……アニメであったような……なかったような?
「今日も頑張ってスニークスニーク……っと」
そう言いながら自室にある端末を被ろうとした時、友人から携帯にいきなり着信が入った。
「うげぇ……」
現在、実力テストが目前に控え親御さんにゲーム禁止令を言い渡されている友人。通称「リサカス」からの着信だ。
「もしもしクソゲーマ?」
『うっさいわよガンイモクソシューター』
軽口を言い合いながら通話を始める。
「うるさいなぁ……僕のPSだと近距離攻撃が壊滅的なの知ってるくせに」
『だからといって至近距離で飛び道具使い続けるのはどうかと思うんだけど……そういえば、この前発売された近距離限定ゲームどうしたの?』
「短剣を投げ続けることで解決した」
『……輝の近距離スキルをどうにかするためにオススメしたはずなんだけど?』
「お陰様で近距離ゲーなのに近距離しないせいで害悪プレイヤー一覧に早速名前が入ってしまったよ」
2人して少し品のない笑い声を上げつつ近況報告をする。
なんせ、僕とリサカスは別々の学校に通っている。
教室での与太話もこうして端末を通さないと行けない。面倒だ。
うん、実に面倒。
「して本題は?」
『楓にNWOオススメしたから今度3人でパーティ組んでみない?』
「……楓にアレおすすめしたの?天然で変なことやらかす未来しか見えないんだけど」
『まあ……そうなんだけどさ。それでそっちのビルドはどんなの?』
「DEXとSTR両振りの弓使い。INTとAGIも一応振ってるけど、基本的に接近される前に落とすっていう構成。回避力も結果的にあるけど、スキルの割合が攻撃系が6割特殊系が3割、残りが回避系」
『輝らしい構成ね……装備は?』
「ユニークシリーズの弓装備一式。薄緑のフード付きマントに同色系統大弓使い《アキラ》は結構有名なんだよ?」
『ユニークシリーズ持ちって……その時点でおかしくない?』
「《
『って!検索かけたけど《アキラ》ってトッププレイヤーじゃない!』
「うん、らしいね。気がついたら攻略の最前線とか走ってたし」
『……初心者とパーティ組むのはそっちメリットある?』
「存分にあるとも。なにせ近距離は壊滅だし。装填Xがあっても矢を番える最中に麻痺系の毒を塗った短剣でズバッとやられるとなぶり殺される。だからタゲを散らす意味もあるけど、近距離を対応してくれる人とパーティ組むだけで僕には意味あるんだよ。HPとVITは捨ててるし」
『……それってつまり』
「当たったら死ぬ」
『ピーキーなキャラメイクしてるわね……』
「リスキーな分燃えたりしない?」
『わかるわ〜』
与太話につぐ脱線話。
割とよくあるよね。
※※※
翌日。
NewWorldOnlineというゲームに僕はアバター《アキラ》でログインする。
宿屋の一室からフル装備に換装し出ようとするけど……
ガシャン!
背中の弓が扉に引っかかる。
「そうだったそうだった……」
弓を一旦装備から外す。普段は見映えを優先して装備からあんまり外さないんだけど。
「アバター名は……メイプル……掲示板見てみたけど中々に痛快なことしてる……」
軽ーく名前検索をやってみただけでも分かったことがある。
防御力が異常だった。数匹のモンスターに囲まれて無傷だとかおかしい……
「このゲーム、初期の見た目が基本的に
とふと宿屋の窓から広場を見下ろすと噴水のヘリに座っている黒い鎧に身を包んだ少女のアバターが目に付いた。
……あれってユニークかオーダーメイドの装備だよね。
クロムとかが付けてるようなものだと上級者……だけど、横に置いてあるのは同じ色の大盾……黒い大盾使いの少女なんて聞いたことないんだけど……
「クロムにチャット飛ばそ……僕は情報とかあんまりチェックしないし」
早速フレンド機能でクロムにチャットを送る。内容は……
『黒い大盾使いの女性って最近話題になってる?』
っと、これでよし。
歩きながらチャット打つのはやめた方がいいけど別にいっか。
歩きスマホみたいなものだけど。
と考えてると早速返事が来た。
『特にはなってないぞ。ただ、
……多分それって楓ことメイプルだよね。
『ありがとう。情報戦敗者だからこれからも色々聞くと思うけどよろしく』
そして僕は例のアバターに話しかけるために噴水へと歩いていった。そして口を開き
「や、久しぶり。楓……だよね?」
アホ毛が特徴的な可愛らしい幼馴染にそう言った。
オリ主の強さどれくらいがいい?
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最強
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準最強
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ペア組むと最強
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いっそのこと貧弱
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メイプル関連のみ最強。ほか普通