其れではどうぞ
核石を飲んだガエリオンを助ける為にウィンディアの聖水と混ざった龍脈法を使った後
「…うん、変わった…」
「最悪だ!」
「え?」
「お父さんじゃない」
「私が考えていた中で一番最悪の結果が出て来た」
私がそう言った瞬間ガエリオンの身体がバキッバキと音を立てながら変わって行き
「ほう…
我に気づくか
小娘ども」
ガエリオンとは異なる竜に変わった
「誰?
お父さんとガエリオンの残滓を何処にやったの?」
ウィンディアは睨んで問いかける
「我が名を知りたいと?
よかろう
我は此処とは異なる世界の竜帝
魔物を統べる存在、魔竜」
「魔竜?」
尚文達はキョトンとしていたが
「やっぱりか」
私は頭を抱えて自分が立てた仮説が当たっていた事にショックを受けていた
「俺やラフタリアが愛用している武器の元になった素材の…」
尚文が思考している間に
『!?』
私達の頭上に無数の魔法陣が現れて
「我が礎になれる事光栄に思うがいい」
私達の頭上に無数の魔法陣が光出して
『!?』
「さらばだ」
私達の周りに魔法陣の光線の雨が降り注いだ
「「!」」
私と紫彩は今変身している美樹さやかの魔法少女の姿と保澄雫のチャクラム+〔
「「「!!!」」」
尚文と一緒に障壁を展開して無数の光線を防いで周りに土煙が舞い上がる
「「「……」」」
私達が障壁を消した瞬間
「!」
錬がジャンプしながらスキルを発動して
「流星剣!!」
〔剣の聖武器〕を振り下ろして技を放った
魔竜は自身の翼を盾にの様に構えて流星剣を防ぐが最後の一発は顔に命中する
錬が着陸したタイミングで魔竜は尻尾を錬に目掛けて振り下ろすが、ラフタリアが割り込んで
「!」
〔刀の眷属器〕を振るって防御と攻撃を同時に行うが尻尾を裁断できなかった
魔竜は少し微笑んで
「そうではなくては…!」
「コケ脅しだな
先程のブレスの方が威力があった」
「こちらの世界の竜帝の放ったあれか
あやつの憎悪も実に心地よい、我が贄であったが
その憎悪の対象にほだされるなど竜帝の風上にも置けぬ」
「他世界の竜帝?」
「それがお父さん達を消した?
なんでそんなのが…」
ウィンディアが困惑していると
「俺だ」
尚文がそう言うと全員尚文を振り向く
「実はここと異なる異世界に行った時にその四聖勇者のお墨付きの鍛冶師がドラゴンゾンビの核石とその四聖勇者が討伐した魔竜の核石を混ぜたの」
「ああ、まさか意志が有るなんてな」
「何となく嫌な予感がして居たけどまさか的中してしまうとは」
私は頭を抱えてしまう
「ずっとこちらの様子を窺っていたという訳だか
俺の四聖の盾の力を吸って何をするつもりだ?」
『!!』
尚文が驚愕な言葉を言って
「…だから
あんなに…」
ラフタリアは先程の攻撃で尚文の言葉の意味を理解したようだ
「…なにをだと?
お前と同じだ」
魔竜を左手を尚文に向けると
「復習だよ」
「!?」
突然尚文が苦しみ出した
『!?』
「!?
ナオフミ様!!」
「ぐっ…」
「引き継ごう
お前の呪いを
人間への復讐を
虚弱で言葉を理解せぬ下等な人間ども
そやつが徒党を組み世界を支配者然としている
度し難い!!
あぁ汝の配下ぐらいは生かしておいてもよい彼にも対処しよう
和が盾として汝の望みを叶えてやろう」
魔竜の提案に
「…あぁ
そうだな」
尚文はそう言うと
「ナオフミちゃん!?」
「しっかりしろ!
