東方古霧札   作:赤銀色(水彩絵の具)

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三話 情報整理

完全に日は落ち、人里も闇に包まれる。

もう里の住人はほぼ全て寝静まっているだろう。そういった時間帯ではあるのだが、俺の部屋は未だに光が消えていない。整理する情報が少々多かったために今までその作業を行っていたのだ。纏めた情報は里の人々の仕事、そしてこの時代の地形、周辺にある里の事などである。まず里の人々の仕事であるが、基本は農業であるようだ。畑で収穫出来た野菜と物品を交換し、生計を立てているようでいるようだ。勿論商業をしている人もいるしこの時代ながら行商人なんてのもいる。海運業者なんてのも海沿いの人里ではいるらしい。

...人里の仕事についてはこんなものか。

次はこの時代の地形である。とは言っても地形は現代と余り変わらないらしいので時間は掛からなかった。違う点といえば富士山より高い山があったぐらいか。

最後に周辺の里のことに関してだが、この周辺には人里はなく最寄りの人里に行くにも3日ほど歩く必要があるようだ。

これで纏めた情報は全てである。だが、俺にはもうひとつ調べたいことがある。それは自分の身体に関することだ。どうにもおかしいのだ。今までの自分にはない力を感じた。これに関しては調べねばなるまい。

...かくして、原因は割と直ぐにわかった。まず、俺の魔力量が飛躍的に上昇していた。今までがコップいっぱいの水程度であったなら現在は巨大な湖と例えられるほどに。

感じたことの無い力こともわかった。正体は不明だが...質が霊力と呼ばれているものに似ている。さらに肉体面でも変化があった。どうにも不老になっているようなのだ。魔力量が飛躍的に上昇したのは嬉しいし霊力(?)が手に入ったのも面白いと思える。だが不老に関しては頭の痛くなる問題であった。確かに不老には憧れてはいたがまさか本当になるとは思いもしなかった。永い時間を生きる不老の存在になるには覚悟も足りていないというのに.....またもや頭を抱えたくなるような問題を抱えた俺はどうするべきか小一時間ほど考え込むことになったのであった。

そうしているうちになんだか考えるのも馬鹿らしくなってきた。こうなったら極限まで強さを極めてみることにした。体術、魔術、剣術。今俺も持っているこの3つの武器を鍛え上げるとともに霊力(?)も鍛えていく。気も扱えはするので某龍の球を集めるアニメ以上に自在に操れるようになるまで鍛えるつもりだ。思い立ったが吉日。善は急げだ。早速明日から取り掛かるとしよう。

この日はとっとと眠りにつき、その翌日から修行の日々が始まった。

瞑想、走り込み、気のコントロールの練習など基礎的特訓などを行い、舞い込む妖怪退治の依頼を実践練習とした。旅を続けながらの修行であったためその地で出会った腕自慢の人物達と手合わせをすることもあった。

....そんな修行と旅の日々を続けて、二千年が経過した。




今回は超怒涛の急展開でした。良く考えれば一話、二話と普通の時間の流れだったのにも関わらず一気に三話で二千年経過する小説ってとんでもないですね...
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