ダンガンロンパ - Replicant-   作:脳の燻製

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PROLOGUE/4「探索・廊下」

=廊下

 

???

「………………」

 

江戸川

(誰かいるな…)

(声をかけてみるか)

 

江戸川

「どうも、こんにちわ」

 

???

「……………?」

 

江戸川

「僕たち、学園に他に人がいないか探してたんです」

 

???

「………ふうん」

 

恩田

「君も同じ、ここの生徒なのかい?」

 

???

「そうだけど」

「…………」

 

江戸川

(そっけない…というか、敵意さえも感じるな。目も妙に鋭いし…)

「あの、僕は江戸川敬慎って言います。こちらは恩田くん」

 

恩田

「恩田礼六だ、よろしく。クラスメイトって事になるのかな」

 

???

「…へえ、そう。……恩田クンと江戸川クンね」

「…………もう忘れたよ」

 

江戸川

「えっ!?」

 

(彼女は僕らを一睨すると、さっさと踵を返そうとした)

 

江戸川

「ま、待ってください!」

 

???

「………何?」

 

江戸川

「あの、新入生同士ですし。せめて、名前だけでも教えてくれませんか?」

 

???

「………ハァ」

 

江戸川

(ため息までつかれた!?)

 

十伍

「……名前は十伍矛摘

 

 

【 十伍・矛摘 / トゴウ・ムツミ 】

【 超高校級の??? 】

 

 

恩田

「十伍くんか、よろしく頼む」

 

十伍

「………………」

 

恩田

「なあ、十伍くん。君はどんな才能の持ち主なんだ?」

 

十伍

「さあ、知らない」

 

江戸川

「知らない? 思い出せないって事ですか?」

 

十伍

「そうだよ、覚えてないの」

「……思い出したところで、どうせロクな才能じゃないと思うよ」

 

恩田

「何か思い当たるところでもあるのかい?」

 

十伍

「……………」

「もういいでしょ? それじゃあ」

 

江戸川

(………本当に帰った)

(始終めんどくさがられてた感じだな、それに才能が分からないって……)

(……彼女には気をつけよう。超高校級の暗殺者とかだったら、うっかり殺されかねないし)

 

恩田

「怒らせちまったか……」

「江戸川くんの時といい、俺も成長しないな」

 

江戸川

「恩田くんはどうして、才能を知りたがるんですか?」

 

恩田

「いい質問だね、江戸川くん」

「俺は興味があるんだ、人間という生き物その物にね」

「俺の催眠術も、人間を知るための一環で始めた事なんだ」

「君も非常に興味深い対象だよ。どんな人間なのか、これから知るのが楽しみだ」

 

江戸川

「そんな……僕なんて面白くもなんともありませんよ」

「変な癖だって、そんなに飛び抜け変だってわけでもないですし」

 

恩田

「変な癖って何?」

 

江戸川

「それは……夏場はパンツを冷蔵庫で冷やしたり、枕の下に大切な物を置いたりするくらい……」

 

恩田

「確かに、常軌を逸したってほどではないな……」

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