私?私は
「義理でも貰えたらラッキーだが、ホワイトデーが面倒だから正直、要らない」
と思いつつ過ごすロマンスの欠片も無い一日ですwww
ですが、艦娘達は私と違って勝負の一日らしいですよ?
余談ですが
とある帝国の少佐(9歳)は
「バレンタインデー・・?・・・ああ、
あの『宗教上の伝説を資本主義が乗っ取った市場の勝利』の物語だな!」
と凄い表現をしたらしいですよ?
ー2月14日
「バレンタインデー」当日
柱島泊地は多くの艦娘達でごった返していた
艦娘達の間に幾つかの事実が紆余曲折し噂話となったのが原因だった。
元々の話は
「完全予約制で前日の内に指定の鎮守府まで届く」
「予約販売には個数がある為、希望がある場合は早めの予約を心がけて」
と、元々は言うモノだったのだが、
ー曰く「予約のキャンセルが出た場合、店頭に並ぶ」や
ー曰く「原材料を持っていけば格安で作ってくれる」など、
妄想の延長線上で生まれた与太話や人聞きの噂話を真剣に信じた
廊下をカカオ豆の入った袋を小脇に抱えて走ったり、僅かな
辿り着いた先、
A4用紙にプリントアウトされた張り紙が一つ残されていた
そして、人と艦娘は似たようなモノで*1カリギュラ効果を掻き立てられ
鎮守府中を隈なく探し始め各鎮守の提督からチョコでは無く小言を戴いたあとにチョコを貰うのは別の話
ー2月14日
「バレンタインデー」当日
09:57
「・・・朝か」
ふと、目が覚め見慣れぬ天井に違和感を覚え、仰向けのまま、頭だけを動かし左隣を見ると
「スゥ・・・スゥ・・・」と規則正しく寝息を立てる俺の彼女、愛宕が俺の左腕を抱き枕にしている
周囲を見渡すと部屋にはソファに机にテレビなどが退かされて置いてある
奥の部屋はキッチンとなっており、キッチンの隣の縦長の暖簾の奥には
トイレや洗面所に浴室があるのを思い出す
そこでふと、
「ココがアパートの一室だ」という事を思い出す
(ホント、店長や提督さんには感謝だな)
1月の中頃、店の関係者、全員が執務室に呼び出されバレンタインデーの事に聞かされた
そこで聞かされたのは「店を一時的に閉店する」そう聞いた瞬間は耳を疑ったが
「閉店期間による損失は鎮守府側が全面的に保障する」
と同時に指定された額面には驚かされたな
だが、確かに九州地方の艦娘全員が集結したら・・・
パンクしてパニックになり、最悪は大乱闘になるな・・・
その後は宿泊先は斡旋所からの紹介された新しめのアパートの小さな一室だった
当然、女性陣からは「ホテルが良かった」と文句も出たが夕立店長が
「ぽい?
ちょっとだけ狭いけどもそう言う部屋は新婚さん感がたっぷりだけども・・・
・・・仕方無いっぽいっ!提督さん!
今から、キャンセルの連r『ちょっと待った!!』・・・ぽい?」
見事に夕立店長に乗せられたが「悪くないな」そう思ったから口は出さなかった。
また、『「海軍の関係者」って事で狙われる可能性がある為、一定の監視は付く』らしいが
緊急時には頼りになると思えば・・・まぁ・・・「致し方無い事」と割り切るか・・・
そして、昨晩の内に荷物を纏め宵闇に紛れつつ夜間警備の艦娘達に護られながら本島へ上陸
「ちょっとした逃避行の様だな」
と口にすれば周囲が甘い空間へと早変わりしたのは言うまでも無いか・・・
そして、本島に上陸しこの一室に辿り付いたのは夜の8時頃、
「今晩はデリバリーにしよう」という事でデリバリー注文し、
愛宕は部屋の掃除を始め、俺は近くのスーパーに赴き食材を買って行く
そして、部屋に戻るとデリバリーの方と出会い注文の品を受け取り、
会計を済ませ部屋に入って晩御飯を食べて直ぐに寝た
それが昨晩の出来事
期間は4泊5日、初日と最終日は忙しいくなるが
中日はゆっくり出来るな・・・
とりあえず、朝ご飯だ
愛宕を起さない様に抜け出し歯を磨き着替えながら献立を考えるか・・・
(和え物は・・・ほうれん草を買ってあるから「ほうれん草のごま和え」でも作るか・・・
『味噌』を、使うからベースの味を味噌以外の料理は・・・昨日買って置いた材料で「肉じゃが」
そして、『味噌』『醤油』『砂糖』ベース以外で更に『肉』『野菜』以外のメイン料理は・・・
シンプルに魚の塩焼きでも
・・・この時間ならどっかで朝市でもやってないかな?)
