はぁ~ガルパン書きたいッ。このすばも書きたいッ。
「おぉ~良く似合ってるじゃねぇか。流石クルセイダー」
「そうだろう。キャベツの報酬で新調したのだが、こんなにもピッカピカになったのだ」
「そうか?ただの成金貴族にしか見えねぇ」
「わ、私だって普通の褒めてもらいたいときもあるのだがカズマはこういうときも容赦ないな」
俺の説教事件から数日(ギルドの冒険者一同からはバサラ先生の特別指導)が経った。
その間のクエストは俺が一人だけでこなしていた。理由は俺がこの町に来るより前にあったキャベツのクエストでの報酬で装備の新調をしていたからだ。
それによってダクネスの鎧はピカピカになり性癖はともかく、容姿だけをみれば美しい騎士となっている。
「それより、あそこにお前を超える変態がいるんだが」
カズマが指さす方を見てみる。
「はぁ、はぁマナタイト製のこの色艶ッ」
自身の杖を股に挟みスリスリしているめぐみんがいた。
その後、アクアの報酬が思ったよりも少なかったせいでアクアが文句をいったり、カズマの恥ずかしい話を聞けた。いや、男だから仕方ないと思うけど・・・
俺はどうなのかって?知る必要ないよね(ニッコリ)
クエストを受けようと思い掲示版を見たのだが高難易度のクエストしか張られていない。
ルナさんに聞いたところによると近くに魔王軍の幹部が住み着いたせいで魔物が隠れちゃったらしい。
ということもあり、それぞれの好きなように過ごすことになった。
アクアはバイト、ダクネスは筋トレ、めぐみんは爆裂魔法の特訓、カズマはその同行。
さて、俺は何をしようかなと悩んでいたところ機竜の整備をしようかと思い人里離れたところへ向かった。
機竜の整備といっても転生特典のおかげでダメージなどは自然と修理されてしまうのだが気分的にも整備をこなして機竜のことを学べばその分、動かすときにもよりうまく動かせるようになると思っている。
道中、初心者殺しと呼ばれる黒い魔物と遭遇したが機攻殻剣で素早く討伐できた。
「よし、この辺りで良いかな」
アクセルから大分離れた所にある森のなかで俺は機竜を呼び出す。
ワイバーン、バハムート、ティアマト、テュポーン、ファフニール、リンドヴルム、ドレイクの七機だ。
どれも各地の遺跡の最深部に眠っていた竜と契約したことにより手に入れた機竜である。
いわば、竜そのものである。原作では古代の兵器という認識だったのだが、この世界ではちょっとした意志を持っている。会話はできないがなんとなく意志が伝わることがある。
「いつもありがとな」
声を掛けながら機竜の装甲を撫でる。
『どういたしまして』という返事が聞こえたような気がした。
「ほんと、お前らは最高の相棒だ」
『当たり前。私達と契約出来たことを誇りに思え』
「そうだな。俺は幸せ者だ」
はたから見れば完全に独りで会話しているヤバい奴なのだが気にしたら負けだ。
機竜の整備を終えた俺は街に戻ろうとしたのだが道中でカズマと背負われためぐみんと合流した。
「あれ、バサラじゃねぇか」
「よう、めぐみんの特訓の帰りか?」
「あぁ、お前はクエストか?」
「いや、ちょっと散歩してた。爆裂魔法はどうだった?」
「サイコーでした」
俺がめぐみんにそう問いかけるとめぐみんは幸せそうな表情を浮かべて親指を立てる。
「それよりバサラ、あの機竜という奴を見せて欲しいのですッ」
「見せてやりたいけど、あんま人がいるようなとこじゃぁな」
「王都じゃ有名人なんだろ?」
「まぁ、そうらしいな。いやぁ、ちょっと調子乗ってたわ」
思い返すのは魔王軍と対峙したときの俺、ティアマトの試練を乗り越えた俺は正直、調子に乗ってた。
今の俺なら魔王とか余裕じゃね?とか甘い考えを持っていた。
ティアマトを使い魔王軍を蹴散らそうと思ったが、使い慣れているバハムートを使い何万もの魔王軍を一騎当千の戦士の如く戦場を駆けまわり切り裂いた。
