蒼青の勇者は盾の勇者を影から応援をする   作:ジェットプテラ

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第百二十九話が完成しました
其れではどうぞ


一芝居

元康を捕まえた私達はビッチを釣り上げる為餌になって居る錬に合流して酒場に到着する

私は尚文達が居る酒場の反対側にある建物の上で二人の監視をする

尚文と錬はテラス席に座って居ると二人の女性ウェイターが来て尚文と錬の二人分の飲み物とルコルの実の盛り合わせを置いた

 

『何だコレ』

 

盗聴の様に念話を尚文に繋げているので尚文達の会話が聞こえる

其の尚文が困惑して居て、尚文は

 

『頼んでないが――…』

 

尚文が二人のウェイターを見るが二人の女性ウェイターはニコッと笑うだけだ

私は尚文に念話を送る

 

『尚文、多分だけどそのルコルの実で尚文が本物か試しているだと思う』

 

『……』

 

尚文は少し固まってから

ルコルの実の盛り合わせからルコルの実を一つ取り一口で食べる

酒に強すぎる尚文にとっては只の木の実なので尚文は続けさまにもう一つのルコルの実を取ると

 

『本物よっ

本物の盾の勇者様よー!!』

 

『すご~いっ』

 

二人の女性ウェイターは尚文が来た事に感激して推しアイドルが来た様にテンションが上がっていた

そして

 

『ごゆっくり~』

 

二人の女性ウェイター去って行く

 

『なんなんだ…』

 

尚文は飽きれて居て錬の方を向く

 

『其れで錬!

詳しい話は氷水から聞いているあのヴィッチを釣り上げる為に囮捜査をして居るそうだな』

 

『あぁ…』

 

錬の顔は疲れた様子だった

 

『その様子じゃ随分苦労しているみたいだな…

今まで何して来たんだ』

 

『賞金稼ぎしていた』

 

『となると相当うんざりしただろうな

ギルドではまともな仕事は回して貰えない

フリーでの討伐依頼を受けても報酬はピンはねされる』

 

『あぁそうだな

一応ギルドは俺が囮捜査している事は知っているから報酬は上乗せしてくれるしフリーの討伐依頼は影がピンはねされた分の報酬を用意してくれるが

色々とキツイ』

 

『そうか』

 

『それにしても良く俺がされて居る嫌がらせ知っていたな』

 

『まぁな…俺もそうだった』

 

『……』

 

『そう言えば錬に出合う前に元康と会えたんだが…

あいつは俺の話もあいつの仲間の話も聞かずに逃げようとしたが紫彩の結界のお陰で逃げずに捕獲できた』

 

『そうか…』

 

錬はそう言って机に顔を伏せて

 

『なぁ尚文…時々思う事がある』

 

『うん、何だ?』

 

『その、俺は此処に召還…と言うか…転生する前はVRMMOが存在する日本の世界から来たって言ったのは覚えているか?』

 

『あぁ、一人だけ未来の世界観から来たって言っていたな』

 

『其の時の俺は人付き合いが苦手な性格で幼馴染しか付き合って居なんだ

その…基本ソロプレイかその幼馴染と一緒にプレイした事が無いんだ…』

 

『其れで』

 

『だから召喚された時はマジェッド達とは別行動をさせて俺は転生する前と同じソロプレイが主体だった』

 

『……』

 

『でもそんなスタイルを変わる出来事と出会ったんだ』

 

『変わる出来事?』

 

『あぁ、その……氷水に呼びだされた時だ』

 

『あぁ、氷水が俺のスマホに電話を掛けてお前が謝罪して来た事か』

 

『あぁ

電話をする前に氷水が無実の証拠を見せてくれたお陰で盾の勇者を憎んでいる三勇教の事も早く知ることが出来た』

 

『そうか』

 

『其れに俺はヴィッチの事はあんまり信用して居なかったんだ

だから氷水が出された証拠をすんなり受け止める事が出来たんだと思う』

 

『ふん~

其れで何で其れがお前のスタイルと変る事に繋がるんだ』

 

『…そうだったな

実はあの後、俺達は氷水達と模擬戦してな

模擬戦の時氷水は歌いながら刀を振って俺に勝ったんだ』

 

『へぇー…歌いながら刀を振るう……

確か氷水は〔天羽々斬〕て言っていたな』

 

『その時の〔天羽々斬〕を纏った氷水は美しいかったんだ』

 

『美しかった?』

 

『あぁ、俺が剣を振るっても歌が決して途切れる事が無く歌い続ける上にしっかりと俺の剣に反応したんだ

其れをまじかで見たせいなのかより一層美しいと思えたんだ』

 

錬の熱弁を

 

『……』

 

尚文は死んだ目のような感じで聞き専していた

 

