蒼青の勇者は盾の勇者を影から応援をする   作:ジェットプテラ

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第三十六話が完成しました。
完成させた理由は今週四連休ですので時間がありましたので書いて完成させました。
次回からは一週間に一本だけになります。
それでは第三十六話スタートです(^O^)/


晩飯と話し合い

「フィトリア?それって?」

 

「知ってるのか?」

 

「えぇ。遥か昔に召喚された勇者が育てたという伝説のフィロリアルよ」

 

 メルティがフィトリアについて説明した。

このフィトリアというフィロリアルはかつての勇者に育てられたフィロリアルらしい。

 

「遥か昔?つまりこいつはその名前を受け継いでるって事か?」

 

「ずっと前からこの名前はフィトリアだけ」

 

「いつかフィーロもあのくらい大きくなれる?」

 

「あそこまで大きくなったら養えないから捨てるぞ」

 

「むうぅ〜」

 

 尚文の発言にフィーロは頬を膨らます。

因みに私達はフィトリアサイズになったフィーロを想像して苦笑いした。

 

「ここまで成長するには普通のフィロリアルの数十世代分は時間が必要だから安心して」

 

「えぇ!?」

 

フィトリアのぐらいになるにはかなりの長い年月が必要らしい。

 

「次は盾の勇者様一行と⋯えっと何の勇者様一行自己紹介して」

 

「岩谷尚文だ」

 

「うん」

 

「ラフタリアと申します。

よろしくお願いします」

 

「よろしく」

 

「フィーロはフィーロっていうの」

 

 フィーロが自己紹介をするが、フィトリアは頷くだけだった。

この態度にフィーロは頬を膨らます。

 

そんな事を気にせず、フィトリアはメルティを見た。

 

「前に会ったよね?あの時は助けてくれてありがとう」

 

どうやらフィトリアはメルティと会った事があるようだ。

 

「はい、メルティ=メルロマルクです。よろしくお願いします」

 

「じゃあメルたんだね」

 

「メル……たん?」

 

「会った事あるのか?」

 

「えぇ、外交先から王都へ戻る道中で知り合ったの」

 

「前にも似たような事をやってたのか」

 

尚文は最初にメルティと会った時の事を思い出す。

次にフィトリアは私達の方を見た。

 

「鞘波氷水、蒼青の勇者をやっているわ」

 

「僕の名前はライク・アサシンです」

 

「私はルナ・アルテミスです」

 

「リファナです。

よろしくお願いします。」

 

「キール」

 

「ソキャート」

 

「私は八九紫彩、私も勇者で眷属の勇者の紫魔の勇者をやっているわ」

 

「それで俺達に何の用だ?」

 

「先ずは経緯を説明するけど、ここではゆっくり話せない。

案内するからこっちへ」

 

フィトリアの近くには馬車があった。

 

「いや、その前に」

 

尚文は倒れている魔物の方へ行った。

 

「ドラゴンに関係する物を四聖勇者が武具に入れるのはいや」

 

「盾を強化する大事な素材だ」

 

「それに盾に禍々しい痕跡を感じる。

呪われた力は確かに強力だけど代償も大きい、使ってはだめ」

 

フィトリアは尚文の憤怒の盾を見抜く。

更にフィトリアは私を見た。

 

「貴女も盾の勇者とは別の気配を感じがする」

 

「具体的には?」

 

「感情の暴走」

 

「ご名答」 

 

フィトリアは〔イグナイトモジュール〕の暴走の仕方を言い当てやられて思わずご名答と言ってしまった

 

「制御出来ているから問題ない」

 

「私は厳しいは」 

 

「そう。

だからいずれかは抑えがきかなくなる」

 

「だが竜の素材も憤怒の盾も生き残る為には必要な物だ」

 

「確かに貴女の言ってる事は正しいわ。

でも今の私達にとっては希望でもあるのよ」

 

「そう、好きにして」

 

尚文は改めて魔物のとこに行き、素材を盾に吸収した。その後其々馬車に乗った。

 

「ポータル」

 

すると光に包まれた。光に包まれると別の場所へと着く。

 

「何ですか今の?」

 

「一瞬で移動するなんて」

 

「凄い」

 

 ポータル能力にラフタリア、メルティ、リファナは驚く。

 