尚文!!」
周りの人間は尚文が魔竜の提案を吞み込んだと思い呼び掛けるが
「安心して尚文は元からこうだから」
「そうですね」
付き合いが長い私とラフタリアは心配ないと言う
「ふさげるなよ
なんで俺が使われる側なんだ…」
尚文は平常運転で魔竜の提案を却下する
「ねぇ言った通りでしょ」
私は尚文が予想通りの反応した事を言う
「せめて世界の半分を位は言えないのか
お前は自分が下等とみなす人間に負けたから此処に居るんだよ
素材風情が
迂闊に俺を見下すなよ
俺の
尚文の周りに無数のステータス画面が出て来た
「ナオフミ様」
「奴が盾の力を吸っているならば…
盾の強化を失敗させる…!」
尚文の奇行に
「成程…!!」
錬は納得する
「強化には失敗が付きもの…!
強化が失敗すれば盾の防御力は弱体化する——!!
そうすれば魔竜に攻撃が通る…!」
錬はご丁寧に解説するが私は
「尚文!
今すぐ辞めて!
其れは悪手だよ!!」
そう言った瞬間尚文がステータスを触れる前に魔竜の魔法陣が現れて、盾の強化が成功したと書かれていた
更に尚文の意志と関係無くステータスの画面が現れてはそれに合わせて魔竜の魔法陣が現れて
「なっ…嘘だろ…!?」
次々と
「全部成功…!?」
成功したと報告が上がった
其れに基づき魔竜の身体が更に禍々しく変わって居た
「愚かな…
やはり人間は下等だな」
「相手は核石を呑み込んだフィーロからレベルを吸い上げて自分のレベルに変換して、尚文からは盾のスキルを奪っている存在だよ」
「その勇者の言う通り
既に汝は我が盾だと
このフィロリアル同様
汝に拒否権は無い」
「フィーロちゃん…っ!
あきらめない…!
ドライファアクアスラッシュ!!」
メルティは魔法を放つが
「アンチ・ドライファアクアスラッシュ」
アンチ系の魔法を使ってメルティの魔法をかき消す
「うそ…」
「魔竜の名は伊達ではないのだよ
我に傷をつけたければ…我が防御力を突破するほかないぞ…!」
魔竜は私達に手を伸ばした
尚文は咄嗟に
「流星盾!!」
流星盾で作ったドーム状の障壁を展開するが魔竜は簡単に障壁を握りつぶしてその衝撃で私達はバラバラに散らばってしまい尚文は魔竜に捕まってしまう
私は着陸して直ぐに
「ウィングロード!!」
『
私は魔竜の周りに無数のウィングロードを展開して
「ナオフミ様!」
ラフタリアと錬は直ぐに動いて、ウィングロードを足場にして
「離しなさい」
魔竜に斬りかかるが
「「!?」」
魔竜とラフタリア達の間に障壁が展開されてラフタリア達を阻む
「魔竜・八面鏡」
障壁を出したの魔竜の様だ
「ふふ…
くっははは…っ!
ははははははは…!」
魔竜は高笑いをして
これはいい
「これはいい
誰も傷一つつけられぬ…!
実に…実にいい力だ…
此れで我に敵う者はいない!!
我を脅かす全てを滅する事が出来る」
魔竜は盾の力に酔いしれている間に私は〔マッハキャリバー〕を走らせて
「…はっ
…いい力か」
尚文が喋り始めた
「ふん、負け惜しみか?」
「まさか本当に気づいてないのか?
盾の中にずっといて…
忠告しといてやる
盾の長所は防御力が高い事
盾の短所は防御力が高い事」
尚文の会話に合わせながら〔マッハキャリバー〕を走らせている私は
「アトラ!」
「はい!」
アトラを回収してウィングロードを使って一気に魔竜の目の前に飛び出して、アトラは戦闘が始まる前から予め右手に気を貯めて、私は
「〔マッハキャリバー〕!
カートリッジ全て」
『
〔リボルバーナックル〕のカートリッジが起動して
カシュッカシュッカシュッカシュッカシュッカシュッカシュッ
装弾数は最大6発を全て使って同時に魔力と気を無理矢理に急激に高めて
『振動拳!』
『!!!』
拳を振り下ろすと
「!?」
魔竜の魔竜・八面鏡を一撃で撃破した上に
「ぐぼぉっっ
な、なんだ!?
何が起こった!?」
魔竜の身体がバラバラに散らばった
私、尚文、アトラは着陸して
「尚文様!