普通の魔物が機竜にかなうはずもなく、ほとんどが一蹴されてしまった。
数も半分以上減ったあと、俺は親玉を叩きに向かった。
そこにいたのはフードを被り淡い紫の髪をした女。魔王軍の幹部だった。
その女の名はアガレス。強力な魔法を使う上に指揮官としての能力も高く、厄介な敵だった。
といっても、一対一になったあとからがアイツの本領発揮だった。
アイツの使う魔法の中には相手に幻覚を見せる魔法があり、それに引っ掛かった俺はかなり苦戦した。
機竜の弱点というか幻覚に対して耐性がないのが駄目だった。
まぁ、俺が耐性を持っていれば良かったのだが。
「オーホッホ、いいわ、いいわ。あなたすごくいいわ」
頭の中に聞こえるアイツの声はどこかの高慢高飛車なお嬢様を連想させた。
「ねぇ、あなた私の騎士にならない?あなたの顔つきも私好みでなかなかいいわ。それに私の部下たちを蹴散らすその鎧とそれを使いこなすあなた」
幻覚のなかにもアイツが現れて俺に近づき耳元に息を吹きかける。
距離を取ろうとしても動けない。気が付くと機竜もなく、機攻殻剣もない。成す術無しだ。
「あなたの力があれば私達は最強になれるわ。魔王様のお力になれるわ」
アイツの囁きは俺の思考をジワジワと支配していった。
「私の目を見て」
彼女の目を見るとラピスラズリの様に美しい青い目をしていた。
「あら、嬉しいとこをいってくれるわね」
この幻覚のなかでは俺の思考もアイツに筒抜けだ。
『しっかりしろ!私達が付いてるのに負けるなんて許さない』という声が聞こえた。
思えばこれが初めて機竜の声を聞いたんだった。
その声が初めはなにか分からなかったがすぐに機竜の声だと気づいた。
「お、れは負けねぇよッ
俺が纏っていた神装機竜 バハムートの神装を発動し、なんとか幻覚から逃れることができた。
十秒間の中でアイツをアガレスを倒そうとしたが、転移魔法を使うせいでなかなか倒すことができない。
「ふふふ、面白いわあなた。私の幻覚から逃げ出すその精神。ここで、気絶させて連れ帰りたいところだけど、残念だわ。時間切れ。また会いましょ私はアガレス。あなたの名前は?」
「逃げるなッ」
あいつの質問に答えることなく、俺は切りかかる。
「ふふ、暴力的ね。女性には優しくしないといけないわよ」
いつの間にか俺の目の前に転移したアガレス。切り裂こうとするも俺の唇に柔らかいものが触れた。
「これで、あなたは私のもの。私の初めて」
そういって、アガレスは消えた。
「お、俺のファーストキスがッ彼女とさえキスしたことなかったっていうのに」
俺の初めてを奪っていたアガレス、あの魔女に俺は頭を抱えた。
普通なら嫌な筈なのに、嫌ではなかった。
悲しいことに、思春期の俺にとっては美人からのキスが嬉しかったようだ。
って、まさか毒とかないよな・・・
そう思った瞬間、俺は全身から嫌な汗が噴き出したのだが、なにもなかった。
その後、騎士団と合流し、此度の活躍を報告するとかなんやらあって、王城へ呼ばれて王族と話をしたり、騎士団に勧誘されたり、色々あった。
「見せてくださいよぉ~」
あまりにもめぐみんがしつこかったので見せてやることにした。
「来たれ力の象徴たる紋章の翼竜 我が剣に従い飛翔せよッ《ワイバーン》」
サンダーフェニックス戦のときに見せたワイバーンを見てめぐみんは更に目を輝かせる。
「カッコいいですぅ。なんなんですかコレ。このフォルム。サイコーです」
ただ見ているだけにも関わらず嬉しそうな声を出すめぐみんを見て可愛いなと思ったのは内緒だ。
「はぁ~、なんで俺はあのときアクアを選んじまったんだろうな・・・」
深夜テンション並みにテンションの高いのめぐみんの横には映画見る前にネタバレされた並みのテンションのカズマがいた。
感想欲しいなぁ。感想欲しいなぁ。感想欲しいなぁ。
大事なことなので三回いいました。
魔王軍幹部のアガレス・・・恐ろしい奴だ。