スマホで検索すると朝市で海鮮の取り扱いもしてる場所を見つけ
財布とスマホ、借りた部屋の鍵をポケットに仕舞い「そっ」と出かけて行く
が、この時に俺は失念していた。
書置きの一つでも残せば良かったが、愛宕には何も告げずに出掛けた為
朝市から帰ると、ご機嫌ナナメな
ご機嫌が戻るのは食後なのは別の話
ー2月14日
「バレンタインデー」当日
10:03
「ふう・・・」
朝風呂なんて何時以来だろうか?
とても静かで・・・落ち着く・・・
「・・・渚、入るよ?」
そう言い入って来るのは俺の彼女、響だ
目の前でシャワーを浴びている
「『朝風呂は久しい』って顔に書いてあるね?」
「・・・確かにここ最近はご無沙汰だったとは言え、朝一でおっぱじめるとはな?」
「・・・だって渚がそうやって起こして欲しいって言ったじゃないか・・・。」
「・・・何時、そんな事を?」
「BARで私と呑んでる時に飲兵衛達が乱入して来て下ネタのオンパレードになった時」
「・・・ああ、あの時に・・・。」
あの「人差し指と中指派」と「中指と薬指派」の話とかが出て来た時か・・・
「まさか、酒の席で酔った勢いでの会話を・・・」
「・・・わ、私は・・・なぎさの彼女だから・・・なぎさのシテほしい事ことは・・・
・・・その・・・なるべく・・・答えたい、な・・・」
・・・ゴクリっ
いや、ダメだ・・・
「響、今日は・・・私に時間をくれないか?」
「・・・渚?」
「少し、電車やバスを乗り継いで遠出をするぞ」
「いいけども・・・何処に行くんだい?」
「静かで何も無い事が取り柄の海沿いの田舎の漁師町だ」
「それって・・・」
「ああ、あの砂浜へも行こう、何なら最寄りの鎮守府にも行こう
そして、BARにも行こう、そして・・・一軒のケーキ屋と墓地にも行こう」
「うん、分かった、なら、急いで準備しなきゃね?」
「無理に一日で回る必要も無い、二日にでも分けるか?」
「二日に分けるのは良いけども・・何処に泊まるんだい?」
「・・・ケーキ屋だ」
「・・・と、途中で菓子折りを買わなきゃ・・・」
「そう、だな・・・ついでに線香とかも買ってだな、後は・・・
駅弁とかも旨そうなのがあれば食べよう、きっとこの辺りの旨い物を使った弁当があるはずだ」
「駅弁・・・そういえばテレビで見た事があるけども・・・とても美味しそうだった」
「良い機会だな、二つ種類の違うのを買い二人で分けるのもいいな」
「Дар♪」
ー2月14日
「バレンタインデー」当日
10:12
「・・・椛」
「か、霞さん・・・は、早く、早くして!!」
「ん~・・・そう焦らないで」
「じ、じぶん、もう・・・もう・・・げ、限界・・・っ!!」
「もう?全く・・・だらしないわね・・・はぁ・・・なら一度いきなさい」
「は、はいっ!!イキマス!!
宅急便の窓口に!!」
そう言うと彼はふらつきながらよろよろと歩いて行く私の彼氏
そんな彼氏の後ろ姿は片方に紙袋が五袋づつ
そして両腕で支えるプレゼントボックスは・・・いくつだっけ?
