ダンガンロンパ - Replicant-   作:脳の燻製

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PROLOGUE/4「探索・寮ロビー」

=寮ロビー

 

恩田

「ここはどういう施設かな……」

「扉の前に、似顔絵みたいな絵がかけられているが……」

 

江戸川

「……なんだか、寮のロビーに見えますね」

 

恩田

「ふむ。言われて見れば、そうだな」

 

???

「……………」

 

江戸川

「あ、窓の前に人がいますよ」

 

恩田

「ああ、彼女にはまだ話を聞いていなかったな」

「やあ、ちょっといいかい?」

 

???

「……………」

 

恩田

「聞こえてないのか? おーい」

 

???

「……………」

 

江戸川

(聞こえてる……はずだよな…?)

(それに、窓の壁をじっと睨んで……。まるで何か構えてるみたいに見えるけど)

 

???

「あらチャーッ!!!!」

 

恩田

「うわっ!?」

 

(彼女はまるで漫画みたいな動きで飛び上がると……)

(足を振りかぶって窓を蹴り上げた)

 

_ドカーン!!

 

???

「むむむ、やっぱり力不足でしたか…」

「自分が情けないです!」

「………あれ? お2人は?」

 

江戸川

「大丈夫ですか? 爆発みたいな音がしましたよ?」

(それに、煙みたいなのがちょっと出てるし!)

 

???

「この程度、どうって事ありませんよ! 虎だったら首がもげ飛んでるところですがね!」

「それより、お怪我はありませんか? すいません、二階堂は集中すると周りが見えなくなっちゃうんです」

 

二階堂

「私は二階堂練磨! 超高校級の少林寺なんです」

 

 

【 二階堂・練磨 / ニカイドウ・レンマ 】

【 超高校級の少林寺 】

 

 

恩田

「よろしく、二階堂くん」

「確か、君は武術の名門二階堂一門の族長なんだってね。噂は聞いているよ」

 

江戸川

(武術の名門? さっき、首がもげ飛ぶって言ってたけど)

(……この様子だと、誇張ってわけでもなさそうだな)

 

二階堂

「あれ? 二階堂をご存知なんですか?」

「あそこは、一部の人しか知らない、秘密の一族なんですよ?」

 

恩田

「……ちょっとツテがあってね」

 

江戸川

(どうして、そんな事まで知ってるんだ……。恩田さん)

 

二階堂

「まさか! あなたも二階堂の命を奪いに来た刺客!?」

「二階堂は負けませんよ!」

 

江戸川

「し、刺客!? 恩田くんはそんなんじゃありませんよ!?」

(多分だけど……)

 

二階堂

「……………」

「確かに、あなたからは強そうなオーラが見て取れませんね」

「同じ学校のお友達ですか! 仲良くして下さいね!」

 

恩田

「ははっ、君みたいな人に刺客と間違われるなんて、光栄だよ」

 

二階堂

「それはそうと……、二階堂が窓を蹴るところを見ました?」

 

江戸川

「すごい蹴り技でしたね! さすが、超高校級です」

 

二階堂

「きゃーっ! 見てたんですね! 恥ずかしいです!」

 

江戸川

「えぇっ? す、すいません!?」

 

恩田

「どうしたんだい? 急に悲鳴をあげたりして……」

 

二階堂

「に、二階堂は! 本気で技を出す時に変な声が出てしまうので……人前では極力見せたくないんです!」

「忘れてください! お願いします!」

「なんならお手伝いしましょうか? 打ち所を操れば、記憶の1つや2つ、あるいはほとんど失う事なんて簡単です」

 

江戸川

(ほとんど!?)

「それは、困ります。勘弁してください!」

 

恩田

「俺も遠慮願いたいなあ。これ以上、記憶がなくなると困るからね」

 

二階堂

「それじゃあ、探します! 恥ずかしい時は穴に隠れればいいんですよね?」

「それではまた! さっきの声は忘れても、二階堂の事は覚えていてくださいね!」

 

(彼女はすさまじいスピードでロビーを飛び出してしまった…)

 

江戸川

「……穴があったら入りたいって事ですかね」

 

恩田

「他人の記憶を消すおまじないとでも思っているようだな。やれやれ」

 

 

 

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