蒼青の勇者は盾の勇者を影から応援をする   作:ジェットプテラ

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皆さん「蒼青の勇者は盾の勇者を影から応援する」の第三十三話が完成しました。
それとアンケート結果を発表します。
新しい二次小説を書く、それとも書かないの結果は書くが二票、書かないが三票です。
よって書かないに決定します。
この場合は来年の一月やります。
個人的な事を挟んでしまいすみませんでした。m(__)m
それではどうぞお楽しみください(^O^)/


かくれんぼと殴り込みの準備

私はいつも通りに早朝に起きてライヒノットの屋敷の庭を借りていつも通りに鍛錬して居る。

今回は〔天羽々斬〕を使って出来るだけ早く刀を振るっている。

無論、頭の中ではもう1人の私と戦うイメージをして居る。

そして刀を横に一閃入れて止まり刀を仕舞って頭を下げて〔天羽々斬〕を解除した。

すると

 

『マスター、此方に向かって来る団体が来ています』

 

〔マッハキャリバー〕の〔サーチャー〕は屋敷の他にも広範囲に拡散さてある為異変が有れば直ぐに分かる。

 

「〔マッハキャリバー〕映像出せる?」

 

『出せます』

 

と私の目の前に空中ディスプレイが表示された。

黒い馬車が3台が有り殆どが武装した人間だ。

此れは色々まずいかも

 

「〔マッハキャリバー〕セットアップ‼︎」

 

セットアップ

 

と〔バリアジャケット〕に着替えてライヒノットの寝室に向かう為にローラーブーツを走らせた。

玄関を壊すの気がひける為に普通に開けて

 

ウィングロード

 

ウィングロード

 

と地面スレスレに〔ウィングロード〕を引いた。

理由は簡単、私を匿って居るライヒノットの屋敷を汚したくないからだ。

と私はウィングロードの上に乗り走った。

因みに通った〔ウィングロード〕は消して居る。

何か会った時の為だ。

そう思っているとライヒノットが歩いて来た。

 

「これはこれは蒼青の勇者様、おはようございます」

 

「ライヒノットさん、おはよう御座います」

 

と〔ウィングロード〕を止めて降りて

 

「其れで蒼青の勇者様は何か急ぎの用事あるのですか?」

 

「実はライヒノットさんを探していましてこの映像を見て下さい」

 

と空中ディスプレイを展開して今でも追尾させている〔サーチャー〕の見せた。

するとライヒノットは

 

「蒼青の勇者様、今すぐとメルティ様と盾の勇者様達を叩き起こして此処から逃げて下さい‼︎」

 

「ヤバイ状態かしら?」

 

「ヤバイ状態です。

簡潔に説明しますと隣町の貴族が私が盾の勇者と蒼青の勇者様達を匿っている事を踏んで来ています」

 

「確かにヤバイわね」

 

「私が時間稼ぎしておきますので蒼青の勇者様は直ぐに盾の勇者様とメルティ様を起こして逃げて下さい」

 

「分かりました」

 

と再度ローラーブーツのマフラーを蒸して〔ウィングロード〕を再度作って尚文達が寝ている寝室のドアを勢いよく開けて

 

「全員起きている!?」

 

「何だ!?氷水か、どうかした?」

 

「どうかしましたか氷水様」

 

「何かありましたか?」

 

「急に大きな声で呼ばないでよ」

 

私の呼びかけで反応したのは尚文、ライク、ルナ、紫彩が反応した。

ラフタリア、ソキャート、キール、リファナを見ると魘されている。

 

「尚文、ライク、ルナ、紫彩、悪いが隣町の貴族が尚文達と私達を匿っていると思って、数分後乗り込んでくる」

 

「其れは本当か!?」

 

「本当よ。

これを見て」

 

と尚文、ライク、ルナ紫彩に空中ディスプレイを見せた。

 

「確かに本当だな」

 

「コオスイ様、此処を拡大して下さい」

 

