この素晴らしい機竜使いに祝福を!   作:ナカタカナ

17 / 32
パーティ交換?

 あれから数日が経った。

 

 えっ、あのあとどうなったのかって?

 

 滅茶苦茶ビックリした。すぐ横にダクネスがいるんだぜ。朝起きたらド変態ではあるが超絶美人が隣に寝てるんだビックリするなという方が無理だ。

 

 しかも、何をトチ狂ったのかアイツが喜びそうなワイヤーで縛るなんてこともしてるし。

 

 アイツはアイツで寝てなかったみたいだし。

 

 「おい、もう一度いってみろ」

 

 それで話は変わるのだが、現在冒険者ギルドの酒場にてカズマとダストが喧嘩を繰り広げていた。

 

 「何度だっていってやるよ。荷物持ちの仕事だと?上級者ばっかのパーティにも関わらずよぉ、パンツばっか脱がせてないでもっとマシなことはできないのか?アアンッ」

 

 完全にチンピラ同士の争いだ。

 

 「なぁ、なぁ、なんか言い返せよ最弱職さんよぉ。ったく、あんな綺麗どころをそろえてしかも、全員最上級職と来た。さぞいい思いをしてるんだろうなぁ」

 

 あぁ、アレだ。完全なる男の嫉妬という奴だ。確かにうちのパーティメンバーの女性陣は美人と美少女しかいない。見てくれはな・・・中身はどうもいえないが。

 

 ダストの言葉が止まると同時に酒場全体が大爆笑する冒険者たちで溢れかえる。

 

 「カズマ、相手にしてはいけません」

 

 「そうだぞカズマ。酔っぱらいのいうことなんて聞き捨てればいい」

 

 「ふふふ、まぁ、仕方ないわよね。私みたいな美しい女神がいるんだから、男だったら嫉妬の一つや二つ当たり前だもの。にしても男の嫉妬って見苦しいわね」

 

 めぐみんたちからダストのことは気にするなという声がかかる。

まぁ、当人であるカズマもダストのことを相手にしていないようだが。

 

 次のダストが放った言葉でカズマの我慢も限界が訪れたようだ。

 

 「あぁ~あ、羨ましいぜ。いい女ぞろいに、バサラとかいう英雄もいる。一体どんな手を使って引き込んだんだ?他の上級職におんぶ抱っこで楽しやがってよ。苦労知らずで羨ましいことこの上ないぜ。一度でいいから変わって欲しいなぁ!」

 

 「・・・・・・ってやるよ」

 

 ダストの挑発にカズマはかすかに何かをいった。よく聞こえない。

 

 「は?」

 

 「そんなに代わって欲しいなら代わってやるっていってるんだよおおおおおおおおおおお。ああッ!、大喜びで代わってやるよッ!」

 

 俺も含めた全員が「へっ?」という反応をする。

 

 流石の俺もここまではっきりいうとは予想外だった。

 

 「だから何度もいわせんな。代わってやるっていったんだよ。さっきから黙って聞いてりゃやれぺらぺらと良く回る口だこと。確かに俺は最弱職だ。だけどお前そのあとなんつった?」

 

 「いい女ぞろいに、バサラとかいう英雄がいる」

 

 「バサラの方はまぁ、多少卑怯な手を使って引き込んだかもしれないからそこはいい。だがなッ!そのあとなんつった?いい女ぞろい?どこにいるんだよ?どこにいい女なんているんだよッ。俺の濁った目ん玉じゃ見当たんねぇんだよ。お前いいビー玉持ってんのな、俺のと交換してくれよッ!!なぁあああああ」

 

 まるでストレスの限界でぶち切れて同僚に愚痴をこぼすOLのようだ。

 

 「「「あ、あれぇ?」」」

 

 三人に至っては頭の上に?マークが数えられないくらい浮かんでる。

 

 「てめぇ、この俺が羨ましいっつったな。しかも、俺が羨ましいだと?そんなに羨ましいなら代わってやるっつってんだよ」

 