「凄いな。遺跡か」

 

「歴史を感じるわね」

 

「ぼろい」

 

 その場所には遺跡のような建物があった。

 

「最初の勇者が守った国の跡地と言われている場所らしい」

 

「曖昧だな」

 

 今みんながいる場所は最初の勇者が守った国の跡地らしい。

 

「フィトリアが生まれる前より前の場所、一応管理してる」

 

「ここはフィロリアルの聖域なの?」

 

「そう。本当はあまり人を連れて来ちゃダメ」

 

「ヘェ〜」

 

「だったら多少は安全そうだな」

 

[[ぐうぅぅ〜]]

 

フィーロとフィトリアのお腹が同時に鳴った。

 

「取り敢えず、ゆっくり休むといいと思う」

 

「おいおい、まぁ休憩するか」

 

「やったー!」

 

「今日は大変な一日でしたね」

 

「色々とね」

 

それもそのはずである。

屋敷での戦いなど色々あり、疲れがたまっている。

 

するとラフタリア達の表情が暗くなった。

 

「あの子達は大丈夫でしょうか?」

 

 ラフタリア達はあの双子の心配をしていた。

 

「ラフタリアさん、ライヒノットさん達がついているから大丈夫よ」

 

「そうですね」

 

ルナがそう言うとラフタリアは安心した。

 

「先ずは飯にしよう。みんな腹減ってるだろう」

 

それから全員で食事の用意をした。

因みに料理担当は私と尚文です。

料理が出来て全員食べていると

 

「美味しいね」

 

「美味しい」

 

「まるで姉妹みたいね」

 

 メルティはフィーロとフィトリアを見てそう言う。

 

「あぁ、雑な食べ方もそっくりだな⋯まぁそれはそれとして⋯それあのドラゴンのスープだってわかっているのか?」

 

私達はさっきのやり取りを思い出している

 

「人にはあぁ言っておいて⋯お前も食うんだったらもっと肉を残しておいたのに。

ほらおかわり」

 

「ドラゴンは嫌いでもおいしいのはしょうがない」[ボリ、バリ

 

「お前なぁ⋯」

 

「あのナオフミ様」

 

 ラフタリアに言われて尚文が向くとフィロリアル達がこっちを見ていた。

 

「あぁもう分かった作ってやるよ!デカイ鍋と食材持ってこい!」

 

 するとフィロリアル数匹が馬鹿でかい中華鍋を持って来た。

 

「尚文、手伝う?」

 

「あぁ頼む」

 

「全員仕事」

 

で、料理監督は尚文、フィーロとフィロリアル達は食材投入、私と紫彩は、私が〔ブルー・ティアーズ〕、紫彩は〔神獣鏡〕を使って

デカいお玉で食材を混ぜている。

ライクとキールは、ライクがシノビ、キールはランページバルカンに変身して火を起こして、残りのメンバーは薪をくべている

 

~数十分後~

 

「はぁどうしてこいつらにもご馳走してやらなきゃいけないんだ」

 

フィロリアル達は食事を終えると眠ってしまった。そこにフィトリアが来る。

 

「何だ?おかわりならないぞ」

 

「分かってる。丁度いいから話がしたい」

 

「私達もいいかしら?」

 

私と紫彩も来た。

 

「いいよ、来て」

 

私達は移動しながら話し合いをしている。

フィトリア壁の上歩いている

 

「封印された魔物が解き放たれたを知りたい」

 

「知っていて俺達の所に来たと思っていたが」

 

「フィトリアが来たのは新たなクイーン候補を見つけたと報告があったから」

 

「クイーン候補?もしかしてフィーロの事か?」

 

 尚文はフィトリアの言うクイーン候補にフィーロを挙げた。

 

「うん」

 

「一つ聞いていいか」

 

「何?」

 

「フィーロは何で他のフィロリアルとは目に見えて違う育ち方をしているんだ?」

 

「確かに」

 

 尚文と私はフィーロが他のフィロリアルとは違う育ち方をしているのに疑問に思った。

 

「それは……」

 

フィトリアは歩くのを止めて

 

「勇者が育てたから」

 

 フィーロがああいう育ち方をしたのは勇者である尚文が育てたからというらしい。

 