とルナの指摘で映像を拡大するとライヒノットの屋敷が写っていた。

 

「此処まで来ていたか」

 

「取り敢えず逃げる準備を」

 

「そうだな」

 

「氷水の意見に賛成」

 

「分かりました」

 

「了解しました」

 

その後男女別々の部屋で着替えてラフタリア達の状態を確認する為に再度寝室に入った。

相変わらず魘されている。

私と尚文をカーテンの隙間で確認したら馬車はもう屋敷の近くで止まっていた。

すると

 

「リファナちゃん!」「ラフタリアちゃん!」「リファナちゃんとラフタリアちゃん!」

 

仲良し3人組のラフタリア、リファナ、キールが同時に起きた。

 

「大丈夫か?」

 

「リファナ、キールも」

 

「あ、はい」

 

「大丈夫です」

 

「こっちもだ」

 

「まずい事になった」

 

とラフタリア、リファナ、キールもカーテン隙間を覗き込んで驚いている。

理由はライヒノットが隣の貴族の私兵に連れかれていた。

 

「領主様がどうして」

 

「隣町の貴族が私達を匿っていると踏んで乗り込んで来たの。

取り敢えず「どうかしたの?」ソキャート今すぐ着替えの服を持ちなさい」

 

「分かった」

 

とソキャートも起きた。

さっきまで魘されていたのが嘘みたいに寝ぼけながら起きた。

 

「其れとラフタリア、リファナ、キールも着替えを持って」

 

「もう着替えました」

 

「私も」

 

「俺も」

 

と私とソキャートの短いやり取りでラフタリア、リファナ、キールは着替え終わっていた。

俳優並みの早着替えだと思っていると

 

「オーナー着替え終わった」

 

ソキャートも着替え終わっていた。

取り敢えず

 

「今は逃げるよりも隠れた方が良い」

 

「其れはどういう意味だ」

 

「多分、隣町の貴族の私兵が乗り込んでくるから逃げている間に鉢合わせしたら色々面倒な事が起きる。

其れにフィーロとメルティ王女の事もある。

多分隠れている筈。

だから私達も隠れた方が良い」

 

「其れで何処に隠れるんだ?」

 

「其れは此処よ」

 

と〔ショドウフォン〕を取り出して筆モードにして()と(梯子)を書いて()は天井に行き穴が開き(梯子)は具現化した。

 

「ライク、ルナ、リファナ、キール、紫彩は天上裏で隠れて私、尚文、ラフタリアは他の場所で隠れる」

 

「見つかる確率を下げる為に?」

 

「そう、作戦開始」

 

と私の合図でライク、ルナ、リファナ、キール、紫彩は直ぐに上に行き全員登ったら私は再度()と()を書いて穴を閉めて梯子は消した。

丁度メイドが入って来て

 

「盾の勇者様、蒼青の勇者逃げ道を用意が出来ました」

 

「逃げるよりも隠れやすい場所に案内して欲しい」

 

「其れはどういう意味でございますか?」

 

「悪いけど仲間を置いていくのは出来ないの」

 

「そうゆう事だ」

 

「分かりました」

 

とメイドと一緒に部屋から出た。

 

「こっちです」

 

とメイドの案内で厨房の棚に隠れてメイドは何事もなく朝食の準備をしていると

 

「おいそこのお前何をしている!」

 

「料理の準備を」

 

「いいからこっちに!!」

 

キッチンに兵士が入って来てしまい、使用人を連れ出そうとした。

 

「何をしているのです!!」

 

そこにメルティが現れた。

 

おい氷水、メルティはフィーロと隠れているんじゃないのか!?