 「・・・そ、そのすまん。酔った勢いで言い過ぎた。だ、だけどな、お前は恵まれてんだよ。か、代わってくれるんだよな。一日!一日パーティを交換するってどうだ?」

 

 とまぁ、こんな経緯がありまして、俺とカズマはダストがいたパーティで一日過ごし、ダストはアクア、めぐみん、ダクネスの三人とパーティを組むらしい。

 

 俺とカズマはまぁ一日くらいならいいかという反応だったが、ダストのパーティが許可するかわからないので許可を取りに行ったのだが・・・

 

 「「「いいよ」」」と二つ返事だった。

 

 

 

 

 

 

 そして、交換日当日。

 

 「俺はカズマ。よろしく!」

 

 「俺はバサラ。まぁ、一日だけどよろしく」

 

 お世話になるパーティのメンバーに挨拶をしていた。

 

 「俺がこのパーティのリーダーのテイラーだ」

 

 「私はリーン。見ての通り魔法使いよ」 

 

 「俺はアーチャーのキースだ」

 

 三人も俺達のことを快く歓迎してくれた。

 

 「なんか、誰かに指示されるって新鮮だな」

 

 「お前があのパーティのリーダーだったのか?」

 

 「まぁな、最弱職だが、頭は切れるぜ」

 

 「ほう、それは楽しみだ。といいたいところだが、今回のクエストでは荷物持ちでも頼むか」

 

 カズマは荷物持ちにされてしまった。

 

 「申し訳ないから俺も手伝う」

 

 「いや、気にするな。よく考えてみろ。荷物持ちだけが仕事なんてサイコーじゃねぇか」

 

 一気に申し訳ない気持ちが失せる。

 

 「それで、クエストの内容は?」

 

 「ゴブリンの討伐だ。まぁ、ゴブリン程度なら大丈夫だと思うが、気を付けろよ」

 

 

 

 

 

 

 そして、俺達を含めたテイラーのパーティはゴブリンのいる。山道を歩いていた。

 

 「敵感知に何か引っかかった」と荷物持ちをしていたカズマがいう。

 

 俺もなんとなく勘で何か来るとは分かったが、それがゴブリンではないということを理解した。

 

 「敵感知なんて持ってるのかッ。数は?」

 

 「一体」

 

 「おかしいな。ゴブリンは群れで行動するモノだ」

 

 そこで俺はとあるモンスターの名称をいう。

 

 「初心者殺しだなコレ」

 

 「しょ、初心者殺しッ」

 

 姿を確認するより先に俺達は茂みに隠れてカズマの潜伏スキルを発動する。

 

 少しして現れたのは猫のようなモンスター。しかし、猫のように可愛くはなく、完全に化け物である。

やはり初心者殺しだった。

 

 初心者殺しはゴブリンなどの初心者の冒険者が受けるクエストのモンスターたちの近くを徘徊し、冒険者を襲う。迷惑極まりない最悪のモンスターだ。俺は余裕だが、テイラーたちは厳しいようだ。

 

 「ぷはぁ~、こ、怖かったぁ~」

 

 完全に初心者殺しの気配が消えたと思ったらリーンが涙目でそういった。

 

 「ゴブリンの奴ら、アイツに追われてここまで逃げて来たんじゃねぇのか?」

 

 「これはギルドへ報告することも忘れないようにしないと」

 

 そして、初心者殺しを知らないカズマにテイラーたちが説明する。

 

 「ナニソレ怖い」と片言の反応が返ってきた。

 

 「おいカズマの荷物を持つぞ。今回みたいに何かあったら逃げるの大変だろ」

 

 「「べ、べ、別に俺達がカズマに頼ってるわけじゃないんだからなッ」」

 

 というテイラーとキースのツンデレが見られた。

 

 リーンのツンデレはメッチャ可愛いと思うがテイラーとキースのツンデレとか誰得だよ。

 

 

 





 感想待ってますッ!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。