この素晴らしい機竜使いに祝福を!   作:ナカタカナ

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 感想ありがとうございます。

 前回は鬼族の女との戦いで終わりましたので、今回はそこからですが・・・




神装機竜無双からの・・・〇〇〇〇無双

 

 「かかって来なッ」

 

 鬼族の女が発した言葉が開戦の合図となり、魔王軍たちは一斉に俺に向かって魔法を放った。

 

 「ふんっ」

 

 俺は真上に数メートルほどジャンプしたと同時に、《テュポーン》の特殊武装である《竜咬縛鎖(パイル・アンカー)》を射出する。

 

 全身から射出された《竜咬縛鎖(パイル・アンカー)》に捕縛された者はそのまま引き寄せられ、鞭のように扱われる。

 

 「なっ」

 

 自分たちの仲間を武器に扱う俺を見て、敵は若干引いている。

 

 「これは戦争だ。勝たないといけねぇんだよッ」

 

 そのまま捕縛した奴らを使い、俺を囲んでいた奴らを一掃する。

 

 だいたい一掃できたと思われるが、少しばかり精鋭が残っているようだ。

 

 鬼族の女も勿論残っていた。

 

 「くっ、あなた一体何者なの?」

 

 「そうだな、只の機竜使いといったところか?」

 

 「聞いてないわよッ、こんな奴がいるなんて」

 

 鬼族の女が怯んでいる今がチャンスだと思い、俺は一気に女との距離を詰めた。

 

 そして、掴む・・・が、掴んだのは女ではなく、横から現れたのは男った。

 

 「ラキ様に手出しはさせない」

 

 どうやら、女を守りにきたようだ。

 

 しかし、《テュポーン》に掴まれえてしまったのが、運の尽き。

 

 「破ぜろッ」

 

 その言葉が紡がれると、《テュポーン》の掌から爆発が起こる。

 

 これこそが、《テュポーン》の特殊能力である《竜咬爆火(バイティング・フレア)》。

 

 掴んだ物体にエネルギーを流すことで破裂させる、まるでハンターハンターに登場するボマーのような能力だ。

 

 もちろん、正面から喰らった男はひとたまりもなく、血を出すこともなく焼け死んだ。

 

 「うっ、い、一度引くわよ」

 

 鬼族の女はそういって、懐から何やら取り出す。

 

 それを握りつぶすと女は姿を消した。

 

 「くっ、空間転移かッ」

 

 逃してしまったが、すぐに切り替えて他の所へ向かう。

 

 辺りを見てみると、大分数は減ってきていた。五千あった敵は二千と少しくらいまでになっている。

 

 そこで、俺はゆんゆんのことが心配になり、目につく敵を殲滅しながら、ゆんゆんの様子を見に行った。

 

 王城の城門まで来て見ると、敵がすぐそこまで迫ってきており、城門の上にいるゆんゆんは宮廷魔導士と思われる連中と共に、回復ポーションを飲みながら戦っていた。

 

 「大丈夫そうだな」

 

 そして、思いのほか、迫ってきている魔王軍を殲滅するために、加勢に入る。

 

 辺りが血だまりになる中、クレアが大柄のゴブリンに襲われているのを見つけた。

 

 「あれは、ゴブリンロードかッ!」

 

 ゴブリンロードの体長は三メートルを超えており、その巨体から繰り出される攻撃にクレアは押されつつあった。

 

 「くう」

 

 力いっぱい踏ん張っているが、足が地面にめり込んでしまうほどの威力を前に反撃ができない。

 

 「ぶっ飛べッ!」

 

 俺は横から、ゴブリンロードの腹に蹴りを入れると、ボール玉のようにその巨体は吹っ飛んだ。

 

 「バサラ殿ッ!」

 

 「よう、クレア。大丈夫か?」

 

 「はい、助かりました」

 

 「敵の大将はどこにいる?そろそろお出ましだと思うんだが」

 

 「そうですね、まだ発見されてないところから考えるに、どこかに潜伏しているのかもしれません」

 

 「そうだな、アイツならそうするだろう」

 

 「周囲の敵はどうなりましたか?」

 