えっと・・・朝潮に大潮に満潮に荒潮に朝雲に山雲に峯雲に霰のお姉さん達の分に
カフェで働く睦月型の長月に菊月に卯月に三日月ちゃんの分に・・・えっと・・・後は・・・
あれ?もしかして・・・大荷物?
一度に沢山頼むと宅急便が格安になるパックがあったから
それで頼んだ方が良いからって・・・つい・・・
ココ「ジュネス 出張店」での買い物が楽しいのが悪いわ!
あのおちゃらけた店長・・・花村?とか言う奴のせいだわ!!
に、しても・・・
「ワー!スミマセーン!トオリマース!」
「・・・はぁ」
私はため息を一つし彼に向かって早足で歩いて行き
「あー、もう!見てらんないったら!貸しなさいっ!」
「・・・およ?」
積み重なるプレゼントボックスを奪い取る・・・までは良かったけども・・・
前が見えないわね・・・コレ・・・
そして、私の後ろで目を「パチクリ」と点にする彼
「アンタは早くエスコートしなさい!アンタ自身コレを持っている時前が見えなかったじゃない!
なら私も前が見えないの!わかるでしょ!」
「え?あ、は、はいっ!!」
大勢の人の前で
恥ずかしくて思わず、キツイ良い方になってしまうけども・・・
彼は何も言わずについて来てくれる・・・
そう思うと・・・よ、夜くらいは・・・や、やさしくしてあげなきゃ、ね・・・うん・・・
けども、今は・・・
「ホラ!キリキリ歩く!」
「自分は囚人じゃないんだから・・・」
「い・い・か・らッ!!」
「は、ハイッ!!」
彼のやさしさに甘えましょ♪
「・・・あ!あの広告のお店で朝ごはんにします?」
「ちょっと?!前!前見て!!前!!・・・前を見なさいッ!!」
「あっぶっないっ!!てか、その荷物持ったままローキックとは、器用な・・・。」
「チッ・・・外したか・・・なら、」
「ちょ、まっ、待って!!」
「うるっさいっ!!」
そんなこんなで私の暴走行為は警備員のおじいちゃんに止められるまで続いた
・・・
・・
・
ー2月14日
「バレンタインデー」当日
10:31
以上で報告は終わりぽい、これ以上はプライバシーの問題ぽい」
「ちゃんと、思い思いの休暇を過ごせてるな、監視の存在は悟られるなよ?」
「海軍の関係者」つぅ事で監視すんのは心苦しいが仕方ねぇか・・・
「担当の方にも伝えておくっぽい」
「さて、このリストに名前が上がった敗北者達には市販の板チョコでも配っておけ」
「了解っぽいっ!軍需必需品って事で経費で通して置くぽい」
「お前・・・意外と黒いな・・・」
「それほどでもっぽいっ!
それと提督さん!プレゼントっぽいっ!!」
そう言うと
「いや、別にほめてる訳じゃ・・・まあ、いいか・・・しかし、チョコ、か
ショートランド時代はそんな悠長な事を言ってる場合じゃなかったな・・・」
(全く平和になったモンだな・・・)
なんて事を考えつつ包装を雑に破くと
市販の板チョコにホワイトチョコのチョコペンで【ぎり】と書いてあった板チョコが一枚
「なんだろう・・・この・・・敗北感、というか・・・
告っても無いのにフラれた気持ちは・・・ッ!!」
しかし、俺は知らなかった
そんな事を考えていう内が一番平和だった、と
執務室がチョコレートと甘い香りで占拠され胸焼けを起すのは別の話
説明の導入部分を入れる必要から神薙さんのパートが長くなってしまった・・・
それと、料理の献立を考えるのは物凄く大変です
ですから、料理を作ってくれる方にちゃんと
「いただきます」「ありがとう」「ごちそうさまでした」
そう言いましょう♪
『戦う者達に休息を!ー兵〇〇女の「未〇」は〇〇〇いー』