『その後、新しい武器や防具を貰ったからなのか氷水に仲間とちゃんとコミニケションをちゃんと取りなさいと言う言葉をすんなり耳に聞き入って頑張ってマジェッド達コミニケションを取った

そしたらなんか楽しくなって来て何で今まで俺は人と避けていたんだと思う』

 

『つまり今お前が俺達と肩を並べられるお陰は氷水のお陰なのか?』

 

『そうだな

もし氷水と出会えなかったら俺はただひたすらマジェッド達とは別行動をさせて俺は転生する前と同じソロプレイをして適正レベルまで上げさせた上で強敵と戦う時は同伴し「敵の攻撃は絶対に受けないように気をつけろ」といつも指導するだけだと思う』

 

『……』

 

『そんな方法じゃ尚文や氷水に置いて行かれて焦って元康や樹の様に焦って無策に異世界の本の勇者が操る霊亀討伐と言う愚行に走って大切な仲間を失う可能性があると思う』

 

『そうか良かったそんな未来に到着しないで』

 

『あぁ、そう思う』

 

尚文と錬の会話を念話で盗聴している私は

 

「……」

 

少し顔を赤くしてしまう

 

「ふぅ」

 

少し息をしてある場所を見る

今でもその人物は錬を見ていた

私はサーチャーを作り透明させて錬に向かわせて錬に到着したのを確認して盗聴用に開いている念話を利用して錬にも念話を繋げる

 

『尚文、錬聞こえる』

 

『!?』

 

錬は少しびっくりするが

 

『あぁ聞こえる』

 

尚文が鳴れている事に気が付いて

 

『…俺も聞こえる』

 

『そう

錬から見て今酒場の向こうの斜め向こうの建物にターゲットを確認』

 

私が報告すると

 

『……』

 

錬は伏せていた顔を動かして目線だけ私が言った場所を見て

 

『此方も確認した』

 

『尚文は元康を連れて来て』

 

『如何して元康を連れて来るんだ?』

 

『元康の目を覚ます為だよ

今のターゲットは間違いなく元康と縁を切りたいと思うからお望み通り切らせてあげる』

 

『成程其れは良いな』

 

『尚文悪い顔になって居るぞ』

 

『そいつは悪かったな

取り敢えず元康を連れて行くぞ』

 

『其れと尚文少し演技を加えて』

 

『…分かった』

 

尚文は立ち上がり

 

『すぐ戻る…!』

 

酒場から走って振り返りながら

 

『其処で待ってろよ!

錬!!』

 

其のまま尚文は走り去る

そして入れ替わる様に私が言った建物から今まで尚文と錬の様子を見ていた人物は錬に近づいて

 

『レン様?

 あぁやっぱり剣の勇者レン様でございますね』

 

その人物はフードを取ると

 

『お探ししておりましたわ

レン様…!』

 

私達の目的の人物が錬に近付いた

 

『氷水どうすればいい』

 

『取り敢えず様子見で』

 

『了解』

 

『お前は…元康の…』

 

錬が切り出してビッチは私に監視されている事に気が付いていないのか

 

『あぁレン様っ

其の事はおっしゃらないで…!』

 

錬を誘惑する為に語り始めた

 

『あの者のせいで大変な目に…危うく死ぬところでした

あの者は勇者とは名ばかりでしたわ』

 

ビッチの方から裏切ったくせにと言いたいが錬は我慢して黙り込み

黙り込む錬に

 

『…あらどうしました?

もしや今噂になって居るレン様が犯罪した事を気にして…』

 

ビッチは錬に近づいて

 

『レン様が犯罪に手を染めてしまったのはレン様の名誉を利用して犯罪する者が居たからです』

 

錬の肩を触る

 

『錬、泣く準備して』

 

『分かった』

 

『でなければ貴方が今こうして惨めな思いをするわけありません

彼等は善人では無かった

その名誉が彼らの物と勘違いした事が彼らの罪…』

 

ヴィッチは錬の顔を触って自分に向ける

錬の顔は辛そうにして居て目からは涙が流れて居る

 

「よし!」

 

私は心の中でガッツポーズをする

私仕込みの演技にビッチは

 

『レン様は何も悪くありません』

 

何の疑いも無く錬を抱きしめて

 

『う…っ

あ…っ』

 

泣くふりをする

ヴィッチは錬が自分に堕ちたと勘違いして

 

『あぁレン様

辛かったでしょう

今は泣いてもいいのです』

 

畳み掛けに来た

同時に

 

『氷水、聞こえるか?』

 

尚文の念話が来た

 

『尚文!

今ビッチは錬を騙す為に演技をして居るけど私仕込みの錬の演技に騙されて居る

ヴィッチに自分の演技が成功している事を錯覚させる為に畳み掛けるよ

尚文、元康の準備は出来ている?』

 

『あぁ』

 

『GOGO!』

 

尚文と元康は私の合図と共に錬達の方に行き

 

『私は

私だけは貴方の味方です

例え世界の全てが貴方を責めようとも…』

 

『錬から離れろ』

 

尚文達が到着する

 

『錬を一人にするべきじゃなかったな…

今度は錬を取り込むつもりか?

