとバサラの顔を覗き込むように見た。
そこにはいつも見せるすやすやと心地よさそうに眠るバサラの顔があった。
「全く、床で寝ているというのに気持ちよさそうに眠るな」
そう呟きふふっと笑う。
「うむ、こうして改めてみると整った顔立ちをしているな」
いつも見慣れているはずなのに今一度じっくりとバサラの顔を見たことでダクネスは改めてバサラの整った顔立ちに少し驚いていた。
「こいつももう少し鬼畜になってくれればありがたいのだが」
ダクネスは自覚していないだろうが、相当ヤバい事をいっている。
「それにしても、初めてだ。私の性癖を聞いても引かなかった奴は・・・」
そしてダクネスは思い出す。
「クルセイダーの癖になんで攻撃が当たらないんだよッ」
「誰かこのド変態をどうにかしろッ」
「もうやだ、このドM」
「はッきりいうが、お前は邪魔だ」
カズマのパーティに入る前に所属していたパーティメンバーからいわれた言葉の数々を・・・
あのときは罵倒に興奮していたが改めて考えると少し落ち込むな。しかし、そこがいいッ
「だけど、バサラは違ったな。ふふっ、攻撃が当たらないなら俺が攻撃する。こいつ以上に攻撃を受け止めてくれると信頼できるクルセイダーはいない・・・か」
随分と臭い台詞を吐くんだなと思いつつも内心ではすごく嬉しかった。
罵倒されるのが好きではあるが、こうして信頼されることが嫌いというわけではない。むしろ、嬉しい。
だが、これまでバサラを守れたことはほとんどない。
初めて一緒にクエストを受けたときも、ベルディアのときも、その次のベルディアとアガレスのときも、そして今日の冬将軍のときだって、私はクルセイダーとして役目を果たせていない。
「そう考えるとムカついてきた・・・」
本来なら私が攻撃を受け止めていたはずのことを思い出しムカつくダクネスだったが、それもすぐにおかしくなって笑ってしまう。
「お前だけだよ、私をお姫様扱いしてくれたのは」
「まぁ、モンスターに凌辱されるお姫様というのも捨てがたいがな」
やはりダクネスはダクネスだった。
ララティーナ嬢呼びは嫌なのにお姫様扱いはいいの?と思うかもしれませんが、ただたんにお姫様が凌辱されるものも嫌いではないというだけです。
恋愛フラグは立っているのでしょうか?
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