蒼青の勇者は盾の勇者を影から応援をする   作:ジェットプテラ

97 / 137
第九十七話が完成しました。
其れではどうぞ(^O^)/


式神

私達は絆の後ろに付いて歩く。

 

「氷水も兎も角何で黄歯菜も本気になるんだよ」

 

「ご、御免まさか先輩がルパンエックスの防御を防御力比例攻撃じゃない攻撃で突破して来たから、つい」

 

「ついじゃない‼」

 

「まぁまぁ絆の姉貴」

 

「姉御も悪気が無かった事だし」

 

カッタナ―とリッキーが絆を落ち着かせろうと話しているが

 

「そんなの関係ない‼」

 

無理だった

兎に角私達は歩く

 

「わぁ綺麗ですね…!」

 

私はリーシアが向いている方を向く

海と夕日の定番な組み合わせの風景だけど確かに綺麗だった

絆はリーシアの声に反応して

 

「いい所でしょ?」

 

歩いて居ると家が見えて来た。

 

「あ!

ほらあそこ!」

 

絆がその家に指を指す

 

「あそこがオレ達の家だよ」

 

「オレ達?」

 

私は疑問に思って

 

「ルームシェア?」

 

黄歯菜に質問する。

 

「はい、ルームシェアです」

 

「俺達あそこに住んでいるからな」

 

「成程ね」

 

その間にも例の家に辿り着いて絆が懐から鍵を取り出して扉の鍵穴に入れて扉を開けた。

 

「やっぱり誰もいないか…」

 

「あの…私達今でも住んでいますけど」

 

「あ、御免御免、忘れていたよ。

兎に角、此処はさオレが皆で住める場所って事で立てて貰ったんだ」

 

「へぇ…」

 

私達が周りを見ていると

 

「わぁ…っすごいっ写し絵ですね!」

 

リーシアが棚の上に置いてある写真(写し絵)を見た

写真には絆に黄歯菜、カッタナ―、リッキー、グラス、ラルク、テリス、シーフ―に地元の漁師達、其れと空中に浮く台座に乗って居る魔法使い?の男性が写って居た。

 

「皆さん良い顔してらっしゃいますね」

 

「そうね」

 

私達が写真を見ていると

 

「凄いや…

暫く留守にしていたのに変わりないよ」

 

「まぁ、私達が住んでいるしグラス達も掃除手伝ってくれたから」

 

「そうなんだ

グラス、真面目だな」

 

絆は黄昏ていると

 

「盾の勇者様?」

 

リファナの声で私は振り向くと尚文が何か思って居て、リファナが不思議そうな顔して居た。

私は

 

「絆が羨ましい?」

 

「いやそんな事は無いと言えば嘘になるな」

 

「そう、いつかこんな感じな写真が撮れるように頑張ろうか?」

 

「……だな」

 

「部屋は有るから

今日は好きなトコで休んで

明日は例の人探しが得意な人を呼んでもらうように頼んでおいたから」

 

尚文は何か覚悟を決めて

 

「…なぁお前はグラスと如何やって出会ったんだ?」

 

尚文が思いっ切りな質問した。

絆は

 

「…っ」

 

少し驚いていた。

 

「珍しいね。

尚文がそんな質問するなんて」

 

「いや、嫌なら話さなくていい」

 

「嫌じゃないよ。

オレとグラスが出会ったのは随分昔になっちゃたかなぁ」

 

その後絆の話を聞いて

 

「――あ~何か帰って来たって感じするなぁ~

この家で人と話してるとさぁ~」

 

「お前日本帰る気ないだろ」

 

「あるよ~~」

 

「尚文も氷水も元の異世界戻ったら思うかもよ?」

 

「…どうだかな……」

 

「そうかもしれないね」

 

翌朝

 

私達が例の人に出会う為に城に移動して居ると尚文が突然後ろを振り向いた。

私も釣られて振り返るとリーシアが何かを書きながら歩いていた。

書いて居る為歩行スピードが遅いので尚文がリーシアの元に行き

 

「リーシア!」

 

「ふぇぇっ

…あっナオフミさん」

 

「こんな処で何してたんだ

ぼうっとしてるから迷子になるぞ

ちゃんとついて来い!」

 

尚文がこっちを向いて歩いて来て

 

「言葉も分からないのにのんきな奴だよ

全く…」

 

「でも言葉の勉強はしっかりとしているよ」

 

「だとしても今此処でやるか?」

 

そんな話をしている間に城に辿り着いてある部屋に向かった

 

「あ、来た来た」

 

「悪い待たせたな。

そいつが例の?」

 

「そう人探しの得意な奴!」

 

「買いかぶり過ぎです。

私は貴方一人見つけられなかった」

 

「逆でしょ

其れだけ無限迷宮が特殊だったって事だよ。

エスノバルトに無理なら他の誰にも無理だもの」

 

「初めまして異界の聖武器所有者様達

お話は伺っております。

キズナの事、本当に有り難う御座います」

 

エスノバルトが右手を出して

 

「利害が一致しただけだ」

 

尚文が握手すると尚文が固まった

 

「「「「?」」」」

 

「どうかした?