ビッチ…』

 

尚文は嫌な顔をする

ビッチは勝ち誇った顔をして居て

 

『取り込む?

人聞きの悪い…

お前こそ

甘い顔してレン様に近付き丸め込もうとした癖に!

世間をそうしたように…!』

 

『お前と言う奴は相も変わらず…』

 

『あぁレン様よぉくお聞きください…!

もう一度盾の村などへ行けばそれこそ盾のいいように洗脳されてしまいますわ!

又犯罪の悪名を背負わされてその槍の勇者の様に…』

 

『元康!!』

 

元康はビッチに久しぶりに会って

 

『アバズレ!!

やっと見つけた!

良かった無事で…』

 

声を駆けるが

 

『来ないで!

裏切者』

 

『うら…』

 

『此れでハッキリしましたわね

全て盾に仕組まれた事だったのですわ!

霊亀の暴走も三勇者の失墜も…!!

現に槍は盾に降ってしまった……

此れも全て盾の陰謀…!』

 

『アバズレ…?

何を言って…』

 

『陰謀…?

尚文の…?』

 

酒場がざわざわ騒ぎ始めて

 

『えぇそうですわ

でなければ可笑しい

レン様がこんな目に遭うのは可笑しい…』

 

『アバズレ君の言っている事が分からないよ

もっと分かるような言葉で言ってくれ…』

 

元康はイマイチ状況が飲み込めず

 

『ほらこっちに来て…』

 

元康はビッチの腕を掴む

 

『いっ、いやぁっ触らないでぇっ』

 

ビッチは痴漢に遭った女性の演技をする

此れには

 

『アバズレ…!?』

 

元康は戸惑る

 

『辞めてぇ!!

離してぇっっ

誰か…っ』

 

ビッチが演技している側で

 

『錬、ビッチの演技に乗れ』

 

私の指示通りにビッチの腕を掴んでいる元康の腕を払いのけて剣を向ける

 

『助けてぇ

レン様ぁ』

 

『錬!?

何をするんだっ』

 

『うるさいっ

うるさいっ

うるさいっ

うるさいっ

マインは俺が守る…!』

 

ビッチは錬が自分の手に落ちたと感じたのか元康に浮気をする女の笑顔になって居る

此れには

 

『ア…アバズレ…!?』

 

ショックを受ける

尚文は元康と錬の間に割って入って剣を押しのけて

 

『目を覚ませ錬!

冷静に慣れ』

 

『俺は冷静だ』

 

『いいや今のお前は正常な判断に欠ける

甘い言葉に騙されるな』

 

『だまれっ』

 

『少し考えば分かるハズだ!』

 

『そうだ…

今思えばあの犯罪やこの犯罪も色々とタイミング良すぎた

まるで俺を陥れるかのように』

 

『違う

お前に濡れ衣に着せたのは俺じゃない

お前は知らないだろうがあの事件を調べるのは大変だったんだぞ!?』

 

『お前のせいだお前が悪い…

全ては盾の悪魔の――っっ』

 

『また其れだ!

俺は悪くないお前が悪い

都合の悪い事は全て他人のせいか!?

誰かを恨む前に自分の犯した罪を認めろ

この犯罪者!!』

 

ビッチと出会ったせいと私仕込みの錬演技で熱が籠り過ぎて尚文は思わず口走った

此れには

 

『はっ』

 

尚文もやり過ぎたと自覚したがもう後の祭りで

 

『うっ

うぁっ

あぁああっ』

 

スキルを発動して周りを衝撃で吹き飛ばす

収まる頃には錬とビッチは消えていて周りの人達は転がっていた

 

『すまん

大丈夫か?』

 

尚文は立ち上がり元康に

 

『お前は?

逃げないのか?』

 

此れを掛けるが

 

『もういいよ

疲れた…

皆を信じて探してたのに…マインもエレナもあんなんで…

どうせこの騒ぎも…

俺のせいにされるんだろ?

霊亀の事みたいに…』

 

『霊亀の件はお前らのせいじゃねぇよ

操って居た奴が居たんだ

全てはそいつの仕業だ』

 

と言うが

 

『……』

 

元康は心に有らずで反応せずに

 

『……』

 

尚文は元康の所へ行き

 

『おい立て!』

 

『…』

 

無理矢理立たせる

 

「……」

 

私は錬に付かせたサーチャーが一緒に居る事を確認して念話を切って錬を追いかける




最後までお読みいただきありがとうございます。
感想、評価、誤字脱字を待って居ます。
次回もお楽しみに

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