この素晴らしい機竜使いに祝福を!   作:ナカタカナ

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 今回からデストロイヤー戦ですが、キリのいいところで終わらせます。



緊急クエスト発生

 

 緊急のデストロイヤ―警報を聞いた俺達は冒険者ギルドへと来ていた。

 

 「ちょ、ちょっと待ってくれよ。一体何なんだデストロイヤ―って」

 

 「カズマ、今この街には、それが通ったあとにはアクシズ教徒以外、草も残らないとまでいわれる、最悪の大物賞金首、起動要塞デストロイヤ―が迫ってきています。これと戦うとか、無謀にも良い所ですよ」

 

 「紅魔族の里でも起動要塞デストロイヤ―とアクシズ教には関わるなと教わりました」

 

 「ね、ねぇ、なんで私の可愛い信徒たちがそんな風に言われないといけないのかしら?」

 

 とまぁ、アクアはともかく、めぐみんとゆんゆんのいったことから分かるように、アクセルにとんでもなくヤバい奴が迫ってきているということが分かる。

 

 正直、話を聞いた俺は破壊できるのか?とすら思っている。

 

 「めぐみんの爆裂魔法で破壊は出来ないのか?」

 

 「無理そうらしい。なんでもデストロイヤ―の周囲には強力な魔法結界が張られているらしい」

 

 「そうです。その結界のせいで我が爆裂魔法も真価を発揮せずに防がれてしまうのです」

 

 その結界をどうにかできればいいのだが・・・現在、冒険者ギルドに集まっているのは、俺達のパーティを含めてダストやテイラー、キース、リーンのいるパーティに数々の男性冒険者、ミツルギまでいる。というか、お前、帰ってきていたのか。

 

 「お集まりの皆さん!本日は、緊急の呼び出しに応えて頂き、大変ありがとうございます」

 

 ざわつくギルドの中心で普段は受付嬢をしているルナさんがそういった。

 

 「只今より、対起動要塞デストロイヤ―討伐の、緊急クエストを行います。このクエストには、レベルも職業も関係なく、全員参加でお願いします。無理と判断した場合には、街を捨て、全員で逃げる事になります。皆さんがこの街の最後の砦です。どうか、よろしくお願い致します!!」

 

 その声に導かれ、ギルドに来ていた冒険者たちは全員が中央のテーブルに集められ座らされる。

 

 ギルド内がとてつもない緊張感で満たされる。

 

 「それでは、お集まりの皆さん、只今より緊急の作戦会議を行います」

 

 「さて、それでは。まずは、現在の状況を説明させていただきます」

 

 そういって、何やら魔道具らしきものを使うとディスプレイのようなものが表示された。

 

 「起動要塞デストロイヤ―は、元々は対魔王軍の兵器として魔導技術大国ノイズで開発された、超大型ゴーレムのことです。しかし、その国はデストロイヤーの暴走で真っ先に滅びてしまっています」

 

 『なんだよそれッ!やべー奴じゃん。魔王より質悪いぞ』

 

 外見は蜘蛛のような八本足で国家計画で作り出されたため、高価な魔法金属をふんだんに使用されているらしい。外見に似合わない軽めの重量で、八本の巨大な脚で、馬をも超える速度がでるらしい。

 

 「特筆するのは、その巨体と進行速度です。凄まじい速度で動く、その八本脚で踏まれれば、大型のモンスターとて挽肉にされてしまいます。また、常時、結界が張られているため魔法攻撃は無意味」

 

 物理攻撃は効くらしいが、近づこうにも挽肉にされるわ、遠くから弓や石を投擲するも、もともとがゴーレムのためほとんど効かないそうだ。

 

 様々な意見をだして、どう対処するかを話し合っているが、どれもいまいちだ。

 

 「なぁ、それって結界を破れればいいんだろ。アクアだったら破れないのか?」

 

 カズマが突然、そんなことをいった。

 

 そうだ、アクアは女神だ。人間とは比べ物にならないほどの魔法が使える。

 

 「そうね、やってみないとわからないけど」

 

 「結界を破れるんですかッ!!」

 

 アクアの言葉にルナが飛びつく。

 

 「えぇ、多分できると思うわ」

 

 「なら、その後が問題ですね。高火力の攻撃を浴びせないと」

 

 ルナがその後も話を進めたが・・・

 

 「高火力ならいるじゃないか。とびっきりの奴が・・・」

 

 一人の男性冒険者がそういった。

 

 「あぁ、いるな。頭のおかしいのが」

 

 「いるな、とびっきりの爆裂魔法を使う頭のおかしい紅魔族の娘が」

 

 彼らの言葉を聞いた冒険者たちが一斉にめぐみんに視線を向ける。

 

 「おい、待て。それが私を指しているのだとすれば、ここでいかに頭がおかしいのは知らしめることになりますよ」

 

 そういって、めぐみんは杖を構える。

 

 「ちょ、ちょっと何をやってるのめぐみん」

 

 それを見てゆんゆんがめぐみんを抑える。

 

 するとそこへ・・・

 

 「遅くなりました」

 

 一人の女性が現れた。聞き覚えのある声の主はウィズだった。

 

 この女性は俺がパーティから離れている間に知り合った元冒険者らしく、その正体はリッチーでしかも魔王軍の幹部らしい。といっても、結界を維持するだけのなんちゃって幹部だと本人はいっているが。

 

 現在は、アクセルの街で魔道具屋を開いているらしい。俺も何度が世話になっているが、いかんせん、まともな商品が置いてないのがたまに瑕だ。

 

 「店主さんきたあああああああああ」

 

 「店主さんほどの強キャラが来れば勝てるぞッ」

 

 「いつも、夢でお世話になっています」

 

 一人ほどおかしいものがいるような気がするが、彼らの言葉から分かるように、ウィズは元冒険者らしい。

 

 しかも、かなり高レベルの冒険者らしく、氷の魔女といわれていたらしい。

 

 「私も爆裂魔法を使えます」

 

 先ほどの会話を聞いていたらしく、アクアが結界を破ったのち、ウィズとめぐみんの二人で爆裂魔法を放つことになった。

 

 「なら、俺は足止めをさせてもらおう」

 

 そこで、俺は提案する。

 

 「八本脚で移動するんだろ、もし何かの手違いで爆裂魔法が外れたら一貫のおしまいだからな、俺が結界を破ったあとに、あいつの脚を破壊する。起動要塞の起動をなくしてしまえば、ただの要塞だ」

 

 「そんなことできるのか?」

 

 カズマが不安そうにそういう。

 

 「ああ、任せろ」

 

 「わかった」

 

 「では、準備に取り掛かってくださいッ!!」

 





 次回から、本格的なデストロイヤー戦です。

 バサラの活躍を見逃すなッ!!
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