尚文」

 

「お前人間じゃないな?」

 

尚文が突然冗談みたいな事を言った。

 

「人間じゃないってどう見ても…」

 

「違和感?

なんだろうなこの…」

 

「フィーロやフィトリアみたいな感じ?」

 

「ああ…そんな感じだ。

とういう事は魔物か?」

 

「…流石ですね。

如何にも」

 

エスノバルトの姿が変わって

 

「ワタシはこの世界を代々守ってきたとされる魔物の末裔です」

 

「珍しいね。

エスノバルトが初対面でその姿を見せるのって」

 

絆がリーシアとリファナに近づいて

 

「エスノバルトはこの姿を可愛いって言われるの嫌がってるんだ」

 

「別にそれだけの理由ではないのですが…

不思議ですね。

ナオフミさんには嫌なカンジがしません。

さて本題に入りましょう」

 

エスノバルトが色々取り出して机に置いた。

 

「お探しになりたいのは…」

 

「俺の仲間がふたりで主従契約を結んでいる」

 

「其れで私も仲間さんにんでひとりが主従契約を結んでいる」

 

「異界に来た弊害なのかあいつらに何か起こって居るのか…居場所がまったくわからないんだ」

 

「幸い私の仲間が通話できるけど敵にばれる為通話は控えたい」

 

「成程……

特定の人物を捜索するにあたっていくつかの方法があります。

が世界の理の異なる異界人となると…」

 

「…ねぇエスノバルト

オレも…グラスを捜して欲しいんだ。

今何処で如何してるのか…

早くグラスに会いたいんだ…」

 

「…そうですね。

ワタシも一刻も早く知らせたいです

キズナが無事に国に戻った事

…彼女はずっと心配して居ましたから」

 

エスノバルトが急に

 

「そうそう

忘れる所でした。

グラスからこの子を預かって居たのです。

 

エスノバルトの身体から何かを取り出した

 

「この子?」

 

エスノバルトは其のまま絆に渡すと

 

「ありがとう‼

そうか…グラスと一緒に居たんだね」

 

「あなたが居なくなった時グラスはその子を頼りに随分貴方を捜しました。

けれど足取りは掴めず…

危険な目には遭わせられないとワタシに預ける事も多かったので彼女は探し足りないだけだと思うようにしていたらしいのですが…

今から六日ほど前、その子が騒いだ事が有って…」

 

「無限迷宮から出た時だ…!」

 

「おい、俺達を置いてくんな。

一体そいつは何なんだ?」

 

「私達には木札にペンギンの絵が描かれているしか見えないんだけど」

 

「この子はねグラスと一緒に作った…」

 

木札が溶けるように煙になって

 

「式神のクリスだよ!」

 

ペンギンになった。

其のまま

 

「ペン!」

 

「うん…!

オレもまた会えて嬉しいよ…!」

 

「どうでしょう、キズナ

ナオフミさん達にも式神を授けるというのは…」

 

「それいいよ!」

 

「尚文、氷水は動物というか、こういうのに好かれそうなカンジする護衛にもピッタリだもの」

 

「盾の俺に護衛?」

 

「クリスは対人戦が出来ないオレの為に戦ってもくれるよ!」

 

「…その式神とはぐれてちゃ意味ないだろ」

 

「ゔ…」

 

「其れでエスノバルト、式神は?」

 

「はい、式神は人や物を触媒に生み出すいわば分身んです。

そのクリスはキズナとグラスの所縁のある触媒から作り出され本人たちと見えない結びつきがある。

捜し人に所縁のある触媒から式神を作れば、たとえ理の違う異界であっても導いてくれるでしょう」

 

「探し人に所縁のあるもの…?