 

知らないわよ

 

と私と尚文が小声でやり取りしていると

 

「私はメルロマルク国第二王女メルティ=メルロマルク!無礼な行いは許しません!」

 

「第二王女?」

 

「本物か?」

 

「これはこれはメルティ王女様」

 

そこに太った男が現れた。男が現れた瞬間、私と尚文と隠れていたラフタリアの様子が変わった。

いかにも敵討ちする気満々で剣を抜こうとしていた。

尚文は剣を抜こうとしていたラフタリアの手を押されて

 

少し様子見よ

 

其れに今は問題を起こさない方が良い

 

「ご無事で何よりです。

御身を暗示ではせ参じました」

 

「イドル=レイビア。昔父上と共に戦場で戦ったと聞いています」

 

 太った男の名はイドル=レイビアというオルトクレイ王と昔戦場にいた者らしい。

うん?イドル=レイビア何処かで聞いた事がある名前ですね。

そう考えている間にも話は続いている。

 

「ここにいるのは貴方の私兵ですね」

 

「如何にも」

 

「今すぐこの屋敷から兵を引きあげなさい」

 

「その前に盾の悪魔と加担している蒼青の勇者はどこにいるのでしょう?」

 

「盾の勇者様と蒼青の勇者様はこちらにはおられません」

 

「ほう」

 

「私がお願いしたのです。どうか私を置いてこの場からお逃げくださいと」

 

あいつ

 

肝が据わっているわね

 

「私が直接父上に進言します!そして必ず盾の勇者様の疑いを晴らしてみせます!さぁ私を早く王都に連れて行きなさい!」

 

「承知しました。

では私の屋敷で出発の準備を致しましょう。お連れしろ」

 

イドルの号令でイドルの私兵は動いた。

一瞬メルティと目が合ったが首を横に振った。

 

はぁ、はぁ

 

その間にもラフタリアの呼吸が乱れていて今にも剣を抜き突撃する気まんまだった。

尚文はラフタリアの手に握って

 

落ち着け、メルティの意思を無駄にするな

 

そうよ。

それに隠れている意味もなくなるわ

 

とラフタリアに言い聞かせた。

ラフタリアは悔しそうに剣を収めた。

そしてイドルの私兵が全員いなくなった事をメイドさん達と〔サーチャー〕に確認して寝室に移動して〔ショドウフォン〕を取り出して筆モードにして()と(梯子)を書いて()は天井に行き穴が開き(梯子)は具現化させて私達は屋根裏に移動した。

屋根裏に移動したら、ライク、ルナ、キール、リファナ、紫彩が居て更にフィーロも居た。

 

「コウスイ様、ご無事でしたか」

 

「えぇ無事よ。

ただ」

 

「ただ?」

 

「メルティ王女がイドルて言う貴族から私達を逃がすために囮になったの」

 

私がそう言うと

 

「なぁ、本当か!?」

 

キールが反応して私の胸倉掴んだ。

 

「本当よ。

それとキール落ち着きなさい」

 

「すまない」

 

キールは私の胸倉を離した。

キールは悔しそうな顔をしてリファナはメルティ王女の事が心配おろおろしている。

そして私は二人の顔を見て思い出した。

ソキャートの頼み事で二人を救出する時のにソキャートと一緒に侵入した場所だ。

と思い出していると尚文が私に声掛けて来た。

 

「なぁ氷水この後どうする?

メルティを見捨てて逃げるのも一つの手だが」

 

「それはバッドルートになるからメルティ王女を救出した方が正解よ」

 

「だな、あいつは俺を信じてくれた。

俺はそんな奴を裏切りたくない」

 

「なら決まりね」

 

「そうだな」

 

「助けようメルちゃんを!みんな!」

 

全員が頷き、メルティの救出が決まった。

そして全員表に出て尚文達は鳥状態になったフィーロの背中に乗り、ライク、ルナは風鳴翼のバイク、ソキャートとリファナはクロミアでキールと紫彩は〔マシンゼクトロン〕に乗り、私は〔マッハキャリバー〕を使ってローラブーツで移動してメルティ王女が居るイドルの屋敷に向かった。

それと私が開けた穴と梯子は片付けました。

 




最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もお楽しみにしてください

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