ご無事ですか!?」
「ああ」
「と言っても私は右手が痛いけどね」
私はそう言って右手を振るう
「アトラも氷水、よくやった」
私達の側で魔竜だった一部がボドボド落ちていく中
「フィーロちゃん!
ガエリオン!!」
「キュア」
魔竜に取り込まれていたフィーロとガエリオンが出て来た
「…そうか
防御力比例攻撃…!!」
魔竜も私とアトラが何をしたのか理解したようだ
もっとも魔竜は私達の攻撃でボロボロになり見た目がドラゴンゾンビぽくなった
「まだ師匠の真似事ですけれど
貴方が此方に興味が無かったお陰で
十分に力を貯められましたわ」
「私はアトラに劣るから魔力で補強した」
「人間を自分より弱いと決めつけて侮り過ぎたな」
「おのれ…
おのれ人間め…」
魔竜の怨念に充てられたのか
「!?」
一瞬尚文が怯む
それに対してウィンディアは
「とどめを」
聖水を持ってドラゴンゾンビに近づいて
「皆手伝ってくれる?」
「えぇ」
サディナも聖水が入っている瓶を持ってドラゴンゾンビに近づく
私は美樹さやかの魔法少女の姿になった
『呪われた大地、憎しみ
恨みを押し流す清流のような思いを
世界を救う願いを力に…
流脈よ
此処に奇跡を願う…』
ドラゴンゾンビにトドメの一撃を放ってドラゴンゾンビの肉体は維持が出来ずに崩壊を始めて徐々に小さくなって消滅した瞬間
『!?』
黒い靄が突如現れて
「!?」
尚文の盾の聖武器に入って行った
「取り敢えず事件は此れで解決だね」
「…そうだな」
今回の事件が終わった
事件が終わってルロロナ村に戻って来た私は山籠もりから戻って来たリーシア達と一緒に一息を付いて居るが
「か—え—し—て———!
フィーロのレベル盗ったでしょ~~
かえせよぉ~~!」
「フィーロちゃん!?
病み上がり?
何だから静かにして」
フィーロはガエリオンを怒りながら追いかけてガエリオンは逃げており其れをメルティが追いかけていた
「…私達が山籠もりに行っている間にそんな事が…」
「…まったくだ!
大変だったんだからな」
「変幻無双流が役にたったようでなによりじゃな」
老師は嬉しそうに言って
「私は…まだアトラ殿とコオスイ殿に及ばなかった」
エクレールは何も出来なかった事に落ち込んでいた
「もっと精進しないとな」
ガエリオンがこっちに来て
「か~え~…」
ガエリオンを追いかけているフィーロもこっちに来て、其のまま
「せ~~!!」
突っ込んで机を吹き飛ばす
「お前等!
少しは…っ」
尚文が叱る前に
「コラ!
ガエリオン!!
フィーロちゃんに謝まんなさい!
盗っちゃったものは盗っちゃったんだから…」
ウィンディアが叱った
「ほらごめんなさいは?」
「きゅぅうう~…」
ガエリオンはウィンディアの言う通り謝って
「…でも戻し方分からないのよね…」
ウィンディアがそう言うと
「うわぁああんっ」
フィーロは泣き始めた
「あれやって居た犯人は魔竜だからね」
「ごめんね
レベルはまた上げれば…」
其れを見ていた私達の後ろで
「…喜ばしいものだな
娘の成長をまたこの目で見られるとは」
聞いた事が無い声がして私達が振り返るが、ガエリオンしか居なかったがガエリオンの目つきが少し変わっていた事は黙って置く
「いなかったと言えば…」
ラフタリアがふと思い出しようで
「セインさんは今何方に?
帰って来てから見ていないのですが…」
セインが今何処に居るか質問すると
「セイン!?
そう言えばあいつが居ればもう少し楽できたのに…」
尚文も思い出した様だ
2人の疑問に
「セインさんはあれですよ
金策も兼ねて今はコロシアムですよ」
リーシアが答える
最後までお読みいただきありがとうございます。
感想、評価、誤字脱字を待って居ます。
それと参考にして居た漫画が途切れたので一旦更新を止めます
次回もお楽しみに