なにかあったか…?」

 

「ああ、私は多分ない」

 

「でしたら……」

 

私達はエスノバルト移動して私達も付いて行き龍刻の砂時計に到着した。

 

「龍刻の砂時計の力を借りれば武器に入れた素材でも取り出せます」

 

「…そんな事が出来るのか」

 

「何かありませんか?」

 

私達はステータス画面を操作する。

 

「あ~やっぱり無い」

 

私は無かったが

 

「俺はあった。

コレを」

 

尚文は盾から髪の毛を取り出した

 

「これって、もしかしてラフタリアさんの…」

 

「間違いありません

この色ラフタリアちゃんの髪の毛です」

 

「ああ、その通りだ。

昔、散髪した時にな。

あの時は何でも盾に取り込んでいたから…」

 

「わかりました」

 

エスノバルトはラフタリアの髪の毛を持って魔法陣の上に置き

 

「ではこちらへ」

 

尚文も魔法陣の上に行き

 

「では担い手の血を」

 

尚文はナイフで自分の指を切って血を出した。

出血した血はラフタリアの髪と混ざり

 

「今此処に願うのは彼の者を守り力となる者

彼の者の魔の欠片にして眷属の創造なり産まれいずるは――」

 

エスノバルトが詠唱を終えると

 

「…?」

 

エスノバルトが何か疑問始めた

其れに気が付いた尚文は

 

「どうした?」

 

「少し様子が…

思った以上に具現化が早い…!?

この触媒の主は一体――!?」

 

爆発して煙が現れて其処から何か飛び出して来た

 

「尚文!」

 

私は尚文は呼ぶが

 

「おわっ」

 

尚文は飛び出して来た何かにぶつかって倒れた。

私達は急いで尚文の下に行く。

 

「なっ尚文!?」

 

「ナオフミさんっ大丈夫ですか!?」

 

「てて…」

 

尚文の胸元で何か動いて私は其方を向くと

 

「ラフ―」

 

ラフタリアの髪の毛の色と同じ狸が居た。

 

「……とりあえず成功って事でいいのカナ…?」

 

「自信ないね」

 

「えっとこんな事は私も初めてなので何とも言えないんです……

どうですか……?」

 

「どうって……」

 

「違和感などは…」

 

「…まぁ紛れもなくラフタリアの毛から出来そうな…面影ありそう…な?」

 

尚文も曖昧な答えが出た

 

「ラフ?」

 

「……」

 

尚文は無言で式神を

 

「ラフ

ラフ

ラフ―」

 

撫でまくった

 

「…問題無さそうだよ?」

 

「既に自我も確立していそうな…

肉体にもう精神が定着して居るなんて…」

 

「ラフタリアさんって人は特殊な種族の人だったりする?」

 

「…普通の亜人さんですよね?」

 

「はい……あ、でも私達が生まれる前にラフタリアちゃんの両親は引っ越しして私達の村に来たと両親に聞いて居ます」

 

「引っ越しにね」

 

「なんだか新しい盾が解放されているな…」

 

「式神強化が出来る筈だよ。

まぁおいおいうやりなよ」

 

「…問題ないのであれば進めましょう」

 

エスノバルトは地図を出した。

 

「まずは探し人の目星を付けましょう。

キズナ」

 

「OK!

クリス、グラスの気配その方向と大体の距離探してくれる?」

 

「ペン!」

 

クリスは地図の上に乗り

 

「ペン~」

 

「……

こちらもラフタリアの行方を頼む

ラフちゃん」

 

尚文が予想外の名前を付けた事に絆は驚いて

 

「ちゃん付け…」

 

「…なんだその顔は……」

 

「もしかしてラフ―って鳴くから?」

 

「違う。

ラフタリアの名前からだ」

 

尚文と絆が喋って居る間に

クリスとラフちゃんが

 

「ペン!」

 

「ラフ―!」

 

同時に地図の同じ場所に指を指した。

 

「其処にグラスとラフタリア達が居るのか?

おいもう少し細かい地図は…」

 

絆とエスノバルトが

 

「まさか監獄を脱獄したと言っていた

此れはまずいね」

 

「まずいですね」

 

気難しそうな悩み顔になって居た。

 

「どうした?」

 

「尚文

この国はまずいよ」

 

「どうまずいんだ?」

 

「う~ん…一言で言うと、少し前のオレ達と同じ状況に陥って居るかもしれない

その国の名はレイブル

オレ達が脱出してきた国とは同盟国だ。

砂時計以外の脱出方法が考えられない点もにている。

更に厄介な牢獄がある事でも有名だ」

 

「おい其れって相当ヤバいじゃ」

 

「でも脱獄できたと言っていたし」

 

「ああ、だから確かなのはグラス達程の手練れが未だに砂時計まで辿り着けていないという事…となれば迎えに行く」

 

迎えに行く為に私達は部屋から出た




最後までお読みいただき有り難う御座います。m(__)m
其れでは次回もお楽しみ(^O^)/
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。