「勇者が育てたから?」

 

「教えて」

 

「ん?」

 

「どうして封印が解けたのか?」

 

~説明中~

 

「はぁ〜」

 

「何だよ?」

 

フィトリアが溜息を吐いた。

 

「呆れている。終末の波が近づいているのに愚かな争いをしている四聖勇者に」

 

溜息を吐いていたのは四聖勇者の愚かさによるものだった。

 

「悪いのはあいつらだ」

 

「盾の勇者が亜人排斥の国に嫌われているのは知っている」

 

「なら分かるだろう。だから俺達は国境を越えてまで」

 

「それでは解決にならない」

 

フィトリアは止まり、尚文の方を向いた。

 

「向き合って。

人間と亜人がどれだけ争うとも、勇者がいがみ合うのは許されない」

 

 そう言うとフィトリアは再び歩き出す。

やがてとある場所へと辿り着く。

 

「四聖勇者は知らない?砂時計の事?」

 

「龍刻の砂時計の事か?それなら知っている」

 

「私も知っている」

 

「私は初耳」 

 

「じゃあ何で世界中の波に参加しないの?」

 

「「「!?」」」

 

 フィトリアの世界中の波という言葉に私達は目を見開く。

 

「世界中の波?」

 

「それって?」

 

「メルロマルク以外でも波は各地で発生しているって事か?」

 

 「四聖は元々それぞれの国が一人を召喚して波に対処するもの」

 

 なんと四聖勇者は元々それぞれの国が一人を召喚し、波に対処するものだった。

 

「そんなの初耳だぞ」

 

尚文にとってこれは驚くべきものだった。

そして私は顔に手を当てて

 

「メルロマルクに帰ったら屑王にアイアンクローを噛まさないと」

 

怒り気味物騒なことを言った。

 

「フィトリアは頼まれた所はやっている。でも四聖は他の場所に参加していない」

 

「他の国にも砂時計がある事を最近知っだ」

 

「右に同じく」

 

「私はそれも知らない」

 

「正直人間がどうなろうとも関係ない。フィトリアは育ててくれた勇者の願いで戦っている」

 

「勇者、願い?」

 

「フィトリアの役目は世界を守る事」

 

私はフィトリアの事を忠実な犬だと思った。

 

「だけど、フィトリアだけじゃ勇者がいなきゃ守れない」

 

「お前は俺達より強く見える」

 

「今はそう。でもいつか……」

 

 フィトリアの積み上げた石が崩れ落ち、その内の一つが粉々になった。まるで何かを意味するかのように。

 

「波の特性の倒せば強くなる奴かしら?」

 

「だから勇者は必要だと」

 

「その通り、だから他の勇者と協力して」

 

「あいつらと和解しろって」

 

「勇者同士は協力しないといけない。それが世界を守る為に必要な事」

 

「其れは厳しいわね特に尚文が」

 

と言って目線を尚文に向けた

 

「無理だな。

あいつらが国が俺を排斥しようとしているんだ」

 

「事情はある程度聞いた。

でも勇者同士が争うのはだめ」

 

「随分こだわるな」

 

「それだけは認められない事だから」

 

「一応聞くけど盾の勇者、剣の勇者、蒼青の勇者、紫魔の勇者の四人じゃダメ?」

 

「ダメ、蒼青の勇者は四聖勇者と似ていて似つかない存在で補欠的存在で紫魔の勇者は眷属の勇者で論外」

 

「私達が弓の勇者と槍の勇者を説得して盾の勇者と仲直りさせるのは?」

 

「私達?」

 

紫彩が私を見ている

 

「そう、協力してね。

紫彩」

 

「なんで貴方の手伝いをしないといけないの」

 

「ごめんね」

 

「其れもダメ、盾の勇者が直接しないとダメ」

 

「錬以外仲良くする意思がないんだからしょうがない」

 

「どうしても?」

 

「あぁ」

 

「そう。

ならしょうがない。

もう凄く昔の事で記憶も朧げだけど、でもこれだけは正しいって覚えてる」

 

フィトリアが立ち上がり

 

「波で大変だと言うのに勇者同士が争っているのなら……」

 

見下ろすように私達を見て

 

「世界の為に四聖を殺す」




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