「あの、ご主人?食事とはご主人の食事の事ですよね?」
と、ラミは蓮に問いかけた。
「いや、みんなで食事するんだよ?」
と、蓮はあっけらかんと答えた。
しかし4人とも呆気に取られた。
そこでアリーが
「あるじ様、我々があるじ様と食事など滅相もない事だよ?」
そう言うと3人も頷いた。
蓮は少し悩みこう聞いた
「みんなって、食事は何を食べてたんだい?」
すると私はとシルフが
「食事は2日に1回残飯を。カビたパンは最高食でした。」
アリーは
「人参が貰えた時は死ぬのかと思ったね」
ラミは
「食事など与えられなかった。食べれるものはなんでも口に」
と。
ルミアは
「スープが3日に1度あれば贅沢でしたわ」
と。
蓮は頭を抱えた。
奴隷とはそんな扱いなのかと
今までの自分の生活がどれだけ潤っていたのかを痛感した。
そして
「やはり服と食事だ。みんな行こう」
と、歩き出した。
街の至る所から食べ物の匂い
商店の賑わいが見えてきた。
「みんなは何が食べたい?遠慮はいらないなんでもいってくれ」
と、蓮は4人に聞く。
「私は温かいスープが」
ルミアは答えた。
「あるじ様が与えてくださるものならなんでも」
アリーは目を輝かせながら答える。
「お肉が食べてみたいです。」
と、控えめにラミは言う。
「お魚が食べたい…です。」
俯きながらシルフも答えた。
「よし。じゃあみんなでそれをたべよう」
蓮はそう言って店を探し始めた。
数区画歩いたところで大衆食堂らしき店を見つけた。
「マーニャ食堂」
看板にそう書かれているとラミが教えてくれた。
「ここにしようか」
と、店ののれんをくぐった。
店内はやはり大衆食堂と言った感じで
昼食時にあるべき光景だった。
「空いた席へどーぞー」
厨房の奥から声がした。
5人は店の奥の角席に腰を下ろした。
「あの、ご主人様?私達が同じ席に着くなど」
と、ルミアが言いかけた時
「いらっしゃいませー。ご注文は決まったかにゃ?」
既視感ある語尾と共に元気な声でテーブルに水が運ばれてきた。
メニュー表の読めない蓮はみんなの
要望をウェイトレスに伝えた。
そしてこう切り出した。
「みんなは、読み書き以外になにか特技的なものはあるの?」
「私はちょっとした魔力操作かなぁ」
とアリー
「わたくしは多少魔法が使えますわよ」
とルミア
「私は超聴覚と超嗅覚かな」
とラミ
「わ、私は危険察知…です、」
とか細くシルフは答えた。
4人とも意外と優秀な事がわかった
そんな話をしていると
沢山の料理が運ばれてきた。
「さ。みんな頂こう」
蓮はみなにそう言った。