 「一応、二千ちょっとほど、殲滅したところだ」

 

 「なっ!そうですか、やはりあなたは規格外だ」

 

 クレアの会話を聞きながら、俺は再び《竜咬縛鎖(パイル・アンカー)を放って、周囲の敵を捕縛しつつ、それを鞭の代わりに振り回す。

 

 一気に数を減らしたここが、チャンス。

 

 後ろにいた、ゆんゆんたち魔導士が一斉砲撃にでる。

 

 上級魔法の弾幕を喰らった魔王軍はその数を一気に減らし、正面の敵はいなくなっていた。

 

 「ふふふ」

 

 そのときだった、俺にとっては嫌になるほど聞き覚えのある声が不気味に周囲に反響している。

 

 「ふふふ」

 

 「ふふふ」

 

 何度も反響するその声を聞いていると気分が悪くなる。

 

 そして、その声が止んだと思ったら・・・

 

 「久しぶりねバサラ」

 

 「でやがったか、アガレスッ」

 

 俺の因縁の相手であるアガレスが姿を現した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ふふふ、ますます強くなったわねバサラ」

 

 「そういうお前はますます色気が増したんじゃねぇか?」

 

 アガレスの言葉に俺は皮肉を込めて言い放つ。

 

 「あら、嬉しいことをいってくれるわね。恋をすると女は美しくなるものなのよ」

 

 うっとりとした表情を浮かべ、アガレスは嗤う。

 

 「でも、そろそろ、あなたは私のモノになってもらおうかしら」

 

 直後、俺の正面にアガレスが現れる。

 

 「クッ」

 

 なんと、アガレスは魔法で攻撃してこないで素手に機竜を殴りつける。

 

 ギリギリ、攻撃をガードしたが、すごい威力だった。

 

 「お前」

 

 「どうかしたかしら?私は魔法を主に使うけど、別に近接戦が苦手ってわけでもないのよ」

 

 引っ掛かったと舌をだして、俺を挑発するアガレス。

 

 すぐに反撃にでる。

 

 アガレスを掴まえようとしたが、やはり空間転移で逃げられる。

 

 「ガハッ」

 

 すると、下から何者かに殴られる。

 

 「ア、ガレス」

 

 「ふふふ、空間転移だけに気を取られていたら、こうして分身体に攻撃されるのよ」

 

 そういって、さらに俺の腹に蹴りをぶち込んだ。

 

 「グハッ」

 

 そのまま、俺は十メートルほど吹き飛ばされる。

 

 「な、んだ、その、馬鹿力」

 

 「馬鹿力って酷いわね。これでも、乙女よ。まぁ、一応、私は竜だから。これくらい当然よ」

 

 「そう、か」

 

 そして、再び、アガレスに攻撃を仕掛けようとしたそのときだった。

 

 「なっ」

 

 《テュポーン》が解除されてしまう。

 

 「あらぁ~その鎧姿でいるのも限界が来たようね」

 

 「くっ」

 

 アガレスは空間転移を扱い、俺を後ろから拘束する。

 

 「はなっ、せッ!」

 

 「うふふ、せっかく捕まえたのに離すわけないでしょう」

 

 捕らえられた俺の姿をみて、クレアが救助に入る・・・が

 

 「うっとおしいわね」

 

 アガレスが蠅を払うようにつぶやくと、分身体が現れ、クレアを吹き飛ばす。

 

 「うふふ、安心して、すぐに私のモノに堕として、あ・げ・る」

 

 そして、俺は分身を含め四人のアガレスに囲まれる。

 

 「くっ、絶対絶命か」

 





 めぐみん「どうしましょうカズマッ!バサラが、バサラがS」

 カズマ 「お、落ち着けめぐみん、バサラならきっと大丈夫だ」

 ダクネス「それにしても、あの《竜咬縛鎖(パイル・アンカー)》は、素晴らしいな!」

 アクア 「ちょっと、カズマさん、バサラがかなりピンチっぽいんですけど、どうしましょうッ」

 カズマ 「あぁ~もう!うるせええええ俺は今、捕まってるんだよおおおおおお」

 次回、バサラ堕つ
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